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信頼度の高い良書の探し方【本の出版経験者が教えます】

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ノンフィクションの良書の探し方

近年の日本では1年間に7万点もの本が出版されています。

ここで気になるのは、どうせ本を読むなら良書を読みたいということでしょう。お金を支払うのならなおさらのことです。

ここでいう良書とは、ノンフィクションなら史実や分析が公正であり、さらに読者の好奇心や問題意識をよい形で引き出し、話題について解決に導いてくれるもの。

そこでこの記事では、ノンフィクションの良書の探し方を解説します。

私は社会科学の分野で出版経験があるため、かなり参考になると思います。

ポイントは以下の6項目に注意すること。

  1. 同じ人が短い期間で著書を乱発していないか
  2. 本の帯がいつも内輪だけの評価になっていないか
  3. Amazonレビューに偏りがないか
  4. 経済分野の場合、Twitterなどでの発言で偏りがないか
  5. 国公立大学図書館の蔵書データ
  6. 中古市場の価格

それでは順番に見ていきましょう。

短い期間のうちに乱発している本は怪しい

まず怪しい著者の代表格は短期間のうちに本を数多く出版している人です。

というのも本は、企画提案、出版社での会議、会議でゴーサインが出た後の執筆、ノンフィクション本だと事実の調査、編集者からの修正指示、校正などを経てようやく出版されます。

初版だけで最低でも3000部以上も発行するような商業出版本だと経費にかなりのお金がかかるため、出版には慎重になるのが普通なのです。

それにもかかわらず1年間で何冊も出版していたら怪しいです。

そういう本は内容が自著と自著との間でかなり重複していたり(=使いまわし)、本の内容が薄かったりします。

おそらく出版社は、それなりに人気のある著者の本ならいつも一定数は売れるため、内容が薄いとしても出版するのでしょう。

こういう場合、満足度は低くなりますので注意しましょう。

固定的なファン(信者)は内容が重複しているとしても買うんだよね…
中堅どころの出版社の中にもトンデモ本ばかりを出す会社はある。逆に中小でもまっとうな本しか出さない会社もある。

本の帯が内輪だらけの評価になっていないか観察してみよう

それから本の帯も参考になります。

駄本を連発している著者だと、本の帯の評価がいつも自分と同じ派閥の人からの評価で固められているからです。

本当の良書なら派閥を超えていろんな人から評価されるはずですから、毎度同じメンツしか評価していない本は怪しいのです。

内輪だけで盛り上がっている本はその派閥の信者にとっては心地よくても、そうではない大多数の人にとっては満足度が低くなりがち。

Amazonレビューに偏りがないか

評価といえば、一般読者からの評価も多少は参考になります。その代表格がAmazonレビュー。

ここでレビューが明らかに偏っていたり、5ch掲示板のごとく荒れ果てていたら何か怪しいと思いましょう。

たとえば、ホリエモンこと堀江貴文氏の本は、やはり内容がよい本ほどレビューの☆数はよく、内容が薄い本ほど☆数はよくない傾向があります。

Amazonレビューは業者やファン・アンチによる工作もあるため全面的に信頼できないのですが、それでも少しは参考になります。

経済分野の場合、Twitterなどでの発言で偏りがないか

なおノンフィクション本の中でも経済書については、Twitterや経済ニュースなどでの発言が参考になります。

というのも、この世の中に万能な経済政策は存在しません。あらゆる経済政策はプラス面とマイナス面があります。

しかし、経済書の論者の中には自分が支持する経済政策についてマイナス面に配慮せず、プラス面ばかりを推してくる人がいます。

こういう偏ったものの見方しかできない著者は著書の内容も偏っており、完成度が低い傾向があります。


確かに安倍政権には大きな欠点もありますが、それでも金正恩委員長よりも独裁的というのは「噂」としてもかなり無理があります。

もし、金正恩よりも独裁的だったら、そんな発言をした人は粛清されるからです。

根拠なしに偏った言説を垂れ流す人には注意しましょう。

権威ある大学図書館の情報も参考になる

また、本が置いてある場所で信頼度が多少わかる場合もあります。

この典型は国公立大学の図書館です。

というのも大学図書館の本は、そこの教授が認めたり学生が希望しないと納入されません。

そのため、有名大学の図書館の蔵書データは参考になるのです。

大学図書館の蔵書データはほぼ全面的に明らかになっているし、ネットで簡単に検索できるよ。

中古市場の価格を見よう

最後は中古市場を参考にする方法があります。

たとえば今、Amazonでノンフィクションのベストセラー本を適当に検索してみてください。

いくつも検索すると、中古本の価格が新刊の発売日から年月が経っている割に値下がりしていない本と、年月が経っていない割に値下がりしている本が見つかるはず。

このとき前者タイプのあまり値下がりしていない本は良書である可能性が高いです。

年月が経っても評価される本というのは、一時的な流行だけで売れたものではなく本質的に内容が優れている可能性が高いからです。

こういう本は英語流の褒め言葉でいうと「classic(名作)」と呼ばれるよ。

中古市場で大きく値下がりしている本が駄本とは限らないのですが、それでも少しの参考にはなります。

ブックオフの価格は参考にならない

ただし、中古は中古でもブックオフの価格はあまり参考になりません。

ブックオフのような大型チェーン店は経験の浅い店員でもマニュアルだけで業務を進められるようにするため、査定価格が機械的に決まっているからです。

この業界に勤めた経験がある人によると、人気のマンガや小説は本部が定める買取価格があり、そこに本の出版年と状態を加味して実際の査定価格を決めるらしいです。

こういうマニュアルがあればアルバイトで経験が少ない人でも業務がこなせます。

そのため本来はもっと高い価格がつくべき本の価値は見過ごされてしまうのです。

だから、ブックオフには「せどらー」がいるのか。

せどらーとは、せどりを行う人のこと。せどりとは、本やおもちゃ、家電などを転売して儲けようとする人のこと。

ノンフィクション本の中古価格を調べるなら、マンガや小説も扱っている店ではなく、ノンフィクション本を専門的に扱っているお店を参考にすべきです。

専門店では知識のある専門スタッフが1点ごとに買取価格を判断するため、ブックオフよりは参考になります。

おもちゃや模型にしてもブックオフでは低価格で売っている品が、ヤフオクやAmazonでは高い価格がつくなんてことがよくある。

まとめ

  1. 同じ人が短期間で著書を乱発していないか
  2. 本の帯がいつも内輪だけの評価になっていないか
  3. Amazonレビューに偏りがないか
  4. 経済分野の場合、Twitterなどでの発言で偏りがないか
  5. 国公立大学図書館の蔵書データ
  6. 中古市場の価格

これまで以上5項目について解説してきました。

実際にこの5項目に沿って選ぶと、あてはまるのかあてはまらないのか微妙という事態に遭遇しますが、いろんな本を読むと良書を選べる精度があがるはずです。

良書を読みまくって学生生活やビジネスに活かしましょう。

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