立地を選ぶ際に通勤との関係で心掛けるべきいくつものこと

西武新宿線での通勤のまとめ

西武新宿線 通勤路線

西武新宿線は西武グループの主力鉄道路線の一つで、西武新宿駅と埼玉県の川越市の本川越駅をむすぶ路線です。

西武新宿駅は日本最大の歓楽街である歌舞伎町のすぐ近くにある。

そもそも西武は「意外と」有名な会社です。

というのも、大手私鉄について鉄道事業だけを見ると首都圏民にとっては有名なのは東急や小田急であって、西武は二番手集団に入るというイメージがあります。

しかし、あの有名なプロ野球団である西武ライオンズは西武グループの一員です。

関西の最大手の私鉄といえば阪急か近鉄だけど、プロ野球団を抱えているために阪神の方が首都圏では有名でしょ。それと同じこと(阪急と阪神は経営統合した)。

また、西武グループを飛躍的に大きくした堤康次郎氏や堤義明氏の知名度は中高年層では高いです。

さらにプリンスホテル、伊豆箱根バス(レオがついたバス)、横浜アリーナなども西武グループの会社です。

西友、良品計画(無印良品)、パルコともかつては資本関係がありました。

つまり、関連会社や実業家の知名度も含めると西武は有名なのです。

「西武」と名乗る会社のすべてがこの西武グループと関連があるわけじゃないし、「西武」がついてなくても西武グループの会社はある。
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西武新宿線の通勤

会社の区分私鉄
路線新宿線・拝島線
他社線への直通運転なし
運賃以外に料金が必要な列車特急、拝島ライナー
通勤型電車の車両数10両と8両が基本
ラッシュ時の女性専用車両あり:西武新宿方面寄り先頭車
栄えている駅西武新宿、高田馬場、所沢、本川越
上り列車の始発駅本川越、田無、新所沢、上石神井、狭山市、拝島、玉川上水、西武遊園地
朝の最混雑区間と平均混雑率鷺ノ宮⇒高田馬場:160%
西武新宿線で座るには始発駅を狙うのが効果的。高田馬場までの途中駅では降りる人数は少ない。

西武新宿線の路線図

西武新宿線の路線図(有料の特急やライナーは含まない)

西武新宿線の路線図

※上の路線図は2020年3月のダイヤ改正をもとにしたものです。

※西武新宿~本川越の区間を西武新宿線、小平~拝島の区間を西武拝島線といいます。

※西武鉄道の2大路線といえば、新宿線と池袋線。ですから新宿線と池袋線が交わり、そごう(西武系百貨店)があり、西武本社がある所沢は沿線の中核といえる駅でしたが、本社は池袋へと移転しました。


※上の地図のように西武新宿線は沿線の南側をJR中央線が走り、北側を西武池袋線が走る形となっています。

そのため、この付近の路線バスは東西に走る路線よりも、西武各線と中央線とさらにその南の京王線の駅を南北に行き来するような路線が多いです。

それらの沿線に住む方は路線バスを使いこなすと生活が便利になります。

西武新宿線は海が遠いところを走るし、また大きな川を渡らない。だから、台風や大雨のときは他の路線よりも強い傾向がある。

西武新宿線から他社線への乗り換え

他路線との接続

西武新宿線の駅乗り換え路線の駅乗り換え路線備考
西武新宿新宿西口都営大江戸線300m以上も離れた新宿駅まで歩けば、JR埼京線・湘南新宿ライン、京王線、小田急線、東京メトロ丸ノ内線、都営新宿線と乗り換えられる
高田馬場高田馬場JR山手線、東京メトロ東西線乗り換えまでの距離は遠くないが、ホームや通路が狭い
中井中井都営大江戸線改札外を100m近く歩いてエスカレーターで深く降りたところに大江戸線はある
小平小平西武拝島線(直通あり)
東村山東村山西武国分寺線・西武園線
所沢所沢西武池袋線
本川越川越市、川越東武東上線、JR川越線東武東上線の川越市駅までは300mくらい、JRと東武の川越駅まで400m離れている
萩山萩山西武多摩湖線
小川小川西武国分寺線
玉川上水玉川上水多摩都市モノレール改札を出て歩くとちょっと距離でつく
拝島拝島JR青梅線・五日市線・八高線ホーム真ん中付近の連絡通路を使って乗り換える。
※西武線同士の乗り換えはどれも近いです。

