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ディズニーランドはなぜ人気があるのか【アニメと一体的な戦略】

2020年9月23日

今回は千葉県浦安市にある東京ディズニーリゾート(ディズニーランド・ディズニーシー)はなぜ人気があるのか(楽しい理由、成功要因、マーケティング戦略)を解説します。

同じ日本国内の人気テーマパークであるユニバーサル・スタジオ・ジャパンとも共通点があります。

筆者は東京ディズニーリゾートに通算20回は出かけており、さらに社会分析の著書も出しているようにこの手の分析はかなり得意です。そこらの論文にも負けません。

それでは見ていきましょう。

東京ディズニーリゾートの運営元は株式会社オリエンタルランドで、筆頭株主は京成電鉄株式会社。

ディズニーランドに人気がある理由

東京ディズニーリゾートに人気がある最たる理由を一言でいうと「全体的な雰囲気が夢の国みたいで、他の施設では体験しにくい価値があるから」です。

それはリゾート内の従業員を「キャスト」、客を「ゲスト」と呼ぶことにも表れています。

すなわちディズニーリゾートは敷地内を夢の国と想定しており、夢の国を演出する側はキャスト、夢の国を訪れる人はゲストと見なしているのです。

この全体的な雰囲気は以下のような部分部分の集大成ともいえるもの。

  • 外周部の道路にも気を配っている
  • 敷地の内側と外側では別世界
  • 夢の裏側を見せない
  • 日常感を小さくしている
  • いくつもの時代や地域の雰囲気がまとめて味わえる
  • 乗るまでの雰囲気が楽しい
  • 原作を知らなくても楽しい
  • 乗ってからのストーリーも魅力的
  • 映画館のような共有空間
  • 彩り豊かでおしゃれ
  • 日本の人気アニメとディズニーアニメは方向性が違う
  • 古いデザインやアトラクションを更新する
  • ディズニーのアニメ作品はショウやミュージカルに向いている
  • キャラは親しみやすい動物型ばかり
  • 伝統と革新の世界を体験できる
  • 老若男女が楽しめる
  • キャストも雰囲気をつくっている
  • 高いレベルで清潔感が保たれている
  • 最後は夜のパレードで締めくくる

どういうことか以下にわかりやすく示してまいります。

周りの道路も雰囲気を盛り上げている

まずディズニーランドの外周部の道路を観察すると、明らかにヤシの木が多いことに気がつきます。

ディズニーリゾートの近くに立地するディズニー資本以外のホテルの敷地内にもヤシの木が目立ちます。

それらは自生のものではなく、ディズニーの本家であるアメリカのカリフォルニアにあるディズニーランド、フロリダにあるディズニーワールドの雰囲気に近づけるために植えたものでしょう。

これによって南国的で開放的な雰囲気が高まります。

また舞浜駅の発車メロディはディズニーランドのアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」のテーマソングである『小さな世界』です。

