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社会・教育

現代社会はなぜストレスが多いのか【昔と原因が違うで】

2020年11月8日

日本に限らず現代社会は以下のようなストレスにあふれています。

思考系のストレス

  • 自我の悩み(自分は何者なのか)
  • 他人と比べて自分は劣っていると思う
  • 端から見ると幸せな状態に達したが、もっと上に行けないことがストレス
  • 事情があって悩みを明かせないことがストレス
  • 思想の違う他人の存在がストレス
  • 他人のストレスを知ることがストレス
  • 過去を悔いる
  • 未来が心配

ステータス系のストレス

  • 学歴
  • 所属企業の世間的評価
  • 家柄

生活系のストレス

  • 渋滞や満員電車
  • 交通違反
  • 騒音
  • 引っ越し
  • 欠陥住宅
  • 害虫や害獣
  • 天災
  • テクノストレス(パソコンやスマホ、ゲームなどに関するストレス)

恋愛系のストレス

  • 恋人ができない
  • 結婚
  • 離婚
  • 浮気
  • 失恋

人間関係系のストレス

  • 近所や親戚とのトラブル
  • 友人との不和
  • 孤独
  • いじめ
  • 職場の雰囲気
  • 介護
  • 育児
  • 周りから正当な評価を受けていない

身体系のストレス

  • 不妊
  • 不眠
  • 暴力
  • 自分の身体で気に入らない部位がある
  • 自分の病気やけが
  • 身近な人やペットの不幸

経済系のストレス

  • 仕事に休みがない
  • 仕事の責任が重い
  • 仕事のミス
  • 仕事で思うような成果が出せない
  • 失業
  • 収入の減少
  • 投資による損失
  • お金がなくて欲しいモノが買えない
  • 借金
  • 転職
  • 就職活動
  • 老後の心配

他にもストレスはありますが、おもなストレスはこんなところでしょう。

以上のストレスについて原因をすべて明らかにするのは不可能であるため、この記事では昔と今を比べながら現代社会のストレスの特徴と原因を明らかにします。

この記事でいう昔とは江戸時代あたりを指すとお考えください。

また、この記事は一般論が中心であるため例外論については省いてあります。

昔と現代社会ではストレスの原因がズレている

次にご覧いただきたいのは下の箇条書き。これが現代社会の根本的なストレス原因になっています。

昔と現代で変わったこと(ストレス原因)

  • 進路や恋愛の自由度は大きく上がった
  • 寿命が大きく伸びた
  • 情報量が大きく増えた
  • ストレスは経済系の比重が上がった

現代の日本でも見られますが、昔は身分が現代よりも固定的だったように親の職業を世襲することがもっと当たり前でした。

しかし、現代の先進国は一応のところ制度的な身分差別はございません。

皇族は特別扱いされていますが、それは例外ですし皇族は不自由な点も多いです。

なれるかどうかは別にして、たとえば農家に生まれた子が医者やスポーツ選手をめざしても問題ないわけです。

昔は食料の生産性が悪かったため多くの人間が農民にならないと食料を確保できませんでしたが、現代では生産性が上がったため農民の割合は昔ほど多くないのです。

そうなると「これからの進路はどうしようかな」「野球選手になりたい」「プロ野球選手の競争は激しい」「オレはプロ野球選手をあきらめなければならない」「プロ野球選手の道を選んだことを後悔した」などと悩んだりします。

昔は親の職業を世襲するだけだったのに。

それに昔は上流階級を中心として政略結婚も多かったです(庶民同士では自由な恋愛もあった模様)。

結婚制度ができたのは明治時代で昭和の時代はお見合い結婚も多かったですが、現代でお見合い結婚は少ないでしょう。

そのうえ昭和の時代は「男は結婚して家庭をもって一人前」「女は専業主婦」みたいな価値観が強かったですが、現代では薄れて自由度が上がったでしょう。

現代ではだれを恋愛・結婚対象とするか、そして告白するのも告白を断るのも自由なのです。自由だとそれだけ相手を見つけるのにも迷ってしまいます。

振られたときのストレスは大きいですが、振られた人だって振ったこともあるとすればお互い様です。

つまり、自由は人間にとって心地よい感じがしますが、それが逆に悩みの種になってしまうことも多いわけです。

昔の日本は一夫多妻も可能でしたが、現代では一夫一婦制になりましたし扶養義務も発生します。

その意味では結婚すると自由度が下がるといえます。

寿命が伸びたことは幸福か

また昔は医療や食料の水準が低かったため人々の寿命も短いものでした。

江戸時代の人々の寿命は30代といわれております。

重い病気にかかったら入院などしないため(正確には入院という概念がない)、大した治療もできず割とすぐに死を迎えてしまう率が高かったです。これは上流階級に生まれても大して変わらなかったでしょう。