⇒西武新宿線の他路線との接続数はちょっと悪いです。

正直言って、西武鉄道内の他路線との接続はいいですが、JRや他の私鉄との接続駅は少ないです。

とくに両端の本川越と西武新宿では他路線への乗り換えはそれなりに歩きます。

地下鉄との直通や、新幹線との接続駅も欲しかったところです。

ただ、他社線への乗り入れがないからこそ西武新宿線は遅延しにくいともいえます。

西武新宿線はJR武蔵野線と交差しているが、そこでは乗り換え駅がない。

ラッシュ時の混雑率

西武新宿線のラッシュ時の上り列車の混雑率は160%くらいです。

ただし、このデータはピーク時の最混雑区間の平均値なので急行はそれよりも高く、各停はそれよりも低いと見るべきです。

もっとも混雑する区間は鷺ノ宮~高田馬場あたり。西武新宿線は西武新宿駅が不便だから上りの乗客は高田馬場で乗り換える人がかなり多いよ。

ただ、これは筆者の主観ですが平日朝の上りは混むとしても、昼間は全体的にすいている印象が強いです。

なお西武新宿線の平日帰宅ラッシュ時の乗客の多くは高田馬場から乗ってきます。

そのため西武新宿駅からは座りやすいという利点があります。

小田急線や京王線も新宿が始発駅ですが、帰宅ラッシュ時に急行の類に座るには15分くらい並んだりします。

帰宅ラッシュ時の中央線だと新宿から座るのはかなり難しいです。

そのため、中央線ほどの混雑を避けたい方にはオススメの路線だといえます。

競合路線と運賃・所要時間を比較

次に「平日朝7時30分前後発の上り列車」という条件で西武新宿線と競合路線を比較してみましょう。

川越地域~新宿地域の競合

上り区間西武新宿線上り区間西武線以外
本川越⇒西武新宿510円(西武新宿線通勤急行で60分)川越⇒新宿640円(東武東上線急行とJR埼京線で48分)

上の比較の場合、西武新宿駅の不便さと、池袋駅での乗り換えの面倒さのどちらを取るべきかという選択でもあります。

まあ西武新宿線で高田馬場まで行ってJR山手線に乗り換えるという手もありますが。

JRの川越線・埼京線の通勤快速で川越⇒新宿に行く場合、770円、60分くらいかかります。

東武東上線は川越から池袋方面に真っすぐ向かいますが、川越線は東にある大宮を経由するなど池袋方面に真っすぐ向かう線形になっていないからです。

拝島~新宿地域の競合

上り区間西武新宿線上り区間JR線
拝島⇒西武新宿440円(西武新宿線急行で57分)拝島⇒新宿480円(JR中央線直通の青梅快速で55分)

拝島から中央線に直通する列車の場合、拝島は始発駅ではないため座るのが難しいです。

一方、西武線の拝島は始発駅なので座りやすいでしょう。

西武新宿線の終電時刻はちょっと遅い

西武新宿線高田馬場駅の平日下り方面・終電付近の時刻表(太字が終電)

0時01(準急・本川越)07(各停・上石神井)17(準急・新所沢)22(各停・上石神井)32(準急・新所沢)38(各停・上石神井)47(準急・新所沢)50(各停・上石神井)

