転職に迷う20代から30代は幸せの要素を分解して検討しよう

災害時の法外なブルーシート処置に見る詐欺対策

災害後の修理 社会
スポンサーリンク

災害時の詐欺対策

2019年9月に関東地方(とくに千葉県南部)に大きな被害を与えた台風15号。

この台風15号に関するニュースのなかでも筆者が気になったのは、台風の被害に遭った屋根の応急処置として法外な費用を支払った(請求された)というものです。

自分でブルーシートと重しを買ってきて自分で張れれば安上がりなのですが、素人が屋根に上がって適切な処理を施すのは難しいうえに危険。

そこで業者を頼る場合が多いわけです。

火事場の泥棒みたいな詐欺には感情的に腹が立つと思いますが、ここは冷静に詐欺対策を考えてみましょう。

台風の被害は天気・自然災害ニュースとして考えるべきだけど、修理の支払いでもめるとそれは社会ニュースになる。

ちょっとした対策で詐欺は防げる

災害時の工事の詐欺対策として妥当なのは以下の6つです。

順番に解説してまいります。

  1. 冷静になってだれかに相談しよう
  2. 相場を知ろう
  3. 他の業者との比較(災害後は需要の高まりとともに料金は上がる)
  4. クーリングオフができる場合あり
  5. 見積書や契約書を出してもらい、その内容にもとづき工事してもらおう
  6. 素性が知れない業者は怪しい
2と3は経済学の発想、4と5は法学の知識。

まずは災害後でも冷静になることが必要です。

というのも、悪徳業者は被災者を急かしたり不安を無駄に煽るなどして冷静さを失わせて罠にはめてきますから冷静にならなければなりません。

具体的には第三者に相談すると事態を客観的に見れるようになるはずです。

次に、屋根に応急処置や修理が必要だとして、その相場を知りましょう。

これはインターネットで検索すればわかります。

災害によってスマホや電話が使えない場合でも、役所ならそういった代金の目安は知っているはずです。

相場を知れば法外な代金請求に引っかかりにくいというものです。

ただし、災害時は多くの人が同じ時期に処置をもとめるため、料金は多少なり上がります。

ですから、できればいくつかの業者を比べてみましょう。

なお、屋根にブルーシートを張る応急処置の費用はブルーシート代も含めて、一般家庭のサイズで3万円~7万円くらいが相場のようです。

事後でも使える場合があるクーリングオフ

最後はさきほどの4~6についてまとめて見ていきましょう。

まずは法外な契約をむすんだ後や、法外な費用を払ってしまった後、そして工事が終わった後のクーリングオフです。

クーリングオフとは、訪問販売や電話勧誘販売などにおいては、一定期間にわたって申込みの撤回や契約を無条件で解除できる制度を意味します。

この制度は工事後でも使える場合があるのですが、要件にあてはまるかどうかは専門家に判断してもらいましょう。

そもそも阪神淡路大震災や東日本大震災の後にしても、修繕としての工事にもとづく法外な費用請求は見られました。

しかし、災害後に営業行為をしてくる業者のすべてが悪徳とは限りません。なかにはまともな業者もいます。

ここでまともな業者と悪徳業者を見分けるコツは、さきほど記した相場の把握と他業者との比較以外にも2つあります。それは業者が契約書・見積書を用意するか、そして自分の素性を明かすかです。

というのも、クーリングオフが使えるとしても肝心の業者がどこの誰だかわからなかったらお金を取り戻せません。

そこで災害後にやってくる悪徳業者は自分の素性をうやむやにした人、つまり遠くの地域から来た人が多いのです。これは自動車のナンバープレートを見ることですぐにわかる場合もあります。

地元の業者がそんな詐欺をやらかすと、住民から真っ先に通報されて捕まってしまい、その地区ではふたたび営業しにくくなります。

ですから、絶対とまではいえませんが、地域密着型の業者はまだ信頼できるでしょう。

もちろん、遠くの地域の業者が「自分は近くの地域から来た業者だ」とウソをついている可能性もあるので身分証明書などを見せてもらいましょう。

遠くの地域の業者が悪徳とも限らない。だから、業者の出身地域は関係なく契約書や見積書をきちんと出してもらい、そこに納得したら、その内容にもとづき工事してもらうことが必要。
災害時に近隣の業者はかなり需要が上がって(みんなが出払う)、すぐに来てもらえない可能性もある。だから、やや遠めの地域の業者に出張してもらうという手があるけど、そういう場合、出張料をとられるのが普通。
まとめ

今回の記事で示した詐欺対策はさほど難しくなかったはずです。

こういった考え方はブルーシート処置に限らず他の場面でも応用が効くので、おぼえておくとよいと思います。

タイトルとURLをコピーしました