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鉄道周辺

鉄道オタクの種類を鉄道ファンではない人にもわかるように解説

2020年9月29日

このページでは鉄道オタク(鉄道マニア・鉄道ファン・鉄ちゃん・鉄子)の種類・特徴・分類について鉄道ファンではない人にもわかりやすく解説します。

鉄子とは鉄道オタク・ファンの女性版。

ちなみに鉄オタの度合いは鉄分と呼ばれます。

この記事を読んで「鉄道の何が楽しいか」もわかれば幸いです。というか、鉄道オタクはさまざまな種類がいますから、中にはあなたと波長が合う種類の鉄オタがいるかもしれません。

隠れ鉄道ファンって実は結構いますし。

『鬼滅の刃』の無限列車を模した蒸気機関車+客車が九州で運行されたときは沿線に多くの人が集まった。
蒸気機関車が運行されるっていうだけで沿線に大勢の人が集まるのは世界でも日本くらいなのかもね。

鉄道オタク・ファンの種類と特徴

まず鉄道オタク・ファンの種類はアウトドア系とインドア系に大別することができます。

アウトドア系の種類は以下のとおり。

  • 撮り鉄列車の写真撮影に情熱を燃やす人たち(筆者は外見的にはEF66電気機関車と485系国鉄色と100系グランドひかりと500系新幹線が好き)
  • 乗り鉄列車に乗ることが好きな人たち(筆者は新快速で米原~姫路を特急並みの速さでぶっ飛ばすのが好き)
  • 葬式鉄鉄道路線の廃止や車両のラストランを見送りたがる人たち
  • 探検鉄廃線跡や秘境駅などを探検する人たち(筆者は碓氷峠を電車で通った経験と歩いた経験がある)
  • 音鉄走行音や駅メロを録音する人たち(筆者は113系の走行音と津田英治さんの駅アナウンスと京急のドレミファインバータと山陽新幹線のゴダイゴ発車メロディと昔の『清流』発車メロディと車内メロディの『いい日旅立ち』が好き)
  • もじ鉄鉄道に関する文字が好きな人たち
  • ミニ鉄外で大きな鉄道模型を動かす人たち(人が乗れるものもある)

次はインドア系の鉄道オタク・ファンについて。

  • 収集鉄鉄道関連品を集めて眺める人たち
  • 技術鉄電気やブレーキなど鉄道の工学系分野が好きな人たち
  • 車両鉄列車の分類や違いを研究する人たち
  • 時刻表鉄時刻表を研究して自分なりの分析や改善案に浸る人たち(筆者は小田急線のあみだくじ走法に感心した)
  • 妄想鉄自分なりの架空路線やウソの電車について仮想する人たち
  • 模型鉄屋内で好みの模型を集めて動かす人たち(筆者はドイツ国鉄103型機関車やTEEカラーが好き)
  • ゲーム鉄鉄道ゲームをプレイする人たち(筆者はスーファミ時代から桃太郎電鉄が好き)
  • 見る鉄他人が撮った鉄道映像や鉄道旅行を眺める人たち(筆者はスーツさんと西園寺さんが好き)
  • ミステリー鉄鉄道ミステリーが好きな人たち(筆者は松本清張の『点と線』が好き)(ミステリーとは違うがTBSドラマ『青い鳥』も好き、トヨエツさんと夏川さんが美男美女すぎる)

中には撮り鉄と模型鉄を兼ねていたり、鉄道の他に路線バスや飛行機も好きだという人も結構います。

ちなみに筆者は、乗り鉄ともじ鉄と音鉄と時刻表鉄と模型鉄とゲーム鉄と見る鉄をどれも軽いレベルで楽しんでいます。

撮り鉄は不規則性を好む?

