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芸術家や漫画家に左翼が多い理由

2020年8月17日

ハンドメイド

今回は芸能界(音楽、俳優、アーティスト、映画、テレビ、文化人)や漫画家に左翼が多い理由を解説します。

芸能人、音楽家、俳優、アーティスト、画家、映画関係者、テレビ業界人、文化人、小説家、漫画家、アニメーターなど芸術作品をつくることに携わる人たちをこの記事では「芸術界隈」と呼ぶことにします。

要するに、芸術を扱う業界には左翼が多いのはなぜかということ。

それがよいか悪いかは別にして、芸術界隈に左翼が多い理由を知るといろいろ勉強になりますよ。割と世界共通の傾向ですし。

在日朝鮮人の歴史とかも簡単に知っておいた方がいいです。

なるべく左右の思想が偏らないように中立的に解説します。

たとえば日本政府が外国政府と対立したとき、武力行使も選択肢の一つとして見せるのが右翼、なるべく話し合いだけで解決しようとするのが左翼とお考えください。

右翼は人間の本質を悪と見なしている一方で(武力を使った脅しが必要と考える)、左翼は人間の本質を善と見なしているのです(武力を使った脅しがなくても解決可能と考える)。

左翼は平和と理想に対する執着が強いといえます。

芸術家にも右翼っぽい人はいるよ。少数派だけど。

なぜ芸術家や漫画家に左翼が多いのか

芸術界隈に左翼が多いのは、左翼が大好きな平和主義と自由権と理想主義と革命思想、そして日本史と関係があります。

まず平和主義について冷静になって考えてください。

平和主義とは平和を実現させようとする思想のこと。

人間が、音楽、映画、テレビ、演劇、文学、漫画といった芸術・娯楽を楽しむには平和であることが必要ですよね。

空から爆弾が降ってくるときに娯楽を楽しむ人は普通はいませんから。

また一般庶民の家計としても戦時中は生きること(衣食住)にお金をかけるのであって、娯楽の類にお金を支出する余裕はありません。

芸術にお金が流れないようでは芸術界隈で働こうとする人も大幅に減ってしまいます。

つまり、国が戦争状態になると芸術界隈は一気に廃れてしまうのです。

そこで芸術界隈の人々は戦争になりそうな可能性について少しでも反抗したがります。これが左翼に見えるというわけです。

武力保有と戦争の関係について日本の左翼はとくに敏感。

ちなみに右翼も平和を好みます。

しかし右翼の場合、平和は軍隊や警察が戦力を行使してこそ成り立つものと考えています。

左翼にとって武力は戦争の種ですが、右翼にとって武力は平和の手段と見なされるのです。

日本の左翼は極端ですが。

芸能人は「武力は平和の手段」などと現実的なことをいうよりも、「武力は戦争の種」という感じで発言した方が大衆や共演する外国人からの印象はよいでしょう。

芸術を生み出すには平和と自由が大切

思想面でも日本が第二次大戦中は「敵国の文化を楽しむのは日本人にあらず」みたいな統制がありました。

戦争は基本的には国VS国の構図であり一国の力を敵国に勝つことに集中させるため、国民の思想は政府の都合がいいように統制されてしまうのです。

そもそも人間が芸術作品をつくってみんなに公開するには「思想の自由」や「表現の自由」が必要です。

やはり思想や表現の自由が制限されていては優れた芸術を生み出しにくいからです。それは北朝鮮を見ても明らか。

表現の自由とは政府から規制されることなく自分を自由に表現すること。

「表現の自由」は当たり前の権利かに見えますが、正式に確立したのは日本では第二次世界大戦後です。

とくに左翼は、政府の介入を抑えたうえで実現させる自由権を重視します。

戦中の日本の世相は反米だった。しかし、戦後は文化面ではアメリカが大好きになった。
確かにアメリカ生まれの映画、ファストフード、家電などはとても人気がある。原爆投下の恨みが感じられないくらい。日本人の変わり身は世界的に早い方かな。
日本人は政治と文化は別だと割り切っているのかもね。

