社会・教育

オンラインサロンは信者の搾取?【情弱なの?情強なの?】

2020年12月21日

サロンとは特定の人たちだけで行われる集会のこと。

もともとサロンは近世のヨーロッパで貴族や有識者が主催する形で行われていました。サロンの本来の意味は「応接室」ですし。

転じてオンラインサロンとは、そのインターネット版の集まりみたいなもの。オフ会もあります。

本来インターネットはオープンな空間ですが、オンラインサロンに参加するには月額料金を支払わなければならない場合が多く、内容の口外も制限されている場合があります。

その意味ではオンラインサロンは閉鎖的な空間だといえます。

月額課金は1000~12000円くらい。スマホ料金に近い価格帯です。

例外としてデヴィ夫人のオンラインサロンのインペリアルメンバーになるには1ヶ月につき5万円も必要ですが。

ちなみにジャニーズのファンクラブの会費は4000円。ファンクラブは一方的に情報を受け取るだけなど受動的ですが、オンラインサロンは双方向な傾向があります(メンバーも投稿や質問ができて主から返信される)。

オンラインサロンの主催者はブロガー、実業家、YouTuber、芸能人、アスリートなど。

オンラインサロンには有益なところもあれば、詐欺まがいのところもあります(全肯定でも全否定でもない)。

実際、MUPというオンラインサロン(オンラインスクールに近い)は壮大なウソが発覚して大炎上しました。

今回は有料のオンラインサロンについてメリットとデメリット、搾取性、継続課金はありなのか、そして宗教なのかという点について公平な意見を示します。

搾取とは割に合わない料金を支払ってもらうこと。

オンラインサロンは信者の搾取?【メリットとデメリット】

まずはオンラインサロンのメリットを簡単に見ていきましょう。

以下のメリットはオンラインサロンの種類・主催者によって違います。

たとえば化粧のコーチングのオンラインサロンの場合、仕事の斡旋はないでしょう。

オンラインサロンのメリット

  • 同じファンとつながることができる(居場所が見つかる)
  • 自分のことをサロンのメンバーや主に知ってもらえる
  • サロン主と会える権利ゲット
  • コンサルを受けられる(相談できる)
  • メンバー主導のプロジェクトに参加できる
  • 会員証がもらえる
  • ブログやYouTubeでは述べていない有益情報の公開
  • 仕事を紹介してもらえる場合がある
  • 自分の好きな人の閉鎖的コミュニティに所属しているというだけで満足感がある

オンラインサロンの主があなたにとってモノスゴイ尊敬に値する憧れの人だとします。

そんなオンラインサロンに所属していると、

  • 「オレもすごい」
  • 「オレも将来この人みたいになれる」
  • 「オレは主の考え方を理解できる希少な人材」
  • 「お金を払ってまで手に入れた情報は素晴らしいに違いない」
  • 「主は苦境に陥っているオレを救ってくれる」
  • 「主の夢を応援できる」
  • 「まだ実績は出せないけど意識は上がっている」
  • 「意識の高い自分が好き」

みたいな満足感・帰属意識で満たされます。

YouTubeのチャンネル登録やTwitterのフォローはだれでも無料でできますが、オンラインサロンは有料で閉鎖的な環境だけに特別感があるからです。

Twitterのプロフィール欄にも自分が所属しているオンラインサロン名を明記している一般人は結構いるようにサロンへの帰属意識が強いのでしょう。

オンラインサロンは実態としては宗教じみたファンクラブ・集金装置にすぎないところも多いというのに。

オンラインサロンのデメリット:継続課金に意味はあるのか

次はデメリットについて。

オンラインサロンのデメリット

  • ネットで無料で入手できる程度の情報しか得られなかった
  • 閉鎖的であるため悪事が発覚しにくい
  • 主のもとで働けることはうれしいためタダ働きしてしまう(=やりがい搾取)
  • 「サロンの内容は主の判断次第で変わる場合があります」という契約事項がある
  • 自分の崇拝する人がサロンの主でメンバーもイエスマンばかりだと冷静な判断ができなくなる

