転職に迷う20代から30代は幸せの要素を分解して検討しよう

日本人が得意とする仕事や産業はどういう方面か【政府との絡み具合】

京都 社会
スポンサーリンク

日本人に向いている仕事は何か

一口に「日本人」といっても実にさまざまな人がいるわけですが、日本はアメリカほど人間が多様ではないので、ある程度共通の特徴が見出せます。

これは仕事や日本企業が産み出す商品についてもいえます。

そこで今回は日本人に向いている仕事や産業を探ってみます。

日本の鉄道は客もスゴイ

まず日本人の仕事ぶりがよく表れているのが日本の鉄道です。そこには定時運行への執念が感じられます。

とくに大都市部のラッシュは概ね2分おきに満員電車が発着しますから、これを運行するには客の方にも協力がもとめられます。

新幹線みたいな高速鉄道でもラッシュ時は3分間隔くらいで走っている。これは西欧ではありえない間隔。

トラブルが起きたときでも鉄道会社の人たちは残業に勤しみます。

鉄道会社の社員は内心では残業を嫌がっているとしても、都市部では鉄道がみんなの生命線になっているので、空気を読んで早期の復旧に取り組むとともに迂回ルートを案内しています。

外国人は残業を嫌う傾向にありますが、日本の場合は公共の面でも頑張っていただかないと都市交通がマヒしてしまいます。

日本人は鉄道の定時運行のように上から与えられた環境で働くのは得意です。

人生についても、親の職業を世襲する人はそれなりに多いように親から敷かれたレールの上を走ることが好き(得意?)なのかもしれません。

世襲が多いのは、伝統芸能、伝統工芸、俳優、政治家、競馬業界など。
幼少のころから親の背中にあこがれた末に親の職を世襲するのか。それとも世襲は既得権として金銭的に美味しいから世襲の道を選ぶのか。
世襲は伝統芸能の着実な技術伝承とかならいいんだけど、単に一族で税金を貪っているような連中はよくないね。

おもてなしが過剰になる場合も

日本の鉄道は運行面だけでなく、車両そのものも高性能です。

もともと鉄道技術を発明したのは西欧人ですが、日本の技術は高速鉄道でさえも3分おきに走れるほどにまで鉄道を改善したのです。

日本は大陸と違ってカーブや勾配、そして地震も多いから運行するのは一苦労。
日本の新幹線は1両あたり数億円はする。それはレールや運行システムとともに中国や台湾にも輸出された。

自動車についても最初に発明したのは西欧人ですが、日本人は自動車の燃費や耐久性、コストパフォーマンスを大きく上げました。

自動車の耐久性は、壊れにくい(修理の世話になりにくい)という意味と、装甲車両のように外装が分厚く衝撃に強い(剛性が高い)という意味がありますが、この記事では前者の意味で使っています。

このように高い品質の工業製品をつくり出すことや、その品質改善は日本人が得意とするところです。

日本人は人間関係が密であり、職場(この場合は工場)でサボると近くの人に恥と見なされるため、高い品質の商品をつくりだせるのです。

日本人は実業が得意であり、また好きなのですが、一方で金融業のような虚業を嫌う傾向があります。

なお家電の品質改善については、無駄な(余計な)機能をつけたがゆえに中韓台の競合商品よりも価格が高くなって売れなくなった商品もあります。

日本の工業製品の改善担当者は品質について職人のごとくこだわったり、おもてなしの心が行きすぎていたりもします。

そういう商品は価格が無駄に高くなったり、故障の原因にもなったりするため、中韓台の廉価品に負けたのです。

職人魂やおもてなしの心はポジティブなものとして受け止められがちですが、負の面もあるといえます。

おもてなしの心が活かせる産業は、小売業、外食産業、観光業、宿泊業など。でも、こういう産業の利益率はそんなに高くない。

日本人の組織力と個人力

日本の工業製品の中でも自動車は、燃費や耐久性、コスパの面では世界でもトップクラスでよいものの、デザインの面では欧米の車に負けていると思います。

これについて自動車メーカーの友人に聞いたところ、日本の自動車メーカーでも優れたデザイン案は出ますが、会議や稟議の過程で多くの人が案を見ると、とくに大衆車では無難なデザイン案が最終的に残りやすいとのことです。

そこには大衆(多くの人)に受けれられるには、無難なデザインでなければならないという思い込みがあるような気がします。

内面的な部分では勝っているのにデザイン面で負けているのはかなりもったいないでしょう。

しかし、日本人はデザインのようなクリエイティブな分野でセンスがないといえば、そんなことはありません。

たとえば日本のマンガは、バトル、冒険、スポーツ、ギャグ、医療、学園、料理、家族など各分野が高い水準で整っているからです。

こんな国は他にありません。

そこでは世界的に人気のあるキャラクターが何体も生み出されました。

いうまでもなく自動車は組織としてつくるものですが、マンガは個々の漫画家がつくるものです。

もちろん、マンガの制作には出版社の編集者も口出ししてきますが、それでも漫画家個人の力が反映されるものです。

つまり、多くの人が製作に携わる自動車メーカーでは尖ったデザインの車が没になりますが、マンガでは作者の意思次第で尖ったキャラを生み出せるのです。

日本人は組織として働く場合と個として働く場合とでは能力の発揮具合が異なるといえます。

政府の絡み具合も異なる

思うに日本人のクリエイティブさは、マンガ・アニメ、ゲーム、YouTube動画などで大きく発揮されています。

そういった分野と自動車産業の違いは個と組織だけでなく、政府の態度にも見出せます。

基本的に、マンガ・アニメ、ゲーム、YouTube動画といった分野は政府が何千億円も出して後押ししません。

マンガやゲームは消えたとしても国民は生きていけるからでしょう。

また、政府にとってそれらの分野は伝統文化とは違って守るべき権威や既得権が少ないと見なしているのでしょう。

ですから、この分野には政商や財閥といった名門企業は乗り込んできません。

ここでは補助金の類も少ないですが、政府が乗り込んでこない分、個人の才能も抑圧されません。

また報酬も個人主義なので、トップクラスのクリエイターはサラリーマンでは考えられないほどの報酬を得ています。

一方、自動車や重厚長大産業、インフラについては政府は積極的にお金を出して後押しします。

こういう堅い分野は政府が介入する分、個人の才能が抑圧されますし、報酬は画一的になりやすいです。

政府が介入する産業は組織としてのしがらみが多い。そういう会社で日本人は同僚の日本人に気をつかうがゆえに、政府や経営陣は撤退すべき産業・事業からさっさと撤退できずに無駄な抗戦を展開してしまった例がいくつもある。
旧日本軍の降伏も遅かった?
タイトルとURLをコピーしました