社会・教育

若者が仕事をすぐ辞める理由は総合職のミスマッチにあり

2020年12月20日

Googleで「若者」と検索しようとするとサジェストに「使えない」と表示されます。

ここでは「若者は労働力として使えない」と「若者はスマホは使えるけれどパソコンは使えない」の2つの意味が検索意図として多いでしょう。

確かにビジネスマンがパソコンを使えないのは問題があります。

しかし、もし検索者が「若者は労働力として使えない」と考えているのだったら私は反論したいと思います。

なぜなら日本企業には総合職というキャリア体系と現業重視という問題があるため、若者は使えないように見えたり仕事を早い時期に辞めるからです。

どういうことかわかりやすく解説していきます。

若者が仕事を辞める理由の一つはミスマッチ

たとえば、日本のブログ界の有名人としてマナブログを運営しているマナブさんがいます。

マナブさんは1ヶ月あたりのアクセス数が100万PVを超えるなどブログやSEOについては日本でトップクラスの天才です。

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化を意味します。検索エンジン最適化とは、運営サイトをGoogleの検索順位の上位にもっていくことを意味します。

しかし以前、マナブさんが日本企業に社員として勤務していたときは営業や電話応対がかなり苦手で早い段階で会社を辞めたとのこと。

何が言いたいかというと、マナブさんだけに限らず若い世代の中にには営業や電話応対は苦手でも他の分野ではすごい才能をもった人がいるということです。

これに関して日本企業は新卒者に対して「まずは現場の実態や苦労を知れ」と考えて、最初は営業や現業を経験させる率がとても高いです。

新人は経理やマーケティングを希望していたり、あるいは経理やマーケティングに適性があるとしても、とりあえず最初は営業や現業に就かせる率が高いのです。

たとえば、スマホのキャリア会社(ドコモやソフトバンク)は新人を各地の直営ショップに就かせる率が高いです。

総合職の問題

総合職というのは一種の何でも屋であり、最初に営業や現業を経験させた後は別の部署に配置するパターンも結構見られます。

しかし、後で別の部署に移ることができる可能性があるとしても、最初の営業や現業の段階で退職してしまう若者は少なくありません。

スマホのキャリア会社本体は待遇がよいため早期の離職率は低いですが、早期の離職率が高い企業はたくさんあります。

これがこのページの主題である「若者が仕事を早い時期に辞める理由の一つは総合職のミスマッチにあり」の実態です。

マナブさんのようなウェブ制作は超得意だけれど営業は苦手というタイプが総合職のせいで早期に退職してしまうのは企業にとってもったいないでしょう。

面接では爽やかタイプが有利

日本企業は最初に営業や現業を経験させる率が高いため、必然的に新卒採用は見た目が爽やかで話がうまい学生が有利になりやすいです。

確かに営業や現業では爽やかさや話のうまさは必要かもしれませんが、経理やマーケティングなどでは重視する必要はないでしょう。

将来的に経理やマーケティングに就く人であっても、最初は営業や現業という関門があるため日本企業は爽やかで話がうまいタイプにばかり内定を出すのはいかがなものでしょうか。

日本企業が総合職を使う理由

日本企業が総合職という何でも屋を設定するのは、日本の厳しい解雇規制に問題があるからです。

というのも日本社会は正社員の解雇規制が厳しいため企業は正社員を少なめにしか雇いたがりません。

日本企業では正社員の数は少ないからこそ長時間労働が慢性化しており、正社員を何でも屋としていろんな部署で働かせたがるのです。

総合職制度は欧米にはない雇用形態であり、専門性が磨きにくいという欠点があります。総合職は日本企業の停滞原因の一つとしてもよく指摘されます。

そのため日本企業は総合職のような「何でも屋」はやめて、それぞれの専門性を活かせるジョブ型雇用にシフトするべきです。

まあ、これには企業努力だけでなく政府の法令改正や大学教育の改革も必要でしょうが、この方が若者の早期離職は防げると思います。

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