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男女差別の種類と意見と解決策はさまざま【日本編】

男と女 社会
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男女差別の完全な是正は無理がある

社会で生きていると「これは差別だ」と思うことがたまにあるものです。

そこで今回は日本社会にはびこる男女差別について筆者の意見と、筆者が見聞きした意見を箇条書き形式で見ていきましょう。

それは正しい意見もあれば間違っている意見もあるでしょうが、明らかに的外れな意見は省きましたので参考になるはずです。

なお筆者個人の意見は、男女差別の完全な是正は難しいのでたがいに補うしかないと考えております。

男女はそもそも身体のつくりが違うので、どうしてもそれに応じて制度や環境も違いをもたせるべきところがあるからです。

それではまず男が不利(不遇)になっているパターンから見ていきましょう。

以下は日本社会での差別が前提になっています。日本では差別にあたるパターンが、海外では差別と認識されないパターンもあるでしょう。

男が不利になっているパターン

  • 男性タレントが街ロケをしているとよく中高年の女性に無断で触られているけど、逆なら犯罪扱い
昔、筆者が有名小売チェーンの裏口で臨時スタッフとして入店手続きをとっていたところ、女性の係員からボディチェックを受けました。でも、女性の入店時は男性からボディチェックを受けることはないはず。
  • ストーカー容疑で逮捕されたとき、女性が加害者である場合よりも男性が加害者である場合の方が実名で報道されやすい
  • 労災によって顔に傷がついたとき、同程度の傷でも補償は女性の方が手厚い
  • 災害時の救援で優先されやすいのは子どもと女性
  • 映画館にレディースデーはよくあるけど、メンズデーはそれより少ない
  • 男だって女性限定デザートが食べたい
  • 女性が営業している個人規模のピアノ教室や料理教室では成人男性の参加は断られやすい(不純な動機の男とのトラブルを避けるため)
  • 女性専用の更衣室はあっても男性専用の更衣室はない場合がある
  • 男性用の公衆トイレや浴場の掃除係は中高年の女性が多いが、逆はほとんどない
  • 混雑したサービスエリアのトイレでは女による男性用トイレの使用が黙認されていたりする
  • いい歳の男性が実家暮らしをしていると、その女性版よりも肩身が狭い
  • 就活において男性は黒髪しか選択肢はないが、女性は軽めの茶髪なら可の風潮がある
  • ホワイトカラーの男はネクタイの着用が義務付けられやすく、夏は暑い
  • 父親が平日に1人で娘と一緒に公園にいると不審者扱いされたりする
  • 公務員の行政職は女性有利の傾向あり
  • 徴兵制がある国では今も昔も若い男が駆り出されやすい
  • 男性保育士は肩身が狭い
  • 日本の場合、CA(和製英語:キャビンアテンダント、英語:フライトアテンダント)は圧倒的に女性が多い
  • 日本には女子大はあるけど男子大はない
  • 離婚時の親権は母親が獲得しやすい
  • 通勤電車の女性専用車両は他の車両よりも空いている
  • 電車やバスで痴漢が疑われた状況では女性の証言が重視されやすい
  • 日本人は男の方が平均寿命が6歳ほども短いのは、労働における負担は男の方が大きいからか(そもそも生物学的に女性の方が強いといわれる)
  • 学校でも会社でも重い物を持つのは男の役目
  • 専業主婦は許されるが、専業主夫はなんか許されないという風潮がある
  • スポーツ界でのし上がろうとする場合、男の方が競争率が高い場合が多い(ただし、収入も高い)
  • 将棋の女流棋士という存在は不公平↓
女性も奨励会の三段リーグを勝ち抜けば問題なく男女共通としての将棋のプロ棋士になれるが、現状では勝ち抜けるだけの女性はいない。そこで将棋連盟は女流枠をつくってプロになれない女性を半ば棋士扱いしている。つまり、男はプロかアマだが、女性はプロか女流かアマという選択肢があることになる。

女が不利になっているパターン

  • 2人の男女姉弟のうち、どちらかしか大学に進学させられないのなら親は男を大学に進学させやすい
  • 民間企業の総合職採用とそこでの出世は女が不利
  • 医学部への入学は女が不利
  • 日本の人口は女性の方が多いが、国会も地方も議員は女性の方が少ない(制度上は男女平等だが、とくに地方議会では土着の男が強いなど男尊女卑の傾向がある)
  • 女性の出産はそれなりに若い方が有利なので結婚が急かされやすい
  • 男性の女性経験の豊富さは「モテる」と肯定されがちだが、女性の男性経験の豊富さは否定的に見られがち
  • 土俵は女人禁制(男に実利はない)
  • 日本の旅館では1人客は断られやすいけど、たぶん男の1人客よりも女の1人客の方が断られやすい
  • 中高の制服は女の子はスカートである場合が多いけど、あれは冬は寒い(スカートの下にジャージを履くのはカッコ悪い)
  • 日本ではアナウンサーやCAは若い女性が好まれやすい
  • タレントの不倫報道は女性の方が批判されやすい
  • 職場ではヒールかパンプスの着用が強制されやすい(足に負担がかかる)
  • AED救命は胸部の肌にパッドを貼るため、女性に対するAEDの使用は抵抗感がある
  • 女はムダ毛の類を処理するが、男は女ほどには処理しない(女に経済負担がかかる)↓
ムダ毛処理の経済負担って法律や制度で強制的に押し付けられたものではなくて、社会通念上や人間の審美観から見て処理した方がいいってことだから差別といえるかは微妙。

