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社会・教育

マウンティングは男と女で特徴が違うため起きた逆ギレ事件

2020年7月24日

人間はマウントをとりたがる生き物。

マウントをとる(=マウンティング)とは、自分の方が恵まれていることを実感したり自分を高く見せるために相手を見下すこと。和製英語です。

会話例:

Aさん「その服、かわいい。どこで買ったの?」
Bさん「GAPの新商品だよ。」
Aさん「ああ、GAPね。あそこのはサイズが大きいよね。」
Bさん「…」

声に出さないそれぞれの本心:

Aさん「最初はかわいいと思ったけど、GAPの服は外国人サイズで大きめ。日本人の中でも細めの私には余っちゃう。」
Bさん「”あそこのはサイズが大きいよね”はわざわざ言わなくてもいいでしょ。こんなんでマウントをとるな!」

この場合「あなたは太っている」などと直接的にいうのではなく「あそこのはサイズが大きいよね」と間接的な表現におさえているのがポイント。

確かに欧米系のファストファッションのサイズが平均的な日本人にとって大きめなのは事実ですが…。

Aさんの発言は悪気はなかったのかも。

そして世の中の女性は自分の容姿・ファッションや家族・恋人のスペックを、男性は自分の財産や過去(職歴・学歴・武勇伝)などを自慢したがる傾向があります。

しかし、このような性差は悲しいことに見栄っ張りのウソを生みがちです。

マウンティングは男と女で特徴が違う

たとえば、美女が自分の容姿を誇りたい場合「私ってキレイでしょう?」と声に出さなくても一目でわかるものです。

いや、全盛期のオードリー・ヘプバーンのような本当に美しい女性が「私ってキレイでしょう?」と口にしたら無粋ですから、わざわざ言う必要がないというもの。

つまり、容姿は言葉ではなく実際の姿で誇るものだといえます。優れた容姿は口に出さなくてもわかるため便利なのです。

容姿の写真はフォトショップを使えば変えられるけど、実際の姿は美容整形でもしない限り変えられない。しかし整形は限度があるし、やりすぎた整形は素人でも簡単に見抜ける。厚化粧も骨格や体型までは変えられないから限度がある。
女性の容姿自慢の方がウソをつきにくいよね。

男の自慢にはお金が絡みやすい

一方、一般男性が自宅外(職場や合コンなど)で自分の財産を誇りたい場合、言葉に出さずに訴えるには高級な車や腕時計といったアイテムを使うしかありません。

スポーツカーに乗ると普段とは性格が変わる男は結構います。
高級車や腕時計は他人のを借りたり無理して安い中古を購入すれば、実際にはお金持ちではなくても演出できる。これは見栄やウソにつながりやすいところ。
男の結婚詐欺師にそういうタイプがいるって聞いたことがある。それにメルカリでも高級ブランドの紙袋が売買されているね!あれは見栄を張るためっぽい。
それとはちょっと違うけど、会社の営業マンも訪問相手の属性によって腕時計を変えるっていう人もいる。人間は見た目に惑わされやすい生き物だといえる。

また男性のなかには学歴を誇りたがる人もいます。学歴については卒業証書でも出さない限り証明しにくいものがあります。

というか学歴を自慢したいがためにわざわざ卒業証書まで見せる人はめったにいないでしょう。普通は自分の学歴を示したいのなら口頭だけで済ませるはずです。

つまり、男性が誇りたがる要素の方が、ウソが含まれやすいのです。

今回は男性のマウンティングにウソが含まれていたことで逆ギレしたという話です。

人間の中身はすぐにはわからないという話

おしゃれなバー

まず登場するのはA子という女性。A子は美人で高学歴のキャリアウーマンです。

しかし、美人は外見だけですぐにわかるとしても、高学歴とキャリアウーマンという点は自分から話さない限りすぐにはわかりづらいところです。

ある日、このA子は都会の居酒屋でいい女感を漂わせつつ一人で飲んでいました。

そこではマウンティングというほどではないにしても、A子は周りから美人と見られたいというくらいの欲求はもっていました。

A子は自他共に認める美人だったため、一人で静かに過ごしているだけでも絵になったのです。

そんななか、A子は見知らぬ男性(=B太郎)から話しかけられました。A子は心の広い女性だったので居酒屋で話すくらいなら大丈夫だと思い、B太郎の話を聞きました。

このB太郎は、自分の学歴、会社での地位、仕事の充実ぶり、財産・収入の高さなどを一方的に長々と自慢してきました。それはA子をくどくためというより、A子に対してマウントをとるための行動です。

つまり、B太郎にとってA子は美人だとしても学歴や収入の面で見下せると考えていました。

B太郎は一方的に自慢するばかりだったため、A子の学歴と高収入には気づかなかったのです。

B太郎は美人に長々と自慢話ができたことで気分がよくなり、A子に食事代をおごりました。

B太郎が後悔した理由

しかし後日、B太郎は強い後悔と怒りにさいなまれることになります。

なぜならB太郎がA子についてネットで調べたところ、A子は高学歴のキャリアウーマンであることがわかったからです。

SNSや企業の紹介記事などをたどれば、学歴や所属先がわかる場合はかなりある。美人で名門企業のキャリアウーマンなら何かと目立つし。

同じ店でふたたびA子を発見したB太郎は、A子に向かって「お前はオレからおごられるためにわざとスペックが低い女性を演じていたんじゃないの?」と詰め寄りました。

そんな気は毛頭なかったA子は大きなショックを受けます。

現実にはB太郎がA子を勝手にマウント対象だと思い込んで自慢話をすすめたうえに、女性は男性にとって常に見下される存在でなければならないと感じたからです。

A子はかなりの努力の末に高い収入とキャリアを手に入れたのですが、男性の前では常に下でいなければならない(演じなければならない)前時代的な価値観にショックを受けたのです。

女は静かに男を立てなければならないという発想は「内助の功」という言葉にも表れている。この言葉はかつてよく使われていたけれど、現代では差別的なニュアンスを含む言葉として敬遠されがち。
内助の功とは、身内が縁の下で支えるという意味。主婦が家庭で夫を支えるという意味で使われやすいです。

B太郎は話を盛っていたからこそ怒った

ここで疑問が一つ湧きます。

それはB太郎の話が本当だったとすると、A子は高学歴・高収入のキャリアウーマンですからB太郎とA子は対等になったはずです。

そのため、B太郎はそんなに怒る必要はないはずですが現実にはB太郎は後悔と怒りを露わにしました。

つまり、B太郎がそこまで怒ったということは、B太郎の自慢はウソで(あるいは誇張していた)現実にはA子に負けたと考えられます。

マウントをとりに行った男が盛った自慢話を一方的にしていたら、現実には負けていたわけです。

その意味では逆ギレに近いものがあります。

B太郎がA子におごった飲食代は4000円くらい。庶民にとっては少し高いけれど本当のお金持ちなら気にしない額のはず。それで怒ったところにB太郎の本質を感じる。

美人やイケメンでおとなしい性格の人はマウンティングされやすいという説があります。

確たる証拠はありませんが、嫉妬や目立つことが影響しているのかもしれません。

まとめ

男のマウンティングが実は半分ほどウソだった(盛っていた)という話はよくあります。

男のマウント話について、いちいちウソかホントかを真剣に判定しようとするのは疲れるので女性は適当に付き合うのがよいでしょう。

ただし、マウント男を軽くおだててあげる程度の戦略はもっておいた方がよいかもしれません。

下手に冷たくあしらうとキレる人もいるため、優しく遠ざけた方がよいからです。

それが処世術(うまい世渡り)というものでしょう。

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