さらにディズニーランドに至るペデストリアンデッキ(高架の歩道)においては、ディズニー系のインストゥルメンタルの楽しそうな音楽がいつも流れています。

つまり、ディズニーランドは入園前の段階からゲストの心理を盛り上げているのです。

舞浜付近を訪れる人=ディズニーランドの入園者とは限りませんが、その雰囲気に触れるとついつい入りたくなってしまう人は多いでしょう。

JR舞浜駅の南側にディズニーリゾートはある。一方、舞浜駅の北側は一戸建て中心の住宅地。出口の北と南でこれほどまでに違う駅は珍しい。

敷地の内側と外側では別世界

JR京葉線や武蔵野線の電車が舞浜駅付近に差し掛かると車内の窓からはシンデレラ城やビッグサンダーマウンテンの建物上部が見えます。

しかし、ディズニーリゾート内に立っているゲストからは外部の電車や建物はほぼ見えないようになっています。

外部が見えてしまうと「夢の国」という雰囲気が崩れてしまうからです。

キャストやメンテナンス業者が行けるエリアだと外部も見えるのでしょうが、パーク内のゲストからは外部が見えないようになっているのです。

夢の裏側を見せない

同じような発想でディズニーリゾート内では荷物・ゴミの運搬路や従業員の移動ルートはおもに地下にあります。

そういうものが地上にあってゲストが目撃すると、これまた「夢の国」という雰囲気が崩れてしまうからです。

それは着ぐるみキャラが頭に被り物をするところを決して見せないのと一緒の発想だな。

日常感を小さくする工夫

さらにリゾート内では日常感を消して夢の国感を保つ工夫がいたるところでなされています。

具体的には、トイレの案内標識が地味、喫煙所とピクニックエリアは隅の目立たないところにある、大きな時計が少ない、迷子アナウンスがない(まれに緊急放送はある)など。

それから酔っぱらいを排除するためにディズニーランドでは酒類を販売していません(ディズニーシーでは売っている)。

ディズニーランドのレストラン・売店は洋食が圧倒的に多く、庶民的な行楽地にありがちな焼きそばやおにぎり、ラーメンは少ないです。

いくつもの時代や地域の雰囲気がまとめて味わえる

さて、東京ディズニーランドとディズニーシーはそれぞれ7つのエリアでもってゲストを迎い入れています。

その多くはアメリカ合衆国の国土をモデルにしています。アメリカ人にとってアメリカの街並みや田舎の風景は馴染み深いものですが、日本人にとっては憧れや珍しさがあるものです。

日本人って戦時中は「鬼畜米英」とか言っていたのに、戦後は文化面ではアメリカのことが大好きになったよね。
アニメ映画『ピノキオ』は1940年の時点で生み出されていた。このアニメの高い完成度を見ると、当時の日本とは文明水準が大きく違ったのだとわかる。
1940年代のディズニーアニメを見ると日本を敵国と見なしたアニメもあるよね。政府の圧力があったのかな…。

ハリウッド映画、マクドナルド、スタバなどは日本に移入されたアメリカ文化の代表格。

システムキッチン(ビルトインキッチン)やアップル製品もアメリカ文化といえるかも。

東京ディズニーランドのテーマランド一覧とモデルにした世界

  • ワールドバザール(20世紀初期のアメリカ)
  • アドベンチャーランド(カリブとジャングル)
  • ウエスタンランド(19世紀・開拓時代のアメリカ西部)
  • クリッターカントリー(大河のほとりにある丘と小動物)
  • ファンタジーランド(おとぎ話のような世界)
  • トゥーンタウン(ディズニーキャラが住む街)
  • トゥモローランド(未来的な世界観の街)

東京ディズニーシーのテーマポート一覧とモデルにした世界

  • メディテレーニアンハーバー(南欧の港町)
  • アメリカンウォーターフロント(20世紀初頭のアメリカの港町)
  • ポートディスカバリー(未来の港町)
  • ロストリバーデルタ(1930年代の中央アメリカのジャングル)
  • アラビアンコースト(中東・アラビアンナイト )
  • マーメイドラグーン(メルヘンチックな海底王国 )
  • ミステリアスアイランド(科学的な海底世界)

一つのテーマパークに訪れるだけで異国系の世界観を7つも味わえるなんて実におトクだと思いませんか。

近くに宿泊すれば、1日目はディズニーランド、2日目はディズニーシーに行くということもできます。

すべて満喫するにはリピーターになる必要があるでしょう。イベントやアトラクションは新しいものにたびたび更新されますし。

乗るまでの雰囲気も楽しい:原作を知らなくても楽しい

それからテーマパークにおいては個別のアトラクションごとの雰囲気とストーリーも大事です。

そもそも遊園地のジェットコースター(ローラーコースター)といえば、コースターで坂を登ってから下りるまでがメインで楽しむところです。

しかし、ディズニーリゾートにおいてはゲストがアトラクションに乗るまでの雰囲気も盛り上げています。

たとえば「スターツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」というアトラクションにおいては、映画『スター・ウォーズ』の未来的な宇宙観に沿って乗るまでの雰囲気を盛り上げてくれます。

ディズニーランドは待ち時間が長いためにゲストを飽きさせない工夫として盛り上げているという見方もあるでしょうが、筆者はそういう雰囲気が大好きです。

スターツアーズはまるで未来の宇宙ステーションから別の天体に飛び立つ前のよう。
スターツアーズは映画『スター・ウォーズ』を知らなくても雰囲気だけで楽しめるよね。
映画や原作を見ていない人でも雰囲気だけで楽しめるっていうのはスゴイし、マーケティング的にも重要なところ。
映画や原作を見ている人だけが訪れる(楽しめる)遊園地と、映画や原作を見ていない人も楽しめる遊園地、後者の方が集客力は上だわな。

乗ってからのストーリーも魅力的

ディズニーランドにおいてはアトラクションに乗ってからもストーリーがあります。

たとえばスプラッシュマウンテンといえば、最後に滝の上から派手に滑り降りるところがアトラクションの目玉です。

しかし、最後の手前まではゲスト一行はかわいい小動物だらけの川をメルヘンな感じで進みます。

同じようにディズニーシーのタワーオブテラーは落ちるまで、ランドのホーンテッドマンションは椅子に乗り込むまでにいろいろストーリーがあるでしょ?

