さて、海外で有名な現代の日本人ランキングを見ると決まって上位にはアニメーターの宮崎駿とドラゴンボール作者の鳥山明が入ります。
要するに日本の漫画やアニメ作品は世界的に人気が高いため、その作者もまた知名度が高いわけです。
ここで気になるのはなぜ日本の漫画やアニメ作品は世界的に人気が高いかということ。
簡単に言うとその理由は、優れた作品をいくつも生み出しているからです。
それなら、なぜ日本人は優れた漫画やアニメをいくつも生み出すことができたのかと疑問をもったでしょう。
そこでこのページでは、日本の漫画やアニメ作品は世界的に人気が高い理由、そして日本で漫画やアニメが発展した理由を解説します。
これはゲーム業界にも通じます。
この記事では漫画家や芸能人の名前は敬称略とします。
また、このページのアイキャッチ画像は株式会社スタジオジブリが提供している「常識の範囲で自由に使える画像」です。スタジオジブリの懐の深さに感謝。
日本のアニメや漫画に人気がある理由
- 欧米が発明したモノへの改良精神
- 手塚治虫の偉大さ
- 日本の自然条件は絵の感性にプラス
- 平和と他国の文化に寛容な環境
- 識字率の高さ
- 日本語の文字特性
- 日常の閉鎖性への反発と異世界への想像力の豊かさ
- 日本はフィクションの中では自由度が高い
- 漫画やアニメは利権化しなかった
- 市場競争が作品の水準を引き上げた(実力主義の世界)
- 編集者が有能なパターンもあった
- 日本人の性格の細かさが活きた
- 徒弟制度:アシスタントになって経験を積む
- 海外勢に比べてジャンルが多様
- ストーリーや絵柄がパクリだと叩かれるから多様化した
- 実世界の問題を取り入れて大人もうならせる
- 人気アニメは音声も一級品
ここから先は以上の箇条書きを順番に掘り下げていきます。
簡単な歴史:日本人の改良精神と手塚治虫の偉大さ
まず漫画およびアニメの歴史を大まかに紐解くと、戦前の日本では田河水泡の漫画、そして第二次大戦前後の欧米ではディズニーのアニメの人気・評価が高いものでした。
そして終戦後、手塚治虫は田河水泡とディズニーに憧れて本格的なストーリー漫画を多数描き、アニメ制作にも携わりました。それとともに日本全体で漫画・アニメ制作が盛んになったという感じです。
日本人は他国の発明品の改良が得意だとよくいわれるように、手塚治虫もまたディズニー作品を手本に改良しました。
手塚治虫以前の漫画のコマ割りは1ページを均等な面積で4等分・6等分したものばかりでした。
しかし、手塚治虫はコマ割りをもっと大胆に設定しました。手塚治虫作品はストーリーは壮大ですし、キャラも魅力的。
ただし、日本の鎌倉時代の鳥獣戯画(絵巻物)、江戸時代の浮世絵、百人一首の絵入りの歌がるた、北斎漫画、判じ絵は漫画の源流にあるといえなくもありません。
百人一首の起源は平安時代ですが、江戸時代では絵入りの遊戯として広まったのです。
昔から日本人は線画が好きだといえます。

日本の自然条件は絵の感性にプラス
そもそも漫画というのは絵と文字で表されます。
これに関して歴史の教科書に載っているような完成度の高い絵はヨーロッパか中国か日本で生まれたモノが多いです。
北アメリカやオーストラリアは文明国として開拓したタイミングが遅いため置いておくとして、なぜ中東やアフリカでは優れた絵はあまり生み出されなかったのでしょうか。
その一つの要因に自然条件の違いがあります。中東やアフリカの大地は基本的に暑くて乾燥しており砂漠地帯も多いです。そこでは四季の違いが明確に感じられません。
中東の芸術といえばアラベスク(絨毯のような単調な幾何学模様)であり、これは殺風景な自然環境が原因で生み出されたともいわれています。
この点、ヨーロッパと中国と日本付近には四季があり、国土には色鮮やかな植物と山・川がたくさんあります。
こういった緑と水が豊かな自然環境に住んでいる民族は、感性を刺激されるため優れた絵を生み出しやすいといわれています。
