テニス

サーブのスタンス【テニスのグリップと一体で自然と決まる】

2021年8月6日

このページではテニスおよびソフトテニスのサーブ時におけるスタンスの向き(種類)、広さ(幅)、足を寄せるべきかについて解説します。

このときのポイントは、テニスのサーブ時のスタンスはグリップと一体で決まるのが自然であり、なおかつ理屈に合っているということ。

どういうことか見ていきましょう。

今回のスタンスはあくまでサーブに関する時の話であって、ストロークやボレーの時はまた別です。

サーブのスタンス【テニスのグリップと一体で自然と決まる】

まずはサーブ時のスタンスの置き方・向きについて。これは3種類あります。

今、たとえば腕が右利きのプレイヤーがアドサイド(アドバンテージサイド、左側サイド)の真ん中付近から対角線でサービスボックスの右角へサーブを打つとします。

このとき、ターゲットに対して真横を向けるような足の置き方をスクエアスタンスといいます。

それは言い換えると、サーブの飛球線に対して垂直に構えるということです。

次にクローズスタンスはターゲットに対して少し自分(サーバー)の背中を見せるような足の置き方です。

最後にオープンスタンスとはターゲットに対して自らのおヘソをまっすぐに向けるような足の置き方をいいます。

スタンスとグリップは相性がある

ここで「自分はサーブ時のスタンスはどれがいいんだろう?」と思った人は考えるべきポイントがズレています。

サーブ時のスタンスはグリップと密接な関係があるように、グリップと一体的に決まるものだからです。

そこでおすすめしたいのが、YouTubeで硬式テニスのプロやアマチュア上級者(インハイ出場者や全日本選手権者)のサーブを適当に眺めてみること。

ほぼ100%に近い確率で彼らのグリップは薄いです。それはコンチネンタルグリップか、コンチネンタルグリップよりもさらに少し薄いグリップです。

そういったグリップが薄いプレイヤーのサーブ時のスタンスはまず例外なくスクエアスタンス~クローズスタンスです。

なぜなら薄いグリップとスクエアスタンス~クローズスタンスは相性がとてもいいから。サーブ時においては薄いグリップとオープンスタンスの相性は激悪です。

右利きで薄いグリップの場合、アドサイドはクローズ気味のスクエアスタンス、デュースサイドはクローズスタンスになるのが普通。

人間の骨格の仕組みとしては薄いグリップと組み合わせるスタンスは、スクエアスタンス~クローズスタンスになるのが自然(合理的)だといえます。

硬式テニスで強力なサーブを打つには薄いグリップ一択なので、競技志向の人はスクエアスタンス~クローズスタンスとともに練習して使えるようになりましょう。

薄いグリップでのサーブは全身を連鎖して打つし回転がかかるから強力な打球になる。
薄いグリップでのサーブはラケットを振る方向と打球方向にズレが生じるため、使いこなすのが難しいよ。

オープンスタンスと羽子板サーブは相性がいい

薄いグリップでサーブを打つにはそれなりの練習量が必要です。

そのためテニスを娯楽でしかやらない人はオープンスタンスとウエスタングリップ(厚いグリップ、フライパン持ち)を組み合わせるほうがいいかもしれません。

実際、そのへんの公営コートでテニスをやっている高齢者や女性の多くはオープンスタンスとウエスタングリップを組み合わせている場合が多いです。

これだと強力なサーブを打てないためレシーブは叩かれやすいですが、高齢者や女性の娯楽テニスではムキになってレシーブを強打する人はそんなにいません。

厚いグリップでのサーブは手先を動かすだけで打てる。
いわゆる手打ちは負担が小さくて済むよな。
ちなみにサーブ時にコンチネンタルとウエスタングリップの中間くらいのグリップにするとスクエアスタンスが打ちやすいはずです。
  • 強力サーブが打ちたい、競技志向コンチネンタルグリップやコンチネンタルよりもさらに薄いグリップで、クローズスタンス(ややスクエア気味の場合あり)
  • サーブは強くなくてもいい、娯楽志向ウエスタングリップのような厚いグリップで、オープンスタンス~スクエアスタンス

スタンスの広さはいろいろ試してみよう

次はスタンスの広さ(幅)について。

これはとくに際立った法則がありません。

実際、プロや上級者を見渡してもスタンスが広い人もいれば狭い人もいます。

筆者は割と広めですが、ジョコビッチは狭めです。

そのため、自分なりにいろいろ試行錯誤して打ちやすいスタンスの広さを探してみてください。

足を寄せるべきか

次はサーブを打つ瞬間は足を寄せるべきかについて。いわゆるステップインというやつ。

プロでも上級者でもサーブを打つ瞬間に足を寄せる人と寄せない人とがいます。

右利きの場合、右足を寄せるのが普通ですが、まれに左足⇒右足を寄せる人もいます。後者は日本人だと鈴木貴男さんが有名です。

一般にサーブ時に足を寄せると、身体の重心がやや前傾気味になって前にダッシュしやすくなります。

そのためダブルスの並行陣を頻繁にやる人やサーブアンドボレーによって前に出ていきたい人は足を寄せるフォームがおすすめ。

足を寄せたとしても、そのままベースライン付近でストロークを打ち合うことも普通にできます。

スペインのラファエル・ナダルはその代表格。

要するにサーブ時は足を寄せでも寄せなくてもいいのですが、ダブルスやサーブアンドボレーを重視するなら足を寄せるほうがいいかも、という感じです。

左右の足の体重比率

サーブ時は左右の足の体重をどのように振り分けるべきか、という疑問もよく浮かび上がります。

これもプロや上級者を見渡すとさまざまですし、同じ選手でも球種によって少し違うというパターンもあります。

フラットサーブのように攻撃的なサーブなら前足(右利きなら左足)に比重を、スピンサーブのように入れることを重視したディフェンシブなサーブなら左右均等くらいが目安かもしれません。

もし、あなたのスピンサーブがキックするくらいに強力だとサーブアンドボレーもありです。

これに関してダブルスの並行陣やサーブアンドボレーによって前に出ていきたい人は前側の足に体重をかけるのが合理的です。

この理論だとベースライン付近で打ち続けることを好む人は左右均等くらいがいいでしょう。

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