飢餓や天災、火事に対する死の危険度も現代より大きいものでした。昔は脆弱な木造住宅ばかりでしたし食料を現代ほど大量に貯蔵できませんでしたし。

一方、現代人の寿命は大きく伸びました。そのおかげで自分の子どもの成長した姿や孫の顔を見ることができる年齢まで生き長らえる確率も高まりました。

しかし、寿命が伸びたために自分の健康問題について悩み続けたり、自分の老後を心配したり、親の介護に手がかかったりするわけです。

人間は寿命が伸びれば伸びるほど幸せになれるのでしょうか。

情報量が増えた

それから情報量が増えたことも現代社会の大きな特徴でありストレスの原因になっています。

インターネットを適当に検索すれば恐ろしいほど大量の情報が見つかりますからね。

昔の日本で最も博識だった人よりも現代の普通の大学生の方がよっぽど物知りだといえます。

しかし、情報量が無駄に増えたことによって欲望を刺激される割に自分には欲望を実現できなかったり、成功者を妬んだり、自分は無能だと思い込んでしまったりします。成功者っぽい人が発信する情報の中にはウソもあるのに。

「端から見ると幸せな状態に達したが、もっと上に行けないことがストレス」なんていうのも大量の情報の中で他人と自分を比べた末のストレスでしょう。

現代の情報の洪水は大きく役立つ一方で「目に毒」ともいえます。

現代社会ではストレスは経済系の比重が上がった

ここまでの記述で気づいた方も多いと思いますが、現代社会のストレスは経済力があれば乗り越えられるものが少なくありません。

お金をたくさんもっていれば、さきほど述べた経済系のストレスはある程度解消できます。

そのうえお金持ちは異性にモテますし、進路の選択肢の幅も大きくなります。

コンプレックスを克服するための美容整形や、ストレスが強い今の生活環境を変えるための引っ越しなんかもお金をもっている方が有利です。

専業主婦の中には夫と離婚したがっている人もいますが、自分に職歴や仕事のスキルが欠けているのに離婚すると路頭に迷うため離婚したくても離婚できません。

しかし、お金がたくさんあれば離婚も容易くできます。

経済力があれば現代社会のストレスは解決できる場合もあるわけです(例外あり)。解決とまではいわないまでもストレスを軽くできる場合は結構あります。

これが「現代社会ではストレスは経済系の比重が上がった」の意味。

一定ラインまでは年収と幸福度は比例する

日本では年収700万円までは収入の向上と幸福度は比例するという調査もあります(年収700万円以上では収入と幸福度は比例しなくなる)。

それを受けて政治においても経済政策の比重が上がりました。

2020年では結構な収入がある日本の有名な俳優が自死してしまいましたが、そういうパターンは自殺の中では例外(少数派)タイプでしょう。

自殺はストレスが極度に高まったときに起きやすいです。

一方、昔の人はお金をたくさんもっていたとしても若い段階で特定の病気にかかったら、それで人生は終わる可能性が高かったです。

昔の医療水準のもとではお金をたくさんもっていても治らない病気が多すぎたからです。

そのため昔の人は若い段階で病気にかかるか否かが人生を大きく左右していたと思います。

昔の重病は現代では重病とは限りません。

ストレス軽減策を簡単に紹介

最後に現代社会のストレスに対する軽減策を紹介します。

現代社会のストレスを完全になくすのは不可能ですが、少し軽くすることは可能ですよ。

  • ストレスを抱えているのはあなただけではないと考えよう
  • ネット情報にはウソもあると見よう(他人が羨ましいように見えてもそれは虚像かも)
  • 自分のいいところを見よう(マイナスばかり見るのはダメ)
  • 少額投資を始める
  • 社会貢献に携わる
  • ペットを飼う
  • スポーツで汗を流す
  • 大声を出す(ヒトカラがおすすめ)
  • 睡眠をしっかりとる

ストレス解消法として暴飲暴食や大きなギャンブルはよくないというのが通説です。

ほどほどに飲み食いしたりギャンブルをするのはいいのですが。

なおストレス解消法として「少額投資を始めて経験をつける」があるのは経済力をつけるため。経済力があれば軽くできるストレスもあります。

投資をして大きな損失を出したらそれがストレスになりますから、最初は少額投資をおすすめします。少額投資なら利益も損失も小さいまま経験値をつけることができるからです。

そういった経験値は若いうちからつけておいた方が有利。

あとは健康な習慣と肉体、若さ、知恵の積立、古くからの友人などお金で買えないモノも大切にすることをおすすめします。

たとえばお金があれば高価な医療処置を買うことはできますが、長生きするには若い頃から健康な習慣を積み重ねていた方が有利ですからね。

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