とくに日本は昔から天災も多いため、いろいろと自然から感性を刺激されるのでしょう。
平和と他国の文化に寛容な環境
また現代のアフリカや中東のように争いが多いと優れた芸術は生まれにくいです。
銃弾が飛び交う戦時中に絵や漫画を描く人はいませんし、芸術活動は政府から規制されますからね。もともと中東は欧米の文化を嫌っているうえに表現の自由に厳しいですし。
日本も戦中はそんな感じで(戦前は漫画もあった)、戦後は社会の自由度も平和度も漫画・アニメも大きく発達しました。
日本はアメリカに原爆を落とされたようにアメリカは憎むべき国ともいえますが、戦後はアメリカ文化を広く受け入れているように文化面ではかなり寛容です。
他国の文化・娯楽に対して寛容でそこらじゅうにエンタメ作品があふれていると、日本国民は感性を刺激されて自分も芸術表現したくなります。
その先駆けが手塚治虫であり、彼はディズニーの『バンビ』と『ピノキオ』に感動して漫画・アニメの道に進んだという感じです。

識字率の高さ
漫画はセリフ(文字)も大切ですから、日本のように国民の識字率が高くないと質の高い作者も読者も編集者も数多く生まれません。


日本語の文字特性は意欲をかき立てられる
それから日本語の文章はひらがなとカタカナと漢字を縦書きで使うなど視認性がよく、漫画や小説では表現の幅が広いです。
たとえば『北斗の拳』では「強敵」と書いて「とも」と読ませるのが有名。
さらに日本語の一人称は「私」「オレ」「わい」「余」「吾輩」など個性があります。「余」なんていう一人称を使う人はそれだけで偉い奴だとわかります。擬態語も多いです。
『幽遊白書』における蔵馬VS海藤の言語バトルは日本語だからこそできた表現です。
このように母語の表現に多様性があると、その母語を使っている人間は表現する意欲をかき立てられます。
日常の閉鎖性への反発と異世界への想像力の豊かさ
次に注目したいのが日本人の日常の閉鎖性と異世界への想像力の豊かさです。
今までにあなたは「日本人は閉鎖的」だと思ったことが何度もあるはずです。
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参考日本人はなぜ陰湿なのか【その分、平和だけどね】
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閉鎖性に関して、たとえば日本人のカップル・夫婦のほとんどは他人の前でハグキスをしません。お茶の間のテレビでもキスシーンをみんなで見ると気まずいでしょう。
しかし、日本の大人専用のショップに行くと驚くほど多様な商品がモザイク付きで売られています。正直言って日本人は想像力も企画力もかなり豊かだと思います(褒め言葉)。
日本社会は表向きでは性が抑え込まれてストレスがたまっているため、裏で私的に見るフィクションとしてはそういう作品が充実しているのだと思います。
日本各地には奇妙な性的祭りがあるのも日常では性が抑え込まれているからでしょう。
笑いに関しても同じでアメリカの大統領はジョークも口にしますが、日本の首相はジョークを発しないように日本社会は表向きは笑いが封じ込められています。
しかし、日本のお笑い番組や漫才劇場、ギャグ漫画は海外に比べて充実しています。
平安時代の文学作品である源氏物語の主人公がスゴイ性的嗜好なのも、昔から日本の日常は閉鎖的だからこそ反発してああなったのではないでしょうか。『源氏物語』を高校で学ぶって実はスゴイことなんです。
性癖とは人間の生まれつきの考え方やクセのこと。
性的嗜好とは人間の性的行動の特徴。
同じく平安時代の竹取物語なんていうのも「月へ帰る」という展開がなんとも想像力と創造力が豊かです。
江戸時代の春画もスゴイ性的嗜好が表れています。
現代で一般向けの作品を描いている有名な漫画家やアニメーターの中にもスゴイ性的嗜好をもっている人がたくさんいると聞きます。
