立地を選ぶ際に通勤との関係で心掛けるべきいくつものこと

通勤ラッシュのピークの時間帯と最混雑区間と混雑率の法則を知ろう

横須賀線武蔵小杉駅の混雑 通勤路線

一般に通勤ラッシュの負担を軽くするには、ピーク時間を避ける、始発駅を利用する、有料列車に乗るなどが挙げられます。

このうち始発駅と有料列車に関しては制約も多いので、「ピーク時間を避ける」がもっとも手軽な方策です。

そこで首都圏の通勤ラッシュのピーク時間を知って混雑の負担を和らげましょう。

参考:混雑率の目安は次のとおり

  1. 200%以上⇒足の踏み場にも困るくらいの相当な混雑。駅に着いて車掌がドアを開けるボタンを押してもドアには混雑の圧力がかかっているのでスムーズに開かない。そのため、電車のドアを開けてまた閉めるために駅員(押し屋)が必要。
  2. 180%~200%⇒かなりの混雑で足の踏み場にも気をつかう。押し屋が必要か不要か微妙なくらい混む。
  3. 160%~180%⇒かなりの混雑だが、自分の私物をバッグから出し入れする余裕はある。
  4. 140%~160%⇒それなりの混雑だが、混雑に慣れている人から見ると取るに足らない混雑。慣れれば大丈夫。
  5. 100%⇒定員乗車。座席はすべてうまり、つり革やドア付近に立ってポールにつかまる人がちらほら。
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通勤ラッシュのピークの時間帯と最混雑区間

一般に日本の会社や学校の始業時間は9時が多いといわれます。

これについて日本人は始業前の準備をしたり、電車の遅延に備えるために目的地にはやや早く到着することを目指すものです。

ここで注目したいのが東急電鉄の公式サイトの混雑情報です。

そこでは次のように最混雑区間とピーク時間が発表されています。

路線最混雑区間ピーク時間
東横線中目黒に到着したところ(祐天寺⇒中目黒)7時50分~8時30分
田園都市線渋谷に到着したところ(池尻大橋⇒渋谷)8時~8時30分
目黒線目黒に到着したところ(不動前⇒目黒)8時~8時30分

つまり、郊外から都心に至る路線の混雑のピーク時間は8時過ぎで、その最混雑区間は山手線との接続駅の直前か、地下鉄との最初の接続駅の直前ということです。

地下鉄との最初の接続駅とは、中央線の中野、京王線の笹塚、小田急線の代々木上原、東武東上線の和光市、西武池袋線の練馬、西武新宿線の高田馬場、常磐線と東武伊勢崎線とつくばエクスプレスの北千住、京葉線の新木場など。

郊外から都心に向かう人たちは、都心の入り口で山手線や地下鉄に分散してそれぞれの勤務先や学校に向かうわけです。

この傾向は東急線に限らず他の路線でも同じです。

ということは、山手線の混雑のピーク時間と山手線の内側区間の地下鉄はそれよりも少し後にズレた時間帯、つまり8時10分~8時40分くらいだといえます。

実際、国土交通省が発表している資料群を見るとその傾向が現れています。

また郊外の駅においては、たとえば渋谷駅まで30分かかる駅から田園都市線の上り列車に乗るとすれば、7時30分~8時発の列車が渋谷駅到着の時点でピークの時間帯にさしかかります。

東急電鉄の池尻大橋⇔渋谷の区間を含む電車定期券をもっている人は、平日朝に三軒茶屋駅前後のバス停から渋谷駅行の東急バスを使うことができる。これは条件がついているから東急の該当ページを参考にしてみて。

JR線の最混雑区間を確認

ここで各線の最混雑区間を確認しておきましょう。

さきほどの国交省が発表している平成29年度版の資料をもとに最新の補正を加えました。

国交省の発表だと総武線各停は「錦糸町⇒両国」の1駅区間になっていますが、このページではもう少し長く見積もっている路線もあります。

なお、こちらの項目はあくまで「平均混雑率」です。

たとえば中央線快速の場合、快速と通勤特快の平均混雑率を意味します(特快はピーク時は運行なし)。

ですから、平均混雑率が185%だとしても通勤特快の方が混雑しているということがありえます。

路線名最混雑区間の目安最混雑区間での最混雑時の平均混雑率
山手線内回り高田馬場⇒渋谷180%
山手線外回り上野⇒秋葉原150%
中央線快速中野⇒新宿185%
総武線各停亀戸⇒秋葉原195%
総武線快速新小岩⇒錦糸町185%
東海道線川崎⇒品川195%
宇都宮線土呂⇒大宮155%
高崎線宮原⇒大宮170%
京浜東北線南行川口⇒赤羽175%
京浜東北線北行大井町⇒品川190%
横須賀線武蔵小杉⇒品川200%
湘南新宿ライン武蔵小杉⇒大崎190%
埼京線板橋⇒池袋185%
常磐線快速松戸⇒北千住160%
常磐線各停(綾瀬~取手)亀有⇒綾瀬160%
京葉線葛西臨海公園⇒新木場175%
横浜線小机⇒新横浜180%
南武線武蔵中原⇒武蔵小杉190%
武蔵野線東浦和⇒南浦和180%

