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【合宿免許の体験】都民が四国に免許を取りに行ってみた

瀬戸大橋 生活・教育

18歳以上の多くが通る関門

日本人で18歳以上の多くの人間が入る学校といえば大学……ではなく、そう自動車学校(自動車教習所)です。

17歳でも自動車学校への入校は可能ですが、免許の取得は18歳以上です。

最近の若者の大学進学率は50%くらいで、自動車免許の保有率は20代から60代では70%以上はありますから、生涯では自動車学校に入る率の方が高いといえます。

細かいことをいうと、大学は入りなおしたり、自動車免許は普通を取った数年後にまた自動車学校に入って大型免許を取るなんていうことがあります。

また免許の保有率は高くても自動車の保有率は下がっているそうです。これは仕事先だけで使うとか、カーシェアリングを使うといった理由からでしょう。

通学か合宿免許か

さて、初めて自動車免許を取得するには次の1から7を経なければなりません。これは日本人なら芸能人や政治家であろうと誰もが同じ扱いです。

  1. 自動車学校への入校
  2. 修了検定(技能)
  3. 仮免許学科試験
  4. 仮免許取得
  5. 卒業検定(技能)
  6. 運転免許センターで学科試験
  7. 免許交付

ここで重要なのは上の1~5までは自動車学校(教習所)で行われるということです。

したがって、初めて自動車免許を取るには自動車学校に入るしかないのです。

厳密にいうと「一発免許」という方法もあって、これだと教習所通いを経ずいきなり公共の運転免許試験場で技能試験と学科試験を受けられる。でも、私有地で練習してきた人や失効者など経験者でさえも合格率は低い。採点基準は民間の教習所よりも厳しいからだ。一発試験は例外だから初心者は気にしない方がいい。
修了検定や仮免といった用語については後で説明します。

自動車学校に入ることを決めたら次に選ぶべきは、自動車学校は自宅近くや通勤・通学途中の学校を利用するか、あるいは旅行を兼ねて地方に出向くかということです。前者は通学型、後者は合宿免許と呼ばれます。

通学型の特徴

  • 料金は東京の自動車学校で初めて普通自動車免許を取る場合、税込みで30万円くらい
  • 卒業までの時間割は集中的に組んでもゆったり組んでも大丈夫
  • 大都市の春休みや夏休みはかなりの混雑になるからそこでの短期集中は難しい

合宿免許の特徴

  • 泊まり込みである以上、2週間程度で集中して取ることをめざす
  • 料金は宿泊料と税込みで17万円から26万円くらい
  • 春休みや夏休みでも短期集中が可能

合宿免許の対象地になりやすい地方(とくに田舎)は大都市圏よりも賃金や土地代が安いため、自動車学校の料金も安いのです。

合宿免許の料金は、季節、食事つきか否か、宿泊はホテルかアパートか、1人部屋か相部屋かなどによって変動します。つまり、ツアー旅行の料金と同じ感覚です。

ただし、合宿免許の安い料金は20代までを対象としている場合が多いです。つまり、30歳以上になるとそれよりは料金が少し上がりやすいのです。

一部では25歳以下や40歳以下という区切りもありますが、基本的には合宿免許に申し込むのなら30歳になるまでに行くことをおすすめします。

条件が揃っていたのが香川県だった

これに関して私は以前、都内在住でありながら香川県に合宿免許を取りに行った経験があります。時期は大学2年生の冬休みです。

都内在住なのになんでそんな遠くまで行ったのかという疑問が聞こえてきそうですが、これは時間に余裕があったことと旅行好き(見知らぬ土地が好き)が理由です。

また都内の自動車学校に通っていると通学に多少の時間がとられます。

しかし、合宿免許は教習所のすぐそばに宿泊施設があるうえ、2週間ほどの期間で集中して行われるため時間効率がよいのです。

レポート課題や資格試験対策に迫られている学生が地方の教習所に行って気分をリフレッシュさせつつ勉強するのも悪くない。

地方の合宿免許対応の教習所の中でも香川県を選んだ理由は、それまで四国を訪れた経験がなく、また料金が安いうえに現地までの往復交通費を上限付きで出してくれたからです。