ここからはさきほどの箇条書きをそれぞれ掘り下げます。

まずは撮り鉄について。

撮り鉄の好物は、珍しい車両、古い車両、記念すべき車両、蒸気機関車、美しい自然風景とともにある車両など。

逆に嫌いなものは撮影の邪魔になるもの。

そもそも鉄道を好む人は、鉄道の規則性(ダイヤや車両編成が規則的)を好むといわれています。

しかし、撮り鉄は普段とは違う不規則な編成の列車やイベント列車、甲種輸送を撮ることが大好きです。

甲種輸送とは、鉄道車両が自力以外の方法で輸送されること。私鉄の新型車両がJR貨物の機関車に引かれながらJR在来線の線路を走ることはその典型。

甲種輸送ではたとえばJR京都駅を大江戸線の車体が通過するなどレアな光景が見られるので、追っかける撮り鉄は多いです。


一般の乗客に迷惑がかからない形で普段とは違う編成の列車やイベント列車を撮るだけなら、とくに嫌われないでしょう。

ちなみに田舎に出かける撮り鉄は鉄道ファンの一種なのに鉄道にあまり乗らないという矛盾を抱えています。

田舎の鉄道は本数が少なすぎますし、遠景写真の撮影スポットは駅から離れていますから、一度降りたら次の列車に乗るまでに時間がかかりすぎるからです。

そのため田舎に出かける撮り鉄は自動車ばかり使っていたりします。

鉄道写真は至近距離から撮るばかりではないのです。

乗り鉄の矛盾点?

次は乗り鉄について。

乗り鉄とは列車に乗ることが好きな人たちのこと。乗り鉄には国内派と海外派がいます。

乗り鉄が好きな車両は「速い・安い・快適」の三拍子がそろった車両です。それでいて珍しい車両なら最高だと考えます。

本当は四季島や瑞風といった豪華なクルーズトレインにも乗りたいですが、1泊1人あたり30万円くらいかかるため、そう簡単に乗れません。

人気YouTuberのスーツさんは乗り鉄系の動画が大半です(あとは雑学や探検鉄など)。

乗り鉄について興味深いのは、彼らは鉄道に乗る時間が長ければ長いほど満足感が高いわけではないということ。

たとえば、JR東海の静岡エリアやJR西日本の山口エリアは快速運転がほとんどありませんし、首都圏に比べたら混雑率も低いです。

で、乗り鉄は普通列車に長い時間にわたって乗車できるから満足と思いきや、そういった各停しかない区間を嫌っている率が高いのです。

これはロングシートが多いことも影響しているでしょうが、なんとも面白いところです。

ロングシートとは山手線のように進行方向に対して平行に設置された座席のこと。

これとは対照的なのがクロスシートで、進行方向に対して直角に設置された座席のこと。要するに新幹線みたいな座席です。

葬式鉄は映画館の観客みたいな心情

葬式鉄とは鉄道路線の廃止や車両のラストランを見送りたがる人たちのこと。

葬式鉄は鉄道の最期をみんなで共有することが好きです。そこでは「今まで多くの人を運んでくれてありがとう!」と車両にねぎらいの言葉をかけます。

感動する映画は大きな映画館で大勢の中で見てみんなと感動を共有したいという人がいるでしょう?葬式鉄はあれの鉄道版みたいなものです。

葬式鉄がここまで盛り上がるのは「物に魂が宿る」という宗教観をもつ日本人だからこそでしょう。

最期を迎えた鉄道車両は、博物館にでも行くような名物車両以外はバラバラに解体されます。

探検鉄は勇気と体力がある?

