どうも、はじめまして。酒井峻一と申します。
私はテニスに関していうと、プレースタイルは今も昔もスピナー、フォアハンドの球速はかなり速く、さらに回転量も多いと思います。フォアには自信がありますが、サーブは大したことありません。
こういうテニスなので当然、ガット(ストリング)は切れるのが早かったのですが、ストリングパターンが細かいラケットに変えたら切れる頻度はかなり下がりました。
そこで今回はガットが切れないことを重視する人向けに、どうやったらガットが切れにくくなるか解説してまいります。
テニスのガットはストリングパターン次第で切れにくくなる
そもそもテニスをプレーしていてガットの消耗にかかわる要素は次の7つです。
- ガットの素材および太さ
- テンションは適正か
- 張りあげは標準レベル以上の技術か
- 気温(低い方が切れやすい)
- 打ち方
- フェイスのどこに当たるか
- ストリングパターン
まず素材の耐久性については、ポリエステル>ナチュラル>ナイロンの傾向があります。
最近ではナイロンの中にもいくつか種類があったりハイブリッドもありますが、大まかな傾向としてはそんな感じです。
当然、ガットは直径が太いほど切れにくい傾向があります。ですから、太いポリエステルほど切れにくいといえます。
テンションは高い方が切れやすいといわれますが、ラケットの推奨テンション内、あるいは以下なら神経質になる必要はありません。
張り上げの上手い下手は、明らかに下手な人でなければ(普通レベル以上であれば)問題ないでしょう。
打ち方については同じスイングスピードならフラット系よりスピン系の切れやすいです。
スピン系はボールをこするように打ち、そのときにガットは交差部で摩耗しますから、強いスピンを多用する人の方が消耗しやすいのは当然です。
次にフェイスについては、スイートスポットという同じところばかりに当て続けるほど消耗は早いです。
その意味では真ん中に当て続けるのがうまい人ほど消耗は早いです。
角切れは例外的な切れ方
ただし、角切れはスイートスポットを強くハズしたときに起きるので、スイートスポットに当てるのが不得意で、なおかつ力の強い人に起きやすいです。
最後のストリングパターンについては、粗いパターンはガットが消耗しやすく、細かいパターンはガットが消耗しにくくなっています。
粗いパターンの方がより少ないガット面積でボールをはじくため、負担が大きくなりやすいのです。
ストリングパターンがもっとも影響しやすい
私は高校生の部活時代はストリングパターンが16×18という粗いラケット、ガットはナイロンをメインに使っていましたが、ポリエステルを使うこともありました。このときはかなりの頻度でガットが切れていました。
マネージャーが張ってくれたために張り上げ代はかからなかったのですが、ガット代1000円は自己負担でした。
次に20代の時期はストリングパターン16×19というやや粗いラケット、ガットは標準的な太さのポリエステルをメインに使っていました。
そして30代の今はヘッドのストリングパターン18×20という細かいラケット、ガットは標準的な太さのポリエステルかナイロンを使っています。
フェイスの面積はどれもほぼ同じで、スイングスピードもほぼ変わっていません。
そして、テニスのプレー時間あたりの切れる頻度は10代≧20代>30代という感じです。
つまり、私のガットの素材やプレースタイルは若いころから変わっていないにもかかわらず、30代で細かいストリングパターンのラケットに変えてから切れる頻度は大きく下がったのです。
ということは、ガットを消耗させるもっとも大きな要因はストリングパターンの細かさとしか思えないのです。
もちろん他の要素も影響しているでしょうが、ストリングパターンに比べると割合は小さいとしか思えません。
ということで、ガットの張り替え代を節約したい方で、私を信じてくださる方は、ガットの素材や打ち方よりもラケットのストリングパターンの細かさにこだわりましょう。
それは実際に証拠を見せられるようなものではありませんが、ストリングパターンの影響度は思ったよりも大きいです。