あなたの学生時代にもいませんでしたか、表向きは真面目でおとなしいのに実はすごい趣味をもっていたり、いざ重い口を開くと面白い人とか。
これに関してお笑い芸人の有吉弘行は「口数の多いリア充タイプの企画者より口数の少ない非リア充タイプの方が企画は面白い」と言っていました。
さらに日本は閉鎖的な島国であるため昔から海外や異世界を都合よく想像する傾向がありました。
日本の漫画・アニメ作品のキャラは顔のつくりも身体のつくりも欧米人っぽいのは欧米への憧れの反映か。
こういった日本人の閉鎖性と抑圧された性的嗜好と外界に対する憧れ・想像力は魅力的な漫画・アニメをつくる際の原動力になっています。
日本はフィクションの中では自由度が高い
日本とは対照的に人々が陽気で風紀が自由な国といえばアメリカです。
しかし、アメリカは銃社会であり子どもへの悪影響を気にするためか、子どもが見るようなアニメ作品では奴隷、流血、銃、人種、たばこ、薬、酒、刺青といった表現が強く規制されています。
それは「ワンピース、アニメ、アメリカ、規制」とネット検索するとよくわかります。アメリカは表向きは自由なのにアニメは不自由というのは興味深い現象です。
日本はその逆で表向きは人々は慎ましく行動しているのに、大人専用作品と漫画・アニメはかなり自由な展開になっているのです。
『聖☆おにいさん』なんて宗教上の大物がギャグ感覚で登場しますからね。あれは欧米や中東では理解されにくいというか…、放映が難しいと思います。
まあ現代の日本の地上波テレビ放送はアニメも含めてかなり規制されてしまいましたが。
漫画やアニメの作品内での暴力が実際の子どもに悪影響があるのだとしたら日本はもっと暴力まみれの国になっているはずですが、そうはなっていません。
そのためアメリカは漫画やアニメに対する過度な表現の規制を改めるべき。
漫画やアニメは利権化しなかった
それから日本の漫画やアニメは省庁にとって利権化しなかったことも成功の要因といえるかもしれません。
今でこそ公的機関は漫画ミュージアムみたいなのをつくっていますが、昭和の時代の日本政府は漫画やアニメについて自由放任状態でした。
歴史上の芸術作品は政府が芸術家に強制的につくらせたのではなく芸術家が自由につくったものが多いように、漫画やアニメは日本政府が介入しなかったからこそ作家は才能を自由に発揮できたのです。

市場競争が作品の水準を引き上げた
漫画家は作品が「面白いor面白くない」ばかりで判断されます。親の血筋とか学歴はほとんど関係ありません。
日本企業は年功序列や正社員の解雇規制が強いですが、漫画界はほぼ実力主義の世界。冨樫義博のように若くして大成した漫画家も多いです。
過去に人気作品を描いた漫画家であっても新作は面白くなかったばかりに鳴かず飛ばずで終わった例はたくさんあります。これも実力主義の現れ。あの手塚治虫でさえも打ち切りにあった作品はいくつかあります。
中でも週刊少年ジャンプは読者アンケートを重視していることで有名で、低空飛行が続くと連載は打ち切りになりやすいです。ストーリー的に切りが悪いタイミングでも突然、連載漫画が打ち切られたのを見て驚いた経験がある人も多いのでは。
似たような仕組みは他誌にもあります。あとからデビューしたい人は先行している不人気作品に退場してもらわないとデビューできませんからね。
漫画のヒット作は連載開始前にはわかりにくいため、出版社はとりあえず何人もデビューさせて、ダメなようであれば退出してもらうのです。
つまり、日本の漫画雑誌には読者が作家の奮起を促すとともに競争を煽り、不人気作品を打ち切る仕組みがあるのです。
視聴率に左右されるアニメ作品もこれと似たようなもの。日本の漫画やアニメは市場競争の中で育ってきたのです。


日本では1950年代から優れた漫画が受賞できるコンテストがありました。これも市場競争を促す仕組みの一つ。昨今では賞が乱立した感もありますが。