標準語に囲まれている首都圏民にとって方言のもとで免許を得るというのも一興です。

しかも、その教習所に申し込むと近隣店のうどん無料券と銭湯無料券がもらえました。こういう特典付きの合宿免許プランはとても多いです。

持ち物と服装について

さて、地方の教習所に行くにあたってまず前日までに以下のような持ち物を準備します。

合宿免許は短い方で14日(ATでストレート合格)はかかりますので、これを考慮しながら準備する必要があります。

持ち物リスト

  • 現金
  • 現地までの切符
  • バッグかキャリーケース(キャリーケースが多数派だけど気にする必要なし)
  • 衣類(宿泊先に洗濯機がある場合は数日分でOK)
  • 保険証
  • 住民票
  • 印鑑(認印)
  • 筆記用具
  • ノートパソコン(大抵の宿泊先にはWi-Fiがあります)
  • 暇つぶしアイテム
  • 充電器
  • サブバッグ(デカいバッグやキャリーケースではない、授業や教習のときに教本やメガネを持ち運びする小型のバッグ)
  • タオル
  • シャンプー
  • 洗顔料
  • 折りたたみ傘
  • 歯ブラシ
  • メガネ(視力が規定に満たない場合は必要)
  • 寒さ対策用品(冬場や北国では手袋、マフラー、カイロを用意)

現金は1万円から2万円くらいあれば大丈夫です。ただし、私のように観光を広く楽しむ場合はもっと多い方がいいです。

スリッパ、ドライヤー、洗濯用品、シャンプーなどは合宿先が用意している場合もあります。

以上は教習所によって扱いが異なりますので事前に確認しておきましょう。

※靴について

いうまでもなく自動車を運転するのは自分の手と足に他なりません。ですから運転する際に使う手と足は気遣う必要があります。とくに手は素手で問題ないとしても足回りについてはちょっと考える必要があります。

というのも交通規則にはサンダルや下駄など運転に支障をおよぼす履き物で運転してはいけないと書いてあるからです。

要するに自動車の運転は教習所内であっても、サンダル、下駄、ハイヒールなど運転しにくい履き物は避けなければならないということです。

革靴は靴底が固いため足の裏の感覚がスニーカーに比べると鈍い。だから初心者にはスニーカーがオススメ!もちろん代えの靴をもっていくのもありだ。
前日に出発

荷物と身支度を整えたらいよいよ教習所に向けて旅立ちます。

私の場合はサンライズという寝台特急を使ったため前日に東京を出発。

そしてサンライズは朝の7時半ごろに高松駅に到着。

しかし、教習所の送迎バスが来るのは13時です。

栗林公園

そのため駅近くで自転車を借りてそこから少し離れた栗林公園などを散策しました。栗林公園は日本庭園として名高い公園です。

そして午後には送迎バスで教習所に向かいます。

そこでは私と同じ日に合宿免許に入る同年代の人もいましたが、彼らは愛媛と岡山から来たとのことでした。

また先に来ていた合宿生の出身県は、兵庫、奈良、広島でした。

このように四国の教習所では首都圏から来る人は少数派です。また首都圏出身者は、教官からも含めて東京についていろいろ聞かれるので面白いはずです。

日本の大学はどこも地元や近隣の出身者が多い。つまり、首都圏の大学では首都圏出身者には希少価値がない。一方、首都圏の大学にいる地方出身者は方言や個性などに関して人気があった。これは教習所でも似たようなもの。首都圏出身者は地方の教習所に行くと楽しいのだ。
教習所に到着してから

高松駅からバスに乗って数十分で教習所に到着。

そのあたりの風景は首都圏郊外(山手線から60㎞離れたエリア)くらいの発展度で、のどかな田畑もあれば、コンビニ、スーパー、家電量販店なども割と近い距離にありました。

教習所に到着すると教室に案内され事務手続きと視力検査と教習課程の説明を受けます。

このときの説明で重要なのは延長に関する規定です。合宿免許の契約をする段階でも目にしているはずですが、そもそも合宿免許を卒業するにはATで最低14日、MTで16日くらいかかります。

しかし、教習や試験で不可だと最低日数では済まなくなります。このとき追加料金なしで延長するには限度があるのです。延長に関する規定は教習所やプランによってさまざまです。

説明のあと、教習所のすぐそばにある合宿生用の宿泊施設に入りました。教習所によっては少し離れた場所に位置するホテルタイプも選べます。

画質が悪くて恐縮ですが、上の画像がその宿泊施設の1人部屋です。

室内はビジネスホテルのような雰囲気で、バス・トイレ付、ベッド、机、椅子、デスクライト、テレビ、鏡、ゴミ箱などが設置してあります。机の上は私の勉強用品とノートパソコンです。

