立地を選ぶ際に通勤との関係で心掛けるべきいくつものこと

山手線の各駅の特徴を明かします

通勤路線

東京の鉄道網の中心をなすJR東日本の環状線である山手線。

今回は山手線各駅のイメージや特徴を、これまでに山手線のすべての駅周辺を歩いた経験がある私が紹介いたします。

参考:山手線の基本データ

山手線の内回りと外回り

会社と路線名東日本旅客鉄道:山手線
開業年1885年
車両数11両編成
最高速度90km/h
特殊な車両女性専用車両やグリーン車の類はなし
駅数30(高輪ゲートウェイを含む)
とくに大きな駅東京、新宿、渋谷、品川、池袋、上野
1周の長さ34.5km
1周の所要時間59分(ラッシュ時は+2~3分)
内回り大崎⇒品川⇒高輪ゲートウェイ……
外回り大崎⇒五反田⇒目黒……
日本の鉄道は左側通行(回送などはのぞく)。しかし、大陸の鉄道は右側通行が多い。そうなると環状線の内回りと外回りも逆になる。
山手線は環状線ですが、実際に上から眺めると縦長のいびつな円周になっています。
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山手線各駅の特徴やイメージ

まずは山手線の実質的な起点である大崎から見ていきましょう。

少しの偏見もありますが、公平度が高い見方だと思います。

なお、どの駅も駅のすぐ近くは商業地ですが、少し離れたところには住宅地があるのが普通です。あの東京駅や新宿駅でさえも(京橋や西新宿には宅地あり)。

しかし、住宅地はあまり特徴がありませんので商業地を中心に見ていきます。

大崎

大崎は山手線の始発駅であり、山手線の車両基地が近いところ。

その割に地味な印象が強めのオフィス街型の駅です。

駅周辺はソニーの大きなビルとゲートシティというビジネス系複合施設があります。さらに駅から微妙に離れたところには住友不動産大崎ガーデンタワーがございます。

品川

山手線南部の大きな駅。最近では品川駅直結のマンションまであるくらいです。

駅周辺には商業施設や水族館もありますが、オフィス街としての印象の方が強いです。

実際、駅の東側・港南口には有名企業のオフィスがいくつもあるため、平日朝はとても混雑します。

ただ、大手町は三菱と三井、渋谷はIT企業とベンチャー、汐留はSBと電通と日テレ、という特徴があるのに対して品川のオフィス街はシンボルに欠けるイメージもあります。

品川駅はオフィス街で、東海道新幹線のぞみが停まって、羽田空港に行くのにも便利。出張の多いビジネスマンには最適な環境かも。

こういうオフィス街は土日の静まりぶりが逆に怖いくらいだったりします。

京急も含めて品川駅構内はそば屋が数軒ある。値段が安い~普通の割には美味しい。

ちなみに東京在住の有名な芸能人は目黒区、港区、世田谷区あたりに住む傾向あります。

これらの区は東京駅よりも品川駅の方が近いです。そのため品川駅の新幹線の改札口は芸能人との遭遇率が高いといわれています。

お金持ちなら東京駅で自由席の着席競争に並ばず、品川からまったりグリーン車に乗ればいいだけですからね。

高輪ゲートウェイ

キラキラネームっぽい新しい駅。駅名は疑問符がつきますが、駅の内部は日本の駅の中では最先端を行っているという感じです。

なお高輪ゲートウェイは京急の泉岳寺駅に近いように駅の西側は意外とお寺が多いんです。

このあたりは地価が高いため、私は「お寺を売った方が利益が出るんじゃね?」という邪心をもったことがあります。

田町

慶應大の本部である三田キャンパスが近い街。でも、田町は高田馬場ほどの学生感はないオフィス街。

田町という字面を見ると東京都南部の自治体である町田を思い出します。

田町のすぐ近くの都営地下鉄の駅名は三田ですから、駅名を三田に変えてもいい気がします。

駅前はペデストリアンデッキが整っている印象が強く、山手線の利用者は1階部分を使う率が低いと思います。

浜松町

東京モノレールとの乗り換え駅(羽田空港への玄関口)、そして東京タワーと浜離宮に近いというイメージが強いです。都営地下鉄のユーザーにとっては大門と呼ぶ意識の方が強いでしょう。