西武新宿線の終電は他の路線に比べると少し遅いです。

終電は上石神井どまりですが、0時44分には新所沢まで行く準急があるのは大きいです。

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下落合~本川越の見どころ

西武新宿線は西武新宿~花小金井まではJR中央線から北側に2~3km離れた地点を並行して走っています。

その中央線は距離あたりの駅数が少ないです。中央線は西武新宿線よりも駅数が少ないだけに駅前の土地もより貴重です。

そのためか、中央線の駅前は栄えている駅が多いですが、西武新宿線の駅前は都会にしてはちょっと寂しい感じです。

中央線の途中駅は、中野、荻窪、吉祥寺、三鷹など中央線ユーザー以外にも知れ渡っている駅が多いですが、西武線の駅は知名度や規模で劣ります。

ただ、それだけに中央線沿線に比べると家賃が安めですし、中央線ほど混雑しません。

これらは短所に見えながらも立派な長所にもなります。

また西武新宿線には下り方面にそれなりの見どころもあります。(カッコ内は最寄り駅)

  • 小金井公園(花小金井)
  • 所沢航空記念公園・所沢航空発祥記念館(航空公園)
  • 小江戸川越(本川越)
  • イオンモールむさし村山(玉川上水)
  • 国営昭和記念公園(武蔵砂川)
  • 西武遊園地・西武ドーム(西武球場)

なお西武新宿線沿線から西武球場へ行くには

西武拝島線で萩山⇒西武多摩湖線で西武遊園地⇒西武山口線で西武球場前

というパターンと、

所沢で西武池袋線に乗り換えて西所沢へ⇒西武狭山線で西武球場前

というパターンがあります。

地価

西武新宿線と拝島線の沿線地価については以下のとおりです。

※新築マンション価格と付近の賃料は、各社の「駅から徒歩5分圏の物件(70㎡)」を見比べて公示価格に合わせて多少補正した大まかな目安です。

※駅は山手線圏内から均等に数kmごとの住宅街系の駅を選んでいます。

駅名市町村新築マンション価格付近の賃料山手線からの直線距離
新井薬師前東京都中野区6300万円21万円約3km
上石神井東京都練馬区5300万円17.5万円約10km
花小金井東京都小平市4600万円15.5万円約17km
所沢埼玉県所沢市4300万円14.5万円約22km
狭山市埼玉県狭山市3100万円12万円約31km
本川越埼玉県川越市4500万円15万円約30km
玉川上水東京都立川市3400万円13.5万円約26km
拝島東京都昭島市3300万円12.5万円約33km

まとめ

評価
ラッシュの混雑率西武新宿駅が不便であり、また地下鉄直通の列車もないため混雑度は中央線などに比べると低い。各停の方が混雑は緩やか。
沿線下り方面の魅力度下り方面には小田急線のような有名観光地がない。大学や大型商業施設も中央線に比べると少ない。ただし、所沢から西武支線で乗り換えた先には西武遊園地や西武ドームがあるので好きな人にはオススメ。
沿線の地価並行する中央線と比べた場合、地価は少し低い。
他路線との接続地下鉄直通列車も新幹線の接続駅もない。西武新宿駅がJR・小田急・京王から離れているのも厳しい。
電車の速達性地下鉄との直通列車がなく、また中央線ほど混雑しないが、同時間帯の新宿までの所要時間は中央線と同じくらい。
運賃の安さ西武線の運賃はやや安い方だが、中央線の運賃も西武線や京王線と競っている区間では頑張っている。

西武新宿線はこんな人におすすめ

  • 西武新宿線沿線、そして高田馬場で乗り換える東京メトロ東西線の西側(早稲田、神楽坂、九段下など)に通勤通学の目的地がある人
  • JR中央線沿線よりも安い費用で住みたい人
  • 駅前が中央線よりも地味だとしても問題ないと思う人
  • 西武新宿駅から座って帰りたい人
  • 西武新宿線と中央線に挟まれた地域に住むなどして、その2つの路線を使い分けたい人
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