オンラインサロンのデメリットを考えるうえで重要なのは「継続課金の意味があるか」ということ。

たとえば大学生時代の私は2ヶ月間だけ有料のテニススクールに通った経験があります(週1回のレッスン)。

なぜ2ヶ月間だけかというと、テニススクールの雰囲気と練習メニューと、それまでもっていたテニスの疑問をコーチに答えてもらえれば、もう用済みだと考えたからです。

最初の2ヶ月間だけは受講料も安かったですし。

すなわちテニススクールのノウハウを吸収したのであれば、あとの反復練習は自分たち(サークルなど)でやった方が安上がりだということ。

この理論でいうと、たとえば筋トレや化粧(メイク)を教えてくれるサロンは最初の数ヶ月だけ入会してノウハウを得たら、あとは継続課金する意味なんてないでしょう。

ノウハウを得たのにダラダラと支払いを続けていたら、それは割に合わない形でお金をとられているということ、すなわち搾取に値します。

サロンの主に会いたいという目的でオンラインサロンに入っている人もいますが、それなら継続課金はやめて単発的なイベントに参加していいでしょう。

筋トレの理論は変わらない

ビジネスや投資だと時代によってもてはやされる業種が変わったり経営理論も変わりますが、筋トレや化粧の理論はそう簡単に変わるわけがありません。

新しい筋トレ用品や化粧品が出ることはありますが、それはYouTubeやブログを通じて情報収集すれば十分です。今は無料のネット情報でもかなり水準の高いものがたくさんありますから。

