社会・教育

新聞5紙の特徴を比較【忖度なしの公平さ】

2020年11月1日

現在、日本に新聞社の数は大小100社以上もあります。

今回はその中でも全国紙(主要紙)5つを比較し、さらに各社の特徴をそれぞれ紹介していきます。

2030年までにはこのうちの2紙は倒産するか他の新聞社と合併すると筆者は推測しています。

新聞は発行部数の比較がしにくい

まずは主要5紙の全体的な比較から。

紙版の朝・夕刊セット
1ヶ月購読料
実売部数※ 思想の特徴 ぐるになっている
テレビ
平日朝刊のページ数
(広告ページ込み)
産経新聞 朝刊のみ3034円 押し紙? 右翼 フジテレビ 24~30
日経新聞 4900円 押し紙? 中道右派 テレビ東京 28~44
読売新聞 4400円 押し紙? 中道右派 日本テレビ 28~38
毎日新聞 4300円 押し紙? 中道左派 TBS 24~30
朝日新聞 4400円 押し紙? 左翼 テレビ朝日 24~36

※一般に右翼系の新聞は自民党に賛同的であるのに対して、左翼系の新聞は自民党に反発的だとお考えください。日本共産党の機関紙である赤旗なんかは極左です。

自民党の政策の方向は、経済成長重視、改憲、武力拡充、親米・反中・反韓、原発稼働、天皇に賛同的。

逆に左翼が好むのは、成長よりも分配重視、護憲、武力縮小、反米・親中・親韓、原発反対、天皇に否定的。

まあ自民党の中にも親中派が少しいるように自民党とて一枚岩というわけではありません。

※本来、報道機関は真実や妥当な見解を公平に示さなければなりません。

しかし、一部の報道機関は、たとえば「ウチは反自民党の読者が多いから、真実かどうかは怪しくても反自民党的な記事ばかり書く」みたいなスタンスでいるところもあります。こういう報道機関は役に立ちません。もちろん自民党への批判も必要ですけど公平に展開すべきでしょう。

安倍政権の時代、フジ・産経や読売の調査では政権支持率が高い一方で、毎日や朝日の調査ではそれよりは低いというパターンが多かった。
公正中立な記事を書くよりも、少し偏った記事を書くほうが自社のスタンスが明確になるし読者にアピールできるけどね。
それはマーケティング戦略に沿った方針だね。ジャーナリズムというよりコマーシャリズム(商業主義)に沿っている。

※平日朝刊のページ数は日経新聞が多いです。しかし、日経新聞は他の新聞よりも市況(金融商品の価格)が細かくたくさん載っています。これは投資家向けの数字の羅列ですから記事とは言い難いです。

※正確な比較は難しいですが、紙面における広告量が多いのはおそらく読売と日経。それは広告主から人気があることの証ともいえます。

新聞の広告って意外と面白いんだよな。
平日朝刊の記事および文字数は日経と読売と朝日が同じくらいの水準で並び、毎日と産経が少ないといえます。
衰退している新聞業界の中でもとくに衰退感が強いのが毎日と産経。
戦後の日本企業は再編が進んだが、例外的にテレビ新聞業界だけは再編がまるで進んでいない。古い利権を維持したがっているんだろう。

日本は押し紙があふれているため部数比較が難しい

さきほどの表中の押し紙とは新聞社が新聞販売店に押し付けた新聞のこと。

そもそも新聞社にとって発行部数は多い方が望ましいです。その方が広告主からより多くの広告料がもらえるから。

そこで新聞社は必要以上の新聞を刷って新聞販売店に売りつけるのです(=発行部数の水増し)。これが押し紙。

新聞販売店の店主の中には経済苦(とくに押し紙問題)もあって自殺した人もいたようだよ。
とうの新聞社はそういう業界にとって都合が悪い事件は報道しないよな。人権にうるさい新聞社でさえも。