どちらとも言えないパターン

  • ファッションの選択肢は女の方が多い(たとえば、男がスカートを履く選択肢はスコットランドの民族衣装でもない限り、ほぼありえない)
  • 下着は女性の方が種類豊富だが値段は高い。そのうえ女性用の下着店へは男は女性の恋人や配偶者であっても入店しづらい(逆に女性が男性用下着を実店舗で買うのは問題ない?)
  • 天皇は皇室の男しかなれないのは男尊女卑だが、皇室外の女性は結婚によって皇太子妃になれるのは女尊男卑
  • 百貨店や企業の表向きの顧客対応の受付のほとんどは女性(裏口方面にある警備系統の受付は男が多い)
  • 化粧率は女性の方が明らかに高い(女性の方が見た目で判断されやすいといえるが、よくも悪くも素顔を隠せるし、変身できる楽しみもある)
男女差別の考え方

ここまでさまざまな男女差別のパターンを見てきました。

ここで重要なのは男女差別のパターンは次の5通りに分けられることです。

  1. 生物学上の差別(例:女性の出産はそれなりに若い方が有利なので結婚が急かされやすい)
  2. 法的な差別(例:天皇は男しかなれないこと)
  3. 社会通念上の差別(例:父親が平日に1人で娘と一緒に公園などにいると不審者扱いされること)
  4. 私企業による差別(例:レディースデーやフライトアテンダントの扱い)
  5. 市場原理に関する差別(例:男と女ではアスリートの収入が大きく違うこと)

まず1について、高齢出産は母体と子どもに対するリスクが高いことがわかっています。

そのため、結婚と出産を急かす人が出てくるわけです。

しかし、産む産まないを決めるのは当事者であり、第三者はリスクを知らせることくらいしかできません。

単に「高齢出産は母体への負担が大きい」という医学常識を知らせるだけだったら差別になりませんが、急かすという行為に走るとトラブルや差別につながりやすいです。

2は法の問題ですので、制度上はすぐにでも是正は可能ですが、歴史的な議論がうるさいところなので意外と変えにくい分野です。

3は社会通念上の問題です。

ただし、その例で挙げられているような父親は昔よりも増えているので、差別は薄れてきているでしょう。

4は私企業の問題です。これは私企業が私的にやっていることなので批判しにくいですが、現代はSNSを通じていろいろ批判される時代なので、時代錯誤な企業は淘汰されるという感じです。

ただ、映画館のレディースデーの料金格差は数百円くらいのものですから、そこまで目くじらを立てる必要はないでしょう。

しかし、フライトアテンダントが女性ばかりなことはいただけません。機内は荷物の上げ下げ需要や保安面でも男が活躍できる職場だからです。

そういった需要を見直してか、最近の日系の航空会社は男性のフライトアテンダントを増やしつつあります。

最後に5です。

市場原理に関する差別はいろいろなものがありますが、例として挙げた「男と女ではアスリートの収入が大きく違うこと」は本気で是正すべきだと考えている人は少ないはずです。

というのも確かに男性アスリートの方が収入は高いですが、その分、競争の密度も高いですし、観客やスポンサーはより迫力のある方にお金を出したいと思うのが普通です。

つまり、それは差別というより、男性スポーツの方にこそお金を多く支払いたいと思っている人がいるというだけの話なので差別とはいえない気がするのです。

それにもかかわらず男女の年俸や賞金を同一にしたら、それこそ逆差別でしょう。

4の私企業による差別は企業側の都合が強調されますが、5の市場原理はスポンサー企業だけでなく観客や視聴者の需要もくんだものですので糾弾が難しいのです。

日本の男性はフライトアテンダントに若い女性を欲しているのかもしれない。

その意味では4のフライトアテンダントの問題は、5の市場原理みたいに需要側の意見もくみとっているね。

でも、電車の車掌が男で問題ないとすれば、飛行機のフライトアテンダントが男性でも問題ないはず。

電車の車掌は安全確認や検札、アナウンスなど事務的な仕事が主体。でも、フライトアテンダントは客に飲食物や毛布を提供する。つまり、車掌よりもフライトアテンダントの方が「おもてなし感」が強いのだ。日本の男性は旅館の女将のように「おもてなし」は女性から受けたいのだろう。

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