転職の進め方を丁寧に【20代後半・アラサー編】

転職する前と面接する際の心構え

転職の心構え図 転職

どんな業種・職種にしても転職・中途採用には共通した心構え(心得)があります。

今回はこの心構えについて大まかに述べてまいります。

これを活かしてあなたの転職の成功につなげましょう。

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転職する前の心構え:転職の本質を理解しよう

そもそも転職は一度就いた職場から何らかの理由で転ずることにほかなりません。

そのため前職との関連で仕事内容や待遇についていろいろ比べますし、わざわざ転ずるだけの動機があるのが普通です。

そんな転職は「ビジネスの一種」と理解するとモチベーションも成功率も上がるはずです。

ビジネスの一種とは、転職は自分を志望先の会社に売り込んで買ってもらうための活動だということ。

この捉え方においては、職務経歴書や履歴書は商品の企画書やカタログみたいなもの。そして面接は売り込むための提案(プレゼン)。ただし、面接はプレゼンとはいっても、自分ばかりが一方的に話してはいけない。

社員の中途採用ではアルバイトよりも長く、そして責任ある仕事を任されるのですから会社は人材を雇うか否かの決断を慎重に行います。

面接はそんな商品(あなた)説明の場とマッチングの場だといえます。

面接と聞くと、何か強制的に呼び出されて事細かに尋問されるイメージをもっている人がいるけど、自分という商品を売り込む活動ととらえるとなんだか気が楽になるね。

面接の日時や場所なんかも営業のアポイントメントみたいなもの。少し気楽に考えよう。会社の商品、そして転職活動しての自分を売り込む際には不安はあまりない方が望ましい。

中途採用の目的によって難易度が異なる

一般に企業にとっての中途採用の目的は以下のとおり。

  1. 明らかな人手不足に伴う補充
  2. 優秀な人材の確保
  3. 新規事業に伴う専門的な人材の獲得

このうち1は消極的な目的であり離職率が高めの企業が多いため、難易度はやや低めです。

一方の2と3は、それが急な欠員補充ではないとすれば企業側の需要は「優秀な人なら欲しい」「外部の知識と経験がウチで役立ちそうなら欲しい」など難易度がやや高めです。

実際、2と3関連の中途採用、とくに大企業の人気ポジションでは募集を公開して面接を行っても内定者がゼロという場合もありえます。

新卒採用に積極的な大企業は人材が豊富。そのため、スゴイ人材でないとわざわざ外部から採用する意欲に欠ける。

新卒採用よりはこちらの自由がきく

さて、一般に新卒学生は不景気のときでも好景気のときでも就活を行うものです。

そのタイミングをズラすとすれば、大学院への進学か就職留年くらいしか選択肢がありません。

しかし、それはお金がかかり、さらに有利になるとは限らないため正攻法とはいえません。

したがって、新卒採用では新卒の時期が好景気にめぐまれた人の方が有利、つまり運にも左右されるという特徴があります。

一方、転職者は転職する時期をある程度選ぶことができます。

35歳を超えると転職が難しいなどといわれますが、それでも新卒学生よりはタイミングを選べます。

そのため、自分の市場価値と景気がよいときを見計らって転職することが基本線にあるわけです。

会社の役職ピラミッド

今の時代、転職サイトを見渡せばわかるように中途採用の求人数はかなり多い。ピンポイントでどうしても入りたい会社でなければ、そんなに焦る必要はない。
35歳から転職が難しくなるのは会社はピラミッド型組織だから。つまり、下の役職やヒラ社員は人数が多いけど、上の役職は人数が少ないため少ない人数枠を争うことになる。とくに大企業や省庁は本体に残り続けるのが難しい構造になっている。
大企業は関連会社への出向や転籍、省庁は天下り先が雇用の受け皿になっている。また中小企業では運送業や警備業が雇用の受け皿になっている。こういう国は多い。

あなたの価値も、社会も、会社も変わる

転職者は転職するタイミングをそれなりに選ぶことができます。

そうやって時が経過すると、景気はもとより、職種についても需要が下がる職種もあれば上がる職種も出てきます。

不景気でも自分の職種は価値上昇、逆に好景気でも自分の職種は価値低下という場合もありえる。

また、かつて栄華を誇った会社が廃れたり、逆に魅力に乏しかった会社が輝くなんてこともあります。

たとえば、駅前の百貨店はネット通販や郊外型のショッピングモールに負けています。

そのため、転職者は将来を予測しながら行動すべきです。

企業が面接でよく見るところは志望者の意欲(やる気)。しかし、一昔前のやる気とは上司の指示どおりに素早く動くことがやる気だったが、現代では自分から主体的に動ける人、日々勉強や工夫ができる人を指す場合が多くなっている。

