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日本市場の参入障壁から判断できる食える仕事

城壁と障壁 ビジネス
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参入障壁から食える仕事を考える

さて、日本は資本主義の国ですから基本的には企業の参入や撤退が自由です。

とくにラーメン店は新規参入と撤退が激しいことで有名です。

しかし、業種によっては参入するのに厳しい法規制がかかっているところもあります。典型的なのはテレビ局や電話などの通信関連の産業です。

競合先が少ないほど自分たちの売上・利益は安泰ですから、消費者は多チャンネルを求めるとしても通信業界とそこに天下りする総務省の役人は規制を守りたがるのです。

実際、大手のマスコミや通信インフラ業は安定した高給で有名です。しかし、インターネットの発達によってそれが崩れてきている部分もあります。

日本のマスコミの中でも「新聞は急激に衰退するが、テレビは緩やかに衰退する」といわれている。
新聞の発行部数は減り続けているけど、テレビはとりあえず一家に一台は置いてある。スマホからのテレビ視聴もぼちぼちある。それに、朝起きたり出先から帰宅したらとりあえずテレビをつけるっていう人は多い。
テレビ業界はインターネットに反発するのか、あるいはインターネットやYouTubeのインフルエンサーと融合するのか。
テレビは日本の数ある業界の中でももっとも再編を嫌ってきた業界だけど、今後は政府が関わる形で大改革が行われそう。

インフラ産業は自然災害が懸念される

また、発電や鉄道などは規制産業であると同時に初期投資に莫大な費用を要することから、たとえ規制がなかったとしても新規参入が難しい分野です。

ただし、インフラ産業は大地震の発生とそれに伴う大損害が懸念されるところです。

それから製薬業界や機械産業は特許で大きく守られている部分もあります。

しかし日本の場合、特許は出願から20年という期限がありますから、現状では有利な特許をもっていたとしても、その後、落ち込むという展開も考えられます。

医療や製薬業界に関してはゲノム編集とマリファナ関連が伸びそう。日本ではマリファナの使用・所持は制限がかなり厳しいんだけれど世界的には合法化が進んでいて、あのコカ・コーラ社はマリファナ系のドリンクの販売を検討している。
将来的にはタバコが禁止されて、マリファナが合法化されることも考えられなくはないかもね。

日本の言葉・文化・習慣に関する障壁

次に考えたいのが「日本」という障壁です。

というのも日本は国内市場だけでもそれなりの経済規模があるため、日本というメリットを生かせば業種・職種によっては外国人労働者に対して有利に戦うことができるからです。

それもそのはず、英語ネイティブから見て日本語は世界の主要言語の中でトップクラスの難易度を誇ります。逆もまた然りです。

しかし、都市部のコンビニに行くとそれなりの水準で日本語をこなせる中国系・ベトナム系の店員がたくさんいます。

つまり、アジア系の方々にとってはコンビニ業務に使うレベルの日本語を話すくらいなら難しくないといえます。

また外資系コンサル会社や総合商社には日本語を流ちょうに操る中国系エリートがいます。

アジア系エリートは数が多いうえにどん欲であるため日本人にとって脅威です

しかし、日本の漢字とひらがなとカタカナを「書き」でも的確に操り、さらに日本人の細かい商習慣や好み、そして日本語の繊細なニュアンスまでも理解している外国人はほとんどいません。

つまり、おもに日本人に向けて日本語をかなり高度に扱うことが求められる証券アナリストなどはアジア系エリートでさえも担うのが難しいというわけです。

新聞記者は日本語を高度な水準で扱うが、これからの時代は厳しいといわれている。それは下の記事に記した。

「日本」を生かせる営業は生き残れる

また、もし日本語が達者な外国人の住宅営業マンがいたとして、その人が日本人に住宅をたくさん売れるかといえば、それは難しいでしょう。

コンビニレベルの買い物だったら外国人が店員でも構わないでしょうが、住宅という大きな買い物だと日本人は同じ日本人から買いたがるものだからです。

その商談では購入者のローンや人生プランについても話し合ったりしますから販売員には日本人としての感性も必要です。

同じような理由で保険の対面販売も外国人には難しいと考えられます。

消費者が保険を選ぶ際に最も頼りとする基準は販売員の印象・信頼感であって、対面販売は理詰めだけで押しても売りにくいものだからです。

とくに日本の保険販売は血縁や学閥(出身学校が同じ人に売る)に頼った手法が根強いです。これは外国人では難しいものがあります。

あるいは保険の販売は、ネット保険のように消費者が自分のデータや希望をネットに入力することで合理的に特定の保険を売り込む形が定着するかもしれません。

リアルの人間による保険の売り込みはかなり強引な場合も多く見られるので、むしろ機械の方こそ信用されてしまうのです。

「無保険」承知で勧誘か かんぽ乗り換え マニュアル記載

参考:東京新聞2019年6月29日朝刊

日本人は日本人にもてなされたい

介護士や保育士が面倒を見る人たちについても外国人よりも日本人に見てもらいたいという日本人は多いでしょう。

ホテル・旅館やレストランでも低価格帯の店だと従業員の数・仕事は減っていくでしょうが、高価格帯の店だと人間が手厚くもてなす姿勢は残るはずです。

日本市場では日本語と日本文化を理解している日本人であるというだけで有利に立てることが結構あるのです。

この記事は日本市場に限定した「食える仕事」の考え方ですが、AIやオートメーション化による食える仕事の考え方など普遍的に通用するものについては以下の記事にまとめました。
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