「ゲーミングPCが欲しいけど親が反対して買ってもらえない」という人がいます。
そこで今回はゲーミングPCが欲しい中学生・高校生・大学生に向けて、反対する親を説得する方法・ねだり方を紹介します。
普通のPCが欲しい人にも役立ちますよ。
ゲーミングPCが欲しい人のための説得法【反対する親の説得】
まずはゲーミングPCを買うのに親が反対する典型的な理由を挙げますから確認しましょう。
- ゲームにばかり熱中して勉強に身が入らなくなるから反対
- 睡眠不足や視力低下、ストレス蓄積など健康状態の悪化を懸念するから反対
- そんなにお金がないから反対
- ゲームというよりPCやインターネットに反対(ネットいじめ、出会い系や犯罪に巻き込まれる、大人向けコンテンツ、家族間の会話が減る)
- ゲームに適したインターネット回線が自宅にないからゲーミングPCを買っても無駄
まあまあ合理的な理由が多いですが、説得法もあります。
ゲーミングPCをハイスペックPCと言い換えよう
1つ目はゲーミングPCを言い換える方法です。
というのも「PCゲームがやりたいからゲーミングPCを買って」と訴えると「ゲームにばかり熱中して勉強に身が入らなくなるからダメ」と断られやすいです。
この点、「ハイスペックPCでプログラミングやシミュレーションがやりたいからハイスペックPCを買って」と訴えれば買ってもらえる確率は高まります。
ゲーミングPCはハイスペックPCのマーケティング的な愛称みたいなものなので、こういう言い換えもありというわけ。
論破王ひろゆきはゲーミングPCを寄付している
2ch創設者で論破王として有名なひろゆきさんは児童養護施設にゲーミングPCを大量に寄付したことでも話題になりました。
ひろゆきさんはパソコンは生産の場(職場)で大きく役立つため、子どもにはゲームからパソコンに興味をもってほしいという想いがあるとのこと。
やはり職場の端末はパソコンが基本であり、タイピングやOfficeソフトはひととおり使えないと話になりませんからね。
キーボードがないタブレットやスマホを使いこなせても消費者にしかなれません。
とくにプログラミングは教養レベルでも就職レベルでも役立ちます。AIを高度に使えるエンジニアならもっと可能性が広まりますよ。
スマホよりはパソコンのほうがビジネスにつながりやすいことは間違いありません。
お金がないならまずは普通のPCを買う:グラボはあとから
しかし、PCについて知識のある親だと「ハイスペックPC=ゲーミングPC」ということを知っていますから、ハイスペックPCをねだるとゲームが目当てであることを見抜かれます。
そこで次なるねだり方は、ゲーミングPCではなく普通スペックのデスクトップPCを買ってもらう方法が浮上します。これなら普通のゲーミングPCより価格は3~7万円くらい安くなります。
なぜなら普通スペックのPCにはグラフィックボードという高価なパーツが入っていないから。
普通スペックのPCはグラボがありませんから、そのままで3Dゲームをやろうとするとカクカクしてまるで快適にプレイできません。
それを踏まえて、自分でお小遣いやお年玉を貯めてグラボを買って自分で取り付けましょう。高校生や大学生なら単発的なバイトをする手もあります。
つまり、後付けという形でゲーミングPCをつくりあげるのです。
かつてデカルトという哲学者は「困難は分割せよ」と言ったように、PCとグラボを分割して買ってもいいわけ。
1~4万円あればそこそこのグラボが買えますよ。これなら中学生や高校生でも努力すれば買えるでしょう。
グラボはできればRTXシリーズが望ましいですが、新品価格2万円ちょっとのGeForce GTX1650でも3Dゲームはそれなりにできます。
グラボはヤフオクの中古品が安いですが、マイニングで酷使したグラボもあるためヤフオクはおすすめしにくいです。
というか中古市場に安いゲーミングPCはありますが、新品よりも良し悪しを判断するのが難しいです。
なおグラフィックボードはそれなりに大きいパーツであるため、標準スペックのデスクトップPCを買う際は最低でもミニタワー級のサイズを買いましょう。
そうでないとグラボを取り付けられません。
ミニタワーならメモリスロットは2~4ありますから、最初はメモリ8GBが1枚しかなくても、もう8GB増設すれば16GBとなり立派なゲーミングPCとして動作できます。
このように拡張しやすいのもデスクトップPCのメリット。
ミニタワー級のPCだと取り付けられるグラボはシングルファン~デュアルファン(プロペラ2つ)が目安になります。
デュアルファンのグラボはミニタワーに取り付けられない場合もありますのでご注意を。
