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将棋とサッカーの共通点

将棋とサッカー生活

将棋とサッカーは似ているところ・共通点があるといわれます。

今回はこちらを、将棋とサッカーの両方について競技レベルでの経験者である私がわかりやすく解説いたします。

なお大前提として、将棋の駒の動き方は知っておくことをおすすめします。

3.駒の動きと特徴|本将棋|将棋の基礎知識|日本将棋連盟
日本将棋連盟の3.駒の動きと特徴のページです。日本将棋連盟は伝統文化としての将棋の普及発展と技術向上や将棋を通じた交流親善などを目的とした公益社団法人です。
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将棋とサッカーの共通点

まずは将棋とサッカーの共通点から見ていきましょう。

それは以下のとおり。

それぞれの駒と選手には役割や得意な動き方がある

サッカーにおけるポジションごとの基本的な役割は、ゴールキーパーとディフェンダーは守備、フォワードは攻撃、ミッドフィルダーは攻守両方となっています。

将棋では飛車・角・片方の銀・片方の桂は攻撃用として使い、残りの駒を守備にあてるパターンが多いです。

それらはあくまで基本であって応用もたくさんあるよ。

各々の駒や選手は長所を生かして連携させた方が全体的に強くなる

将棋には↓のように美濃囲いという守り方があります。

美濃囲い

美濃囲いは、銀は斜め後ろには行けますが真後ろや真横には行けない、さらに金は斜め後ろには行けないということを補い合った超基本的な守り方です。

一方、サッカーは守備でも攻撃でも選手と選手がうまく連携しあうと一人で動いたときよりも強さが上がります。

たとえば、背が高くて1VS1が強い選手にはセンターバック(=守備陣の真ん中)を担わせる場合が多いです。

そして背は高くないけれどもすばしっこい選手にはサイドバック(=センターバックの横の守備的ポジション)で攻守にわたって機敏な動きをしてもらうとか。

将棋もサッカーも個々の特性を活かして連携させるとチームとしての強さが上がるのです。

逆にいうと変な連携をすると弱くなるわけか。

戦法には攻撃重視と守備重視があり相手によって使い分けること

守備重視の戦法においては味方陣地をガチガチに固めてから、相手の隙を狙って一気に攻めるというやり方が有名です。

こういう戦法はサッカーではカウンター、将棋では穴熊と呼ばれます。

ただし、いつも穴熊ばかりを使っていると相手に対策されてしまいますので、使う相手によって変えるのが普通です。

サッカーだと主力選手がケガや疲れで欠場している場合、いつもとは違う布陣・戦法を使ったりします。

相手の次の動きを予測すること

サッカーボールは人間が走るよりもかなり速く動くことができます。

プロの最高レベルのシュートだとボールは100km/h以上で動きますが、人間の走る最高速度は世界記録のときのウサイン・ボルト氏でさえ37.5km/h程度。

それゆえ、相手の次の動きを予測していないと一気にボールを前線まで運ばれて得点を決められてしまいます。したがって、相手の動きを予測することが重要です。

一方、将棋では読み(予測)に応じて自分の指し方を決めます。

まあ相手の動きが読めたとしても、こちらがそれに応じた手を繰り出せなければ意味がありませんが。

味方陣地を守りつつ相手陣地に攻め込むこと

将棋は相手の王様を先に追い詰めた方が勝ちですから、駒はその目標に向かって動かします。

言い換えると、先に自分の王様が追いつめられると負けなのです。

ということは、自分が攻撃しているときは守りのことも考える必要があります。

一方、サッカーもゴールという目標をめざしてチーム一体で戦う競技ですが、守りのことも考えなければなりません。

実際、攻撃一辺倒で気持ちよく攻めていたら、守備陣にスキが生じて一気に攻め込まれるなんてことがあります。

そのため、強いチームは攻守両方に気を使うのが普通です。

2018年ワールドカップのベルギー戦の負け越し点は本田選手のコーナーキックがキャッチされたところからの鮮やかなカウンターだったな。

サッカーも将棋も遠くからの飛び道具がある

将棋の歩兵は一歩前ずつしか進むことができませんが、飛・角・桂・香はもっと大きな動き方ができます。

そのため、飛・角・桂・香を組み合わせれば遠くから相手を負かすこともできます。

サッカーでも基本はペナルティーエリア付近にまでボールを運ぶことですが、後方からロングシュートを狙うこともたまにはありです。

相手から戦力を奪うことができる

プロレベルのサッカーだと他チームから有力選手を引き抜くことは日常茶飯事です。

学生レベルのサッカーでも引き抜きやスカウトの類はぼちぼちあります。

一方、将棋では対局中に相手の駒をとって自軍の戦力として使うことができます。

試合や対局の途中で戦力を投入して流れを変えることができる

サッカーは1チーム11人でやるものですが選手交代ができます。

後半になると勝勢のチームは守備固め、あるいは劣勢のチームは攻撃選手の枚数を増やして得点をとろうとしてきます。

一方、将棋においては自軍20枚VS敵軍20枚で始まりますが、相手の駒をとれるため、自軍・敵軍の駒数は変わります。

そして敵からとった駒を使って流れを変えます。

いる位置によって強さが変わる

たとえば、サッカーのゴールキーパーは自陣のペナルティーエリア内では手を使うことができます。

手を使ってはいけないルールがある中で、手を使うことができるゴールキーパーは自分のペナルティーエリアの中では特権的な存在です。

そのうえ、ゴールキーパーはフィールドの最後方から(見晴らしのよいところから)試合を見渡しています。

そのため、守備陣は味方ゴールキーパーがいうことに従うのが普通です。

しかし、ゴールキーパーはペナルティーエリア外では手を使ってはいけませんから、強さが変わるといえます。

ほかにもサッカーでは右サイドでは強いけれども左サイドでは弱いという選手がいたりします。これは利き足の問題だったりします。

なお将棋の駒は敵陣に入ると強さが上がるタイプが多いです。たとえば、飛車は相手陣に入ると竜王に成ることができます。

竜王は最強クラスの強さを誇るカッコイイ駒です。

将棋の飛車や角は攻防手といって攻撃と防御を同時に働かせることができるよ。これはサッカーでいうセンターハーフ(ミッドフィルダーの真ん中で攻守を担う)みたいなポジンションか。

将棋とサッカーで異なる点

ちなみに将棋とサッカーで大きく異なる点は、将棋は反則をやらかすとその時点で負けになること。

反則をした人が大優勢だったとしても反則をすると問答無用で負け確定。

一方、サッカーの反則は負け確定になるわけではありません。

プレイヤーとしては、サッカーはチームスポーツだし声援を受けるものだけど、将棋は一人でやるもの。将棋の対局中はアドバイスの類を一切受けてはいけないから孤独感が強いよ。
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