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テニス

テニスが楽しい理由を語りつくします

2020年7月23日

筆者は小学校では少年サッカーチームに所属していましたが、中学ではソフトテニス部に入り、高校生から社会人の今に至るまで硬式テニスを続けています。

今回はそれらの経験でわかったテニスのプレイが楽しい理由(魅力、面白いところ)と、テニスを楽しくするためのちょっとしたコツを紹介します。

テニスのプレイの楽しさと観戦の楽しさはまた違うよね。

テニスが楽しい理由は爽快感にあり

テニスが楽しい最たる理由はラケットでボールを打ったときの爽快感がちょうどいいこと。

ボール(シャトル)のスピード(初速)だけならバドミントンの方が上ですが、バドミントンの打球感は軽いんですよね。卓球も打球の手応えは軽いといえます。

卓球もバドミントンもゲームとしては面白いのですが、ピンポン玉やシャトルの重さは軽い以上、打ったときの手応えも軽いのです。

また卓球はコートが狭いため、自分が打った球の伸びを球の後方から確認するほどの余裕がありません(卓球は球を見下ろす形になるとともに相手にすぐに届く)。

かといって、野球の硬球は硬すぎます。硬球の打球感はかなり重く、芯を外すと手が痺れる感じです。私は初めて野球の硬球に触ったとき「これは必要以上に硬すぎ!石みたい」と思ったものです。

これほどまでにボールが硬いと気軽に打ちたいと思えません。実際、硬式野球の投手は打球をぶつけられて亡くなったり、観戦中にボールが当たって観客が失明する事故まで起きています。

硬式野球は素人の打球でも80m前後飛ばせる。これはかなり気持ちいいけど、バットは細いから当てにくい。
テレビ中継でプロのテニスを見ると上からの視点ばかりで迫力に欠けますが、YouTubeで「tennis court level」と検索すると迫力ある視点で見ることができます。

テニスボールは回転がかけやすく、それなりに速い

この点、硬式のテニスボールはほどよい硬さと重さです。打球感も軽すぎず重すぎずでちょうどいいのです。空振りも滅多にありません。

テニスには無回転、順回転、逆回転、斜め回転、横回転があるよ。
野球だと変化球を投げるのは技術的にかなり難しいし負担もかかるけど、テニスはラケットだから楽チン♪

私は野球ボールを投げた時の球速が110km/hくらいですが、ラケットを使って硬式のテニスボールを打てば最大170km/hくらいの速度を出すことができます。

170km/hといえばMLBの大谷選手が投げるストレートの球速より速いくらいですから気持ちいいです。

最速の球技はバドミントンで、初速の世界記録は約500km/hにも達します。

テニスコートは都会にもあるし1人あたりの面積が大きい

テニスコートは1人あたりの面積が広いですし、自分が打った球筋を後方から確認するだけの余裕があります。

卓球台とバドミントンとバレーボールとテニスのコートサイズを比較

とくにインドアコートで打つと打球音が素晴らしく響くため気持ちいいですよ。

お金を出せばエアコン付きのインドアコートでもプレーできます。

テニスは世界中に普及していますから、旅行・留学・移住先で楽しむこともできます。

世界各国ではプロレベルの球技の競技場は都会にありますが、アマチュアがプレイできる球技コートは郊外・田舎にある場合が多いです。

例外的にテニスコートはアマチュアがプレイできるコートについても都会にもありますから、テニスは都会でスポーツを楽しみたい人に向いています。

テニスコートの表面は、ハード(硬いゴムのような感じ)、砂入り人工芝、天然芝、クレー(土)、カーペットなどがあるよ。
ボールのバウンドはそれぞれ違うからね。それに対応するのもテニスの魅力の一つ。