主要5紙はどこも大量の押し紙を抱えているため、まともに販売部数を比較することができないのです。

ただし、現代では紙版の売上が大きく下がって電子版の売上が微増しているため、紙版の発行部数・販売部数を見る意味がなくなってきています。

それでも5紙の販売部数をランキング化すると、

  1. 読売
  2. 朝日
  3. 毎日と日経が同じくらい(今では日経のほうが多いっぽい)
  4. 産経

という感じです。

新聞紙の素材は再生紙を使っているとしても、印刷や運送にはそれなりのエネルギーを消費しています。

押し紙の多い新聞社はそれだけ資源を無駄にしているということ。そんな押し紙まみれの新聞社に環境問題を批判する資格があるのでしょうか。

新聞各紙の特徴の比較:理想は複数を比べること

新聞は2紙以上を購読して読み比べることが理想的。

朝日と毎日は両方とも左派ですから、朝日と毎日のうち1紙、産経と読売と日経のうち1紙をとるといいでしょう。

その方が思想が偏らないからです。

しかし「2紙以上をとるのは面倒」「2紙以上をとるのは経済負担が厳しい」と考える人も多いでしょう。

そこで次からは1紙だけとりたい人のために各紙の特徴について述べていきます。

産経新聞の特徴:神話を信じる

産経新聞の紙面を見ると特徴的なのが神話時代の天皇の存在を信じていること。

いや、神話時代の天皇の存在を信じること自体は個人・法人の自由ですが、大手の報道機関がそれにもとづいた記事を流布するのはいかがなものでしょうか。

報道とは現実の出来事を知らせることであって神話を広めることではありませんからね。

とくに神話時代の最初の天皇である神武天皇は127歳まで生きたとされます。紀元前の医療や食料水準で127歳まで生きたのはどう考えても無理があるでしょう。

そうなると「神武天皇の存在はかなり疑わしい⇒それを信じ込んでいる産経新聞も疑わしい」という図式が成立してしまうのです。

実際、産経は世論調査について不正をやらかしたこともあります。

産経新聞の紙面や討論番組に出演している産経系のジャーナリストからも知性があまり感じられません。社説や統計データでさえも基本的な知識が欠けていることもありました。

2020年の緊急事態宣言中に産経と朝日新聞の社員は東京高検の黒川検事長と賭け麻雀を行っていました。

また2020年12月には産経新聞の記者による写真の盗用も発覚しました。それでも産経や朝日をとりたい方はどうぞ。私は下卑た新聞は絶対にとりませんが。

読売新聞の特徴:大衆的で親米保守路線をとる

世界で最多の発行部数を誇るのが読売新聞です。あの巨人軍の親会社としても有名ですね。

基本的に紙面は大衆的で穏和な親米保守という印象を受けます。大衆的であるため深い知性は感じられませんが。

ページ数も広告主も5紙の中では充実している方です。

新聞を1紙だけ購読したいという人にとっては読売新聞が一番無難な感じがします。

日経新聞の特徴:経済情報は充実しているが飛ばしと提灯記事もある

日経新聞は企業の幹部や投資家が購読している率が高いように経済情報がとても充実しています。

そのため日経新聞は投資をやっている人や企業人と話を合わせたい就活生・大学生・転職者におすすめです。

日経新聞は経済情報だけでなく政治、国際、地域、社会・スポーツの各ニュースも載っているよ。

日経新聞の欠点は飛ばしと提灯記事です。

飛ばしとは、裏付けが確かでないまま出した早とちり的な記事のこと。投資家にとって重要情報は早く出る方が望ましいですから、たまに飛ばしを出してしまうのだと思います。

さらに提灯記事とは特定の会社を持ち上げるための記事のこと。宴席で言う太鼓持ちみたいなものです。

たとえば日経新聞が上場企業のH社について提灯記事を発表すると、H社の株価は上がることもあります。

逆に日経新聞が上場企業や市況について悪い情報を流すと株価は下がりやすいため、よくも悪くも日経新聞は圧力を受けています。

株式投資ではマイナスの情報を知ることも大切だよ。

でも大新聞が経済について株情報ばかり重視していると、なにか薄っぺらさや不公平さを感じやすいんですよね。筆者も株式投資をやっていますけど。

あの有名な日経平均株価は日本経済新聞社が選定・算出した株価指標です。

しかし、日経平均株価は一部の値がさ株が異常に大きなウェイトを占めている、任天堂やキーエンスは入っていない、選定は日本経済新聞社の独断という欠陥があります。

日本経済新聞社は日経平均株価を誇っていますが、こんな欠陥指数は誇るに値しません。

斜陽ぶりと卑猥な報道で有名な毎日新聞

毎日新聞社は一度倒産したことで有名。現在も部数および経営は斜陽です。

毎日新聞は新聞業界の斜陽ぶりを理解するくらいの知能はあるため、政府に対して新聞業界にお金を出す政策を何度か進言しています。まあ新聞への軽減税率はその現れみたいなもの。