浜松町は、山手線⇔東京モノレール⇔都営地下鉄の乗り換えに使うばかりで、駅外のビルや浜離宮に行ったことがないという人は意外と多いのでは。

ちなみに東京タワーや芝公園に行くなら浜松町よりも地下鉄駅の赤羽橋や神谷町の方が近いですよ。

新橋

第一印象はおじさんの街。場外馬券売り場もございます。

新橋はゆりかもめの起点でありお台場方面の入り口となる駅。

テレビ番組のインタビューでは新橋駅前のSL広場がよく使われ、普通のサラリーマンがインタビューに答えています。

しかし、新橋は汐留にとても近く、汐留は貨物ターミナルの廃止から再開発が進んだ新しい街です。

その汐留には電通と日テレとソフトバンクという名だたる大企業の本社があるため、学生や若いビジネスマンの印象は悪くないでしょう。

有楽町

銀座の西部、日比谷の東部にある駅。

駅の西側にあるビックカメラの印象、そして駅の東側にある阪急百貨店の印象が強いです。

都庁は現在でこそ西新宿にありますが、昔は有楽町にありました。

ちなみに有楽町は千代田区で、銀座は中央区です。

東京

東京駅は日本の鉄道の中心駅ですが、私鉄は発着しません。昔は中央停車場と呼ばれていました。京葉線の東京駅は地上のJR線からは距離があることで有名です。

東京駅の西側(山手線の内側)は丸の内・大手町、東側は日本橋、八重洲、京橋と呼ばれています。丸の内・大手町エリアには有名企業のオフィスがたくさんあります。

本来、大手町の大手とは皇居の大手門の大手を指すのですが、この街では大手企業の大手を指している気がします。つまり、東京駅は大手企業が集まっている街という特徴が強いです。

大手町には最低限の事務機能と登記上の本社を置いているだけで、実質的な拠点は別の地域にあるという会社も多い。

日本各地に大手町という地名はありますが、この大手町こそ大手町の中の大手町という感じです。

八重洲側にもグラントウキョウサウスタワーという巨大なオフィスビルがあります。

このビルにはリクルートグループが入っているため、新卒学生や転職者は訪れた経験が多いのでは?

