転職の進め方を丁寧に【20代後半・アラサー編】

満員電車が嫌な人がとるべき選択肢は転職か引っ越し

通勤に使う乗り物 転職

高度経済成長期からバブル経済(1960年~1990年くらい)にかけて日本企業のサラリーマンは「企業戦士」と呼ばれていました。

これは戦隊ヒーローの類ではなく、サラリーマンが満員電車に勇ましく乗り込み、企業のために私的な時間を大きく削ってまで働く姿勢を意味します。

その時代は年功序列型賃金と終身雇用が強かったため「満員電車にも我慢して一つの会社で働き続ければ安定した人生がおくれる」という考え方が支配的でした。

そのため、電車の窓ガラスが割れるほどの混雑だったにもかかわらず、転職は少なかったのです(一か所で我慢して働くだけの価値があった)。

その時代は「いつかはクラウン」というキャッチコピーが流行った。一社で真面目に働き続ければ年功序列で賃金が確実に上がって、いつかはトヨタクラウンみたいな国産高級車が買えるということ。
今の若者から見たら信じられない話かも。

しかし、時代は変わって年功序列と終身雇用が崩れ、企業戦士なんていう言葉は死語になりましたが、満員電車は未だに残っています。

満員電車と一社だけに我慢し続ければ確実に幸せになれるとはいえなくなってきたのです。

そこで強まってきた選択肢が引っ越しか転職。つまり、自分が住む場所を変えるか、職(勤務場所)を変えて通勤の負担を軽くするのです。

今回はこのあたりをわかりやすく解説します。

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満員電車が嫌な人は転職か引っ越ししよう

日本はかなりの速さで人口減少がすすんでいるのですが、首都圏の通勤電車を体感するとそんな現象は感じにくいものです。

それというのも人も企業も東京へ一極集中しているうえに始業時間が似通っているせい。企業が一か所に集まっていると企業間の取引にとっては便利なのですが、東京はいくらなんでも集中・混雑しすぎです。

まあ首都圏民である私もそのうちの一人なので恐縮ですが…。

都心の駅だと自分が降りたくない駅でも後ろの人のためにいったんホームに降りてあげるなんてことは日常茶飯事。満員電車が駅に停車している最中は「もう乗れないでしょ。さあ発車しましょうよ」と思っても続々と通勤客は乗ってきます。

混雑がひどい路線だとドアがスムーズに開閉しないため、押し屋がいるほど。とくに電車の速度が遅かったり停車駅が多い路線だとストレスは余計に大きくなるものです。

満員電車であなたにとってストレスの大きい時間が1日あたり30分あるとします。1年に240日、会社に行くとすると、120時間が大きなストレスがかかる計算になります。

こういう生活だと睡眠にまわせる時間も減ってしまい、それによって集中力まで下がって仕事のパフォーマンスも下がります。

電車が好きな人でさえも満員電車が好きな人はいないでしょう。男性にとっては最悪の場合、痴漢冤罪に遭うことも考えられます。

鉄道会社としても混雑改善に取り組んでいますが、土地の少なさを考えるともう限界近くにきています。

各企業が始業時間をもっとズラせばもう少し和らぐと思いますが、これは少しずつ改善しているものの、劇的には改善しない感じです。

都会での自動車通勤は、高い駐車料金、維持費の高さ、運転と渋滞によるストレス、飲酒禁止がキツイよね。

酒を飲みたくない人にとっては飲み会を拒否するだけの口実ができるけどね。

満員電車が嫌な人のための引っ越し戦略

埼京線の混雑

ただし、さきほど首都圏の電車はどこもかしこも混雑するといいましたが、路線によって混雑率は異なります。

とくに厳しいのは東京メトロ東西線の西船橋~東陽町、東海道線、総武快速横須賀線、埼京線、中央線、東急田園都市線など。

逆に楽なのは東武東上線、埼玉高速鉄道、京成線など。楽といってもそれなりに混むのですが、東西線や東海道線などに比べたらまだ楽です。

これらの私鉄は東京メトロや都営地下鉄に乗り入れているため、都心へのアクセスも悪くありません。

そこで、こういった路線の沿線に移り住めば都心への通勤の負担は軽くなります。

京成線は並走する総武線に比べると遅い、埼玉高速鉄道は運賃が高い、といった欠点はあるけどね。
新幹線通勤をやってみたいけど会社から支給額は部分的だから自己負担の部分が厳しい。

