立地を選ぶ際に通勤との関係で心掛けるべきいくつものこと

永山駅は2路線あるけど住みやすい街なのか、徹底検証

今回は東京都多摩市にある永山駅周辺の住みやすさを解説します。

ここは京王線と小田急線が利用できるなど都心へのベッドタウンとして便利な街です。

地形や人口構造には特徴がありますので大まかに知ってあなたに合うか役立ててください。

永山駅で京王線と小田急線の複線は隣り合っているよ。改札もホームも別だけど。

駅名は京王永山と小田急永山。隣り合っている距離なら”永山”で統一してもいい気がするけど、北海道にすでに永山駅があったのと、京王線と小田急線は終着駅が同じ新宿であるため誤乗車を防ぐため駅名をわけた。

”多摩”という地名はちょっとややこしいです。多摩市だけを指す場合と、多摩市を含めた東京西部全般を指す場合があるからです。

まあ後者のパターンで使われる方が多いでしょうが。

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永山駅周辺の住みやすさ

  • ▽京王線と小田急線と主要駅
    永山駅の広域図
  • 小田急線は新宿や東京メトロ千代田線方面に行くのに便利な路線
  • 京王線は新宿や都営新宿線方面に行くのに便利な路線

多摩市の北側は府中市、東側は稲城市、南側は町田市、西側は八王子市。

ちなみに京王相模原線の終着駅である橋本駅の所在地は神奈川県相模原市。

市町村東京都多摩市
路線と駅京王線の京王永山
小田急線の小田急永山
山手線圏内までの直線距離と運賃新宿駅まで24km:京王線は330円、小田急線は350円
平日朝に新宿方面へ行く始発列車京王も小田急も永山始発はないが下り方面・隣り駅の多摩センターから始発が何本かある。また小田急多摩線は永山から下りに2駅行くと終着駅の唐木田。そこからも新宿行がいくつかある。
停車する電車の種別すべて停車
平日朝8時に新宿駅に到着するまでの最短所要時間(有料特急はのぞく)京王線は50分、小田急線は38分
水害の心配度多摩市を北部、中部、南部の3つに分けると多摩川水系に近い北部は水害の心配がそれなりにあるが、中部と南部はそんなに心配する必要はない(永山は多摩市中部)
駅前は住宅街か繁華街かその中間か中間だが割とすぐに住宅街
駅近くのお店の充実度駅近くは物足りないが、京王線の隣り駅の若葉台や多摩センターはそれなりに充実している
近くて栄えている駅立川、町田
遠出するときのパターン多摩センター駅前から空港バス、あるいは東京駅や新横浜駅に出向いて新幹線。
路線バスの充実度:5段階で3(真ん中)
治安良好
駅から徒歩10分圏1DKの家賃の目安6.5万円
新宿までは京王線の方が安いけど、小田急線は複々線化したから所要時間がかなり短くなった。この点、京王線は調布から上り区間は電車が渋滞する。
小田急線は多摩線区間は混雑率が低め。でも新百合ヶ丘から上りの急行・快速急行はかなりの混雑。京王線も混む。
どちらも混むなら所要時間が短い方がいいかもね。ただし、小田急多摩線の上りは新百合ヶ丘どまりが多い点には注意。

京王線は都営新宿線に乗り入れており、小田急線は東京メトロ千代田線に乗り入れています。

永山から新宿駅に行くならどちらでもいいのですが、地下鉄線内に用事がある場合は都営かメトロかで京王線と小田急線を使い分けるべきです。

ちなみに統計的には永山駅の利用客は京王線の方が多いですが、小田急線が追い上げつつあります。

2027年に開業予定のリニア中央新幹線は起点が品川で、2番目の駅が橋本。
永山駅から橋本駅までは京王線で10分ちょっとの距離だから永山の利便性も大きく上がるね。
リニアの料金は新幹線より少し高いくらいとかいわれている。橋本にリニア駅ができるのは間違いないけど、正確な開業年度や橋本への停車本数はまだわからない。

△永山駅前のロータリーの様子。駅前には交番もあります。

多摩ニュータウンができたのは1970年代ですが、永山駅は時代とともにリニューアルしています。

意外と新興感がある駅前といえるでしょう。

多摩市は坂が多い

次に多摩市の地理について簡単に見ていきましょう。

『平成狸合戦ぽんぽこ』というアニメ映画にもあるように、多摩市がある地域はもともと丘陵地帯です。これを多摩ニュータウンとして造成したため多摩市には坂が多くあります。

永山駅周辺の坂はまだマシな方ですが(慣れない人にはそれでもキツイ?)、多摩市は坂がキツイということは覚えておくべきです。

これに関して永山駅の近くには丘を利用した公園や緑地帯があります。このように永山は都市部にしては緑はやや多いですが、その分、夜は暗い感じがします。実際、一戸建て系の住宅街には街灯が乏しい地区もあります。