ノートPCではなくデスクトップPCを居間に置く
ゲーミングノートを買えばいろんな場所でゲームができます。
そのため親は、子どもが自分の部屋に閉じこもって勉強や睡眠の時間を削ってまでゲームをやってしまうことを懸念します。
これは確かにまずい事態です。
この点、ゲーミングデスクトップPCを買ってみんなの目がある居間(リビングルーム)に置けば、そういうゲームのやりすぎを防げますし家族共有でいろんなことに使えます。
たとえば小籔千豊という芸人さんは子どもの影響で40代になってからPCゲームに大ハマりしたように、親子でゲームを楽しむのもいいですよ。
ゲーミングノートは価格の割にスペックが低いですし、熱対策も大変で寿命が短いので買うならデスクトップがいいです。
ノートPCはモニターとキーボードの距離が固定的だから視力が弱くなりやすいですが、デスクトップならモニターを遠くに置けます。
家電量販店は高い
家電量販店に親や祖父母を連れて行ってゲーミングPCを買ってもらおうとする人がいますが、それはやめるべき(下見ならあり)。
家電量販店のPCはゲーミング仕様の品ぞろえが少ないうえに、かなり割高な価格だからです。
買うなら当サイトが推奨しているパソコンがスペックの割に安いです。
PC自体に反対されるならフィルタリング
ゲームというより、PCを使ってできる怪しいインターネットコンテンツを見ることに反対する親もいるでしょう。
確かにインターネットの世界には、非合法、いじめ、成人向け、ギャンブル、詐欺などヤバいコンテンツもたくさんあります。
親は子どもがそういうコンテンツにアクセスすることを心配しますから、PCにフィルタリングをかけることを誓いましょう。
これなら、いかがわしいコンテンツにアクセスできなくなります。
インターネットは勉強に役立つコンテンツも結構ある
パソコンおよびインターネットは勉強に役立つことを訴えて買ってもらうのも一つの方策です。
たとえばYouTubeでは学校の各科目をわかりやすく無料で解説してくれる人がたくさんいます。
数学の図形分野は動画で解答への道筋が示されるほうがわかりやすいですからね。歴史も退屈な話よりYouTuberのほうが面白かったりします。
ハッキリ言って今時の若者は多感な時期に有料級の解説が無料で聞けるのはうらやましいです。
Google検索で各教科を調べてみても、わかりやすい文章コンテンツはたくさんあります。
スマホだと画面が小さくて効率悪いですが、パソコンなら画面が大きいですから勉強の効率も高まるというもの。
パソコン画面をプリントアウトして使うのもいいですよ。
光回線はスマホやテレビとともに導入してもらおう
スマホでゲームをやりたいならスマホを買って契約すればすぐにインターネットができます。
スマホは内蔵のSIMカードと携帯キャリアの基地局を使って通信できるからです。
しかし、パソコンは光回線やCATV回線、ホームルーターといった回線を導入しないと自宅でインターネットに接続できません。
インターネットに接続できないとPCゲームもほとんどできません。
そこで自宅に光回線がないなら光回線を導入してもらうように訴えることも必要です。
このとき訴求する方法は以下のとおり。
- 光回線はPCだけでなくスマホやテレビも計10台以上接続できる(接続台数が多くても月額の通信料金は変わらない)
- 光回線は無制限で定額使い放題
- 光回線経由で動画を見てもデータ通信量は減らないから、家族のスマホは契約ギガを少なくできる(スマホ料金を安くできる)
光回線は月額料金が3000~6000円と高いのですが、それによってスマホ料金を安くできるという面もあります。
自宅で動画をよく見る世帯、インターネットを使う人数が多い世帯にとって光回線はお得なんですよ。
ルールを決めて守ることを誓う
ゲーミングPCを買ってもらうなら次のようなルールを決めて守ることを親に誓うのもいいでしょう。
- 1日の利用時間を決める
- 夜9時以降はやらない
- 勉強をおろそかにしない
- 高額課金サイトは使わない(低額課金なら小遣いの範囲内で使う)
- 既存のゲーム機は処分する(ゲーム類はすべてゲーミングPCに集約する)
- もし約束を破ったらパソコンは封印されても構わない
家族サービスを行って後悔させない
もしゲーミングPCを買ってもらえたら、次のような家族サービスをPCでもって実行すると家族から喜ばれますよ。
- エクセルで家計簿をつくってあげる
- 家族の写真や動画を編集して整理してあげる
これなら「ゲーミングPCを買ってよかった」と思われるはずです。