英語

英単語の覚え方【中学生からできます】

2020年6月5日

英単語の暗記

このページでは初心者・中学生レベルからの英単語の覚え方を示します。

英語圏に生まれた人ならわざわざ覚え方を意識しなくても大丈夫ですが、日本語が母語の日本人にとっては覚え方を工夫する必要があります。

英単語は妙な覚え方をすると上達の邪魔になりますから、初期の段階でよい習慣を身につけましょう。

基本的にはページの下に行くほど覚え方のレベルが上がるようになっています。

英単語の覚え方【中学生から大人まで】

まず英単語を覚える以前に必要なのはローマ字を覚えるべきだということ。

ローマ字は英語の学習以前に常識ですし、会社でパソコンのキーボードをタイピングする際も役立ちますから覚えましょう。

これは小学生でも覚えるべきです。

aiueo
kakikukeko
sashisuseso
tachitsuteto
naninuneno
hahifuheho
mamimumemo
yayuyo
rarirurero
wan
gagigugego
zajizuzezo
dajizudedo
babibubebo
papipupepo
小さい「ャ」を含んだ音は、たとえば「ギャ、ギュ、ギョ」なら「gya, gyu, gyo」と表します。

ローマ字は日本語の五十音を覚えたときのようにそのまま表を丸暗記していただくしかありません。

なお「つ」は「tu」と覚えるよりも「tsu」、そして「ち」は「ti」と覚えるよりも「chi」と覚えることをおすすめします。

2語~3語単位で覚えるのもいい

ローマ字を覚えたら、次に英単語を覚えていきましょう。

英単語を覚えるときは、綴り(スペル)、発音・アクセント、意味を覚えることが基本です。

綴り(つづり)とは、たとえば「book」なら「b, o, o, k」というように単語が何というアルファベットからできているかを示したもの。

中上級者は英単語を例文として覚えたりしますが、初心者は2語~3語単位で覚えてもいいと思います。

たとえば、odd(変な)とsock(靴下)を覚えるときはバラバラに覚えるのではなく、「odd socks(変な靴下)」と覚えてしまう方が合理的です。

好きな分野の日本語になっているような基本単語を覚えよう

最初に覚えるべき英単語は、あなたにとって好きな分野で日本語になっているような基本単語です。

それはたとえば以下のような感じ。

  • 動物が好きな人にとって覚えやすい英単語animal, dog, cat, lion, tiger, mouse
いろいろ
参考日本語になった英語【どこかで聞いたことがあって覚えやすい】

続きを見る

自分の好きな分野で日本語(カタカナ英語)になっているような英単語だと、綴りや発音はかなり覚えやすいでしょう。

それに自分の好きな分野から始める方が長続きしやすいです。

好きな分野を通じて英語の綴りのパターンに慣れれば、他の分野の英単語も覚えやすくなります。

大丈夫、あなたなら必ず覚えることができます。

固有名詞は覚える必要はあまりないと思います。

たとえば、mouseを覚える必要はあってもMickeyを覚えることにあまり意味はありません。どうしても覚えたいのなら否定はしませんが。

作業にばかり力を入れないようにしよう

英単語を覚えるときは人間の感覚のうち「見る」「書く」「聴く」「声に出す」を使います。

すなわち「英単語を見る」「英単語を書く」「英単語を聴く」「英単語を発声する」のです。

このときできる工夫としては以下のとおり。

  • 英単語カードをつくる
  • 英単語カードをフラッシュ式に使う(単語を次々に高速で見ていく形)
  • 間違えた単語やまだ覚えていない単語、あるいは覚えた単語にチェックを入れ、覚えていない単語を重点的に覚える
  • 単語集に自分なりの注意点をいろいろ書き込む
  • スマホの暗記アプリを使う
  • 模範の音声を聴く
  • 授業や英語動画を見る

↑インプット系の工夫(自分の頭に入れようとする過程)

暗記は寝る前に行うのが効率的です。

↓アウトプット系の工夫(自分の記憶から取り出せるか試すこと)