ちなみに海外では漫画賞やさまざまな漫画の連載を詰め込んだ漫画専門雑誌は少ないです。
編集者が有能なパターンもあった
漫画家にとって重要なのは自分の能力とやる気です。
そうはいっても自分一人だけでつくるよりも他人からアドバイスをもらった方がうまくいく場合は多くあります。
というか、新人が漫画原稿を出版社に持ち込むとデビュー以前にこき下ろされたりしますからね。
まあ逆に無能な編集者や行き過ぎた商業主義が作品の出来や作者の才能をつぶしたというパターンもあるでしょうが。
基本的に漫画家は個人事業主で、漫画の編集者は出版社に勤務するサラリーマンです。
漫画家は自分が描きたいことを優先する一方で、編集者は読者の人気や売上が大きくなることを優先します。
日本人の性格の細かさが活きた
漫画は数ある芸術の中でも表現技法としては細かい部類に入ります。なぜなら漫画の制作は次のような過程をたどるから。
- キャラやストーリーを構想
- コマ割り
- 下描き
- ペン入れ
- 効果線
- 下書きを消す
- ベタ塗り
- スクリーントーンを貼る
- セリフを入れる
ご覧のとおり漫画制作は手間だらけ。アシスタントがいるとはいえ、これを週刊ペースで行い続けるのはかなりの重労働です。
当然、編集者にダメ出しされることもあります。

アニメについても尺(時間の長さ)やCMのタイミングを気にしたり、声を吹き込むのに手間がかかります。
また今のアニメはデジタル彩色ですが、昔は手書きのセル画だったため一層面倒でした。
要するに良質な漫画やアニメの制作者は面倒くさがりでは務まりませんし、そういう細かいところが海外に受けているのです。
よく日本人は仕事上のルールや制作物(料理や家電など)が細かいといわれるため、漫画やアニメの制作に合っているといえます。
ストーリーの設定や心理描写(心の声)も細かいですし。
徒弟制度:アシスタントになって経験を積む
今でこそ東京や大阪には漫画スクールがあり、ネットには漫画作成情報が大量にありますが、昔はそういった学校がありませんでした。
そのため、漫画のプロとしてデビューをめざす人は教本を見て独学で描いたり、すでにデビューしている漫画家のアシスタントになって修行を積んでいました。
漫画家のアシスタントは背景やモブキャラを描いたり、ベタ塗りやトーン貼りを担います。
若者はアシスタント入りによって漫画制作の技量と経験値を上げることができたのです。たとえば『ワンピース』の尾田栄一郎は若い頃、徳弘正也のアシスタントをしていました。
日本の徒弟制度はブラック労働化しやすいという特徴もあります。
そもそも徒弟制度とは、若者を業務に従事させつつ職務上の教育も行う制度。そこでは師匠と弟子の関係が濃密です。
もともと職人系や囲碁将棋の世界でよく見られる制度ですが、日本の場合はサラリーマンの世界でも見られます。
海外勢に比べてジャンルが多様
日本の漫画・アニメはジャンルがかなり多様です。
海外産の漫画はアクション系が多いため、日本の多様なジャンルは優位性を築けたといえます。
ギャグ系の漫画・アニメも充実しているのは近世の落語や洒落本などが源流にあるのかも。日本は戦前から喜劇も盛んでしたし。
下の箇条書きのカッコ内は私が思うそのジャンルの代表作。『新世紀エヴァンゲリオン』『火の鳥』は名作ですが、壮大すぎてジャンルがわかりませぬ。
私のお気に入りである『タッチ』なんかも恋愛・野球・学園の総合漫画という感じです。
- バトル(ドラゴンボール)
- 各種スポーツ(SLAM DUNK)
- 冒険(未来少年コナン)
- ファンタジー(進撃の巨人)
- 歴史(三国志)
- 戦争(はだしのゲン)
- 恋愛(めぞん一刻)
- ラブコメ(らんま1/2)
- ホラー(漂流教室)
- ミステリー(名探偵コナン)
- SF(AKIRA)
- ロボット(機動戦士ガンダム)
- 乗り物(新世紀GPXサイバーフォーミュラ)
- 演劇(ガラスの仮面)
- 音楽(のだめカンタービレ)
