社会・教育

にわかファンはなぜ嫌われるのか

2020年11月9日

にわかファン

にわかファン(通称:にわか)と呼ばれる人たちがいます。私自身もいくつかの分野では「にわか」でしょう。

にわかとは、スポーツや趣味、芸能人などについて突然ファンになってまだ年季の浅い人たちのこと。

だれでも最初はにわかですが、日本では嫌われる(うざがられる)傾向があります。

にわかが嫌われることに関してはいくつか理由がありますので、わかりやすく解説いたします。

この記事の内容はすべてのファン(にわか、古参)に該当するわけではありません。

にわかファンが嫌われる理由

にわかが嫌われる理由の候補は以下の5つ。

  • 間違った知識を流布した場合
  • 古参はマウントをとりたがる
  • 人気のない(弱い)時代も支えてこそ真のファン
  • チケットをとれなかった悔しさ
  • マナーや不文律を破ることがあるから
  • 浅い知識で仕事を得たことに対する嫉妬

まず、にわかファンの対義語といえば古参でしょう。

にわかと古参ではファン歴がまるで違いますから知識の厚みも大きく違います。

にわかはまだ知識が浅いことを自覚しつつファンとしての知識をひたむきに積み重ねれば、古参からうざがられないでしょう。

しかし、にわかは知識がまだ浅い状態にもかかわらず下手に知識をひけらかすと、間違った知識を流布してしまったりもします。

古参のファンからすると間違った知識で自分たちが崇拝している対象を捻じ曲げられたくありません。

そのため古参は、下手に知識をひけらかすにわかを嫌うことがあります。

古参のファンはファン歴が長いゆえに思い込みが強くて、崇拝対象を客観的に見ることができないというパターンもあります。

この点、にわかは思い込みが弱いため、むしろ客観的に見ることができる場合もあります。

古参はマウントをとりたがる

それから古参のファンはにわかに対してマウントをとりたいという気持ちをもっていたりします。

古参のファンはファン歴が長いがゆえに「オレの方が詳しいし愛情も深いんだぜ!」と勝ち誇りたがっているのです。

人気のない(弱い)時代も支えてこそ真のファン

次に思い浮かぶのが「人気のない(弱い)時代も支えてこそ真のファン」という理由。

たとえば、プロ野球の広島東洋カープは2010年代半ばにリーグ3連覇を成し遂げました。

このとき「カープ女子」と呼ばれる女性ファンも大量に発生して話題になりました。

女性ファンが増える⇒それを目当てに男性ファンも増える⇒カープの売上が上がる⇒球団は上がった売上を使って有力な選手を獲得⇒カープがますます強くなる、という図式も想定できなくもありません。

そのため、古参のカープファンはカープ女子を歓迎すべきかも。

しかし、広島東洋カープは1990年代末から2012年あたりまでは著しく低迷していました。古参のカープファンはそういうツライ時代もひたむきに応援してきたのです。

つまり、カープファンに限らず古参のファンはツライ時代も応援してこそ真のファンと考えている節があります。

そのため、カープ女子のような一時的な流行(一時的な強さ)に乗っただけで弱い時代は応援しない人をうざいと思ってしまうのでしょう。

カープ女子は一時の流行のときだけファンになるのではなく、その後もちゃんとしたファンであり続けるのなら歓迎されると思います。

ちなみに『水曜日のダウンタウン』というバラエティ番組はカープ女子の野球知識の浅さを明らかにしました。

カープ女子(一部かな?)は、野球は9人でやることや、ミスター赤ヘルの山本浩二さんを知りませんでした。

だれでも最初は知識が浅いですが、ファンなら基本を学ぶ意欲も欲しいところ。

チケットをとれなかった悔しさ

広島東洋カープが強かった時代では広島市のマツダスタジアムのチケット(カープ主催のホームゲーム)をとるのは結構大変でした。

にわかが希少なチケットをもって入場している一方で古参のファンがチケットをとれないと、古参のファンは「オレの方が知識も熱意も上なのに入場できないのはおかしい」と妬んでしまいます。

マナーや不文律を破ることがあるから

プロ野球のようなスポーツ観戦においては「子どもが少し優先されるべき」という不文律があります。

たとえば、プロ野球観戦で観客はホームランボールやファールボールがもらえるため、ボールをとって近くに子どもがいたら子どもにあげるのが美しいとされています(強制ではない)。

しかし、ある女性の観客は子どもが捕球しかけていたボールを笑顔で強奪し、その様子がYouTube動画としてあげられたために強く批判されたことがありました。

たぶん、その女性はスポーツ観戦の常識を知らないにわかファンだったために子どもからボールを奪ってしまったのではないでしょうか。

もしスポーツ観戦のベテランが子どもからボールを奪ったらドン引きです。

不文律はプロ野球に限らず宝塚歌劇団の劇場や鉄道ファンの撮影現場、渓流の釣り場においてもあったりします。

不文律の中には理不尽なものもありますが…。

浅い知識で仕事を得たことに対する嫉妬

次は仕事に関する理由です。

たとえば、ある一般人男性が鉄道ファンとして長い年歴と厚い知識をもっており、それをマスコミから取材されたがっているとします。

しかしというか当然というべきか、一般人が鉄道ファンであることを理由に新聞社やテレビ局などに掛け合っても取材されるのはかなり難しいです。

ところが美人アイドルが鉄道に興味をもって少し活動すれば、美人アイドルで鉄道ファンなんていうのは希少であるためマスコミで取り上げられる可能性は高いです。

ここで一般人男性としては「その女がにわか鉄道ファンなのにマスコミから取り上げられたのは美人アイドルだから。鉄道に対する知識や情熱はオレの方が上」などと嫉妬心をもってしまいます。

古参のファンからすると、お手軽な熱意と知識だけで脚光を浴びるタレントは嫉妬の対象になってしまうのです。

アメトーークというバラエティ番組は開き直って「にわか〇〇芸人」という括りも展開している。

にわかと同類項のビジネス型

これと同じような現象にお笑い芸人が演じる「ビジネス〇〇」があります。〇〇の部分には、ブサイク、貧乏、イケメン、ウザキャラ、大食いなどが入ります。

たとえば芸能界には本当はブサイクではないのにブサイクキャラを演じている人がいます。

この方がキャラを固めやすくまた仕事も取りやすいため、お笑い芸人はわざとブサイクキャラを演じるわけです。

でも、そういう中途半端なキャラは本当の〇〇からすると「お前は本当の○○の事情や気持ちがわかっていない」と不快感をもたれたりします。

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