▽永山駅にほど近い一戸建て中心の住宅地。緩やかな坂になっていることがわかるかと思います。

永山駅近くの道路

なお多摩市は鉄道と道路があまり並行していないため、鉄道と同じ感覚で道路を走ると道に迷う場合があります。

ニュータウンというのは計画的につくられた都市なのですが、坂が多いからか、道路のクネクネ感は強めです。

△の場所は永山駅近くの中でも最も交通量が多い箇所。

ただし、幹線道路はさほどクネクネにはなっていません。

また、幹線道路は片側二車線になっている区間も結構多いので渋滞はまだマシな感じだといえます。

永山周辺の建物については全体的に公団系の集合住宅は古いものの、商店は新しいチェーン店が多い感じです。ここは名物料理を出す個人店も欲しいところ。

やはり地域独自の個人店に人気があると街が活性化します。

多摩市は工場が少ない自治体です。これは雇用面ではマイナスですが、環境面ではプラスといえます。

多摩近辺は大学が多いが団地の高齢化率は高い

次に多摩市の住民の特徴について見ていきましょう。

ここで気になるのは、永山駅から北西に数km進んだところには中央大学や帝京大学の大きなキャンパスがあるということ。

それでは多摩市の住民は大学生が多いのかといえば、すごく多いというわけではありません。

多摩ニュータウンは1970年代~80年代にかけて集中的に同じような世代の家族が住むようになったため、現在では人口の高齢化率が高いのです。

地方から上京してきた多摩地域の学校に通う学生は多摩都市モノレールやJR中央線の沿線に多く住むのであって、永山近辺にはそんなに住まない感じです。

△は永山駅から少し離れたところにある公団系の住宅地。公団系は住宅の築年数も高齢化しています。

そのため空き家の増加を懸念する行政やUR(公的な賃貸住宅を供給する会社)としては、中古物件を割安価格で提供してくれたり、リノベーションしたりしています。

売ることを考えると築年数が古い物件はよくないですが、賃貸で住むなら悪くないと思います。

UR系の住宅は2DK~4LDKが多く家族が住むのには適しているが、一人暮らしの人には適さない場合が多い。

UR系でも1DKは少しあるし、UR系以外を見ると単身者向きの物件もそれなりにあるよ。
団地および団地民の高齢化は多摩ニュータウンだけのケースではなく、首都圏のいたるところで見られます。

永山駅の近くに娯楽は欠けるが悲観することもない

永山駅近くにはテニスコートやジョギングに適した公園があります。

しかし、正直言って永山駅近くは大型の小売店やインドア系の娯楽には期待できません。

ただし、隣りの多摩センターの駅周辺にはサンリオピューロランドと映画館と中規模のショッピングモールがあります。

さらに足を伸ばすと多摩地域(多摩市外)には動物公園・京王れーるランド、京王あそびの森HUGHUG、よみうりランド、よみうりカントリークラブ、公営競技(ボート、馬、競輪)、三井アウトレットパーク多摩南大沢、東京スタジアムなどがあります。

あるいは多摩センターから多摩都市モノレールに乗って立川駅に行けば、IKEA、伊勢丹、高島屋、ジュンク堂書店といった大型店での買い物が楽しめます。

ですから、永山駅近くには娯楽が欠けるとしてもそんなに落胆する必要はないでしょう。

多摩都市モノレールは大学キャンパスのすぐ脇をいくつも通る。だから、学生が多い時間帯はかなり混雑するよ。

学校や病院の数はどうなの?

多摩ニュータウン地域は高齢化が進んでいることから公立学校は統廃合されました。

統廃合されたとはいっても東京の他地域と比べると、標準レベルの学校数です。

駅近くなら交通の便がよいので他地域の学校に通うという手もあります。

病院については永山駅近くに日医大病院がありますが、大学病院なので気軽に行けません。

この点、個人規模の医院がいくつもありますので、病院に関して不自由を感じることはあまりないと思います。

まとめ:永山駅周辺の特徴

  • 永山駅は2路線あるし全列車が停まるので便利
  • 多摩市は全体的に坂が多い
  • 多摩ニュータウンは高齢化率が高い
  • 永山駅周辺は大きな娯楽や小売店には期待できないが、少し足を伸ばせばいろいろ楽しめる

全体的に永山駅周辺は都心郊外に住みたい人で坂を苦にしない人、そして地元には静かさをもとめつつ電車や車でたくさんのレジャースポットに出向きたい人に向いているといえます。

永山と多摩センターでどちらか迷う人向けにいうと、始発列車と商業環境を優先するなら多摩センターで、住環境と公園を優先するなら永山という感じがします。
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