神田

新日本橋から割と近い駅。山手線⇔中央線⇔京浜東北線の乗り換えは東京駅よりも神田駅の方が快適に感じられます。

音楽で有名な神田川は、神田駅よりも秋葉原駅の方が近いんですよ。ついでに「かんだやぶそば」という有名なそば屋も秋葉原駅の方が近いです。

銀座線の神田駅の発車メロディーは美空ひばりさんの名曲『お祭りマンボ』でございます。

神田駅は神田とはいいながらも、神田明神へは御茶ノ水や末広町の方が明らかに近いです。

神田駅周辺は割と普通の繁華街なのですが、『お祭りマンボ』、日本橋に近いこと、低層の建物が多いこと(高層ビルが少ない)からは江戸っ子の街だなという印象をもちます。

ちなみに神田駅から近いところにある「神田ラーメンわいず」という店のラーメンはうまいですよ。

でも、ここのラーメンは濃厚で栄養バランスが気になるため、帰りはわざと歩く距離を長めにしています。

秋葉原

電気街、サブカル街、オタク御用達というイメージが強い街。

昔はオタク度がもっと強い街でしたが、ヨドバシカメラやネット通販の勢力拡大、そして訪日外国人の増加に伴ってよくも悪くも大衆的になりました。

JR秋葉原駅の地下には日比谷線とつくばエクスプレスが発着します。つくばエクスプレスは新しい路線だけに結構深いです。

ちなみに昔は秋葉原の駅前にはバスケットコートがあったんですよ。これにはアメリカ人もびっくりしたでしょう。

御徒町

駅の西側にはアメ横があり、東側には宝石の店・問屋が多くあります。

街のイメージも威勢のいいディスカウントストアと宝石商です。

宝石商にはインド人が多いことから、インドカレーの店も多いです。

多慶屋というディスカウントストアも有名。

上野

駅の西側にある動物園と東京藝術大学と博物館・美術館のイメージが強いところ。

昔は常磐線や東北線の特急、そして東北新幹線の起点(行き止まり)だったため、東北方面への玄関口という印象が強かったものです。

しかし、それらは東京駅や品川方面とつながったため個性は薄れました。

京成上野駅はJR上野駅から少し離れたところの地下にあるため、印象が薄いですね。

東側の銀座線ルートは浅草の手前までは比較的落ち着いた街並みになっているため、一人暮らしには悪くありません。

鶯谷

駅の東側には一部の成人男性が大好きなお店とホテルが多い街。

でも、駅の西側は寛永寺と東京国立博物館と芸大に近いです。

駅の東と西でこれほどまでにカラーが違う街は他にあるのでしょうか。

果たして人間の煩悩はどちらを選ぶのか。

私は人間の欲望と理性が戦う街だと思っています。

日暮里

かつては駄菓子と繊維系の問屋が強く、下町エリアの西端という感じの街でした。

しかし、今や路線を乗り換えるための街という特徴が強いと思います。

地元住民以外は乗り換えに使うばかりで駅の外に出る率が低いでしょう。

ちなみに日暮里舎人ライナーの先頭部に乗ると、都会の風景が手に取るように見えて面白いですよ。

西日暮里

お寺が多い街。日本でトップクラスの偏差値を誇る開成高校と、レトロな商店街である谷中銀座が近いため、落ち着いた印象が強いです。

進学校の最寄り駅は下手に栄えない方が遊びにくくていいんじゃないかと思ったりします。

常磐線と千代田線を使って千葉方面から東京に来た通勤通学者は、西日暮里で降りて山手線を使う率が高めです。

田端

山手線の中ではかなり地味な駅。JR東日本系の新幹線の車両基地に近いです。

しかし、地味なだけに住むのには穴場だと思います。

駒込

六義園が近くにある駅。山手線のホームからはツツジがよく見えます。

南北線・埼玉高速鉄道のユーザーにとっては山手線との乗換駅。

田端と合わせて駒込周辺は山手線の駅の中では落ち着いているので、都心に住むにはよい環境だなと思います。

巣鴨

とげぬき地蔵と、地蔵通り商店街と、そこを訪れるたくさんのおばあちゃん、というイメージが強い街。

でも、地蔵通り商店街あたり以外は普通の都会です。

大塚

山手線の駅の中では唯一、都電に接続している駅。

大塚駅周辺は地味ですが、一部の成人男性が好むお店が意外と多かったりします。

地味に桜の名所もありますよ。

池袋

池袋は埼玉県民にとって憩いの場となる巨大な商業街という特徴をもっています。

新宿や渋谷はオフィス街としての面もありますが、池袋はそれらよりも商業面の割合が高いと思います。

鉄道としては西武池袋線と東武東上線と東京メトロ丸ノ内線の起点でございます。

平日朝、埼京線で上ってきた人は池袋に着くと混雑が少しやわらぐため肩をなでおろすでしょう。

駅の西口に東武デパートがあって、東口に西武デパートがあるのは覚えやすいかな?

西口方面にある立教大学はおしゃれな感じですし、一時は「池袋ウエストゲートパーク」が流行りました。筆者は池袋のジュンク堂書店とカツミ(模型店)が好きです。

土休日の東口界隈は人混みがすごいです。あの中の何割が埼玉県民かな。

目白

学習院と日本女子大のイメージが強い街。茗荷谷の方へ行くとお茶の水女子大もあります。そのせいか、この近辺の住宅街もなんか上品感と清楚感があります。

目白は、同じような地名で同じ高級住宅街の目黒ほど目立たないところがよいのかもしれません。

ちなみに都営バスの中で走行距離が少ない路線の代表格は、目白駅と日本女子大をつなぐ路線です。

日本女子大へは目白駅から歩いても行けますが、女子大生は歩くのを好まないのかなと思ったり。

高田馬場

ラーメン屋と早大生の存在感が光るバンカラなイメージの駅。山手線の発車メロディーは鉄腕アトムです。

西武新宿線で上ってきた人の多くは西武新宿駅まで行かず、ここ高田馬場で山手線か東西線に乗り換えます。

高田馬場駅から早稲田大学までは微妙な距離があるため、徒歩で行くか、都営バスを使うか迷います。

高田馬場は、日本一混雑する東西線も停まる駅で乗降客が多いのに、埼京線と湘南新宿ラインはすべて通過します。

新大久保

いわゆるコリアンタウンとしての特徴が強く、駅近くは韓流の文化を目当てにした若者が多いと思います。

コリアンタウンのお店の店頭は派手な印象が強いです。また日本における韓流文化の人気度は栄枯盛衰が激しい感じもします。

昔、新大久保駅では酔っ払いがホームから転落し、それを助けようとした日本人と韓国人とともに亡くなってしまいました。

新宿

都会のモノなら何でもある街。小田急線と京王本線の終着駅(行き止まり)。

小田急線や京王線で新宿に来た人にとっては東口に出るのが面倒です。

南口は甲州街道と一体の高架・跨線橋になっており、台風時の帰宅ラッシュはよくニュース番組に映ります。

街として特徴があるのは西口方面の高層ビル街、北東方面の歌舞伎町・ゴールデン街。新宿御苑も近いです。

今の40代以上は『シティーハンター』つながりで、東口のXYZと歌舞伎町と『Get Wild』と『still love her』にあこがれたのでは?

