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ビジネスでマメに行動する際には相手への思いやりが必要

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マイナスのマメさ:しつこい不動産投資の営業

私は投資記事も書いていますが、私自身はまったくもってお金持ちではありません。

しかし、私のもとにはなぜか「マメに」不動産投資の勧誘電話がかかってきます。

最初の1回くらいはいいとしても、何度もしつこくかけてくる業者にはうんざりします。最初の1回できっぱり断ったのがわからなかったのでしょうか。勧誘してきた企業のなかには上場企業の名前もありました。

大体、不動産投資の営業なら小金持ち~金持ちを狙うべきであって、私を不動産投資の営業のターゲットにしてもよいことはありません。

おそらく営業電話をかける人は「数撃ちゃ当たる」の精神でアポをとりたいのでしょうけど、こういった「マメさ」はビジネスとしてプラスになっていないと思います。

プラスになるマメさ

しかし、ビジネスではプラスになるマメさもあります。

その典型は名刺のつくり方です。たとえば、私の名刺に書いてある内容は今の私の状態と比べるとちょっと異なっています。

本来はそれを修正して刷り直すべきでしょうが、それはかなり小さな違いであり、また名刺を捨てるのはもったいないと思って使い続けています。

この点、世の中には毎週のように自分の名刺を更新する人がいます。

有名な例は数年前に重病によって41歳という若さで亡くなられた流通ジャーナリストの金子哲雄さんです。

金子さんはメディアに頻繁に露出した人気ジャーナリストであり、また芸能人や業界人との交流も厚かったため、名刺を1週間おきに変えていました。

つまり、名刺が「週刊」なのです。相手がどの名刺をもっているかで、金子さんはいつ渡した名刺かわかったそうです。

金子さんの名刺が好感されたわけ

思うに金子さんの週刊名刺が好感されたのには4つ要因があります。

  1. 営業の粋なプル戦略
  2. 物珍しさ
  3. 業界に合っている
  4. 思いやり

1つ目は営業の粋なプル戦略です。

そもそも営業戦略はプッシュとプルがありますが、名刺を1週間おきに変える工夫はプルであり、それは押しつけがましくなかったのです。

営業戦略のプッシュとは、不動産投資の営業電話のように「買ってくれませんか」「一度お会いしませんか」と事業者が積極的に売り込む姿勢を意味する。一方、プルとは自社(自分)の魅力を高めて発信し、顧客の方から自社(自分)を選ぶように動いてもらうこと。

江戸っ子は羽織や袴の表よりも裏地の美しさにこだわるというように週刊で変える名刺というのはちょっと目立ちにくいですが、かなり粋な計らいだといえます。

2つ目は物珍しさです。

というのも1週間おきに名刺を変えるほどマメな人は滅多にいないでしょうから、名刺が週刊だと知るやいなや大きな興味が湧きます。

おそらく金子さんの名刺を積極的に欲しがった人はたくさんいるはずです。

3つ目は週刊としての名刺は流通業界に合っていることです。

流通業界は変化の激しい業界ですから、そこで経営コンサルティングにあたっていた金子さんが名刺を変えるのも自然に映りました。

決定的な要因は思いやり

金子さんの名刺がウケた4つ目の理由は思いやりです。

というのも金子さんはいつも笑顔で優しい話し方をする人でした。

金子さんは中小企業の経営コンサルティングを行っており、それには厳しさも必要ですが、メディアの前では思いやりにあふれた人でした。

実際、金子さんは、亡くなる前にご自身で懇切丁寧な礼状や葬式を準備したくらいにマメな方でした。

もし私が若いうちに医者から余命を宣告されたらふさぎ込んでしまいそうですが、金子さんは終活を自らすすめたのです。

本当に惜しい人を亡くしたものです。

まとめ

それに対して冒頭の不動産投資の営業電話では思いやりはかなり欠けていました。

彼らは、おそらく怪しい名簿を使ってこちらの電話番号を手に入れていますし、こちらが一度断っても何度もかけてきます。こんな態度で好感をもてという方が無理があります。

こういった事例を反面教師として、この記事をご覧になっているあなたは、ぜひともビジネスでは相手を思いやりましょう。

もし、会社の方針として相手を思いやれないというのなら、そういう方針の会社に転職するのも有力な手です。

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