投資

占いはデタラメだが役に立つ面もある【投資との関係も】

2020年7月20日

デタラメな占い

あなたは普段の行動を占いに頼ったりしますか。

私は遊び(運試し)で占いをやることがあります。

なぜ遊びかというと、多くの占いはデタラメだと思うからです。というかデタラメじゃなければ占いではないといえるほどです。

ここでいうデタラメとは、占いの内容がおかしいというより、占いの行動と占われた行動との間には因果関係がないということです。

今回はこちらについて投資との関連で見ていきます。

因果関係とは「食べる量を減らして運動量を増やしたら痩せた」のように、原因と結果の間に関係があること。

デタラメでなければ占いではない(当たらないのは当たり前)

そもそも、占いの定義は何らかの状態や結果をもとに未来を知ろうとすることです。

花びら占いはその典型で「好き、嫌い、好き」などと一枚ずつ花びらをとっていって吉凶を占います。

ここで投資をちょっとでも知っている人だったら「投資の予想も占いなの?」と思うかもしれません。

これに関して、たとえば投資の判断指標の一つとしてサイコロジカルラインというのがあります。

株価というのは、ずっと右肩上がり、あるいはずっと右肩下がりというのはほぼありえないため、一定期間において株価が下がる日が多すぎたら「そろそろ上がる」と見なすのです。

株価が上がる日と下がる日は1年のうち五分五分にあるとすれば、サイコロジカルラインはそれなり使える指標です。

ちなみにサイコロを振って10回連続で偶数が出たとしても、11回目に偶数が出る確率は1/2(3/6)に他なりません。

占いは無作為

「好き、嫌い、好き」みたいな花びら占いではテキトーに花を摘んだ瞬間に(花びらの数が奇数か偶数かで)占いとしての吉凶が決まります。

その意味では花びら占いはおみくじと同じ運試しみたいなものです。

一方、投資のサイコロジカルラインは株価の偏りには限度があるため、一定期間内に偏ったら逆張りするのです。

要するに、花びら占いは無作為なのに対して、サイコロジカルラインはそれなりに科学的なのです。

この場合の科学的とは、数理や統計的な根拠があるということ。

同じ未来予想でも占いと科学的な投資予想とではずいぶん違うことがわかるでしょうか。

占いは当たることも多い

当たり前ですが、無作為(デタラメ)とは当たらないことを意味するわけではありません。

無作為とは、占いの行為と占いの対象との間に因果関係がなかったり、科学的な根拠がないだけということ。要するに当てずっぽうです。

冷静に考えたら花びらの枚数と人間の恋愛成就に因果関係があるわけありません。星の動きやタロットカードも同じ。

人間の恋愛成就や株価の上下なんてのも二択ですから幼稚園児が適当にやっても当てることはできます。

だれにとっても未来予想(占いや投資予想)が当たったり外れたりするのは至極当たり前なのです。

サイコロジカルラインも外れることはあります。

しかし、花びら占いに基づく投資とサイコロジカルラインに基づく投資とでは成功率が異なります。

また、まともな根拠がないと多くの人は予想を信じてくれません。たとえば幼稚園児が株価の上下を当て続けたとしても、ほとんどの人は「株価は2択だから偶然が続いただけ」としか考えないでしょう。

この点、実績のある有名な投資家がまともな根拠をもって60%の確率で株価を当てているとすれば、それは傾聴に値します。

未来予想は結果だけでなく根拠も重要なのです。

もし占いがデタラメではなかったら、すべての占い師は大金持ちのはずだけど現実にはそうなっていないよね。
一世を風靡したH木K子が金持ちになったのは占いの直接的な結果ではなく、派手な占いをもとに出版やテレビ出演を果たして儲けたからにすぎない。

デタラメではない占いは占いではない

ここで「世の中にはデタラメではない占いもある。その人は人間性や社会情勢をよく見たうえで判断してくれる人もいる」と反論してくる人もいるでしょう。

確かにそういう占い師?もいます。

しかし私に言わせればそれは占い師ではなく、もはやカウンセラーやコンサルタントの域に達している人です。

たとえば、星の動きをもとに会社の行く末を占ったら、星の動きに会社の行く末との因果関係はない以上デタラメです(=占い)。

この点、社長の人間性や社会情勢は会社の行く末と因果関係があります。このように未来予想において因果関係が込められているのであれば占いとはいえないと考えます。

デタラメでなければ占いではありません。

たとえば、カード占いはカードを選ぶところを無作為にしなければなりません。

しかし、一部の占い師は占い相手を見ていい気分にさせるためにいいカードを選んだり、わざと悪いカードを選んだりします。

で、もっと悪質な占い師だと悪い占い結果について「このおはらいグッズを買わないと呪われますよ」といってきたりします。こういうのは霊感商法と呼ばれ違法性を帯びてきます。

下手な占い師は占い相手の人間性や社会情勢を考えるよりも、デタラメに占った方が的中率は高かったりして。

他にもたとえば風水では部屋を片付けると仕事の運気が上がるというのがありますが、部屋の片づけ能力と仕事能力は因果関係が少しあるため、このような風水はデタラメとはいえません。

ただし、クリエイティブな職の人や学者は部屋が散らかっている場合もよくあるように、その風水はどんな職種にも通用するわけではありませんが。

デタラメが欲しいときもある

よく男性の中には「占いなんてデタラメ、だから占いにお金を出すのはバカ」と主張する人がいます。

確かに占いはデタラメです。

でも、占いに頼る人は占いを100%信じているとは限りません。

それは「占いは多少はウソかもしれないけど、何とか精神的に後押ししてもらいたい。重要なのは当たりハズレじゃない」という気持ちです。

そもそも占い師は「現在に生きる人を幸せにしたい」という気持ちをもっていたりします。

そのため、もしネガティブな占い結果が出たとしても、それを回避するような行動をとれば客には幸せになれると説くのです。

人間の恋愛と星占いの間に因果関係はありません。

しかし、星占いでよい結果やアドバイスが出たために気分が明るくなり、そのあと明るく告白して恋愛が成功したとしたら星占いに因果関係はないともいえません。

この場合、星の動きと人間の恋愛成就の間には直接の因果関係はありませんが、占いに基づく人間(占い師)の解釈やアドバイスが人間(占い客)の行動を上向かせているという感じです。

ちなみに医師は患者の余命をわざと短めに告げたりするよ。短めに告げてそれよりも長生きしたら問題ないけど、長めに告げて早く亡くなったらいろいろ追及されるから。これは未来予想というより保身だね。
短めに告げたらそれはそれでショックが大きいだろうけど致し方ないのかな。

私が占いをたまに見る理由

私はたまにテレビ番組の占いを見ます。なぜならテレビ番組の占いはデタラメであり、妙な作為はおそらく入っていないため最終的な投資候補の絞りとしては使えるからです。

たとえば、あなたに投資候補が10銘柄あったとします。どんなに考えても5銘柄までしか絞り込めない場合、最終的に3銘柄を選ぶにはどうしますか。

あなた自身でしっかりと考え込んで5つまで絞られているのなら、あとは運まかせで3つを選んでもいいと思いませんか。

こういうときは第三者から作為的なアドバイスをもらうよりも、占いのようにデタラメに予想してもらった方が失敗したときの気分が悪くはならないと思うのです。

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