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英語学習

中学生でも歌いやすい洋楽32選【授業で使えます】

2020年6月15日

英語学習において洋楽のリスニングとシンギング(singing)は一定の効果があります。

それは「英語を好きになる」「英語のリズムや発音を覚える」「英語圏の人々の感情や文化を知る」といったことです。

英語ネイティブは「日本人の英語って表情・感情やリズムがこもっていないな」と思っていますから、表情・感情やリズムを込めながら洋楽を歌うことはよい練習になるのです。

さらに日本人にとって洋楽を歌うことは(とくに独唱)邦楽を歌うことよりも恥ずかしいため、人前で洋楽を歌うと度胸もつきますよ。もちろん私とて少し恥ずかしいです。

今回は洋楽の中でも中学生から理解できて、なおかつメロディーが覚えやすい古めの名曲ばかりを選びました。

私が中学生のころ英語の授業で先生がかけてくれた歌ばかりなので、令和時代の英語の授業で使うのもおすすめです。

著作権上、歌詞は書けませんが手短に感想をつけます。

ほとんどの歌はYouTubeで公式動画がアップされていますから聴いてみましょう♪

邦楽の再生数で多いのは1000万回くらいですが、洋楽だと億単位の再生数がざらですから市場規模が違いすぎます。

公式が無料で配信している楽曲についてはYouTube動画として埋め込んでいます。

中学生でも歌いやすい洋楽【有名な曲ばかり】

なお洋楽の歌詞は厳密にいうと文法はわざと間違っている場合があります。

日本語の歌にもいえますが、歌詞は文法を厳密に正しくすると響きが美しくなかったりするからです。日本語の歌としてはサザンオールスターズもそんな感じ。

学校で習う英語は苦行感が強いですが、本来、言語は楽しみながら身につけるものです。

通勤通学中などでも洋楽を聴いて英語を楽しく学習しましょう。

歌詞の文法的なミスをすぐに答えられたら、あなたの文法力はすごいかも。
わざと間違えていることを「ミス」と呼ぶべきかな。英語と日本語ではミスの概念もちょっとズレているから、それは戦略と呼ぶべきでは?

1940年代~1950年代の洋楽

まずは1940年代~1950年代の洋楽から見ていきましょう。

各項目の左側が曲名で、右側が歌手名となっています。

  • 『When You Wish upon a Star』Cliff Edwards(上記動画はカバー版)

ディズニーのアニメ映画『ピノキオ』の主題歌。スローテンポであり難しい単語はほとんどありません。

原曲もいいですが、日本の矢沢永吉さんが歌った英語バージョンも癒やされる感じでいいですよ。

日本語訳は『星に願いを』であるように夜寝る前に聴いて歌いたくなる歌。

昔の日本人の翻訳ってセンスがあるよな。
『威風堂々』という曲名は名訳で有名だね。
  • 『Love Me Tender』Elvis Aron Presley

伝説のロックンローラーであるプレスリーの代表曲(原曲はアメリカ大衆歌謡の『オーラリー』)。

「ソドシドレラレ~」と弾くあの曲です。

プレスリーはこれを甘くて低い美声でしみじみと歌いあげています。

もはやクラシックと呼べる出来。

英語のclassicは一級品という意味があるよ。古典と呼べるほどに定着した曲の出来は一級品だということ。
今のおじいさん世代でアメリカが好きな人はプレスリーも好きな人が多い。