理想主義・革命思想との関係

芸術作品は現実を反映している面があるとはいえ、基本的にはフィクションです。

芸術作品はフィクションですから現実にはありえない理想や革命思想も反映させることができます。

たとえば、あなたには日本社会で理不尽に感じられることが何かしらあるはずです。

そこで「世の中に革命が起きれば一気に解決する」とか考えたことはありませんか。

現実にはいろいろ複雑な事情があって一気に解決することが難しいとしても芸術作品の中でなら理想的な世界を描くことができます。

芸術作品の中では作者にとってわざと憎たらしい敵を登場させて、お気に入りのキャラクターに痛快にやっつけさせるなんてこともできます。

芸術作品は理想的な世界を描く舞台として適しているのです。音楽やドラマなどを見ても、人権、愛、自由、平和、多様性みたいな美辞麗句に沿った作品はとても多いです。

というか芸術作品は美辞麗句や現実離れにこだわらないと魅力的に仕上がらないとおもいえます。

普段から理想や現実離れについて考えながら芸術作品をつくっている人は、政治面でも理想と急進的な改革を好む左翼になりやすいのです。

つまり、芸術作品と左翼は親和性が高いといえます。作家についてもノンフィクションよりフィクションを描いてる人の方が左翼率は高いでしょう。

超有名な漫画である『ワンピース』で主人公はどちらかというと革命派。
既存の政府に賛同する物語よりも反政府の方がストーリーとしては面白いっていうのはあるだろうね。

「表現の自由」がない時代に反戦や反政府を言葉で語ると逮捕されたりしました。

しかし、平和な理想社会を絵画で示すことくらいなら問題ありませんでした。

つまり、風刺画なんてものがあるように芸術は反戦や反政府(反権威主義)と結びつきやすいのです。

あのピカソも『ゲルニカ』を描いていますし、チャップリンの無声映画も喜劇のようで反戦も込めていますし。

「政治には国境があるけれど、芸術・文化には国境がない」というのもよくある考え方。

文化人は「The pen is mightier than the sword.(ペンは剣よりも強し)」という美学をもっている。これは左翼と親和性が高い。
言論は武力よりも強いかな。

ちなみに文化について右翼は国粋主義風に誇ります。

国粋主義とは自国の文化は他国よりも優れているとして誇るさま。

それはたとえば「日本伝統の○○っていう芸術作品はスゴイでしょ。外国人にはそう簡単にマネできまい」という感じです。

日本史:日本固有のかわいそうな事情

さらに芸術界隈に左翼が多いのは日本史も影響しています。

そもそも日本の左翼は外国人の中でも朝鮮系や中国系の人の権利を尊重しようとします。それは朝日新聞やTBS、電通といった大手マスコミを見ても明らか。政党でいうと共産党や社民党もそうです。

なぜなら戦後の日本人は在日朝鮮人を差別してきましたが、左派系のマスコミや政党は戦前も含めて朝鮮半島への謝罪心みたいなのが強いからです。もちろん、就職事情においても入社差別はありました。

1910年~1945年まで朝鮮半島は日本の統治下(日本国)でした。

しかし、民間企業の中でもマスコミはそういった差別の程度が他の業種と比べるとまだ低い業種でした。そのため、在日朝鮮人の中でも高い学力をもっていた人は一部の大手マスコミに入社することができました。

現代でも京大や東大にはコテコテの左翼がいるように、もともと左翼思想はインテリ好みの理屈っぽい思想ですから難しい言論を好む出版社や新聞社に左翼的なインテリ人材は好まれたのです。

