光GENJIへ―元フォーリーブス北公次の禁断の半生記(芸能界で枕と2世・コネは最強の武器)
この日本にはイケメンもイケメンではない人もたくさんいます。
しかし、ジャニーズ事務所のアイドルは平均的には紛れもないイケメンでありつつも、その辺にいるイケメンとは違う独自のオーラが感じられるかと思います。
これこそがジャニーズに人気がある理由の一つにつながっています。
私自身はジャニーズについて好きとか嫌いといった特別な感情をもっているわけではないため、公平に人気の理由を分析することができます。
個人的にジャニーズは嫌いではありませんが、バレーボールやオリンピックなどスポーツの国際試合のテレビ中継にジャニーズを押し込んでくるのはどうかと思います。
まあジャニーズを入れると女性の観客動員(会場の盛り上げ要員も兼務)と視聴率が大幅に上がるため、それによって日本の大企業がスポンサーにつくから押し込んでくるんでしょうけど。
とくにバレーボールの世界大会は他国では大型スポンサーがつきにくいため、日本で開催する率がやたら高いのです。
バレーボールの選手は男女ともに身長が高いですが、ジャニーズタレントは彼らと一緒に映ることに抵抗を感じているんでしょうかね。
ジャニーズに人気がある理由
ジャニーズに人気がある理由(ジャニーズが成功した理由)は以下のとおり。
- 日本で好まれる中性的なイケメンを多数送り出していた
- 単なるイケメンではない
- 故ジャニー喜多川氏に尋常じゃないセンスがあった
- グループ単位の方が歌やダンスは魅力的
- 男性アイドルらしく結婚が遅い:グループとしてのしがらみ
- バラエティで活躍するにはグループが有利
- 仲のいい成人男子グループを見るのが好きな人は結構いる
- 楽曲に恵まれた
- ファンが盲目的
- 東アジアだけに特化したアイドル(東アジア以外で通用するか疑問)
- ○○○と○○○○と○○の圧力のせい
ここから先は上の箇条書きを掘り下げていきます。
日本で好まれる中性的なイケメンを80年代から送り出していた
私が個人的に思う日本人でかっこいい男は、若い頃の坂口憲二さんや室伏広治さんです。
しかし、日本人の女性の多くはムキムキタイプのイケメンよりも中性的な男性を好む傾向があります。
ジャニーズが世に送り出すアイドルは昔から中性的であり、それは郷ひろみさんの成功で確たる路線になったように思います。
ジャニーズは単なるイケメン集団ではない
ジャニーズのアイドルは基本的にイケメンですが、その辺にいるイケメンとは違ったオーラを感じます。
- 諸星和己さんや木村拓哉さんのような時代をリードしたカリスマタイプ
- 二宮和也さんや相葉雅紀さんに代表されるような親しみやすいタイプ
- 堂本光一さんや東山紀之さんのようなストイックタイプ
- 村上信五さんや中居正広さんに代表されるような司会者タイプ
- 風間俊介さんや草彅剛さんのような個性的な俳優タイプ
以上のような特徴は一般人にはそう簡単に出せないものばかりです。
とくに全盛期においては諸星さんや木村さんはイケメンの代名詞でしたし、多くの人が本名よりも「かーくん」「キムタク」というニックネームでもって呼んでいました。
そこに書ききれなかったタレントについても有名グループに所属しているのなら大抵は素晴らしい個性をもっています。
故ジャニー喜多川氏に尋常じゃないセンスがあった
そんな素晴らしい個性を早い段階で見抜いたのがジャニーズ事務所の創業者である故ジャニー喜多川氏です。
ジャニーズでは入所の段階、そしてジュニアから特定グループとしてデビューする段階などにおいて選別されます。それは一昔前ではジャニー喜多川氏が担うところが大きいものでした。
成長期の子どもの顔や声は変わるにもかかわらずジャニー喜多川氏は鋭いセンスをもって選んでいました。
ジャニー喜多川氏はそのときのコツについて語っていますが、結局は選ぶ人のセンスがよくないと上手くいかないと思います。
グループ単位の方が歌やダンスは魅力的
ジャニーズの売れっ子は基本的にはグループとしてデビューした経歴をもっており、グループが解散するまでは高い人気をもつ傾向があります。
たとえばジャニーズの中には歌が下手な人もいますが、グループ単位での合唱であれば歌の下手さは目立ちません。
またジャニーズの歌といえば踊りながら歌うことが定番になっています。これも一人で踊るよりはグループ単位で踊る方が魅力的に見えるでしょう。
ジャニーズ事務所のジュニアはアイドルグループの後ろでバックダンサーとして踊ります。
これはデビュー前の少年たちが芸能界で通用する技量や経験値をつける場所としては良質だと思います。
男性アイドルらしく結婚が遅い:グループとしてのしがらみ
そもそもアイドルはファンに対して夢を与える職業です。
ファンは意中のアイドルと高確率で結婚できないとは内心ではわかっていても、アイドルが若い内は「アイドルと結婚したい」という夢をもっていたいもの。