1960年代の洋楽

  • 『Stand By Me』Benjamin Earl King

のちの同名の映画でも主題歌になった名曲。

これを聴くと線路を歩きたくなりますが、日本では違法ですね。

  • 『The Sound of Silence』Simon & Garfunkel

音楽の教科書にも載るほど完成度の高い曲。

切ないメロディーと歌詞で今もファン多し。

  • 『Daydream Believer』The Monkees

白昼夢を信じる明るいメロディーで有名な曲。

日本のCMでもカバー版が未だに使われています。

  • 『Hello, Goodbye』The Beatles

『ABCのうた』に次ぐレベルくらいの簡単な歌。スローテンポでかなり歌いやすいですよ。

私が中学1年の英語の授業で『ABCのうた』に次いで習ったのがこの歌でした。

原曲はあのビートルズが歌っていますから名曲感があります。

1970年代の洋楽

  • 『Take Me Home, Country Roads』John Denver

故郷の田舎を想った歌。歌詞は湿っぽい感じですが、曲調は明るめ。

その日本語バージョンはスタジオジブリの『耳をすませば』の主題歌に使われたことでも有名。

  • 『Your song』Elton John

故ダイアナ妃に向けて歌ったことで脚光をふたたび浴びた曲。

ただ、エルトン・ジョンは私生活に関して悪いニュースもたびたび耳にするのが残念。

  • 『Honesty』Billy Joel

Honestyの意味は正直・誠実。

ビリージョエルがこれを力強く歌っています。

人によっては暑苦しく聴こえるでしょうが、それがまたいいんです。

  • 『Have You Never Been Mellow』Dame Olivia Newton-John

ダンスダンスレボリューションというダンスゲームに採用されたことでも有名な曲。

全体的に現在完了形と優しさで満ちています。スローテンポで歌いやすいですよ。

  • 『Yesterday Once More』Carpenters

カーペンターズの中でも『Top of the World』は歌うのが難しいため、ここではイエスタデイ・ワンスモアを選びました。それでも中学生には難しいかも。

ボーカルのカレン・カーペンターの発音はとてつもなくキレイ。教科書みたいな音声ですから発音の手本としても適しています。

日本育ちの日本人でこのレベルの発音ができる人はほぼ存在しないでしょう。

カレンは悲劇的な形で亡くなってしまったことから切ない響きを感じます。

ちなみにクレヨンしんちゃんの名作映画『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』で出てきた悪役組織の名前はこの曲が由来でしょう。

ケンとチャコはジョン・レノンとオノ・ヨーコがモデルだろうけど。
  • 『We Are the Champions』Queen

強気な歌詞で有名な歌。フレディ・マーキュリーの雰囲気がかっこいいです。

二か所だけテンポが速い箇所がありますが、それ以外は歌いやすいと思います。

1980年代の洋楽

  • 『Don’t cry』Asia

タイトルどおり、慰めの曲。

やや速いテンポで軽快に歌い上げます。

  • 『Open Arms』Journey

男性にとっての恋愛を前向きに歌ったバラード。

どこかで聞いたことがある人も多いのでは。

  • 『Almost Paradise』Mike Reno & Ann Wilson

終始スローペースで進むため歌いやすい曲。歌詞もメロディーも簡単で覚えやすいです。

映画『フットルース』、日本のドラマ『金曜日の妻たちへ』などでも使われました。

  • 『Every Breath You Take』The Police

使われている英単語は中学レベルのものばかりなのでカラオケでも歌いやすいです。

サビが特徴的でちょっと歌いにくいですが、世界的にも評価の高い曲。

YouTubeでの公式再生回数は8億回近く。さすがに英語圏の名曲は視聴回数が多い。

  • 『Hard to say I love you』Chicago

男女間のケンカや約束を遅めのテンポで歌った恋愛ソング。メロディとボーカルの声色が美しいです。

歌詞の英単語や文法は中3レベルという感じ。

  • 『I Just Called to Say I Love You』Stevie Wonder

派手さはありませんが心が安らぐ曲。

こういうしみじみとした曲は次世代にも着実に受け入れられるでしょう。

  • 『If we hold on together』Diana Ross

黒人女性歌手による歌曲。とても包容力のある優しい声質であり、聴いている側としても心が洗われます。

この曲は、くじけたところから希望を見出す歌詞になっています。

メロディーも曲構成も歌詞も全体的に日本人の琴線に触れるという感じがします。

今、落ち込んでいる人でこの曲を聞いたことがないのならぜひとも一度は聴きましょう。

アメリカの黒人差別騒動においては黒人も白人もアジア系もこういう曲みたいな世界を見習ってほしいな。
  • 『Right Here Waiting』Richard Marx

しみじみとしたスローテンポの曲。

日本ではそんなに有名ではありませんが個人的には名曲だと思います。

  • 『Last Christmas』Wham!

クリスマスの定番曲。

スローテンポで難しい単語もあまりないので歌いやすい曲でもあります。

歌詞はgiveを使った第4文型がカギになっています。

5段階のステップアップ
参考五文型をわかりやすく解説

続きを見る

  • 『Take My Breath Away』Berlin

映画『トップガン』で流れた名曲。

スローテンポで歌いやすいのですが、歌詞はラブソングですから中学の授業では扱いにくいかも。

まあ恋愛から学ぶ姿勢も必要ですけどね。

  • 『Eternal flame』The Bangles

洋楽のガールズバンド系の曲では最高峰ともいえる名曲。ボーカルの女性が年齢の割に美しさを保っていることでも有名。

eternalは永遠を、flameは炎や情熱を意味しますから「永遠の想い」を示した恋愛ソングと解釈するのが妥当。

日本でも未だに結婚式で流れることが多い名曲。

若い女性は好きになるんでないかな。というか若い女性は必ず聴いてみてください。

スローテンポであるため歌いやすいですよ。

1990年代の洋楽【現代の名曲感が強い】

  • 『I Will Always Love You』Whitney Houston(カバー)

かなりゆっくりとしたテンポで始まる曲ですが、終盤の盛り上がり方が激しく情熱的。

筆者はカバー曲をあまり好まないのですが、この曲はカバー版の方が完成度が高いでしょう。

『ボディーガード』という映画のヒロインであるホイットニー・ヒューストンが力強く歌っております。

あの力強い声量は黒人ならではの凄さ。惜しい人を早くに亡くしたものです。

歌詞の英単語はかなり簡単だけど、情熱的に歌うのが難しいし恥ずかしい。
  • 『Go West』Pet Shop Boys(カバー)