探検鉄とは廃線跡や乗降客がかなり少ない秘境駅周辺を探検する人たちのこと。

北海道の路線全般や長野付近を走るJR飯田線にはこういった駅がとても多いです。まあ北海道は貨物列車の通過は結構多いですが。

駅および駅周辺が廃れているほど探検鉄にとっては訪れる価値があります。1日の乗降客数が5人以下、本数が上下合わせて5本以下なんてのはざらです。

本格的な秘境駅は普通列車でさえも通過する場合がありますから列車で訪れる際は注意が必要。

廃線や秘境駅はど田舎や山奥にあることが多く、生半可な覚悟で訪れると生命に危険がおよぶこともあります(とくに冬)。

廃線になった路線の駅ホームや橋はもろくなっているため危険です。たまに公園みたいな感じで再整備されたところもありますが。

そもそも廃線は立入禁止や私有地の場合もあるため、出かける際はよく確認する必要があります。

ちなみに「えっ、昔ここに鉄道が走ってたの?(駅があったの?)」と思うような廃線跡は東京都区内のような大都会にもあるんですよ。

音鉄は音に敏感

音鉄とは、列車の走行音や駅の発車メロディー、接近メロディー、車内チャイムなどを録音する人たちのこと。

たとえば、東京圏のJR東日本の駅に行くと発車間際にメロディーが鳴り響いています。

しかし、発車メロディーは駅員さんによって途中で打ち切られたり、雑音が入りやすいです。

音鉄はこれにめげることなく、途切れていない鉄道音声をよりクリアーな形で録音することをめざします。

山陽新幹線の新神戸・岡山・広島・小倉・博多、JR東日本の淵野辺、西武池袋線の大泉学園の駅ホームではゴダイゴの『銀河鉄道999』を聞くことができますよ。

とくに山陽新幹線の駅ホームの音色はいい感じの旅情を醸し出しています。

ちなみに音というより声ですが、JR東日本の先代の駅放送を担当していた津田英治さんの声はとても人気があります。

アナログなところが好きなもじ鉄

もじ鉄とは、鉄道に関する文字が好きな人たちのこと。

具体的な文字としては、駅名標、列車の方向幕、駅の電光掲示板、国鉄フォント、先頭車のイラスト付きヘッドマークなど。

北斗星の札幌行き国鉄フォント

「鉄道に関する文字なんてつまらない」と思うかもしれません。

しかし、上の画像の「特急LIMITED EXPRESS:北斗星:札幌FOR SAPPORO」という文字を見ると「なんかレトロで味わい深いな」と思いませんか。

これは国鉄フォントといって国鉄時代につくられた伝統あるフォントなのです。

最近では方向幕はLEDばかりになったために終着駅での方向幕回転も見なくなりましたが、鉄道はアナログなところにも魅力があるんですよ。

ミニ鉄は上級者向け

次にミニ鉄とは外で大きな鉄道模型(ミニ鉄道)を動かす人たちのこと。

中には人が乗れるものもあります。

大きな公園に行ったとき、広場で大きな模型サイズの列車とそれに乗っている子どもたちの姿を見たことがあるでしょう。

あれもミニ鉄道の一種と考えてください。

それから地価の安い地方に行くと、たまに自宅の敷地内に小さな鉄道(模型としては大きい)を走らせる人がいます。

自宅の敷地内に鉄道を走らせるなんて究極の鉄道オタクだと思いませんか。

室内で小さなサイズの鉄道模型を走らせるのは市販の組み立て式のレールを組めばいいだけのため、子どもにもできるほど簡単です。

しかし、外で大きなサイズの鉄道模型を走らせるにはレールを地面に合わせて敷設する必要があるため結構難しいです。それはお金も労力もかかるため上級者向けの趣味でもあります。

インドア系の鉄オタ

次にインドア系の鉄オタについて。

まず収集鉄とは鉄道に関連する商品や部品を集めて眺める人たちのこと。

鉄道商品はAmazonや鉄道博物館などで普通に買えるモノもあれば、鉄道会社が廃車に際して取り外した部品をイベントを通じて販売するなんていうパターンもあります。

後者は業務用だけに本格的であり、かなり高いお値段がついております。

ちなみにJRの特急や新幹線で出かけるときは大きめの紙製きっぷを使いますが、あれは改札を出るときに「持ち帰りたい」と係員に申し出るとスタンプが押されて持ち帰ることができます。

非鉄道ファンとしても旅の思い出として遊園地の入園券をとっておいたりするでしょう?あれと似たようなものです。

ただ、IC乗車券の普及とともに昔よりも紙製のきっぷを使わなくなりましたが。

技術鉄は理系出身者に多い

技術鉄とは、電気やブレーキなど鉄道の工学系分野が好きな人たちのこと。

たとえば、最近の電車は回生ブレーキといって止まる際のエネルギーを発電に使っており、省エネにつなげています。

回生ブレーキはハイブリッドカーや電動自転車にも使われている身近な技術だよ。

パンタグラフ、新幹線の先頭車の流線型の空気抵抗、交流と直流、配線、トンネルと騒音、カーブ半径、勾配、カント(線路の内側外側の傾き)など鉄道で工学的に研究の対象となる分野はたくさんあります。

