転職に迷う20代から30代は幸せの要素を分解して検討しよう

KKDを反面教師と参考にして就活や営業を効率的に推し進めよう

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KKDの意味

あなたはKKDという言葉を知っていますか。

これは人間の感覚である「勘(Kan)」と「経験(Keiken)」と「度胸(Dokyo)」の頭文字を意味します。

どちらかというと、否定的な意味で使われやすいビジネス用語です。

KKDに頼った営業

たとえば、会社の営業マンが法人に営業をかける場合を考えてみます。

商材にもよりますが普通は勘だけに頼らず、過去の利用状況やホームページでの反応具合(問い合わせに対する数的なデータ)をもとに顧客を絞り、その顧客の性質に合った形で売り込みます。この方が営業の効率はよいからです。

個人が運営しているサイトでもターゲット層は絞るのが基本ですし、サイトの管理人はグーグルアナリティクスというサービスを使って利用状況を数字として定期的に把握します。

この点、KKDに頼る会社は「とにかく片っ端から飛び込んで契約をとってこい」と社員に命令するのです。

KKD型の営業マンは営業エリアや顧客層をあまり絞らず、なんとなくの勘で出向く法人を選び、経験と度胸によって契約をとろうとします。

インターネットがなかった時代は効果があったのかもしれませんが、現代では欲しい商品の情報と実物はすぐに手に入りますから、わざわざ飛び込み営業から買う意味がありません。

こういう手法は現代の日本でも見られますが少しずつ減っているはずです。

SNSで飛び込み営業を受けた側にとっての感想を調べてみても、「えっ、いまどき飛び込み営業?」という感じだからです。

タクシー業界でも勘でタクシーを走らせて客を見つけるよりも、今までのデータを分析し尽くしたAIに走る地域と時間を選ばせると売上が高まることがわかっています。

KKDは不安定

勘や経験は人によって基準や内容が異なるため不安定な性質があります。

たとえば上役は「お客様の満足度を格段に上げよう」と叫ぶよりも、「お客様のリピート率を現状の35%から40%に上げよう」と呼びかける方が具体的だから社員は共有しやすい。

優秀な経営者の勘や経験は頼りになるかもしれませんが、それはごく一部の人だけです。

また勘や経験は時代の変化とともに使えなくなる可能性もあるでしょう。それにもかかわらずKKDにのみ頼ることは危ういのです。

そもそも、会社の資源(資本、人材、設備、時間など)は限られています。

それゆえ行き当たりばったりで行動するよりは、顧客ターゲットを特定層に絞ったり、広告戦略を見直したりした方がよい効果を得られるはずです。

小売業の販売員は顧客ターゲットを自分から選びにくいけど、法人や個人宅を訪れる営業マンは顧客を選ぶことができる。

KKDは役立つ面もある

しかしながら、KKDはすべてが無益ではありません。

たとえば、会社経営でピンチに陥った際には経営者が度胸を示すことが必要です。

会社は人間の集合体ですから、従業員の感覚をよい方へもっていく姿勢や言葉が上司・経営者にはもとめられるのです。

それに起業の際などは理詰めだけでうまくいくわけではなく、勘で進める面もあります。

起業したばかりの企業ではKKDに頼らない効率的な仕組みが定着するまでに時間がかかるのです。

起業の成功率はわずか数%。もし理詰めだけで成功するなら、もっと成功率は高いだろうけど、理屈だけでは成功しないため起業は難しい。

あるいは新卒の就活生が満足いく内定をものにするには度胸や根性、そして経験も必要です。

就活生にとって最大の理想はもっとも入社したい企業1社にのみエントリーシートを提出して内定を得ることですが、日本の就活体系で1社にしかエントリーシートを提出しないというのはかなり無理があります。

大体、就活生にとって憧れの1社があったとしても説明会や面接などを繰り返しているうちに「最初に憧れていた企業とは別の企業がいい」などと考えを変えるのは珍しくありません。

経験も捨てたものではないのです。

理系の就活だと研究室の教授推薦経由で1社ずつエントリーする場合がある。最初に提出した会社から内定が得られたら万々歳なんだけど、こういう推薦ルートは内定辞退がかなり難しかったりする。

ただし、就活生があまりに多くの業種を志望しているとエントリーシートが書きにくくなります。

さらに面接では「あなたはなぜ弊社とは関係のない業界も受けているの?有名な企業だったらどこでもいいっていう考えなの?」などと釘をさされてしまいます。

つまり、志望先の絞りすぎも広げすぎもよくないのです。

投資のKKD

KKDは投資戦略にも使える考え方です。

なぜなら人生で初めて個人投資を行う場合、最初の一歩は度胸が必要だからです。

投資は未経験者にとって何かこわいものに感じやすいため、はじめの一歩は勇気を出さなくてはなりません。

本来、投資は数的な根拠や理屈にもとづいて行うのが定石ですが、初心者の段階だと投資の根拠や理屈がよくわからないので勘に頼る部分が大きくなります。

根拠や理屈をわかっていないと大損がこわいわけですが、元手を少額にしておけば、損失が出たとしても大したことありません。

つまり、投資初心者の段階はKKDが強く、初心者を脱したらKKDの割合が減るという形です。

まとめ

営業、就活、投資、いずれも成功させるにはKKDのバランスを整える必要があります。

KKDと非KKD(KKDに頼らない科学的手法)を使い分けてビジネスを充実させましょう。

ちなみに、KKDばかりに頼っては無形の高額商材を売ることは難しい。それは下の記事を参考にしてね。
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