山手線の主要駅の中では南西部にある東京都の渋谷駅。
渋谷は一昔前ではギャルの街という感じでしたが、最近では有望なIT企業が多く集まっています。
そこで今回は渋谷駅に通勤する人が住むのにおすすめの駅をいくつかあげました。
なお首都圏の地価は、千葉・埼玉方面よりも世田谷・神奈川方面の方が高いことに注意です。
渋谷駅へ通勤する際に使う路線
まずは渋谷駅から郊外に延びる路線についてメリットとデメリットを大まかに把握しましょう。
沿線のメリット | 沿線のデメリット | |
東横線 | ブランド感があるし下りには横浜駅がある | 家賃は高め |
田園都市線 | 路線バスが充実している。 郊外はファミリー感がある。 |
ラッシュ時に急行は運転しない。 混雑率が高い。 |
井の頭線 | 吉祥寺や富士見ヶ丘からなら座れる。 乗り入れがないためダイヤが安定。 下りは渋谷始発だから並べば座れる。 |
ラッシュ時に急行は運転しない。 家賃が高め。 |
副都心線 | 和光市からなら座れる。 下板橋から下りは家賃に割安感あり。 |
乗り入れが複雑でダイヤが乱れやすい。 |
埼京線 | 山手線の西側の主要駅にアクセスしやすい | 混雑率が高い。 |
以上を理解していただきましたら、まずは一人暮らし向きのエリアを見ていきましょう。
一人暮らし向きのエリア
一人暮らしの方は、勤務先までの近さを重視するのが一般的です。
ただし、渋谷駅に近い急行・快速停車駅は家賃が高いため各停だけが停まる駅近くの方がいいと思います。
そこで選んだ駅は以下のとおり。駅名が2つ以上あるところは連続した停車駅です。
駅名・区間 | 特徴 | |
東横線 | 元住吉 | 東横線の駅の中では庶民的な雰囲気の街 |
田園都市線 | 高津 | 隣りの二子新地駅は2019年の台風で浸水被害があった点に注意 |
井の頭線 | 三鷹台,久我山, 富士見ヶ丘 |
平日朝ラッシュ時は富士見ヶ丘から渋谷行の始発がたくさんある。 その3駅の駅前は基本的に地味。 |
メトロ副都心線 | 氷川台 | あまり特徴のない駅だが生活していくための店は整っている |
埼京線 | 板橋、十条 | 板橋駅前は地味で、十条駅前は大きな商店街がある |
いずれの駅も基本的に駅前は地味です。十条駅前だけは大きな商店街がありますが。
駅前が地味だとしても渋谷駅や他のにぎやかな駅までは距離が近いため、問題ないと判断しました。
ファミリー向けのエリア
次にファミリー向けの駅を見ていきましょう。
ここでは、広い物件に手を出しやすいか、公園があるか、駅前にいかがわしいお店が少ないか、郊外の駅なら座っていきやすいかを重視しています。
駅名 | 特徴 | |
東横線 | 妙蓮寺 | 渋谷駅よりも横浜駅に近く、駅前は地味。各停のみ停車。 |
田園都市線 | 長津田 | JR横浜線との乗換駅でもあるし、始発列車もぼちぼちある。 急行も停車。 |
副都心線 | 和光市 | 副都心線の始発駅で埼玉県の中でも東京23区に接している市。 光が丘公園が近い。人口は増加傾向(人気上昇中)。 |
埼京線 | 武蔵浦和 | 渋谷方面行の始発列車はぼちぼちあるが、多いわけではない |
この中で特筆すべき駅は長津田(神奈川県横浜市)。JR横浜線を使えば新横浜や町田へもアクセスしやすいです。
新横浜は東海道新幹線が停まる駅、町田は繁華街ですから利便性は高いといえます。
長津田駅前は店が物足りないのですが、少し離れたところにはアピタやスーパービバホームといった大型店があります。
また、長津田駅からは南町田グランベリーパークという東急系の大きなショッピングモールも近いです。
さらに、こどもの国やフィールドアスレチックといった子ども向けの大型施設にも近いです。
こどもの国方面は横浜市の中では珍しく田舎っぽさが感じられます。
一回は乗り換えが必要なパターン
最後に一回は乗り換えが必要なパターンをあげます。
やはり渋谷駅のIT企業は移転がありうるため、地下鉄に乗り入れている京王線(本線)や小田急線の沿線に住むという選択肢もありでしょう。
まずは明大前で京王線から京王井の頭線に乗り換えるというパターンです。同じ京王電鉄の路線ですから明大前での乗り換えは近い距離にあります。
京王線の中でファミリーにおすすめの駅は仙川です。ここは駅前に一部の成人男性が好むいかがわしいお店があまりありません。
駅周辺は再開発が行われたことで清潔感がある感じになりました。脇には道幅が狭い下町風の商店街もあります。
京王線の特急と準特急と急行は仙川を通過するのですが、それでもファミリーには暮らしやすい街だといえます。
そして小田急線の駅としては向ヶ丘遊園をおすすめします。こちらは下北沢で井の頭線に乗り換えるという形です。