わたしたちが乗っている鉄道が快適なのは技術鉄のおかげといえるでしょう。

車両鉄は小さな違いが好き

次は車両鉄について。車両鉄とは列車の分類や違いを研究する人たち

たとえば、あなたはJR山手線や東海道線のような通勤電車に乗った経験があるはずです。

ああいった通勤電車は同じ形式であればすべて同じ電車に見えますが、実はそうとは限りません。

所属している車庫や製造年によって、車両番号、車内LED、トイレの仕様(位置やボタン)、運転台、座席の質などが微妙に違うのです。

自動車だって同じ車種でも製造年によって細かいところが違ったりするでしょ?

あれと似たようなもので、車両鉄は小さな違いを探究したり分類したりするのです。

たぶん、日本のWikipediaで鉄道車両のデータがやたら充実しているのは車両鉄のおかげだと思います。

鉄道に限らず各趣味のマニアは小さな違いにこだわる傾向がある。
リア充の趣味であるスニーカーなんかも、オリジナルと復刻版では小さな違いがあったりするね。

時刻表鉄は数字とにらめっこ

時刻表鉄とは、時刻表を研究して自分なりの分析や改善案に浸る人たちのこと。「読み鉄」とも呼ばれます。

時刻表の何が楽しいの?」と思うかもしれません。

たとえば、JR京葉線においては快速格の電車が普通列車(各停)を追い抜くことがよくあります。

これは該当の列車1本の時刻を単独で見るよりも、複数の列車の時刻がひとまとめの表になった時刻表を見る方がわかりやすいのです。

そうすると、たとえば「JR京葉線の〇〇駅では快速を1本だけ通過待ちするのが大半なのに、18時発車の電車だけは3本も通過待ちしている」ということがわかったりします。

時刻表鉄はこういうところに問題意識をもちます。

またネット検索で見つかる時刻は旅客列車のダイヤが多いですが、貨物列車専用の時刻表本も発行されています。

臨時の旅客列車が貨物列車のルートを通るという珍しいパターンもあるよ。こういう特殊なパターンは乗り鉄も撮り鉄も時刻表鉄も大好き。

「そんなのが楽しいのw」と嘲る人もいるかもしれませんが、他人の趣味なんてそんなものです。

中には時刻表や鉄道動画を見ているだけで自分が旅行しているかのような気分が味わえて好きだという人もいますし。

妄想鉄は願望から始まる

妄想鉄とは、自分なりの架空路線やウソの電車について仮想する人たちのこと。

ここに鉄道路線があったら便利なのに」とか非鉄道ファンでも思ったことがあるでしょう?あれをもっと強烈にしたのが妄想鉄です。

「架空路線」などとネット検索してみるといろいろな架空路線がヒットします。

妄想鉄は時刻表鉄と近いところがあります。

たとえば時刻表の地図を眺めていると「羽田空港から自由が丘、三軒茶屋、下北沢、中野に抜ける路線があったら便利じゃね?」と思ったりします。

これについて妄想鉄は具体的な走行ルートやダイヤ、運用車両まで妄想するのです。

それは現実世界の架空路線ですが、中には架空世界の架空路線を仮想するツワモノもいます。

その運用車両は「ウソ電」といって現実に存在する電車についてカラーリングだけ変えたものがよく用いられます。

模型鉄は走行派と工作派と鑑賞派がいる

模型鉄とは好みの鉄道模型を集めて動かす人たちのこと。

模型鉄はまず走行派と工作派と鑑賞派に大別できます。走行派は模型を走らせるのを好む人、工作派は車両・風景の作成や改造を好む人、鑑賞派は買った模型を飾って鑑賞することを好む人です。