共産党や民主党、社民党といった左翼系政党の幹部は右翼系政党の幹部よりも高学歴。

在日の入社先では日本社会における在日に対する差別への反発から起こした記事や番組もあったでしょう。

あるいは在日系のテレビ局社員は出演者として同じ在日系の芸能人を起用したこともあったでしょう。

パチンコ会社の起業も在日朝鮮人が積極的だった業種です。

しかし、日本社会における在日に対する差別への反発心をもっている在日朝鮮人が朝鮮半島に愛着をもっているとは限りません。在日朝鮮人は朝鮮半島でも差別されたからです。

このあたりの感情は複雑ですし、キー局や電通は昔とは体質が変わった気もします。

「インテリは左翼として生きるのがカッコいい」などという思潮も変わって真のインテリは中立に近くなったような感じもします。

差別されている人は実力主義の世界を好む

スポーツ選手や芸術界隈、囲碁などは会社に雇われない実力主義の世界だけに実力次第でのし上がることができます。

アスリートや芸能人に在日が多いのはこのためでもあります。

現代のアメリカでも黒人は差別されていますが、プロスポーツ界では黒人が席巻しているのはまさに実力主義と実力主義を好むことの表れ。いわゆるアメリカンドリームです。

ヨーロッパのプロサッカーでも移民は多いです。

このように被差別的な人が芸術界隈やプロスポーツ界、起業といった実力主義の世界でのし上がろうとする傾向は世界各地で見られます。

ユダヤ人も差別されてきた歴史があるけど、芸術や起業、学術の世界では成功者も多いよ。
実力主義の世界で大成功すると手堅く会社勤めしている人からは妬まれたりするけどね。
芸術界隈は会社や公的機関よりも薬物に寛容だから、それも煙たがられる一因かもね。
本来、芸術界隈は実力主義の世界です。しかし、現代の芸能人は大手マスコミや大物芸能人とコネをもっているかが成功を左右していたりします。

ちなみにユダヤ系の成功者で有名なのはスピルバーグ(映画監督)、ラリーペイジ(Google創業者)、チョムスキー(言語学者)など。

左翼は都市部に多い

それから左翼は大都市に多く、それは連鎖反応を起こしています。

偏差値の高い大学は左翼的なムードが漂っているうえに大都市に多いですし、芸能人や文化人が多く出演する大手マスコミも大都市にあるからです。

大都市は田舎に比べると人間(住民、観光客、職業の種類)に多様性がありますが、田舎は多様性が少なく排他的なムードがあります。

すなわち大都市の方が左翼と親和性が高いため、左翼は連鎖反応を起こして勢力を伸ばすのです。

左翼の理想郷は芸術家にとっての理想郷にならない

さて、ここまでの記述を読むと「左翼の言い分は正しい」と思う人がいるかもしれません。

しかし、現実はそんなに単純ではありません。

そもそも左翼にとって究極の理想は社会主義・共産主義です。

社会主義・共産主義とは、世界中のみんなが平等で(差別や格差がまったくない)、みんなが武力を一切もたず仲良くする社会と考えてください。

社会主義・共産主義は人類すべてに共通するまともな思想に見えますよね。

しかし、社会主義・共産主義はまともな思想に見えるため「オレの考えた社会主義・共産主義こそが絶対的に正しいから、みんなの思想を統制するよ。そこでは外国の思想や文化は邪魔」と極端に考える政治家が出てきます。

現代の北朝鮮の独裁者がまさにそれ。北朝鮮では外国の文化を楽しむことが大きく禁じられているのです。

北朝鮮のような社会主義国は左翼にとって理想郷になるはずでしたが、人間は理想郷を体現できるほど優れた生き物ではないため、かえってひどいことになるのです。

社会主義・共産主義は理念・理想上の産物であって現実につくることはできません。

芸術や自由を大切にする左翼にとって究極目標だった社会主義・共産主義が、むしろ芸術や自由を抑圧するというのは皮肉な話です。

右と左のバランス
参考右翼と左翼、あなたがどっちかわかる12コの質問

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