  • 単語帳を半分隠したり暗記シートをあてたりするなど自分で自分をテストする
  • 自分で一語ずつ説明する
  • 問題集を解く
  • 模試に挑む
  • 親や友だちと問題の出しあいをする

英単語以外の勉強にも通じますが、勉強や暗記に失敗する人はインプットばかりでアウトプットを怠っている場合が多いです。

とくに英単語カードをつくる作業時間にばかり力を入れて、肝心な覚える時間が削られるというのはよくありません。

英単語カードをつくるのに時間がかかりすぎるのであれば、市販の単語集とか、テキストの索引を利用するのがいいでしょう。

どうしても単語カードをつくりたいのであれば覚えにくい単語だけをカード化し、覚えている単語はカード化しない方が効率的だと思います。

本番のテストでは単語カードの出来は関係なく、あなたがきちんと覚えているかが問われますから単語カードのキレイさにこだわるのは効率的ではありません。

暗記アプリは一見よさげだけど、スマホをいじっていると遊んでしまう原因にもなる。

ちなみに市販の単語集でオススメなのはキクタンシリーズ。単語ごとに音声がついているからです。

紙書籍+CD版か電子書籍+ダウンロード音声版が選べますし、さらに中学生レベルから上級者向けまでそろっています。

単語数が少なくて難易度が低めの単語帳でも「オレは中学英単語は覚えた」という自信をもってから次のレベルに行くといいよ。
CD付 改訂版 キクタン【中学英単語】高校入試レベル

