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愛を伝えるのに「愛してる」の連呼では無粋じゃないか

愛してるといわなくても伝わる 生活
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恋愛ソングで「愛してる」を連呼すること

最近のJ-POPの恋愛ソングを聴いていてたまに気になるのが「愛してる」「love you」という歌詞を繰り返す歌があること。

でも、愛を伝えるのに「愛してる」「love you」を連呼するのは歌としてはちょっと無粋な気がします。

また歌詞というフィクションだけでなく、日本人の生活や恋愛でも「愛してる」「love you」を繰り返すのは無粋な気がします。

今回はこの「愛してる」という直接的な表現について考えていきます。

恋愛ソングの名曲の共通点

さて、私は恋愛ソングとしては以下のような曲が好きです。

  • 『Still love her(失われた風景)』 TM NETWORK(作詞・作曲は小室哲哉)
  • 『あなただけ見つめてる』大黒摩季(作詞・作曲は大黒摩季)
  • 『DEPARTURES』globe(作詞作曲は小室哲哉)(敬称略)

これらは80年代~90年代の名曲として世間的にも評価が高いです。

そして、それらの曲は「愛してる」「love you」などを連呼せずに愛を伝えるという共通点もあります。

まず『Still love her』はかつての恋人について歌を通じてしみじみと想う曲です。そこからは過去の恋愛を悔やむ情念が伝わってきます。

『Still love her』はアニメのシティーハンターのEDソングであり、それは冴羽獠と槇村香の関係に重なる歌詞であるため、聴き手は想像をかき立てられます。

次に『あなただけ見つめてる』はちょっと狂気をはらんだ歌詞ですが、若い女性の盲目的な愛が伝わってきます。

一般に女性は結婚相手に経済力をもとめますが、ここに出てくる女性は男の経済力には触れないため、高校生~大学生くらいの年齢の純粋な女性の姿が想像できます。

ここでは自分の化粧や趣味・嗜好を必死に変えてまで意中の男の好みに合わせようとする女性の姿が伝わってきます。それはまるでスラムダンクの赤木晴子と流川楓を想像させます。

最後に『DEPARTURES』は冬の雪景色と愛の深さを重ねた歌詞になっています。

KEIKOさんの歌唱力も相まって素晴らしい出来です。

小室哲哉氏は罪を犯しましたが、作詞・作曲においてはものすごい才能があります。

上の3曲を知らないという人はぜひ一度は聴いてみるべき。

恋愛シーンや結婚生活で「愛してる」というべきか

次に気になるのが、歌というフィクションではなく実際の恋愛シーンや結婚生活でも「愛してる」という言葉を発するべきかです。

もちろん、いういわないは当人の自由ですが、日本人(とくに男)は付き合いたてや新婚ほやほやの段階以外ではあまり「愛してる」といわないと思います。

おそらく「愛してる」という言葉には両極端な重さがあるからです。

たとえば、平均的な中年男性が妻にあらためて「愛してる」というのはとても照れ臭いはずです。

長年連れ添っているんだから今さらそんな言葉は口に出しにくい」と言い訳するでしょう。

逆に未婚の軽い男が女性に「愛してる」といったら軽薄さが余計際立って見えるでしょう。

「愛してる」は日本男児にとって使いにくい言葉なのです。

日本男児の感性としては異性への愛は「愛してる」という直接的な言葉ではなく、態度で示すものという美学があると思います。

これは、おもに子どもをもった段階の男に通じることです。

ここでは仕事を通じて家族に収入をもたらし、家族を養っていく姿勢こそ愛のしるしだと考えているのです。

日本伝統の恋愛美学

日本の古代の名作和歌集である万葉集にも恋愛を詠んだ短歌がたくさんありますが、詠み手の男と女は異性への愛情を間接的に伝えています。

間接的とは、「黒髪」「夜」「朝」「枕」「魂」「蛍」「待つ」「濡れ」「重ね」「逢う」「月」「香」「寝る」「夢」「衣」といった情景や仕草を通じて相手への想いを語ることです。

これらの言葉を見たときに、男女の恋愛シーンが想像できたあなたは日本人度が高いです。

外国人がそれらの言葉から恋愛を想像するのは難しいはず。

教科書に出てくるレベルの和歌には「愛してる」なんていう直接的な言葉はまず出てきません。

現代の恋愛小説の類でも名作は直接的な表現はあまり使わないはずです。

つまり、日本人は古代から異性への愛情は間接的に表現することを美学としていたのです。

ここでは直接的な言葉を使わずに愛をうまく表現できるかがカギになっています。
日本人は昔からロマンチックな民族なのかな?
日本の古語においては「思ふ」が「愛してる」の意味で使われているパターンがかなりある。つまり、相手を思いやることが愛というわけだ。なんだか奥ゆかしいよね。でも、「思ふ」を現代と同じように「考える」「予想する」の意味で使う場合もあるから、解釈は一筋縄じゃいかない。
そういえば日本では古代人の恋愛と近代人の恋愛は違うと聞いたことがあるなぁ。

以心伝心は外国人にとってはテレパシー

これまで述べた内容は以心伝心がある日本人カップルに限っての話です。

直接的な言葉を使わなくても愛が伝わるなんていうのは外国人にとってはテレパシーだったりします。

とくに欧米人の感覚としては「I love you」と表現しないとわかってもらえないときが多々あるはずです。

日本人はバックグラウンド(背景、この場合は育ってきた背景)が似ていますが、欧米人のバックグラウンドは多様であるため、逐一言葉に出さないとわからないという前提があるからです。

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