元はアメリカの西部開拓を歌った曲ですが、1990年代にイギリスのPet Shop Boysがカバーして有名になりました。

サッカーのワールドカップによく合います。

最近の日本でもハロプロ系のBEYOOOOONDSが改変?してカバーしました。

  • 『All I Want for Christmas Is You』Mariah Carey

現代のクリスマスの定番曲。

クリスマスに恋人を切望する女性の気持ちを歌っています。

スローなテンポで始まったと思ったら速くなり、ベルの音とともに駆け抜けていきます。

今回紹介している楽曲の中では最も歌うのが難しいかも。

  • 『A Whole New World』

ディズニーのアニメ映画『アラジン』の主題歌。

男と女がペアになって歌うのがデフォルトになっております。とくにピーボ・ブライソンとレジーナ・ベルによるデュエットは出色の出来映え(上の動画はそれとは違う方々)。

アラビア感とアメリカ感がミックスされた美しい音色と世界観。聴いているだけで心が浄化されるようです。私が最初に聴いたときは感涙して前が見えませんでした。

歌詞はshowやtellを使った第4文型がカギになっています。

  • 『Butterfly』Smile.dk

映像を見ても、そしてイントロや歌詞を聴いてもわかるように日本っぽさが随所に表れている曲。

ダンスダンスレボリューションというダンスゲームに採用されたことでも有名です。

  • 『Circle Of Life』Carmen Twillie

ディズニーのアニメ映画『ライオンキング』の歌。

壮大な生命の循環を歌っています。

お子様には早すぎる歌詞かもしれませんが『Can You Feel The Love Tonight』というラブソングもいい感じ。

ちなみに『ライオンキング』に出てくる聞きなれない英語ではない言葉は、アフリカ系の言語であるズールー語です。

  • 『My heart will go on』Celine Dion

言わずと知れた映画『タイタニック』の主題歌。

全体的にスローテンポであり、歌詞はローズ(主人公の女性)視点のラブソングになっているなど意味がわかりやすいです。

映画『タイタニック』のストーリーは全体的に現在および過去のローズ視点ですすむように、歌のタイトルと歌詞がこのうえなく映画とマッチしています。

この名曲が映画の完成度・魅力を大きく引き上げた感じがします。

初見の方は、まず映画『タイタニック』を鑑賞してローズの気持ちを理解してみましょう。

女の恋愛は上書き保存で、男の恋愛は別名保存とかいうけど、ローズは別名保存タイプ。
『タイタニック』のラストでは船が復活してローズはみんなに囲まれながらジャックと結ばれるくらい想いが強いからな。
あのラストのジャックは正装(タキシード)ではなく出会った当初の素のジャックだよ。
ローズは過去の男に強い想いをもっているのに子どもをたくさん産んだっぽいんだよな。
あれはジャックとの約束を守ったというべきか、それともローズの夫はかわいそうだともいうべきか…。

1998年のアカデミー賞で『タイタニック』は11部門を受賞しましたが、ジャック(ディカプリオ)は男優賞をとれませんでした。

これは『タイタニック』はローズ視点が強いことが一因かなと思っています。

ちなみに英語で船は「彼女(she)」と呼ぶように英語圏では船と女性をむすびつける慣習があります。

番外編:上級者向けの超カッコイイ曲

これまでの曲は「中学生でも歌いやすい」という主旨でしたが、上級者向けも2曲だけ紹介させてください。

  • 『Burn』
  • 『Highway Star』

Deep Purple(ディープパープル)というロックバンドによる名曲。

かなりカッコイイのですが、日本人が英語で歌うのは難しいです。

それだけに上達の目標とするにはいい曲かも。

まとめ:音楽の型は重要?

邦楽は、嵐の『A・RA・SHI』、高橋洋子さんの『残酷な天使のテーゼ』を聴いてもわかるように、Aメロ・Bメロ(サビ以外の部分)とサビを分ける傾向にあります。これは素人でもすぐにわかります。

一方、洋楽はそのような概念が邦楽よりは薄いです。

  • 邦楽のようなAメロ・Bメロ・サビというような型が明確な曲『Daydream Believer』『Eternal flame』『If we hold on together』『I Will Always Love You』『My heart will go on』
  • 邦楽のようなAメロ・Bメロ・サビというような型が薄い曲『Hello, Goodbye』『Go West』『All I Want for Christmas Is You』『A whole new world』

今度、洋楽を聴くときはこの違いを考えると面白いはず。

日本でヒットする洋楽は型が明確な曲の方が多いと思う。
日本の俳句や短歌にはルール(型)がある。この延長で日本人は音楽にも型をもとめるのかもしれない。
そういえば、柔道や歌舞伎といった日本の伝統文化にも型があるな。日本人は型が好きだからこそ型破りな人物は敬遠されやすい?

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