企業のニーズに合っているか否かが重要

新卒採用だと本人に能力が欠けていたとしても面接で話がうまくできたというだけで内定を得られる場合があります。

新卒採用は能力ではなく将来性やまっさらな未経験(洗脳できる素地)に期待するものだからです。

一方、中途採用では転職者にできることが転職先でも役立つか(利益になるか)が大きなポイントになります。

それは、前職の会社で頑張ったか否かではなく、必要とされる能力をもっているか否かだということ。

会社は問題や悩みをもっており、それを今までつけたスキルや経験にもとづき解決してくれる人材をもとめているのです。

転職の選考はそういった企業と志望者のマッチングだといえます。

よく転職サイトに載っている応募条件は企業のニーズの最低条件だといわれる。
自信がなさそうだから不採用にした、あるいは自信過剰だから不採用にした、という話を聞く。自信家タイプは前者に行くべきだし、謙虚なタイプは後者に行くべき。要するに企業のニーズはちょっとした相性の問題でもある。
相性の問題は確かに大きいね。たとえば、昨今どの企業でも必要とされる能力といえばコミュニケーション力だけど、忙しい医者相手の営業(MR)とホテルの受付業務とではコミュニケーションの中身が違う。

自分と社会を客観視

新卒学生はまだ社会人としての経験がまだない分、夢見がちなことを多めに語っても許される節があります。

もちろん、転職者が夢を語るのもいけなくはありませんが、基本的には中途の方が現実感を高めにすべきです。

具体的には、自分の短所と長所、課題、目的などをできる限り客観的に導き出すのです。

短所がない人など存在しない。

自分を客観視できる人は面接官からの評価も高めです。自分を客観視できれば、課題に直面したときでも自分で主体的に行動できると判断されるからです。

また、自分を客観視することは転職という選択肢自体をあきらめるときにも使えます。

さきほど述べたように自分の市場価値や社会の状態・景気は変化しますから、それらがよいときに転職するのと悪いときに転職するのとでは当然、結果も変わってきます。

状況が悪いときには転職をあきらめる、あるいは先延ばしにするというのも有効な選択肢でしょう。

つまり、転職する前に自分と社会をできる限り客観視すれほど失敗する確率は下がるのです。

転職の志望先の選考では前職での経験は評価される部分と大して評価されない部分とに分かれるのが普通。面接前は自分の経験を客観的に棚卸して、面接では役立つ経験をPRしよう。
これは面接全般に通用するマメ知識だけど、中途採用では募集部門の管理職や重役が面接官として出てくる場合がある。彼らは基本的に人事のスペシャリストではない。人事のスペシャリストは思い込みや好みといった主観を排除して客観的に優れた人を選ぶけど、募集部門の管理職や重役は意外と主観が強い。

経歴を説明する際はストーリーとして語ろう

中途採用の面接ではかならずといっていいほど、自分の経歴や経験を説明することがもとめられます。

そこでは「〇〇年から〇〇年はA社で法人営業を務めました」「〇〇年から〇〇年はB社で個人営業を務めました」と単発的に語るのではなく、なるべくストーリーとしてつなげて語れるようにしましょう。

この場合、A社からB社へと転職した経緯は何なのか、法人営業から個人営業に移ったのはどういうことなのか、そこで何が身につき今回の転職に至ったか深堀りするのです。

つまり、転職理由や志望動機、そして志望先での未来をつなげて語った方が自己分析は深くなりますし、面接における説得力が増すのです。

模範解答を暗記しただけでは深い質問に対応できない。自分について一貫したストーリーをもてば、深い質問にも対応できるはず。

経験者が有利だが絶対ではない

転職は一般に経験者が有利です。

その方が教育費用は浮きますし、年下が年上に教えるというのは日本社会では好まれないからです。

しかし、それは絶対的なものではありません。

そのため未経験者は不利とはいえ、未経験者でも入れる余地はあります。

第一印象はとても重要

転職ではスキルや資格といった具体的な経験が応募先で役立つかがとても重要です。

ただし、そうはいっても「第一印象のようなヒューマンスキルも重要」だと多くの面接官や転職エージェントが証言しています。

この第一印象はかなり短い時間のうちに決まってしまうものなので、きちんと対策すべきです。

このとき転職エージェントに尋ねてみると、客観的な第一印象の改善をアドバイスしてもらえるためオススメです。

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