歌舞伎町・ゴールデン街は、再開発と訪日外国人観光客の増大によってよくも悪くも少し穏やかになった感じがします。

新宿は高層ビルと歌舞伎町という派手さをもっている一方で、行きかう人にはどこか寂しげな印象があります。つまり、高層ビルや歓楽街(歌舞伎町)が派手だからこそ、帰宅が逆に寂しくなるという感覚です。

新宿駅周辺には、西武新宿、新宿三丁目、東新宿、都庁前、西新宿、南新宿といった駅がありますので通勤で新宿に来る人は使い分けるべきです。

代々木

予備校と専門学校とそこに通う若者が多いという特徴があります。

次の原宿とその次の渋谷も若者の街ですしね。

とくに代々木エリアの学校に通う若者は真面目度が高いイメージがあります。

ちなみに小田急線の代々木上原は高級住宅街なのですが、ここJRの代々木駅は大衆的な感じです。

小田急線ユーザーで新宿駅の混雑が嫌いな人は、代々木駅と南新宿駅の間を歩くという手もございますよ。

原宿

駅前に竹下通りがあるように若い女の子と、そういう女子が好むお店が多い街。

隣りの渋谷よりも年齢層が若い感じです。

テレビ番組で「原宿にあるあの店は行列がすごい」と報道されていたら、半年後には閑古鳥が鳴いていたりするなど流行り廃りが激しいというイメージが強いです。

女子の異性に対する好みも流行り廃りが激しいのかなと思ったりも。

なお竹下通りは道幅が狭いため、おじさんが歩くのは戸惑います。

でも、おじさんのアイドルである江頭2:50さんがエガちゃんねるの宣伝を竹下通りでやっていたのは笑いました。やはり彼は若者の拡散力をもとめたのでしょう。

何気に東京メトロ千代田線の明治神宮前駅は「原宿」も併記しておりますよ。

原宿の旧駅舎には良い感じの古さがあった。

渋谷

若者とスクランブル交差点の街、渋谷。一昔前は、雑誌でいうとegg系のギャルとギャル男が文化を発信するというイメージが強かったです。

かつてのセンター街はチーマーが闊歩する不良っぽいイメージが強いものでしたが、全盛期よりは落ち着いた感じがします。実際、eggも休刊になりましたし。これも少子高齢化の影響か。

渋谷駅はすり鉢状の地形になっているため、駅周辺は坂が多いです。というか渋谷駅は坂に囲まれています。渋谷は文字どおり「」だといえます。

また再開発が激しいため出入り口がカオスな街です。

最近ではIT企業が渋谷周辺に集まる傾向があり、それが若者と交わることで起業が盛んになればいいなと思います。

なお駒場の東大キャンパスは渋谷駅から近いです。そのため東大生が渋谷で積極的に起業すれば、渋谷は面白い発展をするかもしれません。

恵比寿

恵比寿ガーデンプレイスの存在感が強い街。

駅の発車メロディーはヱビスビールでおなじみのあの曲です。

サッポロビールは昔、恵比寿にビール工場を置いていたため、それを移転させてガーデンプレイスをつくったのです。

恵比寿から北東に進むと六本木や麻布に着きます。

目黒

目黒区は高級住宅の多い街。目黒駅近くは家具・インテリア用品のお店が充実しています。雅叙園というホテル・結婚式場も有名ですね。

目黒駅は高級住宅街が近いだけにレストランのお値段も高いと思いきや、意外と普通価格のおいしいラーメン屋がいくつもあります。

ちなみに目黒は目黒でも、近くの中目黒は芸能人が多い街として知られています。

昔、陣内智則さんが「目黒で品川(祐さん)と飲んでいる」というべきところを、「品川で目黒と飲んでいる」と言い間違えたエピソードが妙に記憶に残っています。

五反田

あまり大きな声ではいえませんが、一部の成人男性が好む大人のお店が多い街。

それに伴ってか、飲み屋やラーメン屋も多いです。

でも、そういう歓楽街を避ければ意外と住みよい高級住宅街がございます。

まとめ

以上が山手線の各駅に対する特徴と私の印象でした。

ちなみに筆者が商業面で好きな街は秋葉原、文化面で好きな街は上野、住宅地として好きな街は田端、オフィス街として好きな街は東京です。

普段は降りない駅を探検してみるのも面白いですよ。

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