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起業しない人も知るべき起業事情

起業とノートパソコン 起業副業
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起業事情を明かしたい

あなたは今までの人生のどこかで「起業」の2文字を見たり聞いたりしたことがあるはずです。

でも実際に起業した人以外は結構わかりにくいところが多いでしょう。

そこで今回は起業の大まかな事情を知ってもらいたいと思います。

これを知ればサラリーマン生活へのモチベーションも高まるはずです。

起業の意味

そもそも起業とは事業を起こすことを意味します。事業とは基本的には営利事業、つまり金銭を儲けることを意味しますが、宗教法人の設立も起業です。

もしかしたら宗教法人の設立も布教や集合的な礼拝は建前で、金儲けが本当の目的なのかも…。

宗教法人の真の目的についてはさておき、「起業」の定義においては個人事業主(自営業者)の開業も法人(株式会社や合同会社など)の設立も起業です。

個人事業主と法人については少し下の方で解説

細かいところは時代によって制度や価値観が変わるので、起業については大まかに知っておくとよいと思います。

新設法人の数

まず知るべきは法人の年間新設数です。2017年に日本国内で新しく設立された法人の数は約13万2000社です。

これは人口比を考慮すると欧米よりもちょっと少ないくらいです。

参考記事:2017年「全国新設法人動向」調査

一方、法人の休廃業や解散、倒産など市場から退出している法人の数は2017年ではおよそ4万社です。

新設法人に対する退出法人の割合は3分の1ほどの数値というわけです。

個人事業主の特徴

個人事業主とは、個人が法人を設立せずに個人として事業を営む人を意味します(人を雇うこともできます)。これには以下のような特徴があります。

  • 開業はとても簡単

⇒税務署にすぐに作成できる開業届を提出するだけ。簡単すぎて拍子抜けするくらいです。

  • 社会的な信用がない

⇒だれでもすぐに開業できますから、開業しただけではとくに価値がありません。ですから株式会社の中には個人事業主を取引の相手にしないと定めているところもあります。

  • 業種にもよるが経理は難しくない

⇒適用される税法は所得税法であり、ちょっと面倒なだけで難易度は高くありません

法人の特徴

一方、法人とは法律で権利や義務の主体として認められた存在です。

要するに個人事業主のようにお手軽になれる主体ではなく、権利や義務について法律に沿って厳正に運営しなければならない存在です。特徴は以下のとおりです。

  • 設立には手間もお金もかかる

⇒最低でも30万円ほどのお金と実印とさまざまな書類(登記、定款、証明書の類など)が必要

  • 社会的な信用がある

⇒法人は設立に以上のような費用と手間と認証を乗り越えているためです

  • 経理は煩雑

⇒適用される税法は法人税法であり、法人の経理は煩雑なだけに税理士に任せる人が多いです

※大規模な事業ほど法人が適しています。大規模な事業展開には社会的な信用が必要ですし、大規模になると法人の方が節税効果が大きくなるからです。

それゆえ「法人成り」といって個人事業主の中には事業規模が大きくなったら法人へと成り上がる人もいます。

起業してからが本番

法人を設立すると、次に金融機関や投資家を通じた資金集め、人材集め、オフィスの開設、ホームページの開設、経理、商品・サービスの製作、販路開拓など山ほどやることがあります。

それは個人事業主でも似たようなものですが、法人の方が基本的な規模や将来の野心は大きい以上やることも多いでしょう。

割と現実的な起業

さて、私は起業には大きく分けて2種類あると思っています。

1つはラーメン屋やネットショップの開業など数百万円の資金でも可能な、どこにでもよくあるタイプの事業を起こすことです。

個人が工場を起こすとなると設備や不動産の面で負担が大きいでしょうが、ラーメン屋やネットショップならまだ行けそうと考える人は多いでしょう。

型にハマる起業もある

とくに小売業や学習塾などは貸店舗やフランチャイズ(=FC)をうまく使えば、日本人の平均的な貯蓄額でも起こせないことはありません。

というのもフランチャイズ本部はフランチャイズ店舗の開業、そして営業が成功に至るためのデータを多くもっています。

フランチャイズ本部は個別のオーナーにそれをもとに型にはめ込む形で開業させるなど、フランチャイズビジネスは起業がマニュアル化しているのです。

たとえば、フランチャイズ本部は什器や内装を大量に手配できるので個別のFCオーナーはそれらを安く入手できます。

また精神面でもFCオーナーは型にはめ込まれる分だけ不安も少なくなるでしょう(その分オーナーの自由度は低い)。

コンビニはその典型で、本部が営業する直営店もあれば、フランチャイズに入った法人(複数の店舗展開)や個人事業主が経営する店舗もあります。

大手コンビニは直営店よりもフランチャイズ店の方が圧倒的に多いです(2019年のデータ)。

有名なフランチャイズチェーンに入れば、そのチェーンが長い年月をかけて培ってきたブランド力や宣伝力が手に入ります。

一般に起業家は会社を辞めて起業する時点ではそんなに有名ではないはずです。

無名だと売り上げをあげにくく、また宣伝には結構なお金がかかるため起業家は苦しみます。

しかし、フランチャイズに入れば知名度やブランド力がすぐに手に入ってしまうのです。これは大きいです。

だからといって成功するとは限りませんが、フランチャイズは数ある起業の中ではまだ現実的な起業だといえます。

夢先行型の起業

起業のもう一つのタイプは、多感な大学生が掲げるようなスケールの大きな起業です。私はこれを夢先行型の起業と呼んでいます。

この類の起業は、かかる費用が大きすぎたり、お金があったとしても現実に商品化するのは難しかったり、継続的な利益を得るのが難しい場合が多いです。

ただし、まだ社会人を経験していないと現実よりも夢を追ってしまうのは自然ともいえます。

こういうフリーダムな起業案で起業家は、最初にエンジェル投資家と交渉したり、既存の企業に出資してくれないか話をもちかけたり、ビジネスコンテストに出場したりして、それらがうまくいったら法人を設立するというパターンが多いと見られます。

つまり、本人の独力だけでは夢先行型の起業は到底成功しないので、他者の支援をもとめたり、ビジコンで入賞したりして社会的な説得力と知名度を獲得するのです。

またビジコン出場については、自分では客観的な現状や必要な資金、今後やるべきことがわからなかったりするので、ビジコンの審査員や他の参加者に意見をもとめて起業案の可能性を調べるわけです。

空飛ぶ自動車はどちらか

興味深いことに近年では現実型なのか夢先行型なのかよくわからないような中間路線もあります。

とくに私が中間路線だなと思ったのは空飛ぶ自動車を実用化させるという事業です。

空飛ぶ車といえばドラえもんの未来世界やドラゴンボールで地面から少しだけ浮いて走る乗り物が思い浮かびますが「現実に普及させるとなると疑問」と思う人が多いでしょう。

もちろん今のところ「空飛ぶ車」は実験段階です。

しかし、「空飛ぶ車」は数年前にはビジコンでも上位入賞して話題になりましたし、法人はすでに設立されています。各所から出資や補助金も集まっているようです。

空飛ぶ車は夢のようでありつつも、現実にはプロジェクトが進行している最中なのです。

空飛ぶ車について私は技術的な可能性や問題がよくわかりませんが、夢も現実も詰まっているプロジェクトだという点はわかります。今後どうなっていくか見ものです。

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