ディズニーのアトラクションは単純に上って下りるだけではなく、ストーリーを体験する展開になっているのです。

ダンボやメリーゴーラウンドみたいな幼児向けのアトラクションはストーリーが感じられないけど。
幼児がストーリーを理解するのは難しいからね。

ビジネスにおいては「ストーリーテリング」といって物語を話す手法に効果があるのと同じで、人間はストーリーに惹きつけられるもの。

タワーオブテラーは待ち時間が長くて有名ですが、海外の遊園地によくあるフリーフォールのように単に上って落ちるだけだったらそこまでの人気は出ないでしょう。

2時間も並んで上って落ちるだけだったら味気ないですからね。

物理的な怖さ(速い、角度が急)を楽しむなら富士急ハイランドで、ストーリーとともに楽しむならディズニーランドかな。

映画館のような共有空間

アトラクションのストーリーと楽しさに関して、もしあなたがタワーオブテラーやスターツアーズを貸し切って一人だけで乗ったら楽しいと思いますか?

おそらく楽しさは半減するでしょう。ディズニーランドのアトラクションは映画館のようにみんなでストーリーの感動を共有することも魅力になっているからです。

ディズニーランドは混雑が不評要素ではありますが、適度にゲストがいないと雰囲気や楽しさが悪くなってしまいます。

極端な話、ゲストは自分一人であとはキャストしかいなかったらゴーストタウンみたいで悲しいな。

彩り豊かでおしゃれ

ワールドバザール

色彩学的にはディズニーリゾートの建造物は淡い原色を多用しており、アメリカ風、あるいは南欧風の外観ばかりです。

ワールドバザールの街並み、ファンタジーランドの「イッツ・ア・スモールワールド」はその典型。パレードは昼も夜も彩り豊かです。

楳○かずお氏の自宅のように日本の住宅街で濃い赤色と白のシマシマ模様の家は悪目立ちしていまいますが、淡い原色の欧米建築は見ているだけで味わいがあります。

ポップコーンを売っているワゴンでさえもおしゃれですし美味しそうに並べてありますから、つい買ってしまう人も多いのでは?

ディズニー作品はショウに向いている

さて、ディズニー系列の有名な作品といえば『ピノキオ』『眠れる森の美女』『シンデレラ』『メリーポピンズ』『アラジン』『美女と野獣』『トイ・ストーリー』『スター・ウォーズ』『パイレーツ・オブ・カリビアン』などがあります。

こういった作品の多くは老人も若年層も知っている率が高いです。後年にミュージカル化された作品やリメイクされた作品もあり、老若男女や親子が話題を共有しながら物語の世界観を体験できます。

これに関して興味深いのがディズニーランドの主役であるミッキーマウスが主役級の映画は少ないし、作品の知名度は低いということ(ミッキー自体の知名度はかなり高い)。

あなたはミッキーマウスが主役の映画をあげることができますか。ドナルドダックでもいいですよ。

私は『ファンタジア』と『ミッキーのクリスマスキャロル』をあげることができますが、ディズニーランドに行ったことがある人でさえも一つもあげられない人は多いでしょう。

これってすごいことだと思いませんか。ゲストはミッキーの出演映画をあまり知らないのにミッキーは写真撮影や握手を頼まれまくるんですよ。

※ミッキーの知名度が高いのは、ミッキーはディズニーランドのシンボルキャラとして露出してきたからでしょう。ミッキーは名前も見た目も覚えやすいですし。

ディズニーのアニメってミュージカルや遊園地のショウにしやすいんだよな。ストーリーは単純で明るいし、ダンスと合うし。
ディズニーはアニメの制作段階でミュージカルやショウにすることを視野に入れている。とくに『ライオンキング』や『アナと雪の女王』は途中の挿入歌がミュージカルっぽい。
そういえば1950年代の『眠れる森の美女』もミュージカルっぽいアニメだね。
日本産のアニメにもとづいたテーマパークがディズニーランドに勝つには、テーマパーク以前にアニメの制作段階が重要。
ディズニーの音楽は西洋楽器と相性がよくて明るい感じで(=ブラスバンド的)遊園地の雰囲気に向いているんだよな。