テニスの壁打ちコートの表面は、アスファルト、ハード、砂入り人工芝、クレーのいずれか。

壁打ちは相手に気を使う必要がありませんから気軽にできますよ。無料の場合が多いですし。

テニスはガットの種類や張り上げ強度を選んだり、ラケットの重さを変えることにも楽しさがある。
本格的なプレイヤーはコートの表面によってテニスシューズも変えるよ。

ポイントをとったときの気持ちよさ

テニスのサーブ

サーブを打つ瞬間の筆者。野球のフォームに似ています。

テニスの爽快感はラケットにボールが当たった一瞬だけではありません。

相手がとれない(打ちにくい)ところに打って自分が意図したとおりにポイントがとれたときにもあります。

悪い言い方をすると、ラリー系のスポーツは意地悪合戦なのです。

普段の生活では他人に意地悪をしてはいけませんが、テニスはルールとマナーの範囲では意地悪VS意地悪だといえます。

この点、卓球はコートが狭いですし、バレーボールのコートには半面だけで6人いますが、テニスコートには1人か2人しかいません。

つまり、テニスコートは広さの割に人数が少ないので、振り回されたときに走る距離が大きいのです(=テニスは意地悪の度合いも大きい)。

こういう意地悪合戦に勝ったときは気持ちいいですよ。テニスはコートが広くて運動量が多いですから痩せますし。

テニスは試合は意地悪合戦だけど、練習は協調的で相手が打ちやすいところに打てる人ほどうまいと見なされる。
それは対照的♪

テニスはルールが簡単です。自分の打球がネットを超えて相手コートに入り相手が返せなければ自分のポイントになります。

ラインに少しでも触れた打球はイン判定であり、これが微妙なときは少しもめる場合もありますが。

フィジカルが足りなくてもテクニックで補える

そもそも人間の運動神経には大きくわけて2つの系統があります。それはフィジカルとテクニック。

テニスはフィジカルが欠けていてもテクニックで補うことができます。

フィジカルとは、筋力や持久力といった肉体能力を意味します。

一方、テクニックとはボールに回転をかけたり、ボールをコントロールすることです。要するに器用さみたいなもの。

テニスにおいては打球や自分が走る速度は遅くても、ボールの扱いが上手ければ勝つ道があります。

実際、学校の体育でテニスの授業を行うと、100m走やソフトボール投げの記録で目立たなかったタイプが意外とうまかったりします。

あれはフィジカルが欠けていてもボールを扱うテクニックは長けているからです。

テニスはフィジカルの足りなさをテクニックで埋めることができるため、生涯にわって続けやすいスポーツだといえます。

逆にテニスのテクニックは欠けるとしても足の速さと持久力があれば、相手は嫌がるよ。

個人参加できる草大会が多い

さて、テニスは社会人レベルでも大会が多い競技です。そこでは自治体だけでなく、そこらじゅうにある民営のテニススクールも大会の主催者になっています。

野球やサッカーは最低でも18人~22人はいないと試合が成立しませんし、あまった人は控えにまわるしかありません。それに個人参加の急造チームだとチームワークに難があります。

また団体競技だと「お前のせいで負けた」みたいな話が持ち上がりやすいため、チーム内で足を引っ張るプレイヤーの立場は弱くなりがち。ポジション争いも起きやすいですし、サッカーのキーパーは多くの人が嫌がります。

この点、テニスは個人競技ですから負けも勝ちもあなた次第です。球技によくある監督やコーチに気に入られて起用されるために自分のやりたいことを控えるみたいなこともありません。

