ご存知の方も多いと思いますが、固定電話から通話するにしても、携帯電話から通話するにしても110番と119番への通話料は「無料」です。
しかし、110番と119番に伴う通話料は通信事業者・電話会社が負担します。
そして、そういった会社の収益は消費者からの支出をもとに成り立っています。
ということは、通話料の無料は見た目には「無料」でも、広く社会的に見ると厳密には「無料」とはいえないのです。

こういうのは経済学的にはノーフリーランチ(フリーランチはない)と呼ばれる。要するにタダ飯はこの世に存在しないってこと。一見、無料に見えても実はお金がかかっているというパターンはとても多い。

通販サイトでよく「送料無料」っていうのを見かけるけど、あれは店側が送料を負担している、あるいは商品価格に送料分が上乗せされているってことだもんね。
110番や119番の電話代は無料ではないことを意識しよう
したがって、いたずら目的での通話や緊急性のない110番・119番通話は電話会社の負担増を招きます。
電話会社の負担が増えれば、電話料金が上がる可能性もあります。
さらに電話会社が国から補助を受けているとすれば、通話料の無駄は税金の無駄にもつながります。
社会は通話料一つをとっても見えない形でつながっているといえます。
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