日本の人気アニメとディズニーアニメは方向性が違う

日本で人気のアニメ作品、たとえばジブリ系、エヴァンゲリオン、ドラえもん、ドラゴンボール、クレヨンしんちゃんなどはアニメとしての完成度は高いと思います。

しかし、アニメの完成度が高いとしてもその大半は遊園地のショウ・パレードに向いていないと思います。

ジブリ以外の日本のアニメ作品は欧米風のファンタジー感やメルヘン感に欠けるからです。音楽についても西洋系のブラスバンドミュージックは似合いません。

『ドラゴンボール』は世界的に大人気だけど遊園地で『ドラゴンボール』の世界観を体験してみたいっていう人は少ないかも。
日本の人気アニメ・漫画では大きな悲しみを背負っている主人公が多い。ルフィ、ナルト、孫悟空、キン肉スグル、上杉達也、緋村剣心、竈門炭治郎、鉄腕アトム、間黒男はあてはまっている。でも、遊園地では悲しみよりも楽しさ・明るさを味わいたいでしょ?
確かにディズニーの主役級アニメキャラは陽気で悲しい面を見せないタイプが多いな。

たとえば日本で人気のドラクエというゲームは、欧米風の城と王様と姫が出てくる率が高いように日本人は欧米の古風な風景に憧れをもっています。

これに関してディズニーアニメの主役級の人型キャラは、姫、王子、女神、人魚、妖精など古風な欧米型メルヘン感が強く出ています。

悪役の素性も古典的な魔女や腹黒いオスばかりで単純な目的に沿って動いています。

ディズニーアニメはストーリーの完成度は日本産の人気アニメに劣りますが、楽しい雰囲気を醸し出すことやグッズの販売力においては負けていません。

ディズニーのアニメはテーマパーク向き

  • ディズニーアニメ⇒動物キャラによる楽しい雰囲気や王子・姫という憧れを表現することを重視。西洋系の雰囲気やおとぎ話が基本(中東も少し)。作者はエンターテイナーの精神が強い。
  • 日本の人気アニメ⇒深いストーリーと人間ドラマを重視。西洋や東洋という括りにはあまりとらわれない。作者は芸術家としての精神が強い。
井上雄彦、庵野秀明、宮崎駿といった作者は己の理想・表現を突き詰める芸術家という感じだ(敬称略)。

ディズニーの着ぐるみキャラは親しみやすい動物型ばかり

ディズニーランドの着ぐるみキャラクターといえば、ネズミのミッキーとミニー、アヒルのドナルドとデイジー、クマのプーさん、シマリスのチップとデール、犬のプルートとグーフィーのように動物型ばかり。

で、ゲストの立場からいうと、ドラゴンボールのZ戦士やクレヨンしんちゃんのような人型キャラの着ぐるみ・コスチュームよりも、ディズニーのような動物キャラの着ぐるみと写真を撮ってみたいと思いませんか。

アニメのストーリーを理解できないような幼児の場合はとくに動物キャラの方を好むでしょう。

ディズニーアニメをほとんど知らない高齢者としても動物キャラの方が親しみが湧くでしょう。

そもそも人間は犬や猫のような動物(どくに哺乳類)をペットとして飼い、他人のものであっても触りたがります。

つまり、大衆的な遊園地のキャラとしては人型キャラよりも動物キャラの方が親しみやすくて集客しやすいのです。

ディズニーランドにはグリーティングといってキャラと触れ合える時間帯・場所もありますし。

とくにミッキーとドナルドとプーさんの人気は世界的に高いものがあります。

ちなみにディズニーランドで会える人型キャラは、ジャック・スパロウ(カリブの海賊)、ピーターパン、アリス、シンデレラ、白雪姫など。

分厚い着ぐるみキャラに触るのは法的に問題ないでしょうが(一部の部位はダメ)、着ぐるみをつけていない人型キャラに触ったらセクハラですから着ぐるみとしての人型キャラには馴染みが湧きにくいでしょう。

まあ人型キャラであっても握手くらいはできるかもしれませんが。

ディズニーは古いデザインやアトラクションを更新する

ディズニーランドではスモールワールドやジャングルクルーズのような開業当初からあるアトラクションについてもリニューアルが施されています。

ミッキーやドナルドのデザインも初期から見ると変わったし。

ディズニーランド最大のパレードといえるエレクトリカルパレードは昔からありますが、細かいところは改善が積み重なることで変わってきています。

これこそ伝統と革新。すなわちディズニーリゾートの核にはウォルト・ディズニーのエンターテイメント精神があり、それを時代ごとに発展させてきたのです。

東京ディズニーリゾートもその精神を忘れず、顧客満足度アップに向けて未だに拡張・投資を怠っていません。

ディズニーランドの収益図

やはり東京ディズニーリゾートは、ディズニーのアニメ・映画需要とアトラクション需要とグッズ需要と飲食需要とホテル需要を複合的に高い利益率で収益化している点が特筆されます。今では結婚式だって挙げられますし。

