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株式投資

株式投資のマイルールとしてありがちなものをいくつか挙げてみた

2020年6月14日

株式投資の初心者はまだ自分に合うスタイルがわからないので、いろいろ試行錯誤するのがおすすめです。

しかし、いつまでも自分に合うスタイルがわからず適当に投資していると投資成果は悪くなりがち。

そこでおすすめなのが自分にマイルール(自分なりの原則)を課して、そのとおりに投資することです。

株式投資は自己責任で行わなければならない以上、マイルールを通じて自分をコントロールすることはとても重要だといえます。

株式投資の技術は情報収集や分析だけでなく、自分を冷静にコントロールするという精神的な要素も大きいわけです。

最終的にどういうルールをつくって守るかはご自身の自由ですが、よくあげられるものは箇条書き形式で紹介していきますので参考にしてみてください。

市場の状況は刻々と変化しています。そのため投資家としても時代・トレンドに応じて変わるべき部分もあります。

確かにマイルールは大切ですが、マイルールに縛られすぎて時代に対応できないのもよくありません。

短期投資やスイングにありがちなマイルールの例

まずは短期~スイングのマイルールから。

ただし、スイングは中長期と重なる面も結構あります。

基本的に短期投資は信用取引とテクニカルにもとづいたルールが多いです。

短期~スイングの投資家にありがちなマイルールの例

  • 事業内容を大して知らない企業でもテクニカルの条件にあてはまれば売買する
  • テクニカルは複数の指標を参考にしながら売買する(たとえばボリンジャーバンドは便利だが、それだけでうまくいくほど甘くない)
  • 出来高が自分基準でそれなりに多い銘柄だけを売買する
  • ボラティリティが大きい銘柄を狙う
  • 出来高が上がりつある銘柄は買い、出来高が下がりつつある銘柄は売り
  • 逆張りは上がるだけの強さ(出来高や勢い)があるときに行う
  • 信用取引はじゃんじゃん使う
  • 損切りは早い段階で行う
  • 地合いがよいときは順張り主体、地合いが悪いときは逆張りか取引自体を控える
  • 買ったときの根拠が崩れたらすぐに売る
  • 仕手株に手を出す場合は初動と見られる段階のみ
  • 決算をまたいで保有しない
  • 自分の得意なチャートパターンが現れたときのみ売買する
  • 価格を目安に売買するのではなくチャートに従って売買する(チャートが堅調なら買い・買いポジホールド、チャートがやばいなら売り・売りポジホールド)
  • 不祥事を起こした銘柄でもマネーゲームには積極的に参加する
  • 値幅制限に達した銘柄でも積極的に狙いに行く
  • 数あるテクニカル指標の中でもとくに参考にする指標は3つくらいに抑える
材料が入った直後の値幅制限と、材料が入っていないにもかかわらず値幅制限に達した銘柄とでは市場の見方も異なる。後者は警戒した方がいい。

中長期投資のマイルール

次に中長期投資のマイルールを見ていきましょう。

こちらはファンダ系のルールが多いです。

中長期の投資家にありがちなマイルールの例

  • リーマンショックや東日本大地震のような全体平均が大きく下がったときは買い(追証による第2波的な下落には要注意)(資金の余裕も必要)
  • 事業内容が自分にとって理解できる銘柄のみ売買の対象にする
  • 機関投資家に買われている銘柄を買う(個人ばかりが買っている銘柄は危ない)
  • 損切りにしても利確にしてもファンダメンタルズが崩れたときに行う(崩れていなければホールドが基本)
  • 集中投資をするときは最大で預入資産の50%まで
  • ナンピン買いは自信があるときに反発したタイミングで行う(落ちるナイフには手を出さない)
  • 景気循環株のような好不況を周期的に繰り返す銘柄は買い局面のときのみ買う
  • 買うときも売るときも一気に行わず、半分ずつや1/3ずつなど数回に分けて行う
  • 自己資本比率40%以上を投資の目安にする
  • 配当を目当てに買う場合は東証一部では配当+優待利回り3%以上を目安にする
  • 分散投資をする場合、わざと気に入らない銘柄も少しだけ組み入れる(何が当たるかわからないから)
  • ボロ株(株価2桁)や仕手株には手を出さない
  • 赤字企業には投資しない
  • 不祥事を起こした銘柄は買わない
  • 衰退産業の株は株価が割安に見えても買わない
  • 信用取引を使うとしても二階建ては使わない
  • 空売りは使わない
長期投資ではPERとPBRがよく見られやすいけど、割安水準のまま横ばい、あるいは沈むなんてことがよくあるからPERとPBRの扱いは難しい。
長期投資をやっている人でも一部にスイング枠を設けて取引するのもいいかも。

ちなみに不祥事銘柄は、オリンパスのように大復活したパターンと、タカタのように破綻したパターンとがあります。

不祥事銘柄への投資はよくも悪くもリスクが大きいのです。

短期と中長期に共通したルールの例

最後に短期と中長期に共通したルールをあげてみます。

  • 株式投資は余裕資金で行う
  • よさげな銘柄がなければ無理に参戦しない(機会を待つ)
  • 同じ銘柄についてスイング枠のポジションと長期枠のポジションをもつ
  • PTSは売り場として使う
  • 心が乱れるため、なるべくYahoo!ファイナンスの掲示板は見ない(偏った見方が多い)
  • IPOの抽選には積極的に参加するが、再上場としてのIPOだけはあまり参加しない※

IPOは抽選自体はほぼ無料で勝率も勝ち額も高いため参加すべきですが、再上場のIPOは参加するに値しない場合が多いと思います。

以上のようなルールはとても大切ですが、最も重要なのは「経済を勉強し続ける」だったりします。

相場の状況は刻々と変わるため、やはり勉強は欠かせません。

ちなみに有名な個人投資家であるテスタさんは、短期投資が主体だった時代は「テクニカルが良ければ買い、悪ければ売り」を徹底したらしいです。

また中長期投資を行っている片山晃さんは「ファンダがよければ買い・ホールド、ファンダが鈍化あるいは悪化すると売り」が基本とのこと。

要するに自分本位の評価・思い込みで投資判断を行うのではなく、市場評価を重視するという点が共通しています。

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