このページではテニスおよびソフトテニスにおすすめグリップテープを紹介します。
グリップテープに関しては硬式と軟式の区別はありません。どちらでも使えます。
元グリップ(ラケットを買ったときに最初からついているグリップ)は使いにくいですから、その上から巻きつけるグリップを買うべきです。
グリップテープはあなたの腕とラケットをむすぶ接点になりますからよいものを選びましょう。
リプレイスメントグリップ(いわゆる元グリ):色は黒か白であり、この上からオーバーグリップを巻くのが普通。1本あたりの値段は1500~2000円。
オーバーグリップ:元グリの上から巻くグリップのこと。この記事でもおすすめしているのはすべてオーバーグリップです。1本あたりの値段は150~400円。
元グリは劣化したとしても、その上に巻くオーバーグリップの状態がよければ問題ありません。
おすすめのグリップテープ
おすすめのグリップテープを知る前に知っていただきたいのは素材の劣化。
というのも、市販のほぼすべてのグリップテープにはポリウレタンという素材が使われており、このポリウレタンは時間の経過とともに劣化するのです。
ポリウレタンが劣化すると、ボロボロと表面が剥がれ落ちて握り心地が下がります。
もちろんグリップテープを普通に使っていても劣化しますが、使っていなくても時間の経過とともに劣化する部分もあります。
ポリウレタンの性質はどんなメーカーにも共通していますし、技術的に避けられない事態です。それはドライタイプでもウェットタイプでも変わりありません。
グリップテープが時間の経過とともに劣化するということは一度に大量に買い込まない方がよいということです。
グリップテープの中には30本入りや60本入りの商品もありますが、これは団体内で分け合う人や、少し使ったらすぐ次の新品に取り替えたい人に向いた商品です。
そのためグリップテープをアマチュア個人として買う場合、1~3本入りまでに抑えることをおすすめします。
ただし部活や競技で消耗が激しい人の場合、10~12本入りを買うのもありでしょう。
グリップテープの鮮度を気にしよう
売れ行きの悪いお店で買う場合、あるいは売れ行きの悪いグリップテープを買う場合、在庫がだぶついていて製造日数が経っていますから、売れ行きのよいグリップテープ(次々と新品に置き換わるモノ)がおすすめです。
筆者は売れ行きの悪いグリップテープを買ったら劣化しつつあって使いにくかった失敗経験がありますから、このページを読んでいるあなたには避けてほしいと思います。
ポリウレタンの寿命は製造から2年くらい。もし複数本入りのグリップテープを買うのなら、製造してから2年後までに最後のテープを使い切ることを目安にした方がいいです。
ちなみにテニスラケットによく使われるポリガットのポリとはポリエステルの略で、ポリウレタンよりはまだ劣化しにくい素材です。
買い方の戦略
次に具体的にどこで買うか、どのグリップテープを買うべきかという点について。
まず実店舗で買う場合、その店舗で売れている商品の購入を検討しましょう。
具体的にはバボラとヨネックスとキモニーがグリップテープ界のトップ3という感じで、売れ行きがよい傾向があります。
ただし、同じグリップテープでもカラーによって売れ行きは大きく異なることもあります。
Amazonで買う場合、出荷元および販売元がAmazon.co.jp(アマゾンジャパン)であるモノを選ぶとよいと思います。
Amazonの商品には、個別のお店が売っているものと、Amazonがまとめて直接的に売っている商品とがあり、後者の方が売れ行きはよいからです。
その表示は「在庫あり」の少し下を見ればわかります。
ウェットグリップのおすすめはヨネックス
グリップテープの中でもウェット分野のおすすめはヨネックスのウェットスーパーグリップです。文字どおりウェットな感触があります。
手汗をあまりかかない人にはおすすめです。手汗の量が普通レベルの人であってもウェットスーパーグリップは合うかもしれません。
こちらは定番中の定番の商品であり、筆者自身もよく使っているもの。
イエロー、オレンジ、パープル、ピンク、ブラック、ブルー、ホワイト、ワインレッド、フレンチピンクなどカラーも豊富。
テニス用品を扱っているお店でヨネックスのウェットスーパーグリップを置いていないお店はほとんど存在しないと思えるほどの定番商品。
新品の状態だとウェット感が強いですが、使っているとウエット感が下がってきます。そのためグリップが滑るようになってきたと感じたら交換しましょう。
ドライグリップのおすすめはバボラ
次にドライタイプのおすすめグリップはバボラのVSグリップです。ドライグリップは新品の状態だとバボラに限らずサラサラした感触です。
手汗が多い人はドライグリップを選びましょう。
ウェットグリップは湿っているため元グリップと粘着してしまいがちですが、ドライグリップは粘着しにくいです。
一般にドライタイプのグリップはウェットタイプよりも耐久性が少し下であることにご注意ください。
ドライグリップは汗の分泌量が多くなりがちな夏に重宝するグリップです。