化粧(メイク)は人間が美しく見えるようにするためにつけるもの。
それは自分だけでなく他人からも美しく見られることを目的としています。
「本当は化粧をしたくないけど外出時の女はみんなしているから自分もしている」くらいの人もいるでしょうが、いずれにしても日本人女性の化粧率が高いことは間違いありません。
そして困ったことに日本には電車内で堂々と化粧をする人も少しいます。これが男女を問わず大変な不評・迷惑です。
電車内での化粧が不評である理由は「化粧は美しくなるための材料・道具なのに、電車内で行うのは見苦しくて化粧の目的(美しくなること)と矛盾している」というもの。
他にも不評の理由がありますから見ていきましょう。
「電車内で化粧をすることが見苦しくない(恥ずかしくない)」と思っている人は、化粧以前に審美眼がおかしいです。審美眼とは美しいモノを見分ける眼・感覚のこと。
電車内での化粧はなぜ迷惑なのか
電車内での化粧が迷惑がられる理由は以下のとおり
- 化粧の目的と見苦しさは矛盾している(前述)
- 電車内は狭い密室だから他人のマナー違反に敏感になる
- TPO違反
- 他人を気遣わない精神がマナー違反
- 化粧は他人につくと汚れになる
- 合理的すぎる時間の使い方はみっともない
- 海外では電車内で化粧をする女は売春する人が多いという現実
公園のような公共空間で化粧を行うのも褒められた行為ではありませんが、公園は電車と違って人間の密度が低いですから化粧をしている人がいても大して気になりません。
しかし、電車は狭い密室であり見知らぬ他人も大勢乗っていますから、他人のマナーに敏感になってしまうのです。
とくに日本の都市部の電車は混んでいるため余計、他人のマナー違反が気になります。
TPO違反:他人を気遣わない精神がマナー違反
電車内で化粧をすることはマナー違反で間違いありません。
新幹線のパウダールームのような個室で行うのは大丈夫かもしれませんが、在来線の車内で行うのはどう考えてもマナー違反です。
そもそもマナーとは「人間としてなんとなくした方がよいこと」を意味します。
たとえば汗臭い衣服で電車に乗るのは法律違反ではありませんが、それを嫌がる人は多いため、電車に乗るときは汗臭さを抑えようとするわけです。これがマナーというもの。
法律は議員の多数決でもって成立するように、マナーも多数者の意志が優先されやすいです。
法律、たとえば刑法に反すると警察沙汰になるように法律違反は強制力があります。
マナー違反にはここまでの強制力は関わってきません。


この理論でいうと、電車内で化粧をするのを見ることが嫌な人はたくさんいますから電車内ではすべきではありません。
つまり、マナーは他人の存在と気持ちを思いやったところに成り立っていますから、マナー違反者は他人の存在と気持ちがわかっていないと見なされてしまうのです。

化粧は他人につくと汚れになる
化粧品は人間が美しくなるための魔法の成分です。
しかし、化粧が他人に付着すると、その成分は他人にとって汚れになってしまいます。
化粧をしている最中にパウダーが飛び散って男性のスーツについてしまったなんていう例はたくさんあります。
スーツに化粧がついた男性は恋人や妻から浮気を疑われることだってあるでしょう。
そういったトラブルを避けるためにも電車内で化粧はすべきではありません。
合理的すぎる時間の使い方はみっともない
電車内で化粧をする女性は「自宅で化粧をするよりも、電車に乗っている最中に行う方が時間の使い方として合理的」と主張しやすいです。
確かに電車内で化粧をするのは時間の使い方としては合理的。
しかし、その理論だと世の男性はシェーバーを持ち込んで電車内でヒゲを剃った方が合理的ともいえます。
それでも世の男性が電車内でヒゲを剃らないのは「人前でヒゲを剃るのはみっともない」という感覚が強くあるから。
それなら女性も「人前で化粧をするのはみっともない」という感覚をもつべきでしょう。

海外では電車内で化粧をする女は売春タイプが多い
外国人にとっても電車内で化粧をしている人を見るのは不快感をもちます。
海外では電車内で化粧をする女性は売春に手を出している場合が多いからです。
売春は多くの国で違法とされていますし、あなたが売春○と他人から見られるのが嫌だったら電車内で化粧をしないようにしましょう。