- 医療(ブラック・ジャック)
- 動物(ジャングル大帝)
- 受験(ドラゴン桜)
- 料理(美味しんぼ)
- 子育て(赤ちゃんと僕)
- 不良(ろくでなしBLUES)
- 囲碁将棋(ヒカルの碁)
- サラリーマン(課長島耕作)
- 警察(こちら葛飾区亀有公園前派出所)
- 忍者(NARUTO)
- 海賊(ONE PIECE)
- ギャグ(天才バカボン)
- 釣り(つり吉三平)
- ギャンブル(賭博黙示録カイジ)
たとえば、スポーツジャンルはセパタクローやカバディなど日本ではマイナースポーツに位置づけられる競技まで漫画化されています。
ここまで多様な理由の一つは「オレは漫画家になったけど他人の人生を描いてみたい」「オレは普通のサラリーマンになったけど他人の人生を感じてみたい」というように、日本人は他人の人生に強い興味があるからだと思います。
日本社会は一定の年齢に達するとキャリアの変更が難しいため、日本人は他人の人生に強い興味があるのかも。
日本人はRPG(ロールプレイングゲーム)が好きなのもそれと合致しています。
ストーリーや絵柄がパクリだと叩かれるから多様化した
日本の漫画・アニメの絵柄やストーリーが豊富な理由の一つにパクリ批判を恐れることがあります。
というのも、ある漫画家が人気作品と似たような絵柄やストーリーにすると掲示板やSNSでは「あれはパクリ」だと批判されやすいです。
普段はおとなしいのにネット掲示板だとすごく攻撃的になって作品にケチをつけまくる日本人は珍しくありませんからね。
今は下火になりましたが、昔はアニメ専門誌での議論が活発でした。
そうなると漫画家や編集者としては他の作品と似ることを避けるのです。これによって日本の漫画・アニメは多様化しました。
実世界の問題を取り入れて大人もうならせる
日本の漫画には現実世界の問題がよく取り入れられています。
- 『風の谷のナウシカ』における文明の発達と環境問題
- 『新世紀エヴァンゲリオン』における人造人間とパイロットの自我
- 『るろうに剣心』における幕末の人斬りの贖罪
- 『ドラえもん』における未来の便利な機械を使いこなせないのび太
- 『火の鳥:未来編』における人工知能が統治する未来世界
昔のディズニーのアニメはミッキーやドナルドが面白く動いて子どもだけを楽しませればいいという感じでしたが、日本の人気作品は大人をうならせるだけの奥深さがあります。
そのため、日本の漫画やアニメは海外の大学でも研究対象になっていたりします。
人気アニメは音声も一級品
次にアニメの声について。
日本人の人気声優は海外でも人気があります。
この一因としては、日本語は有声音ばかりで発音するため声に個性があるということが挙げられます。
無声音はおもに空気を使った音だけに声質は没個性的ですが、有声音は個性的です。
日本のアニメを英語に吹き替えたバージョンを聴くとがっかりしやすいのは、英語は無声音が多いことに起因します。
さらに日本の人気アニメは流れる音楽も完成度が高く、それは見る者を魅了します。
「アニメは漫画と声と音楽が合体してできた総合芸術!」と思えるほどです。
まとめ
現代の日本では身近なところに漫画やアニメがあふれています。
具体的には、個人経営のラーメン屋や床屋、図書館、児童館、レストランやコンビニでのタイアップ商品、新聞の4コマ漫画、駅の発車メロディ、痛車、鉄道のラッピング車両など。
今の若い世代はそういった環境で生まれ育ってきました。
しかし、現代のクリエイターにとっては過去作品がそれだけ充実していると新たな驚きがある作品をつくりにくくなります。
現代のクリエイターはそれだけ難しい勝負を強いられていますが、過去作品が充実しているとインスピレーションも豊富になります。
そのため、これからも素晴らしい作品が出てくることを期待します。
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