英語

通勤通学のときの英語学習【聴くとしても読解に力を入れよう】

2020年6月7日

電車の車内

英語力は日々の通勤・通学時間を利用しても上げることができます。

ただし、多くの日本人にとって通勤通学時の勉強は「見る」「聴く」に絞られるのであって「話す」「書く」はやりにくいはずです。

スタディサプリにはディクテーションといって「聴く」「書く」を鍛えられる講座があるけど、通勤通学時はちょっとやりにくいかも。

そこでこのページでは「見る」「聴く」を使った通勤通学時の英語学習方法を紹介します。

1日30分の学習を1年間につき200日行っただけでも100時間にも達しますから、有効に活用しましょう。

通勤通学のときの英語学習戦略

まず「見る」「聴く」を使った重要な能力といえば読解力。

日本の高校・大学入試の英語試験やTOEICの内容を見ると読解力があればあるほど有利なのは明らかだからです。

TOEICはリスニングセクションが100問・最高スコア495点、リーディングセクションが100問・最高スコアは495点、計200問・計990点満点。

それは読んで解く問題だけでなく、聴いて解くリスニング問題でも読解力があった方が有利になりやすいといえます。

というのも英語のリスニング問題は、音声が流れて聴き終わった後に解くという形式になっている場合が多いです。

このとき不慣れな人だと解くときには直前まで流れていた内容をすぐに忘れてしまいますが、練習を繰り返してきた人なら要点は覚えることができます。

このような能力は読解力と同じで、英語の文・音声に多く触れ、問題を解きまくることでついてきます。

もちろん、他科目やビジネス全般でも読解力があった方が有利なのは明白。

ということで通勤通学時の英語学習は読解力をつけるという方向性が重要だと思います。

暗記は夜がおすすめ

「じゃあ手始めに電車内では単語や熟語でも覚えてみるか」と考える方もいるでしょうが、ちょっと待ってください。

というのも暗記は夜寝る前に行う方が効率的だと科学的に証明されています。睡眠中はその日覚えたものが定着する時間だからです。

夜、動画を見てから寝て起きると動画の内容を覚えているのはこのためです。

したがって、朝の通勤通学中は暗記系の学習よりも読解系の学習に時間を注ぐべきです。

自転車や自動車の運転などで文章が読めないという人は、自分に合ったリスニング教材や英語動画を批判的に聴いてみよう。
電車内では立っていて読解がやりにくい人もリスニングの方がいいかも。

英語の読解には文法力も必要

英語の読解には単語や熟語だけでなく文法力も必要です。英文法は、ご自身に合ったレベルの問題集を解くといいでしょう。

中学~高校基礎レベルなら安河内先生の本が、高校上位以上のレベルは増進会の本がおすすめ。

あるいは通勤通学中はスマホからスタディサプリを使って文法問題を解くのもいいと思います。

スタディサプリから見ることができる英文法の授業は良質なものばかりですし。

長文読解の前にゴガクルで短文読解

「単語や文法をぼちぼち覚えたら長文読解へGo!」といいたいところですが、読解に慣れていない方は短文(一文)の読解やリスニングにまず手を付けた方がよいでしょう。

これにうってつけのサイトがNHKが運営する「ゴガクル」です。

ただし、ゴガクルの音声は直接的にはダウンロードできないため通勤通学用としては微妙かもしれません。

まあゴガクルの内容をプリントアウトしたり、マイクで録音するという手もありますが。

ゴガクルのおすすめの使い方は、テストや日常会話で使われる頻度が高いながらも、あなたがまだ覚えてない表現ばかりを自分のフレーズ集に登録して繰り返し見たり聴いたりすること。

もしゴガクルは使いにくいと判断するのであれば、CDか音声データが付いた短い英語フレーズ本で学習するのがおすすめです。

読解は意識的に行うことが重要

次に長文読解のポイントを見ていきましょう。

これはリスニングだとしても以下の4つを意識するとよいと思います。

  • ゆっくり批判的に読む(リスニングの場合、苦手な人は遅いスピードで聴く)
  • 自分の得意なテーマから始める
  • 要約する
  • Butのような強い言葉と論理展開に注目する

当たり前ですが、日本語でも英語でも文章をただ適当に眺めているだけでは読解力は上がりません。

リスニングでも単に聞き流すだけで上達するのはかなり難しいです。

この点、文章の内容を批判的に分析するように読めば読解力が上がるというものです。

これは英語ではクリティカル・リーディングと呼ばれる手法です。

センター試験の英語やTOEICは文章量の割に制限時間が短いため、どうしても速読するしかありませんが、読解の基本は批判的な精読です。

遅く読んでもわからない文章を速く読んでわかるわけがありません。

ということで、最初のうちはゆっくり読んで確実に理解していきましょう。

得意なテーマから始めよう

精読(精聴)するのにおすすめの文章はあなたが好きな分野に関する文章です。

たとえば、テニスが好きなのであれば英語版のテニスニュースサイトを通勤通学中に見てはいかがでしょうか。

読解に慣れていない人が不得意な分野を読んでも批判的に読みにくいでしょうから、まずは得意な分野から慣れていけばいいのです。

あるいは、たとえば金融機関にお勤めの方であれば経済ニュースの英語版を読んでみるのもいいと思います。

Amazon Kindleなら無料で読める洋書の小説もかなりあるよ。小説が好きな人はチェックしてみよう。

ちなみに私のおすすめ英語ニュースサイトは「VOA Learning English」。

「VOA Learning English」はリーディングにもリスニングにも使えます。

ここは以下のような特徴があるため、おすすめです。

  • 利用は無料
  • 旬のテーマがニュースになっている
  • ニュースにおける単語や文法のレベルは大学受験レベル
  • 会話系のコンテンツは中学レベルの話も多数あり
  • 音声の再生スピードはやや遅め(TOEICより少し遅い)
  • 英語のスクリプトあり
  • 俗な短縮表現は使っておらず正当な表現ばかり
  • MP3でダウンロードも簡単にできるようになっている
「VOA Learning English」の会話文では聞き手が発声するように求められる箇所があるけど、これは電車やバスの中では飛ばさざるを得ないかな。

要約しよう

次に、読解の際に心がけるべき点として文章を読んでいる際はパラグラフ(段落)ごとに話の要点を短くまとめてみましょう。

具体的には段落ごとに見出しをつけてみる感じです。

要約は、パラグラフごとの本質(だれが何をした、論者の主張など)を見抜いて余計な情報を削ぎ落とすことがポイントになります。

このような要約力は試験問題を解く際はもちろん、ビジネスおいて役立つはずです。

長めのリスニング問題でも要点をつかむことが重要。

Butのような強い言葉と論理展開に注目する

英語の文章には論理展開を示すキーワードがあります。それは以下のような感じ。

  • 逆接 (but、しかし)
  • 言い換え (in other words、言い換えれば)
  • 列挙・追加 (in addition、そのうえ)
  • 例 (for example、たとえば)
  • 結論 (therefore、したがって)

こういった言葉に注目して論理展開を追いましょう。

まとめ:少ない時間から習慣にしよう

英語に限らず勉強の類は面倒だと感じてしまいやすいもの。

しかし、最初はたった3分の集中、それに慣れたら次は5分の集中という形で少しずつ時間を増やしていくと長い時間にわたって集中することができます。

とくに電車やバスの中は他人の目があるため、さぼらず意外と集中できますよ。

英語はコミュニケーションツールだから勉強という堅苦しい意識をもたず、もっと気軽にやった方がいいかも。

-英語

© 2020 通勤コンパス Powered by AFFINGER5