さらに模型鉄は国内派と海外派、模型の縮尺(スケール:模型の大きさ)によっても大別できます。

模型鉄の好物はリアリティの高いジオラマ(模型風景)と鉄道模型。

模型鉄ではなくてもすごいジオラマを見ると感心する人は多いでしょう。

YouTubeで「model trains」などと検索すると海外の模型鉄のものすごいレイアウトを見ることができますよ。

ゲーム鉄は気軽に体験できる

ゲーム鉄とは、鉄道ゲームのプレイを好む人たちのこと。

列車の運転シミュレーターである『電車でGO!』、すごろく風の『桃太郎電鉄』、鉄道会社の開発・運営シミュレーターである『A列車で行こう』が有名です。

アーケード版(ゲームセンター版)の『電車でGO!』だと本格的な懐中時計を持ち込んでプレイする人もいます。

『桃太郎電鉄』は鉄オタではなくても気軽に遊べますからゲーム鉄という感覚はあまりないと思います。このゲームをもとに地理の知識をつけた人は多いのでは。

『A列車で行こう』の最新版は本格的でグラフィックも美しいだけに大きな都市を完成させるまでには結構苦労します。

架空世界で架空路線をつくりたい人は『A列車で行こう』で遊びましょう。

見る鉄は増殖中?

見る鉄はYouTubeの鉄道動画やテレビの鉄道番組、鉄道DVDを見るのが好きです。

鉄道ゲームの動画を眺めるのも「見る鉄」みたいなもの。

時刻表鉄(読み鉄)はおもに本を細かく分析しようとしますが、見る鉄は映像を気軽に眺めるのを好む感じであってオタク感は低いです。

YouTubeでは鉄道動画もそれなりの再生回数に達していますから、コアな鉄道ファン以外も数多く見ているものと推察できます。

ミステリー鉄は架空と現実を探究する

それからミステリー鉄は小説(架空)と現実の鉄道を考察します。

ミステリー鉄とは、松本清張氏や西村京太郎氏が書いたような鉄道ミステリーが好きな人たちのこと。

『名探偵コナン』や『金田一少年の事件簿』でもかならずといっていいほど鉄道に関する事件って起きるでしょう。

2時間枠のドラマでも鉄道が舞台になっている作品は多いです。

鉄道は時間差トリックやアリバイトリックを使いやすいためミステリー作品の題材になりやすいのです。

それはたとえば「列車の出入りがやたら多い東京駅で○番線ホームから△番線ホームが見えるのは18時前後だけだから、目撃証言をもとに犯人を絞ることができる」という感じ。

中でも松本清張氏の『点と線』は名作として誉れ高いですよ。

ちなみに日本では旅行会社がミステリー列車ツアーを企画しています。要するにどこに行くかわからない鉄道旅行ツアーです。

現実世界の1949年には日本国有鉄道(国鉄)に関して妙なミステリー事件が立て続けに起きました。

極左の指示・犯行ともいわれていますが、真相はわかっておらず迷宮入りとなりました。

こぼれ話:濃い鉄オタは新幹線を嫌う!?

濃い鉄道オタクは新幹線を嫌っている気がする。
新幹線の開業は既存路線を廃止に追い込んだり、JRの在来線を第3セクターへと転化させた。新幹線は料金も高いし旅情も薄くて合理的すぎるから濃い鉄オタは嫌うのかも。
青春18きっぷを使う乗り鉄にとって第3セクターは注意すべき区間だよね。
それから鉄オタの中には未だに国鉄崇拝が残っているように古い車両の復活運転は人気がある。お召し列車も大好き。車内メロディの『鉄道唱歌』『いい日旅立ち』も大好き。帝都高速度交通営団(昔の東京メトロ)なんていう名称も国鉄っぽくて大人気。
古い車両や音楽には確かに味があるね。営団地下鉄の響きは中二病っぽい。そういえば、ゆりかもめみたいな新交通システムに鉄オタが群がるというのは聞いたことがないな。
鉄道オタクは歴史があって人間味が濃い路線を好むのかも。車両のデザインも奇抜なものより保守的なものを好む傾向がある。

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