YouTubeには筋トレや化粧のノウハウをわかりやすく紹介する動画もありますから、ノウハウを学ぶためにオンラインサロンに入るのは分野によって控えるべきかも。

本を数冊買えば筋トレの方法論は十分だったりします。あとは自分で反復練習あるのみ。

一方、ビジネスに関する能力向上や資産額は明確なゴールがないため、継続課金する側にとっては便利です。

自己啓発セミナーの題材が明確なゴールのないビジネス分野であることが多いのはこのため。

本は一般論だがサロンでは個別論が手に入るかも

しかし、本やYouTube動画で筋トレやダイエットの基本理論を知ったとしても、いざ自分で実践するとなると食事カロリーを抑えられる自信がないという人は結構います。

また本やYouTube動画は一般的な内容ですが、人間の身体や好みは個人差があるため、自分に合った方法を教えてほしいなんていう人もいるでしょう。

そこでオンラインサロンの中には会員のダイエットを管理して、ダイエットを成功させるところもあります。

ホリエモンのオンラインサロンに人気がある理由

ちなみにホリエモンこと堀江貴文さんのオンラインサロンは月額1万1000円とやや高額ですが、人気があります。

ホリエモンさんは信者から大変な人気がありますし、会費が高額だとサロンやオフ会は荒れにくいからです。

そこでは世間的には少数派である会社の経営者や役員が大勢いますから、知り合った参加者が共同で新規事業を創出するなんてこともしています。

こういう珍しい人々が集まるオンラインサロンで明確な目的をもっているのなら参加する価値はまだあります。

参加者同士が知り合った後においても継続課金すべきかは「?」ですが。

ホリエモンの知識が欲しいだけなら、彼の著書を一通り買う方がコスパはいいかも。

参加者は情強なのか情弱なのか

次はオンラインサロンの参加者が情強(情報強者)なのか情弱(情報弱者)なのかという点について。

一般論としてワードプレスブログやYouTubeでビジネス的な持論を自力で配信しているオンラインサロンの主催者は情強です。

芸能人によるアメブロみたいなのは大した知識がなくてもできますが。

とくにGoogleにおいては需要の多いキーワードで個人ブログが検索上位に入るのはかなり大変。

こういった検索結果は誤魔化すことはできませんのでサロンの主がキーワードの上位サイトの主だったら信頼性の指標になります。

そんな情強のオンラインサロンに参加すれば、自分もITやビジネスに詳しくなるなど情強になって「成功できる」と考える人は多いと思います。

ただ、ビジネス的なオンラインサロンを運営している人の中には詐欺っぽい人も一部にいることは確かです。

具体的なビジネスの知識や手法ではなく、なんとなく「稼げる雰囲気」を感じさせるだけのオンラインサロンには要注意。

情強になるためのオンラインサロンで、詐欺師に騙されていたら参加者は情弱というほかありません。

大学受験の問題においては正解がありますが、ビジネスの世界は正解が見えにくいです。そうなると、財務諸表のような基本を身につけつつもさまざまなビジネス論を見比べるとか、自分に合ったビジネスを試行錯誤するのが普通の発想。

しかし、ビジネス系のオンラインサロンに入っていると主のことばかりを絶対視してしまいやすいです。

オンラインサロンは宗教なのか

毎年春になると大学1年生は新興の宗教団体から勧誘されやすいです。

大学1年生は洗脳しやすいから狙われやすい。

しかし、新興宗教に入る若者は年々減っています。

若者の一部は新興宗教には入らずオンラインサロンに入っているからでしょう。

そもそもオンラインサロンには宗教に近い性質があります。

すなわちオンラインサロンにありがちな、主の洗脳にもとづく修業、タダ働き、お布施が多いとランクアップすること、新規入信者の勧誘などは宗教とよく似ているのです。

すごい教祖様(オンラインサロンの主)になると、教祖の個展の撤収を手伝う権利を5万円で売っており、それが完売していますからね(教祖は不参加!)。これはタダ働きどころの話ではありません。N・Aさんスゴイっす。

私としては一体どんな人が5万円を支払ってまで働いているのか見に行きたくなるほどです。

宗教戦争の面もある

あるいはオンラインサロンの主に大きなウソが発覚したのにその後も詐欺師を擁護し続ける信者とかいますからね。

ウソが発覚する前ならまだしも、ウソが発覚した後も擁護し続けるのは洗脳されているとしかいいようがありません。

さらにオンラインサロンの中には「よそのオンラインサロンは情弱だけど、うちのオンラインサロンは情強」とよそをけなして自らの優位性を高めるという手法もあります。

こうなるとちょっとした宗教戦争となりますが、よそに対するマウンティングは身内側にとっては気持ちよかったりもします。

ただし一神教の教祖は自らの絶対性をアピールする一方で、オンラインサロンの主の中には「凡人のオレでも成功できた」みたいな感じでハードルの低さを売りにする人もいます。これは宗教との違いですね。

オンラインサロンの主は世間的に見たら単なるビジネスマンだったとしても、それは信者から見たら神様みたいな存在ですから一度洗脳できたら集金も容易いというもの。

洗脳されると割に合わない行動に出てしまうのが人間なのです。

宗教っぽいオンラインサロンに向かって「あなたのオンラインサロンは宗教だ」と指摘すると、サロンの主やメンバーは「自分が理解できないモノを『宗教』という言葉で片付けるな」と言い返されます。

前者は日本国民の多数派で後者は日本国民の少数派ですが、オンラインサロンは1億人には嫌われても数千~数万の信者として味方につければ成り立つビジネスモデルなのです。

突然、主はメンバーから反逆されてひどい目にあう可能性もありますが。

やばいオンラインサロンの特徴

なお、やばいオンラインサロンの特徴は辞めようとしたときに脅されたり、退会手続きがやたら面倒なこと。

これもやばい宗教団体の特徴と似ていますね。

その段階まで行ったら手遅れかに見えますが、辞めようとしたときに脅されたなんていうやばいオンラインサロンはTwitterや5chを探ればわかりますから、入る前に対策できないこともありません。

まだ年季の浅いオンラインサロンはそういった評判が蓄積されていませんから注意してください。

まあ洗脳された信者からの評判は参考にならなかったりしますが。

脅しがなく、また退会手続きが簡単だとしても詐欺みたいなオンラインサロンはありますから、この記事をご覧になったあなたはオンラインサロンの参加や継続に際しては冷静な思考を忘れないでください。

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