そのためか、ジャニーズの人気グループ所属のタレントは結婚が遅いです(結婚していない人も多数いる)。
というか、グループ単位で活動している中で一人だけ若い段階で結婚してしまうと女性ファンが離れ、それはグループ全体の人気にも悪影響がおよびます。
そのため結婚を意図的に抑えていた事例もたくさんあります。
バラエティ番組で活躍するには複数のメンバーが必要
それからSMAP以前のジャニーズアイドルが出演するテレビ番組といえば音楽やドラマばかりでした。
しかし、1990年代~のSMAPは料理対決やコントなどバラエティ路線でも大きな人気を得て、それは嵐にも引き継がれました。
コントではイケメンアイドルに似つかわしくない三枚目キャラを演じて話題になったこともありました。
SMAPのメンバーは『ガキの使い:笑ってはいけない~』にも出演して笑わせてくれたように、アイドルはカッコ悪いところも見せた方が魅力的なのかもしれません。
料理対決やコントはゲストを呼ばない限り一人ではできないので、ここでもメンバーは複数いる方が有利です。
仲のいい男子グループを見るのが好きな人は結構いる
昔の『SMAP×SMAP』のようなバラエティ番組だとメンバー間の仲の良さもわかります。
「裏では仲が悪かったかもしれない」という邪推は置いておいて、それは音楽番組やドラマでは出しにくいものです。
最近のYouTuberでも東海オンエアやクイズノックのような男子グループは人気が高いように、男子グループの中のメンバー間で仲がいいところを見るだけで和むというファンは多いです。
嵐はまさにこのタイプでしょう。
楽曲に恵まれた
ジャニーズの人気グループは楽曲にも恵まれました。
女性でも男性でもやはりアイドルはよい楽曲がないと売れにくいですからね。
- 少年隊『仮面舞踏会』
- シブがき隊『スシ食いねェ!』
- 光GENJI『パラダイス銀河』『ガラスの十代』
- SMAP『がんばりましょう』『世界に一つだけの花』
- KinKi Kids『硝子の少年』
- 嵐『A・RA・SHI』『One Love』
とくに飛鳥涼さん(CHAGE and ASKA)や槇原敬之さんは素晴らしい楽曲をジャニーズに提供してくれました。
いくらジャニー喜多川氏の人選のセンスがよくても彼は作曲までは担当していませんから、よい楽曲に恵まれたことはそれとは別の幸運な出来事だったといえます。
カバー曲より、ジャニーズの原曲のほうがいい
ジャニーズのヒット曲は今までにさまざまなアーティストによってカバーされています。
しかし、そういったカバー曲よりもジャニーズアイドルによる原曲のほうが聴いていて心地がいいと感じます。
たとえば『忍たま乱太郎』の主題歌は「光GENJIバージョンが一番いい」と感じてしまうのです。
単純な歌唱力だったらほかにもっと優れたアーティストがいますが、ジャニーズの歌には独特の魅力があります。
ジャニーズ事務所の戦略
ジャニーズ事務所においては入所の段階、そしてジュニアから特定グループとしてデビューする段階において選別されます。
ジャニーズ事務所内の競争の倍率は時代によって違いますが、それなりに大変な倍率だと推測されます。
このようにジャニーズ事務所における競争は激しい一方で、ジャニーズ事務所は他の事務所の男性アイドルに対して圧力をかけていたという疑惑もたびたび浮上しています。
あなたは、若い男性アイドルでジャニーズ事務所所属ではない人って思い浮かびますか。おそらくほとんど思い浮かばないでしょう。
例外的に2000年代はW○○○○.という非ジャニーズ系グループが人気を得ていましたが、不自然なことにメディアへの露出は急激に減りました。この裏にはジャニーズ事務所による圧力があったという説もあります。
テレビ局とぐるになって不祥事をもみ消してきた
ジャニーズ事務所所属のアイドルの中には不祥事っぽいことをやらかした人もいます。
しかし、ジャニーズ事務所はテレビ局と強力なコネをもっているため、不祥事をほとんど報道しなかった事例もありました。
ジャニーズの人気グループのメンバーは大企業のCMにも出演しているなどドル箱キャラであるため、テレビ局は彼らが不人気になるようなことは報道したがらないのです。
まとめ
ジャニーズ事務所とそのアイドルはこれまでにスゴイ人気を獲得してきました。
しかし、SMAPの解散とジャニー喜多川氏の死去以降は時代の流れが変わってきました。
ジャニー喜多川氏の経営手腕はずば抜けていましたし、最近ではYouTuberの素人っぽい人たちがアイドル並みの人気を得ていたりします。
これによってジャニーズ事務所だけが若い男性アイドル市場を独占し続けるのは難しいのかもしれません。みんなの好みも多様化してきましたし。
それは消費者(アイドルを欲する人)にとって悪いことではないでしょう。
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