ガルボ(galbo)とは株式会社明治が製造しているチョコレート系のお菓子のこと。
日本全国どこのコンビニやスーパーに行っても売っている率が高い商品でしょう。
ガルボはなぜこんなにも人気があるのでしょうか。
それは簡単にいうと以下のとおり。
ガルボに人気がある理由
- ただのチョコレートとして食べるのとは違った効果的な加工が施されている(しみチョコ感と焼き菓子感)
- 自分で近いものをつくるのはかなり面倒
- 5種類のおいしさ
- 宣伝戦略のうまさ
- 小さくて手軽に食べられる
ここから先は以上を掘り下げていきます。
ガルボに人気がある理由
ガルボ云々の前にチョコレートを単に安く食べたいのなら板チョコのようなチョコレートだけの塊を食べた方がコストパフォマンスはいいです。
しかし、ガルボのようなチョコレートを加工した菓子に求めるのはチョコレートが効果的に加工されているか。
すなわち塊としてのチョコレートとは異なった食感が楽しめる菓子を消費者はもとめているのです。
この点、たとえばロッテの紗々は線状のチョコが折り重なっているために細かい歯ごたえがありますし、明治のフランは溶けるような食感があります。
ガルボにいたってはしみチョコ感と焼き菓子感が同時に味わえます。
一般にしみチョコは軽くて重厚感に欠けますが、ガルボはそういったしみチョコより少し固くて重いです。
そこに焼き菓子感も加わっていることこそガルボのうまさの根源です。
ポッキーやたけのこの里はチョコレートの部分とクッキーの部分がわかれています。
しかし、ガルボはクッキー系の成分が少なくチョコと溶け合わさっています。
ガルボもどきを手作りするのは面倒
ガルボの製法は企業秘密です。
そうはいっても「チョコレートを溶かす」「ビスケットのようなものを粉状にする」「粉末と溶かしたチョコを混ぜ合わせる」「型に入れる」「軽く焼く」「チョコでコーティングする」「冷やす」という工程は存在すると推察できます。
要するに素人でもガルボもどきは手作りできるのです。しかし、それらの工程を家庭で行うのは面倒ですよね。
それにガルボの混ぜ加減(チョコレートとビスケットの比率)、チョコレートのしみ加減、焼き加減は絶妙なため、近いものを再現するのはかなり難しいです。
そうなると「買うしかない」「買ったほうが楽」と思うのが自然な流れでしょう。
3種類と期間限定のおいしさ
さて、ガルボには「チョコ」「つぶ練り苺」「ほろにがブラック」という5種類の味があります。
期間限定でキャラメル味や豆乳味、抹茶味などが発売されたこともあります。
「チョコ」「ほろにがブラック」はもどきを手作りできますが、「つぶ練り苺」は手作りの難易度が高いです。
やはりイチゴ味を練り合わせるなんてのは面倒ですからね。
そのため、消費者がイチゴ風味のチョコレートを食べたいときはガルボが第一候補に上がるのではないでしょうか。
小さくて手軽に食べられる
ガルボは小袋型のパッケージにチョコボール大のサイズで入っています。
ジッパー(チャック)付きのパックも売っていることを考えると、電車内やオフィスで好きなタイミングで食べる人が多いのでしょう。
チョコ好きの女性がオフィスで少しずつ食べる姿も想像できます。
宣伝戦略のうまさ
最後に株式会社明治は宣伝もうまいです。
すなわちガルボは若い女性に人気があるため、旬のジャニーズタレントや女性から好感度の高い女優を起用して宣伝しているのです。
ガルボの宣伝はさわやかな感じが漂っており、そこからは一時の流行だけでは終わらない定番菓子としての雰囲気を感じます。