あるいは都心の職場近くに引っ越して、通勤時間を短くしてみてはどうでしょうか。いわゆる職住近接というやつです。

これで会社から自転車通勤の許可が出れば、健康的というものでしょう。

フレックスタイムやリモートワークを設けている会社への転職

平日朝の丸の内の通勤風景

次に考えたいのが転職による負担軽減。つまり、郊外や地方が勤務の会社に転職して通勤の負担を軽くするのです。

あなたは満員電車の中で転職系の広告をよく目にしませんか。あれは転職市場が盛り上がっていることの証です。

たとえば、小売業や外食産業はラッシュからズレた勤務時間になっている場合がかなりあります。ですから、小売業や外食産業に転職すればラッシュ時間とズレた時間帯に通勤することができます。

小売業や外食産業は土休日は出勤で、平日は毎週1日か2日が休みになるという出勤パターンが多いです。

あるいはフレックスタイム制度やリモートワーク制度をとっている会社へ転職してみてはいかがでしょうか。

フレックスタイム制度とは、労働者が一日の労働時間や出退勤時間を自由に決められる制度のこと。フレックスタイム制は1ヶ月単位で契約時間が定められるのが普通です。

さらにリモートワーク制度とは、在宅勤務型の就業を意味します。電話やインターネットを通じて会社や顧客とやりとりを行うのです。

郊外・地方・田舎への転職

郊外・地方は住宅費用が都会よりは安いですし、子育て環境もよいです。首都圏ほどの満員電車はほとんどありません。

地方勤務は賃金は安くなりやすいですが、通勤と住宅費用と子育て環境の面では大きなメリットがあります。

今の時代は在宅勤務やネットを通じての在宅副業を使えば、地方でもそれなりの待遇にありつけます。

都会の満員電車に疲れてしまうと副業どころではなくなりますが、地方勤務でゆとりがあれば副業もできるというものです。

とくに若年層では地方への転職が高まりつつあります。彼らは通勤が楽な会社に転職し、通勤が楽になった分を余暇や副業に充てるのです。この方がスキルと副業も含めたトータルの収入は上がるかもしれません。

地方都市に引っ越すと東京や大阪といった大都市が恋しくなるかもしれない。でも、新幹線の駅や空港の近くであれば都心へのアクセスは結構早い。

満員電車が嫌で転職しましたは理由になるか

ただ、一般論として「満員電車が嫌で転職したい」「通勤時間が長い」という転職理由は、選考では後ろ向き・ネガティブと見なされやすいため、明らかにしない方がよいでしょう。

こういう場合、「満員電車が嫌」「通勤時間が長い」という不満は隠して「私は今の職場でも評価されていますが、自分にとってもっと成長しやすい環境に転職したいです」というべきです。

選考はなるべくポジティブに攻める方がよい結果が出やすいです。

地方や郊外への転職に適した転職エージェント

なお地方や郊外の会社に転職したい人は、リクルートのような全国展開型の転職エージェントに登録することをおすすめします。

転職エージェントとは、求人紹介や面接対策、企業との交渉をアシストしてくれるサービスのこと。基本的に登録も利用も無料ですのでぜひ試してみてください。

地方にも大企業の支店・工場や優良企業はありますが、その事情は転職エージェントが詳しいからです。まずは情報収集を行いましょう。

製造業の地方工場では近くに社員寮をもっている場合がかなりあります。そこでは家具や家電も備え付けになっている場合もありますので、すぐに入居・就業できたりもします。

また転職の面接は平日に組まれる場合もありますので、在職中に受ける場合には転職エージェントに日程調整をお願いした方が楽になります。

交渉次第では面接を土日に組んでくれる企業もありますが、面接地が地方都市だと調整が必要でしょう。

たとえば中央線の沿線民にとっては勤務先が四ツ谷から中野に変わるだけでも結構、負担は変わる。こういった勤務先の場所をちょっと変える転職もアリでしょ。

地方勤務のさらなるメリット

なお最近では地方創生・東京一極集中改善の一環として政府や地元自治体が、移住者に対する支援金やマッチング制度を設けています。

下のサイトはかなり参考になりますし、支援金の類は基本的には利用した方がいいです。

そして見事内定をもらうことができたら、職場に退職の意向を伝えて引き継ぎ期間に入ります。

その間では新居を探しましょう。地方の企業や自治体は移住者の受け入れに積極的なので、よい物件を紹介してもらえる場合もありますよ。

ただし、都会暮らしに慣れた人にとっては現地を下見しないと後悔する場合もありますので注意してください。

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