ホテルに備え付けられている自動販売機や冷蔵庫の飲食物って高いですよね。
定価で販売しているコンビニよりさらに数段高いことも普通です
そこで今回はホテルや旅館への飲食物の持ち込み可否の一般論と、持ち込みOKだとすれば何を持ち込むことがおすすめかをお伝えします。
これはさまざまなホテルの公式サイトで規定やよくある質問を観察した結果得られたものです。
このページで述べていることは一般論であって、最終的な判断は個々のホテル側に任されていることをご理解ください。
飲食物の持ち込みが禁止されていたとしても、それは法的に強いられたものではなく、ホテルが私的に定めたルールです。
規約を破ると、ときに賠償問題へと発展してしまいます。
ホテルへの飲食物の持ち込み
まず結論から申し上げますと、持ち込みに厳しい態度をとっているのは高級なホテル・旅館とカプセルホテルです。
というのも高級ホテルは館内にテナントとして高級レストランを入れていたり、高級な料理で客をもてなします。高級ホテルはルームサービスも充実しています。
そのため、客に飲食物を持ち込まれると売上が減ってしまいます。
また客が食べ物を持ち込んで、その料理から食中毒にかかったとすると「これはホテルが出した料理のせいだ」と間違えて訴えられてホテルは風評被害を受ける可能性もあります。これは高級ホテルにとって一大事。
そのため高級ホテルは飲食物の持ち込みに厳しい姿勢をとっているのです。
離乳食や乳幼児用ミルクを持ち込むくらいならたぶん大丈夫だと思いますが。
カプセルホテルが持ち込みに厳しい理由
それから宿泊料金の安さに特徴があるカプセルホテルも飲食物の持ち込みに厳しいです。
というのも、カプセルホテルの個室ユニット内は床がなくマットレスやふとんのスペースしかありません。
こういう狭くて食べにくい環境で客が飲食物を食べてこぼすと、クリーニングにコストがかかってしまいます。
またカプセルホテルは他人との距離が近いため、持ち込みを許すと飲食物の臭いが周りの客に迷惑をかけてしまいます。
ビジネスホテルの持ち込みルールはやや緩い
この点、ビジネスホテルは持ち込みに緩めの態度をとっている場合が多いです。
実際、ビジネスホテルの多くは館内の共用スペースか個室内に客が無料で使える電子レンジを置いています。
これは「コンビニで買える程度の飲食物なら自分で調理して食べてもいいよ」という意思の表れだといえます。
ビジネスホテルは食器の貸し出しサービスがある場合も
さらにビジネスホテルのフロントでは、グラスや皿、フォーク、スプーン、箸くらいなら貸してくれたりします。
ビジネスホテルは高級なレストランを併設していませんし、ルームサービスにも力を入れていないため、セルフサービス形式を充実させるのだと思います。
ただし以前、個室に備え付けてある電気ケトルの本体内部で鍋料理をつくっていた客がおり、それがビジネスホテルにとって大迷惑だったいうニュースがありました。
電気ケトルは湯を沸かすために使うものであって他の妙な使い方は避けるべきです。
カセットコンロは法律に触れてしまう
また、ホテルにカセットコンロを持ち込んで料理をした人がいるというのも聞いたことがあります。
しかしというか当然というべきか、こういう発火物は不特定多数がいる設備に持ち込んで使うと消防法に触れます。
ホットプレートだとしても食べ物が焦げれば煙が出て火災報知器が作動する場合もあります。
旅館の料理だと鍋の下に火がついたまま料理が出てくることがありますが、あれは旅館の従業員の目がある場所だからこそ使えるものです。
そのため個室内で客がカセットコンロを調理に使うのは「アウト」と見るべきでしょう。
おすすめの持ち込み食品
最後に、ホテルに飲食物の持ち込みが許されており、なおかつ電子レンジと電子レンジ対応の皿が使えるという条件の中でおすすめの持ち込み飲食物をご紹介します。
それは大手コンビニの冷凍ポテトと、日清食品の冷凍スパゲッティ(もちっと生パスタ)です。
コンビニの冷凍ポテトは、値段は100円ちょっと、電子レンジで2分ちょっと食べられる優れものです。これなら夜食のおつまみにちょうどいいと思います。
日清のもちっと生パスタは数ある冷凍スパゲッティの中で筆者が最もおいしいと思う商品です。
なお冷凍食品を温めてから食べる際は皿がないと食べにくいので気をつけてください。
それではまた。
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