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社会・教育

転職面接で最近の社会情勢やニュースについて聞かれたときの対処法

2020年5月31日

新卒にしても中途にしても面接でまあまあの確率で聞かれる質問として「最近の社会情勢やニュースで気になったものは何ですか」があります。

この質問への回答は合否にとって大きな割合を占めないものの、ちょっとしたポイントがあります。

どんな対策をすればよいのか簡単に見ていきましょう。

転職面接では社会情勢やニュースについても聞かれる

そもそも面接官がなぜ社会情勢やニュースを問うのかといえば、志望者について以下のような点が知りたいからでしょう。

  • 人となり
  • 社会に対する興味(とくにその会社・業種が関連するニュースへの興味)
  • 説明力

人となりというのは、ここでどんなニュースをあげてどんな感想を述べるかでその人の性格や好みが見えてくるということ。

社会に対する興味は、社会人として(新卒ならこれから社会人になる者として)社会に興味がもてているのかということです。

会社の業績はその会社の行動だけでなく外部環境(政策、災害、海外事情、為替など)によっても変わりますから、そういう話題も知っていなければなりません。

面接を受ける人は、面接先の企業に関する話題はある程度知っているべき。深く知っていれば自己PRにもなる。

説明力は、顧客や同僚との会話では説明がうまい方が望ましいので時事的な話題を通じてどのように説明するのかを見ているのです。

面接の場における説明は簡潔に話すのが基本。面接はコミュニケーションの一種だから一方的に話し続けるのはよくないのだ。

社会情勢に関する質問は時間合わせのための世間話として行われる場合もありますが、基本的には人となりと社会への興味と説明力が見られていると考えるべきです。

これはマスコミはもちろん、それ以外の業種でも聞かれることはあります。

ですから、世の中にアンテナを張り巡らせておきましょう。

不適当なニュースを避けよう

海外の新聞

そうは言ってもどんなニュース選ぶべきか迷う人は多いはず。

筆者としては、明らかに選ぶべきではないニュース以外ならなんでもよいと考えます。

選ぶべきではニュースとは以下のとおり。

  1. 軽いニュース
  2. マイナーすぎるニュース
  3. 突っ込まれたときにあなたがうまく対応できないニュース
  4. 宗教や政治に関するニュース
  5. その業種にとって明らかに不利益になるニュース

まずは「軽いニュース」です。ここでいう軽いニュースとは、芸能やアニメなどに関する話題を意味します。

あるいは三流ゴシップ誌がよく取り上げそうな根拠に乏しい噂話も軽い感じがします。面接で芸能やアニメの話題はどうしても軽い感じがするため、避けるべきなのです。

ただし、どこをもって話題が軽いかは人によって意見がわかれます。

またIT関連や広告、出版社、ネットメディア、娯楽産業などでは軽めの話題でも大丈夫という可能性はあります。

ですから、戦略的にわざと軽いニュースに触れるという選択肢もありえなくはありません。

マイナーすぎるニュースでは話が広まらない

2つ目は「マイナーすぎるニュース」です。

たとえば東京本社での面接で、あなたの地元・鹿児島限定の話題を出しても面接官は知らない可能性が高いといえます。

こういう広がりに乏しい話題は面接の場では不適当です。

相手がその道の専門家ではない限り専門的すぎるニュースも避けた方がいい。

突っ込まれても大丈夫なニュースに触れよう

3つ目は「突っ込まれたときにあなたが対応できないニュース」です。

これは当たり前ですね。あなたがあげたニュースについて面接官はそれが付け焼き刃でないかどうか見るために何か突っ込んでくる可能性があるからです。

そのため突っ込まれても大丈夫なように、そのニュースの原因や背景、そしてあなたはどんな意見をもったのか事前に整理しておきましょう。

そのように対応できない話題、つまりあなたにとって理解が浅い話題は避けるべきです。

面接で社会情勢について突っ込まれたら、感情論ではなく理路整然と話すのが基本。言い換えると、理路整然と話せないような話題は避けるべきなのだ。

宗教や政治に関するニュースは避けよう

4つ目は「宗教や政治に関するニュース」です。

たとえば、あなたが宗教や政治に関する話題を出したとして偶然にもあなたと面接官の好みが合えばよいのですが、合わなかった場合、印象は悪くなります。

そのため、宗教や政治について好みが分かれる分野は不適当です。

というか、入社後も日本企業では宗教や政治に関する話題はタブーといわれているため、触れない方が無難です。

ただし、好みが分かれない政治的な話題、たとえば「来月から増税」「来月から新しい法律が施行」なんていう話題に触れるのはありだと思います。

不利益になるニュースも避けよう

最後は「その業種にとって明らかに不利益になるニュース」です。

そもそも企業というのは利益を追い求める組織ですから、自社にとって不利益になるニュースは嫌がるものです。

もちろん、経営幹部や従業員は不利益な事態に遭遇してもなんとかしなければならないのですが、面接ではこちらからわざわざ触れる話題ではないでしょう。

公務員にしても自分たちの仕事がなくなるような話題は嫌いますので、こちらからの質問としては避けた方が無難です。

ただし、こちらからは尋ねないとしても面接官から「今度、政府がうちの業種にとって不利益になる方向で規制を変えそうなんだけど、あなたはどう思いますか」と尋ねてくる場合はありえます。

そのため、業界への理解を深めるためにも志望先の業界の不利益になる問題も知っておくべきです。

そうやって業界の不利益や将来性を探っていると、志望先を絞ることにも役立つよ。

ニュースの選び方

最後にニュースの選び方を解説します。

ニュースの探し方はいろいろありますが、私ならまずヤフーニュースの経済カテゴリにアクセスして経済ニュースの一覧だけを新着順に表示させます。

その一覧のうち、さきほどの「選ぶべきではないニュース」に引っかかりそうなニュースを取り除きます。

そしたら、あとは好みで選んでいくという形です。

それでも迷ったら、オリンピックやサッカーワールドカップといった日本代表級の大きなスポーツイベントの商業面について触れてみてはいかがでしょうか。

スポーツイベントの話題は面接の場では少し軽い感じがしますが、その商業面に触れるのなら無難だと思います。

ただし、話題にするスポーツイベントは面接を受けている会社のライバル会社がスポンサーになっていない方が望ましいと思います。

他には、ノーベル賞、会社の近所にある交通機関で起きたニュースなんかもいいかもしれない。
やっぱり、たがいにいい感じで共有できる感じのニュースがいいよね。

まとめ:普段からニュースに触れよう

普段、ニュースを見ていない人がいきなり短期間で社会的なニュースを読み解こうとすると大変です。

そのうえ面接の場では初対面の人に口頭でニュースの概要や自分の考えを簡潔に説明しなければなりません。

そのため、ニュース対策は転職活動に際していきなり始めるのではなく普段からニュースに慣れておくべきです。

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