10年ほど前には根拠のない卑猥な報道を英語版で配信し続けていたことで有名になりました。

毎日新聞の数少ない功績は旧石器の捏造をしていた人をスクープしたことくらいか。

この事件を境に日本史の教科書まで変わったくらいですから。

2021年には森元首相の女性差別発言を批判していますが、かつて卑猥な記事を垂れ流していた新聞社が批判できるのでしょうか。

イチロー選手の引退会見でイチロー選手を呆れさせたのは毎日新聞と週刊SPAの質問だった。
同じような質問や的を射てない質問する記者は大物選手に申し訳ないし、なんだか恥ずかしい。
そういうところで恥ずかしさを感じないのが無能記者だよ。

朝日新聞の特徴:戦前は開戦を煽っていたのに平和主義に転じた

朝日は、戦前は太平洋戦争の開戦や戦況を強く煽っていたのに今は平和主義っぽいことを強く主張している妙な新聞。

そういう恥ずかしい歴史があるのなら普通は社名や新聞名を変えますが変えていません。

さらに朝日新聞は社是として「反自民党」があり、それにこだわった結果、ウソの報道をしてしまったことが何回もあります。

慰安婦をめぐる捏造記事は有名。また朝日新聞社の社員がサンゴをわざと傷つけて日本人のモラル低下を嘆いた捏造事件も有名です。押し紙も一種のフェイク。

現在ではインターネットのフェイクニュースを槍玉に挙げて新聞の復権を狙っている模様。

つまり、フェイクメディアがフェイクメディアを批判しているわけです。争いは同レベルで発生していますね。

誤りをしでかしてもなかなか謝ろうとしないところは、左翼が大好きな社会主義国の政府とそっくり。

朝日新聞の一部記者の能力は高いと思いますが、社是が偏っているため公平な報道ができていない感じがします。

朝日新聞の記者個人はTwitterでの発信に積極的。

朝日新聞は「反自民党」をやめてもっと公平に報道した方が報道機関としての評価は高まりますが、「反自民党」の記事ばかりが読みたい読者を確保したいのでしょう。

朝日新聞は基本的に意見の違う他者(とくに右派)にかなり厳しくて、自社に激甘というダブルスタンダードで有名です。報道機関として素晴らしい姿勢ですね(棒読み)。

それから「平等」「平和主義」みたいな綺麗事や理想論が大好きです。

その割にアマチュアスポーツの中で高校野球だけを特別扱いして利権保持に勤しんでいます。読売が巨人をひいきにするのは親会社・プロスポーツであるためまだ理解できますが、朝日がアマチュアスポーツを利権化してもいいのでしょうか。

それに朝日新聞本体の正社員の給与は高い水準ですが、非正規社員や販売店には厳しい待遇を押し付けています。これも彼らが大好きな「平等」に反しています。

大学教授は朝日新聞を読んでいる率が高いといわれるように大学受験で朝日新聞の紙面が採用される率は他紙よりも高いです。

朝日系列のメディアでは「EduA」という教育特化サイトもあるように他紙よりも受験ニュースに力を入れています。私が好きなクイズノックの伊沢さんもよく朝日系のメディアに出ています。

そのため、受験を少しでも有利にすすめたい人にはおすすめします。

朝日新聞は本業(新聞)は傾いているが、不動産ビジネスが好調。だが、それも2020年以降は崩れたっぽい。
新聞社は未上場企業ばかりだから経営状態が把握しにくいんだよな。

まとめ:1紙だけ購読するなら

  • フィクションや神話を信じるなら産経
  • 無難な新聞がいいのなら読売(ちょっと保守的)
  • 投資や就活を有利にすすめたい、あるいはビジネスに活かしたいのなら日経
  • つぶれかけの会社による変態報道が見たいのなら毎日
  • 捏造報道が見たい、反自民党にこだわりたい、そして受験を少しでも有利にしたいのなら朝日

ちなみに私自身は新聞はほとんど購読せずネットニュースを比較しながら読んでいます。

今のインターネット時代では新聞にお金を払う価値はほとんどないからです。

電車の中で産経、朝日、毎日を読むのは恥ずかしい。電子版なら他人からわからないけど。

このページで書いた批判は、たぶんまともな新聞記者ならみんなわかっていると思います。

しかし、日本の大手マスコミはテレビ局と新聞とラジオとがグループ会社になっていて(=クロスオーナーシップ)、とくに自社グループにとって都合が悪いことは報道しません。

新聞記者は自社グループの方針に逆らえないため、空気を読んで黙っているというわけ。

また日本の新聞社は世界的に悪い意味で珍しい記者クラブという閉鎖的な体制を維持し続けています。

記者クラブ、クロスオーナーシップ、再販制度、電波利権、日刊新聞紙法(株の譲渡制限)、このあたりを改革しないと報道の自由度ランキングで日本は上位に行けません。

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