転職に迷う20代から30代は幸せの要素を分解して検討しよう

ハロー効果とは何か、わかりやすく解説

社会
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東大医学部のブランド力は凄まじい

2019年夏、東京大学医学部医学科に通う学生について衝撃的なニュース(女性トラブル)が報道されました。

それは正確な事実かどうかわからないため詳しいことは書けません。

しかしながら、その学生はテレビでも話題になるほどのイケメンでもあるため落胆した女性は多かったようです。

ここで、もしあなたが企業の面接官だったとして、そこに東大医学部の学生(そのニュースで話題になった人ではない)が来たら、イケメンではないとしても即座に内定を出したくなりませんか。

つまり、「東大医学部に入れるほどの人間なら、医療以外でも優秀なのは確実」と考えて雇うわけです。

日本では大学受験生は毎年50万人ほどいる。そのなかのトップ数百人が東大理科三類(医学部への基本的なルート)に入れる候補レベルの偏差値の持ち主。

名門大学卒の犯罪者

しかし、東大医学部に入れる人は文系面でも超優秀な能力をもっているとしても、人物として全体として優れているとは限りません。

実際、過去には東大卒で重大な犯罪をやらかした人もいます。

犯罪とはいわないまでも妙なことをやらかした東大OBOGや中退者はぼちぼちの数います。

それにもかかわらず、人間を評価をするときに目立つ一部の特徴から全体像をイメージしてしまうことがあります。これをハロー効果(後光効果)といいます。

今回の例では目立つ一部の特徴は学歴でしたが、ほかに容姿や服装、そして何らかの受賞経歴などもハロー効果が起きやすい要素として知られています。

イケメンだとしても性格もよいとは限らないのです。

「ハロー」とは、宗教画の背景などに描かれる後光のこと。つまり、人間本体ではなく、その人を後ろから輝かせている光を指している。

逆にある一つの要素が際立って悪いと、それに引きずられて他の項目まで悪い評価を下してしまうことをネガティブハロー効果といいます。

面接官としては、学歴は数ある評価項目のうち一つを占めるにすぎないと見なすべきです。

人間を評価する際には一つの特徴にばかり注目するのではなく、他の評価項目とは独立して考えなければならないのです。

ハロー効果の逆の格言が日本にはある。それは「一事が万事」だ。一つの物事から他や全体もわかるということ。たとえば、身だしなみが悪い人は仕事ができないと思い込むことがあてはまる。

ハロー効果に似た効果

ハロー効果とは少しと異なりますが、面接官が応募者を対比することで評価に歪みが生じる場合もあります。

たとえば、同じ面接日において最初に面接した人がやたら物静かな人だと、次に面接した人が普通レベルの元気度だとしても元気な人に見えたりします。

こういう現象も公平な選考にとって望ましくありませんので、面接官は自分のなかで標準的な柱をもたなくてはなりません。

高級化粧品をつけても美人女優になれるとは限らない

ハロー効果は対消費者でも起きます。

たとえば以前、ある人気の美人女優が化粧品のCMに出演したら、かなり売上が伸びたそうです。

しかし、同時にその化粧品を使ったのに美人女優のようになれなかったという理不尽な苦情も来たそうです。

その女優は化粧品に美しい・好ましいというイメージをつけるだけの存在であり、そもそも女優はすっぴんの段階で容姿が整っています。

そのため、化粧品をつけただけで一般人が美人女優になれないのは当たり前といえば当たり前でしょう。

逆に宣伝している芸能人に不祥事が発覚したら、商品そのものは変わらないとしてもイメージは悪くなる。だから、それが民事レベルの不祥事だとしても、CMを降ろされるのは珍しくない。

ちなみに化粧品の原価は信じられないほど安いのですが、伝統ある化粧品メーカーは芸能人を使って高いブランドイメージをつけて高い価格で売れるように努めています。

しかしながら、現代では100円ショップにもそこそこの化粧品があり、また消費者が情報を見分ける力も上がっているのでそういう無駄に高い化粧品は売れなくなるように思います。

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