部活のイジメ・暴行事件は野球や吹奏楽みたいな団体競技で怒りやすいんです。先輩・後輩関係も団体競技のほうが厳しいです。

それにテニスの試合は2人からできますし、個人競技なので個人参加の大会を開催しやすいのです。

野球、サッカー、バスケ、吹奏楽といった団体競技はブラック化しやすいけど、テニスは個人競技だから団体としてのしがらみが低い。

社会人の一部の大会はポイントを稼いでいないと出られない、あるいは予選からの出場となります。

学生時代の公式戦は個人戦も団体戦も学校ごとに出場数が決まっているため、部内戦をやって出場者を決めるのが普通です。

つまり、部内戦に負けた人は団体競技でいう控え選手みたいなもの。ただし、地区大会の個人戦の予選なら出場枠は多いです。

中高生にとって最後の大会の出場部門は3つある

たとえば、野球、サッカー、バスケといった団体競技をやる中高生にとって最後の大会は夏です。

高校生だと秋や冬の大会が最後になる可能性もありますが、いずれにしても団体競技に出場部門はたった1つしかありません。

そのため『タッチ』『キャプテン翼』『スラムダンク』といった漫画で最後の大会は緊張感ある形で描かれました。

基本的にテニスも夏の総体が学生最後の大会なのですが、中高生にとって出場部門は個人シングルス、個人ダブルス、団体戦(シングルス×2、ダブルス)の3つがあります。

その学校内で実力者なら3部門とも出られるはず。

テニスは個人競技であるため個人シングルスが最重要視されていますが、それでも最後の大会は3つも出場部門があるというのはなんだか心強いものです。

社会人の大会も多い

また日本の大学で花形のサークルといえばテニスなので、そのあとの社会人時代でもテニスの大会が多いといえます。

野球やサッカーはたがいの身体が激しくぶつかるため男女混合の試合が難しいのですが、テニスは男女ペアのダブルス大会もあります。

これによって恋人や夫婦という形でダブルスを組むことができます。これならたがいの絆も深まるというもの。

テニスはラグビーや野球のような相手との直接的な接触プレイがありません。

そのためケガは自己責任であり、ケガの程度は重くない場合が多いです。まあ相手が打ったボールがぶつかる場合はまれにありますが。

テニスはオシャレも楽しいところ

それからテニスは主要スポーツの中ではオシャレという特徴もあります。

ラルフローレン、ラコステ、バーバリーといった欧米の有名ファッションブランドがテニスウェアやシューズを供給しているからです。

それからアディダスとナイキもテニスウェアやシューズを供給しています。やはりデザインにかけては日本製よりも欧米ブランドの方が上。

観戦する場合もウィンブルドンは白だらけでウェアに面白みがありませんが、全仏オープンや全米オープンはカラフルなウェアばかりで新鮮ですよ。

アマチュアプレイヤーとしてはガットやグリップテープの色、振動止め、リストバンド、帽子、サンバイザーといった細かい部分で差別化(個性化)するのもいいでしょう。このあたりの商品は白黒から原色までさまざまな色がそろっています。

とくに女性はこういうオシャレも楽しみの一つでは?

テニスは個人競技であるため、学校や実業団の団体戦以外はウェアの色を統一する必要はありません。

中には団体戦でもウェアが統一されていないチームもありますが。

一流のプロ選手は50万円~1億円くらいの値段がついた高級腕時計をつけてプレイすることもしばしば。
それはスポンサー絡みの商品だね。

テニスを楽しくするためには

ここで高校や大学のときに授業やサークルなどでテニスの経験はあるけど「楽しくなかった」という思い出をおもちの方に、テニスを楽しくするためのアドバイスを一つします。

それは「ラケットを振り切って回転をかけた打球でラリーを5往復つなげるだけの実力をつけること」です。

というのも以前アメトーークの「運動神経わるい芸人」の回でフルポンの村上さんとフットボールアワーの後藤さんがテニスのラリーを続けようとしていましたが、2人はどう見ても楽しそうではありませんでした。

なぜなら彼らは初心者なりにラリーを続けることはできても、それはどれも当てるだけの打球だったため爽快感がなかったからでしょう。

これはバッティングセンターに例えると、バントしかしないようなものです(当てるだけで振り切らない)。正直言ってバントだけの野球、当てるだけのテニスは面白くありません。

初心者の感覚だとラケットを強く振るとテニスボールは大きくアウトするため、当てるだけのラリーになってしまうのでしょう。

しかし、練習を重ねれば強く振ったときにはボールに強い回転がかかるため、それによってボールをコートに入れることができます。

この段階まで行きつけばラリーは安定するとともに、テニスは楽しくなるはずです。

テニスの楽しさのまとめ

テニスは気分爽快ですし生涯にわたって楽しむことができます。

社会人で「なんか新しい趣味を始めたいな」と思っている方はぜひテニスを始めることをおすすめします。

サッカーや野球のサークルは経験者じゃないと入りにくい感じがありますが、テニスはまるで問題ありません。

テニススクールの無料体験もそこらじゅうにありますし。

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