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プロ選手になるまでの過程一覧と個人競技の格差的な改革を考察

テニスのプロ選手 ビジネス
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日本のおもな競技でプロ選手になるには

日本のおもな競技(スポーツやゲーム)においてどのような過程を経るとプロになれるか、あなたは知っていますか。

基本的なルートは以下のとおり(例外的なルートもあり)。

  • 野球⇒ドラフト指名を受ける
  • サッカー⇒プロ傘下のユースチームに入団してからトップチームに昇格するか、スカウトされるか
  • バスケ⇒スカウトを受けるか、トライアウトに合格する
  • ゴルフ⇒プロテストに合格する
  • ボクシング⇒プロテストに合格する
  • 相撲⇒新弟子検査をパスして部屋に入門すると序ノ口に出られる(関取以上をプロというのだとすれば十両に勝ち上がってからがプロ)
  • ボウリング⇒プロテストに合格する
  • 競馬⇒競馬学校に入学して騎手免許試験に合格して学校を卒業するとなれる
  • ボートレース⇒ボートレーサー養成所に入所して試験に合格する
  • 将棋⇒奨励会という機関に入って四段へと勝ち上がる
  • 囲碁⇒プロ試験で上位に入る

どの競技も基本的には若い段階で始めて、合格に一苦労する強豪の組織(学校や養成所)に入って、そこでトップクラスの成績を収めるとプロ級の実力になっているというパターンが多いです。

ただし、プロ級の実力になったとしても制度としてはドラフト指名やテストの類に受かる必要があります。

プロとは実力だけでなく最後の制度的な壁を乗り越えた人たちなのです。

日本の場合、プロになるには若い段階でよい師にめぐり会えることが重要かな。ちょっと職人みたい?
『ヒカルの碁』という囲碁マンガを読むとプロ試験の重みがよくわかるよ。主人公はとんとん拍子に成長しちゃったけどね。

しかし、テニスのプロはユニークな体系をとっていることで知られています。

今回はこちらについて紹介します。

テニスのプロはユニーク

まず、テニスのプロになるにはテストやドラフト、スカウトの類がありません。

では、どのようにすればなれるのかといえば、日本ランキングのポイントをとれる大会に出場してポイントをとり、日本テニス協会へプロ登録を申請し、協会から認められればプロになれます。

最初に紹介した競技に比べるとテニス界でプロになるのはそんなに難しくありません。そのため、ただ単にプロというだけでは大した価値がありません。

プロになってたくさんの勝ち星とランキングポイントを稼ぐと、大きな賞金やスポンサー契約にありつくことができます。ここでプロとして箔がつくという感じです。

テニスのプロは協会から支給される基本給はなく、賞金・スポンサー料やレッスン料を稼ぐ存在なのです。

テニスの選手としてのプレイだけで生計を立てるには四大大会の本戦に入れるくらいの実力が必要です。これは男子テニスの日本ランキングでいうと上位3名くらいが該当します。

テニスのレッスンコーチも兼ねればテニスで生計を立てることはできますが、選手としてのプレイだけで生計を立てるのはかなり大変だといえます。

つまり、テニスはプロになる時点では挫折はしにくく、プロになってからランキングポイントを稼ぐのに苦労するという体系になっているのです。

テニスのランキングポイントは大会のグレードによって大きく異なる。上位大会の勝ち星は大きなポイントになるけど、下部大会の勝ち星のポイントは少ない。下部大会で優勝レベルの成績をいくつか収めると、ウィンブルドンのような四大大会の予選に参加することができる。
錦織選手は四大大会の予選には参加しなくてもよいほどの高い位置にいる(=シード選手として本戦ストレートイン)。もちろん、ランキングが低かったころは下部大会をまわっていた。
世界各国の大会をまわるにはかなり旅費がかかる。またコーチ・練習相手や練習コートもおさえなくてはならない。これは結構な負担になる。

筆者の考察:テニスのプロ制度は他の個人競技にも応用できるのでは?

ここで思い浮かぶのはテニスのランキングポイント制は他の個人競技にも適用できるのでないかということです。

すなわち、現状の個人競技ではプロとアマチュアはテストの類で分けられますが、形式的なプロ認定をもっと甘くしてプロ大会への参加者を増やし、そこでポイントを勝ち続けられる人を実質的なプロと見なすのです。

ただし、こういう体系にすると既得権者が文句をいうでしょう。

たとえば、将棋はプロになると基本給が支給されますから、プロの人数を増やすとそれをめぐる争いが厳しくなります。

しかし、プロの人数を増やしたことによって基本給がなくなると、下位の人には厳しくなる一方で上位の人にとっては対局料・賞金が増えることはありえます。

つまり、今のテニスがそうであるように個人競技について基本給のない実力主義の体系にすると格差が大きくなるのです。

ボクシングの格差はものすごい。たった1試合で10億円以上も稼ぐボクサーもいる。ただし、ファイトマネー格差は実力差というより世間からの人気差(注目差)という感じ。早い話、欧米のマスコミや金満スポンサーが大きく動くような試合でないとファイトマネーは高騰しづらい。

日本のボクシングチャンピオンの生活は結構厳しいみたいだね。

将棋はタイトル戦のスポンサーである新聞社の経営が厳しいため、変革を余儀なくされるともいわれています。

その際の改革にこういう荒療治は妙手となりうる可能性もあります。

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