ちなみに私の滞在したフロアは男性専用でその上のフロアは女性専用とのこと。異性のフロアに行くと場合によっては退校処分になるといわれました。

また、ケンカ、異性をめぐるいざこざ、騒音、飲酒、門限、その他迷惑行為などに関して逸脱しても退校処分になります。

「客として来たのに退校処分になるの?」と思うでしょうが、そもそも合宿免許の入居者は教習所にとって貴重なお客であると同時に学校の生徒みたいな存在です。

そのため時にはキツイ処分も下されるのでしょう。ちなみに私は合宿生課程をすべて終えて帰るときには部屋をきれいにするように求められました。これは私だけに対する処分ではなく、その教習所が全員に求めていることです。

このあたりは常識的に行動していればまず問題ないはずです。

私は先に入寮していた人と仲良くなったので、教習所が貸し出している自転車を使って休日に一緒にカラオケに行ったり、電車で金毘羅山に行きました。

その中には会社の費用で大型免許を取りに来ていたという中高年の男性もいらっしゃいました。

教習所によってはカップルプランを設けているところもある。また、リゾート感が強いところもあるので下の検索サイトで調べることをおすすめする。

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マニュアル車の運転が難しい理由

さて、1日目からさっそく座学授業の始まりです。いわゆる学科教習というやつです。

ここでは自動車の大まかな仕組み、運転で心掛けるべきこと、教習課程の概要などを習います。終盤の学科教習だと事故時の応急処置についても習います。

一般に日本の大学の授業は同じ年代の人間ばかりで受けますが、教習所は高校生や中高年の方もいるので新鮮です。

合宿の同期生は学科教習の時間割は共通していますが、技能教習の時間割はバラバラになりがちです。技能教習は教習車の数や教習所の混雑具合、教官の手配などを考慮するとばらけさせる必要があるからです。

その後はトレーチャーと呼ばれる機械を使った模擬運転教習がありました。これはゲームセンターのレースゲームのようなマシンに乗って自動車を運転してみるというものです。

ゲーセンのレースゲームは大抵オートマ仕様ですが、教習所のそれはマニュアル仕様でしたので最初は戸惑います。

具体的にはクラッチという装置をどのタイミングでどれくらい踏めばよいのか最初はよくわからないのです。

クラッチ操作に失敗してエンストすると変な音が出るなど、トレーチャーは実際の運転に向けて実感が高まるものでした。

もちろん、それは試験ではないのでうまくできなくても問題ありません。

1日目の教習はこれで終了です。この後は自室に帰り、大部屋で食事をしてから自由時間・就寝という形でした。やはり教習所のすぐそばに宿泊施設があると楽です。

2日目からは教官のもとで実車を使った運転、すなわち場内での技能教習が始まります。

そこではまず教本とメガネと貴重品を入れたサブバッグをもって教習所に行き、窓口で事務手続きをして教習原簿(教習生の通信簿みたいなもの)と番号札をもらってから待機スペースで待ちます。

時間になると教官たちが現れて受講者の名前を呼んでいきます。呼んだ人がその時限の教官なので教官について行って教習開始です。

教習が終わって問題なければ教習原簿にハンコがもらえます。なお教習原簿は授業時間外では持ち出し厳禁です。

技能教習で私が戸惑ったのが坂道発進です。坂道での発進はATだとすこぶる簡単ですが、MTだとちょっとしたコツが必要だからです。この難しさは言葉では表現しにくいです。