消費者(ゲスト)としても「お金」さえあれば夢心地を楽しめるわけです。

老若男女が楽しめる

またディズニーリゾートで売っているグッズや食事は子どもだけでなく、大人の需要に対応したものも多く見られます。

大人向けのグッズとは、香水、革小物、ガラス工芸、ネクタイピン、万年筆など。テーマランドやテーマポートごとにお店の雰囲気や売っている品物が違うのも興味をひきます。

ちなみに30代の男である筆者は、トゥモローランドとアドベンチャーランドとウエスタンランドの商品を見るのが好きです。

遊園地といえば土休日に子どもが親に「遊園地に連れて行って」と頼むパターンがディズニーランドができるまでは多いものでした。

そういった遊園地のアトラクションは子ども向けのものが多く、さらに売っているグッズや食べ物も子ども向けのものが多かったりします。

しかし、ディズニーリゾートは大人も積極的に行きたがる(買いたがる)点が特筆されます。

ディズニーランドやUSJのように昔からある名作を遊園地のテーマにすると大人も惹きつけられるのでしょう。

ディズニーランドを訪れるゲストの中には「絶叫マシンに乗るのは苦手だけど、パレードやショウを見たり適当に雰囲気を感じるだけで楽しい」という人がいます。これは高齢者や幼児に多いはず。

また一人で訪れた人は2列単位のアトラクションに乗るのが恥ずかしいでしょうが、パレードやショウ、ショッピングなら1人でも恥ずかしくないでしょう。

ランドとシーではシーの方が大人向け。

キャストも雰囲気をつくっている

ディズニーランドを魅力ある雰囲気にしている要素としてはキャストの存在も大きいです。

とくにアトラクションをガイドするアトラクションキャストと、パレードやショウに出るダンサーと、カストーディアル(清掃係)の求人に採用されるのは難関として有名です。

ディズニーランドでは現業で働くこと自体がブランド化しているといえます。ディズニーランドで働きたいがために上京してくる若者は毎年いますからね。

パレードの花形キャストは欧米人が多いですが、日本の街中でかっこいい欧米人に会う機会は少ないため目をひきます。

カストーディアルは園内の清掃を精力的に行っており、ディズニーリゾート内には目立ったゴミが見当たりません。

カストーディアルは清掃だけに限らず、園内の案内や迷子担当、そして地面に水でディズニーキャラを描いてくれるなど人気者です。

冴えない遊園地だと係員は事務的な接客ばかりで面白みがないんだよな。

最後は夜のパレードで締めくくる

さて、英語圏や日本には「終わりよければすべてよし」ということわざがあります。これはディズニーランドにも通じます。

一般に東京ディズニーランドで一日の最後に見るモノといえば夜のパレードでしょう(あるいは花火かな)。

で、この夜のパレードは他の遊園地では見られない素晴らしい完成度を誇っています。視覚的にも聴覚的にも素晴らしいとしか言いようがありません。ディズニーランドは音と光の使い方がとても上手いです。

最後に素晴らしいパレードを見ると、昼間は行列や暑さが大変だったとしてもゲストには満足感が残ります。

もし夜のパレードの後にアトラクションに乗るとしてもその時間のアトラクションはすいていますから満足感が高いです。

フィナーレに最も満足度が高いパレードを見ることでゲストは夢見心地で帰路につくことができます。

個人的には「ディズニー・ファンティリュージョン!」というパレードを復活させてほしいです。

「ディズニー・ファンティリュージョン!」は音楽がディズニー系アニメ音楽のオールスターであり、ディズニーヴィランズ(ディズニーの悪役)が怖くて魅力的なんですよ。

やはりディズニー作品は憎たらしい悪役もいないと成り立ちませんからね。とくに「星に願いを」が流れるところは感涙モノ。

しかし、悪役が怖くて泣き出す子もいたようにやや大人向けのパレードだと思います。

まとめ:不評もあるけど行く価値がある

逆にディズニーリゾートが不評な理由としては、パスポートが高い、食事代も高い、入園するだけの券がない、いつも混雑している、洋食以外の食べ物が少ないなど。

ディズニーリゾートは年間パスポートはかなり安い割に、通常のパスポートは高いです。

また昔は入園券(入園だけでアトラクションには乗れない)やアトラクション券(入園券と組み合わせて使う券)がありましたが、今はパスポートに一本化されています。

パスポートは1デー、シニア、スターライトなどがありますが、昔のように入園だけを目的とした券があってもいいと思います。

ディズニーリゾートはまだ規模を拡大するため、その都度行く価値があります。

投資対象としてもいいかもしれません(運営はオリエンタルランド)。

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