スーパーマーケット、飲食店、クリニック、書店、アパレルショップ、映画館などが一体になったショッピングモール。
ショッピングモールは全国各地にあり、新居を探す際にも近くに住みたいと思う人は多い模様。
しかし、ショッピングモールには注意すべきデメリットもあります。
まずはメリットから見ていきましょう。
参考:首都圏で大きなショッピングモールがすぐ近くにある駅
豊洲、東京テレポート、川崎、辻堂、海老名、南町田グランベリーパーク、センター北、柏の葉キャンパス、舞浜、新船橋、南船橋、海浜幕張、越谷レイクタウン、さいたま新都心、新三郷など。
ショッピングモールの近くに住むとよいことだらけ?
ショッピングモールのメリットの代表格は、お店がひと通りそろっているためとても便利ということ。生活に必要なお店から娯楽に関するお店までいろいろそろっています。
このようにお店が多様だと、団体で訪れた場合でも別行動をとれば自分の好きな店に行けるというもの。
店から店に移動する際も同じ建物内での移動ですから車を運転する必要はありませんし、雨にも濡れません。
最近では駅から徒歩でアクセスする際や、駐車場から店内にアクセスする際にも濡れないように設計されているモールもあります。
人気のショッピングモールの近くの住宅物件は資産価値が現状維持、あるいは上昇なんてこともあるでしょう。
土休日はとくに混雑する
次にショッピングモールのデメリットについて。
ショッピングモールは地域のお店を集約した施設だけに、地域の住民が集まってきます。集客力のあるモールだと遠方からも人がたくさんやってきます。
そのため土休日は付近の生活道路も含めてかなり混雑します。ショッピングモールに集客力がある割に周辺道路が片側1車線しかなかったり電車・バスが不便だと土休日の道路は自家用車で埋め尽くされます。
ショッピングモール周辺は平穏に住みたい人にとってはうるさいのです。
ちょっとした買い物にはむしろ不便か
また、ショッピングモールは一度にいろんな買い物をする場合には便利ですが、日常のちょっとした買い物には不便だったりします。
たとえば、夕食をつくっている際にしょうゆが足りないことに気がついて、それだけを買いに行く場合、広い店舗よりも小さな店舗の方が楽に終わります。
ショッピングモールでの買い物はまとめ買いに向いているのです。
ショッピングモールの面積は大きいですし、周辺道路は混雑している場合が少なくありません。
そのため周辺に住んでいる人がショッピングモールをまたいで車で出かけるときは、迂回する必要に迫られたりします。
テナントは全国チェーンばかり
ショッピングモール内にあるお店というのは、全国どこにでもある小綺麗なチェーンのお店が多いものです。
しかし、そういうお店ばかりだとつまらなく思う人もいます。
たとえば、東京の秋葉原にはマニアックなPC部品店やアニメショップ、模型店がたくさんあり、店主も変わった人だったりします。こういうタイプの個人店はショッピングモールにはほとんどありません。
またショッピングモール内のアパレルショップは明るくて家族全員で買い物できるという感じですが、中には暗めの雰囲気で掘り出し物の古着を見つけたいという人もいるはずです。
つまり、ショッピングモールはよくも悪くもファミリー向きの施設なのです。
廃墟になったら怖い
ショッピングモールは基本的には人がたくさん集まります。
しかし、ネットショップの普及、少子高齢化、モール同士の競合によって半ば廃墟と化したモールも一部にあります。
今、閑散が進んでいると噂のイオンモール名古屋みなとに久しぶりに来てみましたが、これは……😨 pic.twitter.com/CHWcCDVlG8
— Series3R🅰 (@Series3R3703) March 7, 2019
ショッピングモールは規模が大きいだけに過疎ったときの衝撃も大きいです。こうなると、よからぬ人がやってきたり、犯罪の温床になったりします。
過疎とはいわないまでも、個別の独立店舗よりもショッピングモールのテナント店の方が撤退しやすいため、お気に入りだった店が撤退する場合もあります。
場合によってはモールごと撤退するでしょう。こうなると付近の住宅の資産価値にも大きく響きます。
都心の駅近くにあるショッピングモールはまだ大丈夫だと思いますが、郊外のショッピングモールの中には危ないところもあるのかもしれません。