教官は坂道発進のタイミングはエンジン音でわかるといいますが、運転センスが欠けていた私はこれがわかるまではちょっと苦労しました。

そもそもマニュアル車の運転は、ギヤを操作する場合、右手はハンドル、左手はシフトレバー、右足はアクセルかブレーキ、左足はクラッチに置きます。

つまり、ドラムを演奏するかのごとく左右の手足でなすべきことがすべてズレているので慣れるまでに時間がかかるのです。

筆者はビートマニアやポップンみたいな手だけの音ゲーは普通にできたが、ドラムマニアは手足別だったので苦手だった。

同じようにマニュアル車の運転に苦労される方は多いと思いますが、その苦労期間は数日であり、最初から何もかもうまい人などいませんので地道に頑張るしかありません。

MTの課程に入ってもAT車の運転はします(逆はない)。MT車は業務用に多いのであって、自家用車はATが圧倒的に多いため、MT免許の人も慣れる必要があるからです。

また、合宿免許の途中でMTからATへ課程を変更することもできます。ですから、料金はちょっとだけ高くなりますが、MTかATか迷った場合はMTを選ぶべきです。

なお教習所ではATで免許を取った方でも、後日、料金を払って講習を受けて審査に合格すればMT車を公道で運転できるようになります。これをAT限定解除といいます。

教官は優しい人もいれば厳しめの人もいたりするなどいろいろです。

これに関して食事時間では「〇〇教官は厳しい、あるいは優しい」といった話が合宿生の間で盛んに交わされました。こういう話題はだれもが参加しやすいのでコミュニケーションに自信がない人でも大丈夫です。

個人的には、教官は飴タイプと鞭タイプの両方がいる方が運転者のためになると思います。厳しすぎるとやる気を失いますが、優しすぎるとそれはそれで運転を甘く見てしまうからです。

受付に申し出れば、どうしても合わない教官はその後、自分の担当にならないようにできる場合もあります。

3日目から試験前までは修了検定・仮免試験までは同じような日が続きました。

修了検定とは仮運転免許を取得するために行われる技能検定です。仮免とは仮運転免許の略です。

仮免の学科試験と修了検定に受かると、技能教習の舞台はそれまでの教習所構内から実際の路上(公道)に移ります。学科試験と修了検定はそんなに難しくありません。

公道の技能教習では昼間の平地での運転が中心ですが、夜間、坂道、踏切、高速道路(高速教習)、そして偶然にも雨天の中の走行も経験しました。

シミュレーターに基づいて歩行者の危険な飛び出しを体験したこともありました。

慣れたころに行われる高速教習は楽しい

高速教習は教習所によってはシミュレーター(映像に基づく運転)で済ませてしまいますが、私が入ったところはバリバリの高速運転でした。

バリバリというのは、教習車には最高速度200km/h以上のBMWかベンツを使ううえ、高速道路は教習所から近い距離にあり四国の道路は空いているので、長い時間にわたって規定の最高速度(100km/h手前くらい)を出すということです。

しかし、都会では渋滞や信号の多さによってそうはいかない教習所がかなりあります。これは合宿免許をおすすめする理由の一つでもあります。

ベンツやBMWの教習車は何かと注目されるよ。生涯に1度は運転してみたいものだね。

ただし、高速教習は生徒2名と教官1名の組み合わせでしたので運転は往路か復路だけです。高速道路の運転でちょっと難しいのは合流ですが、教官と同乗者がタイミングをアシストしてくれるはずです。

高速教習は運転にだいぶ慣れたころに行われますし、3人で出かけるとちょっとした学校の遠足気分です。

折り返すのはサービスエリアで、そこでは教官に愛媛銘菓をごちそうになりました。

高速教習車はMT課程の人でもAT車が原則です。理由は高速道路で焦ってエンストするとシャレにならないからです。でも、ネットで検索するとMT車で高速教習を行う教習所もある模様。
学科試験は無勉だとインテリでも落ちる

さて、修了検定にしても卒業検定にしても運転は緊張しましたが、どれも一発でクリアーできました。

学科試験の方はというと、それなりに勉強しましたので満点とは行かないまでも普通に合格できました。

でも、学科試験の文章は本免許試験も含めて日本語はちょっとおかしいものが見られます。

ですので学科試験の問題文は頭のよい人が見直すべきです。

教官の話によると、過去には東大の現役理系学生が学科試験に落ちたことがあるそうです。また、政治経済にとても詳しいあの池上彰さんも学科試験に落ちた経験があるらしいです。

でも、巷には運転免許を取った人がたくさんいます。何が言いたいかというと、運転免許の学科試験は対策勉強していないとインテリでさえも落ちますが、対策勉強をしていればインテリでなくても大丈夫だということです。

自動車学校卒業の時点では免許証はもらえない

卒業検定に無事合格したら自動車学校卒業です。

それを証明する書類をもらったら次は住民票近くの運転免許センターで本免許試験(学科のみ)を受けます。そこで合格すれば晴れて運転免許証がもらえます。

運転免許証は警察というお堅い機関の管轄に基づく証明書でもあるので、運転面だけでなく身分証明書としても大いに役立ちます。

ちなみに私は、香川県から東京に帰る際は神戸と大阪と京都に寄りながら帰りました。こういう帰り方ができるのも合宿免許の魅力の一つです。

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