横須賀線の混雑率「200%」が目を引きますが、他の区間ではJRの主要路線としては平均レベルの混雑です。

横須賀線は武蔵小杉のタワーマンション需要がフィーバーしたことと、武蔵小杉~品川では本数を増やしにくい線路構造であるため、すごい混雑になるといえます。

武蔵小杉~品川では湘南新宿ラインとの平面交差がある。平面交差は文字どおり平面で他路線と交差するから、そこを走る際はもう片方の路線を止めなければならない。

その他の路線の最混雑区間と平均混雑率

次に私鉄の最混雑区間と、そこでの平均混雑率を見ていきましょう(つくばエクスプレスは第3セクター)。

一般にJRよりも私鉄の方が各停と急行・快速の混雑率の差が大きいことに注意です。

私鉄の各停はJRに比べて駅間が短く停車駅数が多いため、郊外からの乗客は急行・快速に集中するからです。

路線名最混雑区間の目安最混雑区間での最混雑時の平均混雑率
小田急小田原線経堂⇒下北沢155%
東急田園都市線三軒茶屋⇒渋谷185%
東急東横線学芸大学⇒中目黒175%
東急目黒線武蔵小山⇒目黒175%
京急線戸部⇒横浜150%
京王線桜上水⇒明大前170%
京王井の頭線下北沢⇒渋谷155%
西武池袋線練馬⇒池袋175%
西武新宿線鷺ノ宮⇒高田馬場170%
東武東上線成増⇒池袋145%
東武伊勢崎線西新井⇒北千住155%
京成押上線曳舟⇒押上150%
北総線新柴又⇒高砂120%
つくばエクスプレス八潮⇒北千住185%
京急線は青物横丁⇒品川の方が混んでいるという説もあります。

次に東京メトロの混雑率です。

やはり山手線の郊外に横断し、有名なオフィス街を走り、郊外に伸びている東西線の混雑率が突出しています。

路線名最混雑区間の目安最混雑区間での最混雑時の平均混雑率
銀座線赤坂見附⇒溜池山王175%
丸ノ内線池袋⇒茗荷谷180%
日比谷線北千住⇒上野165%
東西線木場⇒門前仲町200%
千代田線北千住⇒西日暮里185%
有楽町線池袋⇒飯田橋165%
半蔵門線渋谷⇒表参道165%
南北線駒込⇒本駒込160%
副都心線要町⇒池袋150%
副都心線は東京メトロのなかでは混雑率が低いし、東武東上線沿線は東急よりも地価が低いから狙い目だと思う。
上の東京メトロの混雑は逆方面だと意外とひどい混雑ではなかったりします。すなわち、平日朝における東西線の中野⇒大手町、千代田線の代々木上原⇒大手町などです。

最後に都営地下鉄の混雑率です。

都営地下鉄は、東京メトロがビジネスライク(オフィス街や商業地中心の路線)なのに対して、山手線の外側の公営団地と都心をむすぶ役割が強調されます。

そのため、混雑率は東京メトロよりも少し低い傾向があります。

ちなみに大江戸線は「環状線もどき」になっているため、森下⇒勝どき、新宿~六本木、飯田橋の前後、中井⇒東中野は混雑するというように、内回りにしても外回りにしても混雑と混雑解消を繰り返します。

路線名最混雑区間の目安最混雑区間での最混雑時の平均混雑率
浅草線押上⇒浅草145%
新宿線西大島⇒住吉160%
三田線西巣鴨⇒巣鴨165%
大江戸線門前仲町⇒勝どき175%
まとめ

混雑率はその列車の乗車定員に対する乗客の割合を意味します。

つまり、A路線とB路線のラッシュ時の乗客数は同じだとしても、本数も車両数も少ない路線の方が混雑率は高くなるのです。

本数や車両数(増結)について余裕がある路線は今後、改善の余地がありますが、それが限界に達している路線もあります。

あるいは沿線の人口動態からいって減少傾向や増加傾向の路線もあります。

今後、転居される方は路線を総合的に見て判断することをオススメします。

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