あなたに合った方法がそのうち見えてくる

英語学習に慣れてくると「見る」「書く」「聴く」「声に出す」のうち、自分は「見る」のが合っているから「見て覚える」の比率が高まるなんてこともあります。

あるいは通勤・通学中の英語学習だと必然的に「見る」「聴く」の比率が高まるため、自宅では「声に出す」の比率を高めるのもいいと思います。

筆記試験では英単語はそれなりにキレイに書く必要があるけど、練習のときは汚くても問題ないと思う。この方が時間もかからないし。

たまに「聞き流すだけで英語が話せる教材」の噂を聞くことがあります。

これはおかしな教材である可能性が高いといえます。

そんなものがあったら、みんなそれに頼ればいいだけですが現実にはそうはなっていないからです。

発音・アクセントはそれなりに正しく覚えよう

英単語を覚えるときに重要なのは発音・アクセントもそれなりに正しく覚えるべきだということです。

たとえば私が中学生のころ、sometimesをソメチメス(ソメチメズ)とローマ字式に暗記している人がいました。

sometimesの本来の発音は「sˈʌmtὰɪmz(≒サムタイムズ)」ですから、ローマ字読みは本来の発音からかけ離れています。

当然、ソメチメスと覚えているとsomechimesuと綴りを間違えるでしょう。

さらにsometimesがリスニング問題で聴こえたときは「サムタイムズ」と聴こえるため、ソメチメスと覚えている人はsometimesを認識できません。

sometimesをソメチメスとサムタイムズの両方で覚えるという手もありますが、これは2度手間みたいで効率がよくありません。

大体、明らかに間違った発音で覚えてもその場しのぎにしかなりません。英語は中学と高校では必修、大学ではほぼ必修である以上、その場しのぎは逆効果です。

そのため発音・アクセントもそれなりに正しく覚えるべきです。

”それなりに”というのは発音を厳密にとらえすぎると英語が面白くなくなるため、大雑把に正しいくらいでよいということ。

アメリカ英語とイギリス英語とでは発音が少し違っていたりもしますし。

ですから英語の発音は「大まかに正しい」を目指しましょう。

ちなみに英語に「エー」という発音は存在しません。「エィ」という発音なら存在しますが。

たとえば、アルファベットのaは「éɪ(エィ)」、トランプのaceは「éɪs(エィス)」、箱や例を意味するcaseは「kéɪs(ケィス)」と発音します。

これは有名な発音規則なので覚えておくことをおすすめします。

基本単語と頻度の低い単語

中学で習うような基本単語にはいくつも意味があります。

たとえばbookの意味といえば「本」ですが、bookには動詞として使うと「予約する」という意味もあります。

しかし、まずは「本」を覚え、いろんな意味がある単語はあとあと付け足していくとよいでしょう。

逆に使われる頻度の低い単語は意味が少ない場合が多いです。

マイナーな単語は読めるレベルとしては必要でも、書く・発声できるレベルとしては不要だったりします。

何周も繰り返し触れよう

人間はどんな天才であっても忘れる生き物です。

そのため見聞きしていない単語は時間が経つと忘れます。

そのため忘れかけてきたころにまた覚え直すと記憶に定着しやすくなりますよ。

このとき忘れていた英単語にはチェックマークを入れておくと自分の出来不出来がよくわかります。

英単語を何度も繰り返し覚えようとすると単語帳がボロボロになる。このボロボロになった単語帳は勉強の勲章みたいなので意外と捨てられなかったりする。

対義語も一緒に覚えよう

さきほど、動物好きの人はまず動物に関する単語をまとめて覚えることを提案しました。

実際、類語をまとめて覚えるのはかなり効率的です。

これと似たような発想で対義語を覚えるというやり方もあります。

形容詞の対義語(中学・高校レベル)
high(高い)low(低い)
expensive(高価な)cheap(安価な)
big(大きい)small(小さい)
long(長い)short(短い)
heavy(重い)light(軽い)
positive(否定しがたい)negative(否定的な)
active(積極的な)passive(受動的な)
urban(都会の)rural(田舎の)
professional(職業上の)amateur(素人の)
abstract(抽象的な)concrete(具体的な)
former(前者の)latter(後者の)

ちなみに日本語では「長さ」とはよくいいますが、「短さ」とはあまり言いません。同じように「大きさ」とはよくいいますが、「小ささ」とはあまり言いません。

たとえば日本語で電車の大きさを質問するとき、「その電車の長さはどれくらい?」と聞くのであって「その電車の短さはどれくらい?」とは普通いわないでしょう。

これは英語をはじめとした他の多くの言語にも通用する普遍的な言語法則なので覚えておくといいと思います。

言語が違うとしても人間の脳・思考法には共通性があるっぽい。

接頭辞や接尾辞も覚えておくと便利

それから接頭辞や接尾辞も少しは覚えておくべきです。

接頭辞とは「co-(共に)+operate(作用する)=cooperate(協力する)」になるように、単語の前部にくっついて意味をなす言葉。

接頭辞接頭辞の基本的な意味それを使った単語の例単語の意味
co-共にcooperate協力する
dis-否定のdislike嫌い
ex-外へexport輸出する
inter-たがいの、間のinternational国際的な
pre-前の、先にprevent予防する
re-再びreplace取り替える
sub-下の、次のsubsequentその次の

次は接尾辞について。

たとえば、beautyは「美しさ」を意味する名詞です。

これに「~に満ちた」という意味をもつ形容詞の接尾辞である-fulをつけるとbeautifulとなり、「美しさに満ちた、美しい」という意味の形容詞になります。

  • 名詞の接尾辞-ation, -ance, -al, -ee, -ism, -logy, -ous, -ship, -ment, -ness,
  • 動詞の接尾辞-ate, -fy, -ize, -ise
  • 形容詞の接尾辞-ful , -able
名詞+ly=形容詞(例:weekly, friendly)
形容詞+ly=副詞(例:beautifully, actually)

まとめ

英単語の暗記は苦痛な学習かもしれません。

しかし、これまで述べてきた覚え方や法則性に沿うと、そのうち覚えるスピードは速くなります。

覚えるスピードが速くなると英語学習は楽しくなるはずです。

スポーツでも最初の基礎を身につけるのは大変ですが、基礎を身につけて試合をこなせるようになると楽しいでしょう?

これと同じで初期の段階は大変でしょうが、慣れてくると英語学習は楽しくなります。

暗記系の学習は夜、寝る前に行うと効率がいいよ。これは科学的にも明らかになっている。

-英語

© 2020 通勤コンパス Powered by AFFINGER5