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青春18きっぷを使って富岡駅まで行って震災からの復興を確認した旅

旅行・地理

青春18きっぷを使って復興を確認したかった

2019年4月、私は日帰りで東京から福島県の富岡駅まで行って帰ってくるという旅に出かけました。

富岡駅は福島県の原発からほど近い距離にある駅です。富岡駅は東日本大震災によって流失したものの、2017年には復旧しました。

旅の目的は以下の二点あります。

  • 震災からの復興状況をこの目で確認
  • 富岡駅といわき駅の間では651系という特急型車両が普通列車として運用されているのでこれに乗りたかった

この行程は青春18きっぷを使ったため、すべて普通か快速列車の利用です。

片道運賃だけで4000円以上はかかる距離を青春18きっぷなら1回あたり(1営業日あたり)2250円に抑えることができます。

下のリンク先はその行程を表したものですが、グーグルの都合上、いわき駅までは特急列車の利用になっていることをご了承ください(走ったルートはまったく同じ)。

それではまいりましょう

いわき駅までの大まかな行程

若い人は知らないでしょうが、以前の常磐線は「平行き」というのがありました。平(たいら)とは、いわき駅の旧称です。

また、駅名がいわき駅となってからも上野駅からいわき駅までは直通列車(途中で切り離し)が走っていたのですが、現在、品川・上野からの下り快速の行き先は取手か土浦か水戸か勝田か高萩です。

直通列車がない以上、日暮里6:07発の水戸行きに乗ります。柏までは空いていましたが、柏から水戸までは土浦で少し減ったものの座席はすべて埋まっている感じでした。

昔の常磐線は上下ともにかなりの混雑でしたが、つくばエクスプレスの開業後は落ち込んでいます。

水戸駅からは8:18発のいわき行きに乗ります。私は10両編成の先頭車に乗っており、日立駅までは他に数人乗客がいましたが、それ以降は勿来駅までは私1人でした。

やはりこの区間は5両編成でないと持て余してしまうのでしょう。

水戸からいわきの間
ノロノロ運転の私鉄に慣れている私にとっては、常磐線は普通列車でも100km/h以上ものスピードを出すのでとても爽快でした。

651系普通列車に乗車

いわき駅

いわき駅の651系普通列車

いわき駅に着いたら次はいよいよ651系に乗ります。

入線時間は出発時刻の15分以上前でしたので写真撮影するだけの余裕がありました。

以前のJR東日本は651系を「スーパーひたち」として常磐線特急の花形に位置づけていたのですが、震災と老朽化を機に常磐線の特急運用からは退く形となりました。

車体が真っ白な特急列車というのは他に意外と存在しないので貴重だと思います。

なお、現代では方向幕という言葉は下駄箱や枕木と同じ種類の言葉になっています。

すなわち、JR東日本は方向幕について幕式を取りやめて電光表示にしているということです。

その方向幕はかつて「スーパーひたち・指定席・いわき」と表示されていたのですが、現在は幕式の普通列車として運用されていることに年月の重さを感じます。

個人的には電光表示よりも幕式の方が風情が感じられて好きなのですが、柔軟性のある表示や故障への対応など事業者側から見ると電光表示の方がいいのでしょう。

いわき駅の発車案内

普通列車の富岡行きは10:27発です。いわき駅からの客は意外と学生が多かったです(途中の広野駅まで)。

651系

651系の車内はこんな感じです。向かい合わせのクロスシートが基本ですが、動かすことができます。

もちろん、リクライニング機能とテーブルも使えます。

特急仕様の厚手の座席だけあってやはり座り心地はよかったです。

Jヴィレッジ駅と海岸近くの民家に想うこと

そんなこんなでいわき駅を出発し、ほどなくすると常磐線は単線になります。

単線で線形がよくないだけに水戸~いわきまでの区間に比べるとスピードは遅めです。

それから広野駅を過ぎたところではJヴィレッジ駅という新駅が見え、開業に向けた工事が進められていました。

Jヴィレッジというのは日本サッカー界の大規模なトレーニング施設です。

震災後のJヴィレッジは原発事故の作業に使われていたのですが、その後はサッカー施設としての全面再開がめざされ、ついには近くに駅までも設置されるようになったわけです。

常磐線の乗客は震災を機に落ち込んでしまったので、Jヴィレッジ駅の開業が沿線にとってプラスになればと思います。

海岸近くに建つ民家に想うこと

また、富岡駅までの行程で思ったのが海岸近くの家です。

というのも、広野駅から富岡駅までは鉄道から海までの距離がかなり近いです。

ということは、また津波が付近を襲ってくることもありうるわけです。

震災時の記憶がまだ新しい以上、そこに新しい建造物があるとすれば公的機関か除染業務に関連したものばかりだと思っていましたが、意外と民家らしきものもありました。

それはプライバシー的に問題があると思い写真には収めませんでしたが、やはり地元へのこだわりを捨てたくない人も一定数いるのでしょう。

富岡駅周辺

富岡駅

震災について思索をいろいろ張り巡らすうちに富岡駅に到着です。ここで富岡駅の外に出ます。

この時点で11:10で、次の列車は11:28、そしてその次が14:04発なので、11:28分(さきほどの折り返し)を逃すわけにはいきませんでした。

上の画像は富岡駅前のロータリーです。

ここには人影は見当たりませんが、駅周辺には意外と人がいました。おそらく除染や復興の関係者だと思います。

富岡駅の待合室で気になったのがご覧の線量計です。これは生々しい数値だといえます。

0.062μSv/hなら問題ない数値のはずなのであらためて安心しました。

富岡駅からいわき方面

あまりゆっくりとしていられないので、青春18きっぷを駅員に見せて早めにホームに入ります。

上の画像は富岡駅先端から南方向にあるいわき駅方面を撮ったものです。

こちらの画像は、その前とは逆に富岡駅先端から北方向の浪江駅方面を撮ったものです。

浪江駅まではまだ復旧していませんが、コンクリート製の枕木が敷設されているようにあと1年ほどで開通するようです。

そして出発前は651系とその横付近で行われている除染作業をカメラに収めました。

これにて富岡駅を出発します。

あとは、いわき駅や日立駅などに寄りながら帰るだけです。

本当は湯本駅からスパリゾートハワイアンズに行きたいところですが、それはお金や時間が許さないので次回の楽しみとします。

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