英語学習

前置詞の図解イメージは簡単なフレーズとともに覚えよう

2021年1月12日

今回は前置詞の基本的なイメージを簡単な例文あるいはフレーズとともにわかりやすく解説します。

前置詞は意味を複数もっている場合が多いため、1つの前置詞につき2,3の基本的なイメージを覚えれば万全というわけではありません。

しかし、そうはいっても基本的なイメージを覚えることはかなり重要です。

基本的な前置詞は意味が多いですが、マイナーな前置詞は意味が少ない場合が多いです。

前置詞のイメージと簡単なフレーズ

まずは前置詞inとatについて。

前置詞inのイメージイラスト

前置詞inの基本的なイメージ・意味は「内部領域」「状態」「時間帯」。

簡単に言うと前置詞inは「箱の中」という感じで、atよりも広いです。

例文:He lives in Japan. 彼は日本に住んでいる。

例文は彼が住んでいるのは日本という領域だと表しています。

  • in trouble 困っている

こっちのinは状態を意味する表現。この場合、trouble状態にあるのです。

「I'm in trouble」というと「私は困っています」となります。

  • in the morning 午前中に

inには時間帯を指す用法もあります。

ちなみに「早朝に」と言いたいのなら「in the early morning」と表します。

atのイメージ:一点

前置詞atのイメージ

前置詞atの基本的なイメージ・意味は「一点」。inよりも狭い範囲です。

  • arrive at the airport 空港に到着する

これは空港という一点(狭い場所)にたどり着いたときの表現です。

もちろん「airport」の部分は「station」でも「office」でも大丈夫です。

  • at the beginning 初めに

さきほどの「in the morning」は「午前中に」を意味したように時間に少し幅がありました(=時間帯)。

一方、こちらのatは「初めに」と時間帯や部分を限定しています。

このように限定的な要素が強まるとatの方が適当です。

toのイメージ:到達

次は前置詞toとforについて。

前置詞toのイメージ

前置詞toの基本的なイメージ・意味は「到達」です。

  • do harm to~ ~に害を与える

例文:The smoke does harm to them. その煙は彼らに害を与える

これは害のある煙が彼らに到達するというイメージの例文です。

forのイメージ:目的に向かう

前置詞forのイメージ

前置詞forの基本的なイメージ・意味は「目的に対して向かうものの、まだ到着していない」です。

forとtoは用法が重複するところがありますが、地道に学習していけばなんとなく違いがわかるようになります。

  • For Sapporo 札幌行き

北斗星の方向幕

乗り物の方向幕(側面や前面の行き先)の英語版表記は「for 地名」と表します。

「For Tokyo」なら乗り物が東京という目的地に向かうものの、まだ東京には到着していないというイメージです。

  • prepare for 準備をする

準備とは何らかの目的を達成するために前もって行うことですから、prepareと結びつく前置詞がforなのはわかりやすいでしょう。

  • scold ~ for … ~を…でしかる

↑~の部分には人が、…の部分にはしかった理由を入れます。

例文:I scolded the girl for telling a lie. ウソをついたために私はその少女をしかった。

この場合、ウソをついたのはその少女です。

intoのイメージ:中に入り込む

前置詞intoのイメージ

inとtoのイメージがわかったところで抑えておきたいのがintoのイメージ。

intoは文字どおりinとtoが合体して一つになった「中に入り込む」というイメージを思い浮かべれば大丈夫です。

  • take into 連れ込む、入会させる
  • talk into 説得する
  • throw into 投げ込む

onのイメージ:接触と作用

前置詞onのイメージイラスト

前置詞onの基本的なイメージ・意味は「接触」「作用」。どこかにくっついているイメージです。

例文:The poster is hanging on the wall. そのポスターは壁にかかっている。

例文は壁にポスターが貼り付けられている光景をイメージしてください。

onの「接触」とは水平面の上とは限らず垂直の壁もあるわけです。

  • turn on the light 電灯をつける

電池と電球とスイッチ

上の画像ではスイッチを押すと、それまで離れていた回路がつながって(=接触)、電気がつきます(=作用)。

これもまたonのイメージ。

  • depend on 依存する

「depend on」が「依存する」を意味するのもonがもつ基本的なイメージである「接触」からくるものです。

依存とは何かに頼りまくって離れられないこと。

たとえば買い物依存症の人は買い物をしていないと気分が落ち着かないのです。

  • on duty 勤務中で
  • on air 放送中で

dutyは「務め」を意味しますから、その前に作用のonがつくと「勤務中」を意味するのもわかりやすいでしょう。

それからairには「空気」のほかに「電波」という意味もあります。電波がonになると「放送中」となるわけです。

YouTuberの中に「~オンエア」というグループがいるのは、まさにここから来ています。

offはonと逆のイメージ

offは「分離」「中断」「非作用」を意味するなど、onと逆のイメージでとらえるとわかりやすいでしょう。

  • turn off the light 電灯を消す

さきほど「turn on the light」で「電灯をつける」と解説しました。

今度は逆にそれまでつながっていた電気回路を分離して電気を消すのです。

  • take off 離陸する
  • set off 出発する

