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プロ野球の試合時間の長さ改善は急務【IT化でバスケ人気上昇】

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プロ野球の人気低下は試合時間の遅さが原因か

昨今、アメリカではメジャーリーグベースボール(=MLB)の人気が少しずつ下がっています。

一方、日本ではプロ野球の人気は横ばいか少し低下、高校野球の人気は上昇という状況です。

ただし、プロ野球の地上波中継は以前に比べるとかなり少なくなりました。

1990年代はレギュラーシーズンでも夜7時から地上波による巨人戦中継が必ずあって、視聴率20%前後が当たり前だった。このように昔は人気が異常なまでに高かったから、今は正常化しているのかも?

日本のプロ野球の人気に陰りが出てきた原因はさまざまですが、原因の一つはプロ野球のテンポの遅さにあると思います。

もし野球自体が不人気だとしたら高校野球の人気も下がっているはずですが、高校野球のテンポは早く、その人気は上がっているからです。

今回はこのあたりを探ってまいります。

そういえば日本のプロ野球チームの帽子を私服としてかぶっている人はかなり少なくなったな。昔の関東地方では巨人や西武の帽子をかぶっている男の子がたくさんいたのに。

中高でも野球部員は少なくなった。でも、学校外のクラブチームで野球をする人もいるし、女子の野球人口は増加ぎみだから単純に野球の競技人口減とは言いにくいかも。

現代のプロ野球は遅くなるのが当たり前なのか

まずよいか悪いかは別にして、プロ野球の時間が長くなるのは以下のようなことが起きるからです。

  1. ピッチャーは1球ごとに投げるまでに時間をかける
  2. サインの交換
  3. ピッチャーによる牽制
  4. バッターあるいはピッチャーが無駄に帽子やグローブ、ユニフォームをいじる
  5. バッターは1球ごとにボックスを外す
  6. コーチがマウンドに行って帰るまでに時間がかかる
  7. 攻守交代が遅い
  8. バッターはファウルボールで粘る

これに関して昔の試合時間が短かったころのプロ野球を知る人は「今のプロ野球は長いから、もっと短くしろ。そうでないとファンが離れる」と主張します。

しかし、「今のプロ野球は投手も打者も走者もレベルが上がったから、ちゃんとサインを交換したり走者を牽制したり一息ついてからでないと投手はよい球を投げられない。それに鋭い変化球はサイン交換がないと捕手は捕れない」と反論します。

どちらの主張も納得できるでしょう。

でも、反論側の主張は1・2・3に関すること。そのため4~7の要素については短くできるはずなのです(8はやむを得ないしコントロールできない)。

引退した上原浩治氏や元西武の牧田投手は1・2・3についても早いピッチャーだった。

興行面としてのプロ野球の試合時間

次に興行面からプロ野球の試合時間を考えてみます。

プロ野球選手は野球をしているところをみんなに見せてお金を稼ぐ以上、興行面も考えなければなりません。

まず球場の広告主の立場になってみると、球場の広告は長い時間にわたってテレビ画面や観客の視界に入っている方が望ましいです。

ビール、弁当、グッズといった球場の売店にとっても試合時間が長い方が観客が使う金額は増えるでしょう(時間帯にもよる)。

しかし、試合時間が無駄に長いと、テレビにしても現地にしてもライト層のファンは疲れます。夜の試合で延長戦に入ると観客は電車での帰宅が困難になります。

その結果、プロ野球観戦に対する満足度が下がって「もう見ない」となっても不思議はありません。

ピッチャー・キャッチャーとバッターの間での緊迫した長いやり取りはバッテリーに近い観客にとっては見ごたえがあるとしても、そこから遠い外野席からは感じにくいんじゃないかな。

また地上波が試合の中継時間を延長すると、直後の番組を楽しみにしている視聴者からは不評の嵐になります。

それを考慮してテレビ局が野球の地上波中継をやめると、球場の広告主にとっては地上波で露出できなくなります。

要するに興行面でも試合時間は長い方が望ましいとは言い切れないのです。

試合観戦の満足度と興行面のバランスと選手のやりやすさを考えると、試合時間は2時間30分から3時間までがちょうどよいと考えられます。

一部にはレギュラーシーズン中の延長戦はいらないという声もあります。
人間は便利になるとせっかちになる

さて、最後にプロ野球の試合時間と関係ないようで関係のある話を一つします。

それは、田舎の人間よりも都会の人間、そして昔の人間よりも都会の人間の方がせっかちだということです。要するに人間は便利な環境にいるほどせっかちになるものなのです。

これは、田舎と都会でお店のレジ打ちをやってみるだけでもすぐにわかります。都会の客はちょっとでもレジの待ち時間が少ないところを探しますが、田舎の人は基本的におおらかです。

現代社会はITが便利になってせっかちな人が増えています。

つまり、文明の発達に伴ってせっかちな人が増えると、ちんたらしているスポーツは人気がなくなると考えられるのです。

その代わりバスケットボールのようなスピード感のある球技が現代では人気が高まっています。

MLBはスピードアップの方向で経営努力しているように、日本球界も本格的にスピードアップを誘導しないとますますファンは離れるでしょう。

日本球界が危機感をもって対策することを期待します。

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