陸は英語でlandといいますが、landを使わなくても「take off」で「離陸する」という意味になります。

それと似たようなフレーズに「set off」があります。

そもそもsetは動詞として使うと「位置づける」という意味。

そんなsetにoffをつけると「元々の位置から離れる」すなわち「出発する」となるのです。

fromのイメージ:起点

前置詞fromのイメージ

前置詞fromの基本的なイメージ・意味は「起点」です。

  • far from~ ~から遠い

「far from this area」と表現すると「このエリアから遠い」となります。

「this area」という起点から見ると遠いわけです。

  • come from~ ~に由来する

例文:His name comes from the name of a historical person. 彼の名前は歴史上の偉人の名前に由来する。

この場合、彼の名前は偉人の名前が由来(起点)となっているわけです。

byのイメージ:そばで、~によって

前置詞byのイメージ

前置詞byの基本的なイメージ・意味は「そばで」「~によって(手段)」です。

  • stand by me 私のそばに立っている(私を支える)

かの有名な映画『Stand by me』は命令文として表現しています。

ドラえもんでもそんな感じの映画がありました。

  • by train 電車で
  • by chance 偶然に(偶然によって)

by trainについて「なぜtrainの前に冠詞がつかない?」と思った方は多いでしょう。

冠詞をつけても間違いではないのですが、単に「電車で」というように手段としての公共交通機関を表すなら乗り物とbyの間に冠詞はつけません。

しかし、何か特定の電車を使った場合は「by the train」と言ったりします。

このあたりの感覚は文法というより英語話者の慣習みたいなものなので、あまり厳密に考えない方がよいでしょう。

overのイメージ:向こうで、覆って(おおって)

前置詞overのイメージ

前置詞overの基本的なイメージ・意味は「向こうで」「覆って」です。

例文:He is over thirty. 彼は30歳を超えている。

overのイメージである「向こうで」は転じて「物事の水準が超過的」と解釈することもできます。

よく日本語でも「オーバーな言い方だな!」とか言ったりするでしょう。あれと同じ発想です。

それが数字と結びつくと「~超」を意味します。

  • all over the world 世界中で

全体を強めるallと、「覆って」を意味するoverと、the worldで「世界中で」となります。

世界全体をカバーする感じです。

  • carry over 持ち越す

carryは「運ぶ」、overは「向こうで」ですから、carry overで「持ち越す」となります。

ロト6やTOTOといった宝くじを知っている人は「キャリーオーバー」という言葉をよく知っているはず。

キャリーオーバーという制度が敷かれている場合、高額当選者がいないと次回に当選金が繰り越し(持ち越し)になるのです。

ofのイメージ:所属からの分離

前置詞ofのイメージイラスト

前置詞ofの基本的なイメージ・意味は「所属からの分離」。

ofの使い方で最も有名なのは「A of B」=「BのA」です。

  • the king of pirates 海賊王
  • first of all 第一に

たとえば「the king of pirates」と表すと「海賊たちの中の王」=「海賊王」となります。

海賊がたくさんいる中で(=pirates)頂点に君臨する者(=the king)は海賊王というわけ。

それは「所属からの分離」がよく反映された使い方だといえます。

「first of all」についても「すべての中の最初」=「第一に」で同じ構造です。

  • think of~ 〜について考える

「think of」のofはaboutに近くて「~について」を意味します。

ただし「think about」は漠然と考えるのに対して、「think of」はあなたにとって重要な人物や出来事について熟考する感じです。

あなたが知っている出来事や人物がいくつもあるとして、その中でも重要事項について考える場合に「think of」を使うのです。

  •  rob ~ of … ~から…を奪う

例文:He robbed her of her wallet. 彼は彼女から財布を奪った。

こちらの例文においてはHeがherとher walletを分離させています。これがofの分離用法。

前置詞ofには他にも用法がありますが、基本的な用法は以上でございます。

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underのイメージ:~の下(未満)

前置詞underのイメージ

前置詞underの基本的なイメージ・意味は「~の下」。

ポイントは上の画像では棒と球が少し離れているように下は下でもunderが意味する下は「未満」が基本だということ。

  • under 20 20未満

たとえば「under 数字」は数字未満を意味します。未満はその数字を含みません。

ちなみにサッカーの大会で「U-20」のように年齢制限がついた大会がありますが、あれは前年の末に20歳未満であることが参加条件です。つまり、大会の当年だと20歳になっていることもあるわけ。

  • under construction 工事中

他には「under construction」なんてのも有名。

これも「未満」というイメージをもとにした「~の下」を思い浮かべれば、建設が未完成のイメージが出てくるでしょう。

  • studied under the professor. その教授のもとで学んだ

教授の影響下・指導下で学んだという感じのフレーズです。

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